保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

次世代へ川の水文化を伝えよう!はっちんパネラーに。

2008-01-31 22:31:15 | 京都情報
地域文化を次の世代に継承することを目的とした
「次世代へつなぐ南丹地域文化フォーラム」が
2月2日(土)、南丹市国際交流会館が開催され、
私はっちんがパネラーとして座談会に参加します。

同フォーラムは、2011年に開催予定の国民文化祭・
京都府開催を視野に入れ、府南丹広域振興局が主催。

私が参加するのは「川でつなぐ地域の水文化」と題した
座談会で、保津川の元筏師のお二人と、地元の市博物館、
市資料館の学芸員さんお二人を交えざっくらばらんな
意見交換を行い、保津川(大堰川)がどの様に地域文化
を形成してきたのかを浮き彫りにする予定です。

世界の東西を問わず、古代より人文明は‘川’を中心に
形成され、発展してきました。
川がもたらす恵みは、そこに住む人々の日々の営みを支え、
独自の文化を生み出す土台にもなったのです。

私達の川、保津川(大堰川)でも‘水’の恩恵に
より、農業から水運産業に至るまで、幾多の水文化
が生まれ、発展しながら継承されています。

保津川(大堰川)の水文化の歴史を紐解きながら、
南丹地域文化の特徴と魅力を浮き彫りにし、発信
していくことで、今後の地域文化活動がさらに
活発となる機会になればうれしく思います。

フォーラムというと堅苦しいイメージがありますが、
ざっくばらんに語り合う会ですので、みなさん、
お気軽にご参加下さい。よろしくお願い申し上げます。

1 日 時  平成20年2月2日(土)12:30~16:30
2 場 所  南丹市国際交流会館 地下1階 コスモホール
        (南丹市園部町小桜町62番地の1)
3 主 催  京都府南丹広域振興局

4 参加料  無料
5 内 容  ○ 基調講演「伝統工芸を活かした地域づくり~
              次世代継承を通じて~」
          NPO法人京都匠塾 代表 高橋 博樹 氏
        

○ テーマ別座談会(活動発表と意見交換)
          A 地域・大学と連携した次世代美術工芸教育
          B 伝統芸能の次世代継承を通じた地域づくり
          C 【川でつなぐ地域の水文化】4F 展示ホール
           
           発表者:保津町の元筏師 上田 潔 氏、酒井 昭男 氏
               保津川下りの船頭 豊田 知八 
               南丹市立文化博物館 犬持学芸員
               南丹市日吉町郷土資料館 向田学芸員
           コーディネーター:亀岡市文化資料館 館長 黒川孝宏 氏

※ 筏や高瀬舟模型などのフォーラム関連展示も併せて行います。
  (平成20年2月2日(土)10:00~17:00、2月3日
(日)10:00~15:00の二日間)

5 問い合わせ先 京都府南丹広域振興局 企画振興室
            TEL 0771-24-8430 FAX 0771-24-4683
            E-mail nanshin-ki-kikaku@pref.kyoto.lg.jp



また、当日は、筏や高瀬舟の模型などの関連展示も行います。

米国、スパイ衛星が落下??科学からの警告!

2008-01-30 23:58:30 | 船頭の目・・・雑感・雑記
先週末、米国政府高官から突然発表され、全世界に
衝撃が走った「米国スパイ衛星の地球落下問題」
皆さんご存知ですか?

すでに制御不能状態に陥ったそのスパイ衛星は、2月~3月中
にも地球へ落下する可能性があり、アメリカ政府は現在も
この衛星をモニタリングしながら、注意深く見守っているという。
もし地上に落下した場合、有害物質が散らばる恐れがあると
警告され、その時の被害を最小限にするための手だてを
考えているとのことですが、今のところ、地上の落下地点
は不明だそうです。

その後、この衛星はどうなったのでしょうか?
それ以来、まったく日本のマスコミには取り上げられて
いないので、その後の詳しい情報が入ってきてません。

この様な場合、大抵は大気圏に突入する際に燃え尽きると
いう説が有力で、落下の可能性が低いとみているのか、
それとも、落下地点がわからない状況で、いたずらに
恐怖心を煽っていけないとの判断なのか、
その後の詳しい報道はなされていません。

しかし、政府高官は衛星の規模の大きさから、大気圏
に突入しても、一部細かい部品が散乱する可能性は高く
そうなると相当の範囲に広がり、落下地点を予測する
ことはかなり困難になる見方をしています。
また、搭載しているエンジン燃料のヒドラジンは、
人が触れると死に至る有害物質です。
やはり、何らかの情報は報道すべきと思いますが
いかがでしょうか?

それに今回のアメリカの対応の早さも気になるところ。

本来、スパイ衛星というモノは軌道その他が極秘機密
にあたるので、このような情報を政府自らが公表する
事自体、相当危険な状況にあると見ていいのでは?

今回のアメリカの対応が、世界に対する責任と良心から
出たものであるとしても、この様にうがった見方を
されるのは日頃の行いのせいでしょうか・・・

今回の衛星落下の危険性が報道される度に、私達は
すぐ「どこに落ちるのか?」という事ばかりが
話題になりますが、問題の深刻さはもっと別
のところにもあると思います。

衛星が地上に落下した場合、都市部に落ちる確率は
相当低く、これが我が家の頭上となるとさらに確立は
天文学的なものになります。

しかし、我が家に落ちないからといって
安心していていいのでしょうか?

海に落ちたとしても、山に落ちたとしても、
辺りは汚染され、相当の環境破壊を生みます。

地球環境の保護が世界中で叫ばれている今、私達は
その視点から衛星落下問題を語る必要があると思います。

今、地球の周りには5400以上の人工衛星が打ち上げ
られています。これらの衛星もいずれ故障し、今回の
衛星の様な事態になる可能性が多分にあります。

科学万能信仰から脱却し、科学は永遠の不完全なもの
であるということを再認識し、科学の本質に目を向けた
議論を進めていく必要があることを、このスパイ衛星が
警告してくれていると、私は思うのです。



この病気になって感じる・・・カラダって誰のモノ??

2008-01-27 23:19:11 | 船頭
この一週間。本当に寒い日が続きましたね。

皆様、体調など崩されてはおられませんか?

私は、3日前ほどから持病の腰痛が再発し、
養生していたのですが、今日、朝から鼻水が
とまらなくなり、時折、悪寒が走る状態に・・・
どうやら、腰痛の上に風邪というWパンチに
見舞われたみたいです!

私の場合、毎冬、必ず強烈な風邪に襲われるという
体の構造になっているようで、毎年この時期は
十分、気を付けてはいるのですが、今現在、
いや~な感じがする症状が進行中なのです。

2月からは、いろんなイベントが入り、
多忙なスケジュールをこなさなければ
ならないのに・・・。

とにかく今週は、この冬一番の正念場になりそうな予感です。

体は自分の物だと思っていても、病気や故障をすると
いかんともし難く、自分の思い通りには言う事を
聞いてはくれないものですね~

地球物理学の世界的に有名な学者・松井考典氏が仰るように
「人間のからだは自然からレンタルしているもの」
ということが体験語として実感できますね。

自然からの借り物のである、私のからだ・・・
大事に使用しないといけないのかも。

温かくして、ゆっくり養生することにします。

皆さんもくれぐれもお体をご自愛下さいませ・・・

京都ラーメンの常識を覆した店‘無鉄砲’

2008-01-26 23:55:30 | シリーズ・京都を食う!
私はっちんは自他ともに認めるラーメン好き。
そんな私が一度、訪れてみたい店がありました。
そのラーメン店の名前は、無鉄砲!

京都ラーメンの特集記事に必ず登場する店なので
名前を聞かれた方も多いのでは。

口の肥えた京都のラーメン通の間に、クチコミで広がり、
今や押しも押されぬ‘行列のできるラーメン店’に
挙げられる無鉄砲。

まず、ビックリするのがこの店の所在地です。

京都府の南端、奈良との県境に位置する
木津川市の山間部にあるのです。

どんな所かっていうと・・・ロードマップを頼りに
車を走らせていると、段々不安になってくるほど、
なんにもな~い場所といえばイメージがわくでしょうか?
そんなへんぴ(失礼!)な場所に関西でも噂のラーメン店
があるというのです。

これまで京都の人気ラーメン店といえば、一乗寺や北区など
学生下宿が多い京都市内に集中しているものと思われて
ましたが、そのラーメン人気店分布図を塗りかえるほどの
存在が無鉄砲なのです。

それでも開店30分前には店の前に行列が・・・・
その後も次々とお客さんが車で乗り付けて来ます。
まさに噂通りの人気店の様です。
車のナンバーを見ると京都だけでなく、奈良や大阪からも。

そこまでしても食べたいラーメン、それが無鉄砲ということです。

さあ、ラーメンですが、宮崎産の豚骨を強い火力で煮込んだ
濃厚スープで、まろやかなこってり系。ちじれ麺にも
よくからみ旨味を増します。
人気店でありながら、スープの濃度も‘超こってり’から
豚骨と魚貝系をあわせた‘Wスープ’‘あっさり醤油味’
まで、お客さんの細かい要望に応える心くばりもしてくれる。

写真は私が食べた‘超こってり’濃厚スープに背油を
ふりかけ、さらにとろみが増したスープはこってり好き
の私を唸らせるほどの完成度。
但し、胃腸の弱い方にはオススメできないので
こくのある醤油味ラーメンが無難かも。

店内も活気に溢れ、店員の応対も丁寧でよく教育が
行き渡っている感じで、よく人気店にある「食わせてやる」
といった横柄さは微塵も感じさせない。
行列で待つお客さんのために冷暖房完備の待合室まである。


聞けば、宮崎の人気ラーメン店「風来軒」の味にほれ込み
頼みこんで修行に入ったというご主人。
自宅にも厨房を作り、スープの研究に日々余念がない
ほどの熱血漢だそうです。
そんなご主人の心意気がラーメンの味にも、
店の雰囲気にも反映されているラーメン店。
それが‘無鉄砲’でした。

☆無鉄砲
住所 木津川市梅谷髯谷15-3
営業時間:11:00~15:00、18:00~23:00
定休日:月曜
主なメニュー
とんこつラーメン650円、とんこつチャーシューメン800円、
Wスープラーメン650円、醤油ラーメン650円、
、大盛り・替玉 各100円
TEL:0774-73-9060
交通アクセス
JR 奈良線・学研都市線・関西本線「木津」より車で約6分
京奈和自動車道「山田川」「木津」ICより各車で約10分

26日(土)にガレリアかめおか丹波学トークが開催。

2008-01-24 00:01:18 | プロジェクト・保津川
1月26日(土)に亀岡市のガレリアかめおかで、
亀岡地域の自然や歴史文化などを探求する
「第61回丹波学トーク」が開催されます。
今回は上田正昭先生を講演者に招き
「亀岡市史を読む」と題したシンポジウム
も開かれます。
時間は1時30分から16時まで。

丹波学トークは、市の生涯学習事業の一環として
地元知識人や学識者と市民が協同で、ともにふるさと
の素晴らしさを再確認するとともに地域愛を深め、
未来へ向けた新たな課題と展望を
学習模索していく目的で開催されるイベント。

今回は、3年の歳月をかけ編集された「新修亀岡市史」
の執筆者と読む会の会員さんの6名をパネリストに迎え、
日本史の中での亀岡史の視点から、日本の歴史のなかで
亀岡がどのようなかかわりを持ってきたかを探ります。

基調講演では日本歴史学の第一人者であり
我々プロジェクト保津川の顧問も務めていただいている
上田正昭先生(京都大学名誉教授)。

後半のパネルディスカッションでも、プロ保津の
会員である黒川孝宏市文化資料館・館長が
コーディネーターをされます。

期日:平成20年1月26日        
時間:13:30~16:00(開場13:00)
回数:1回 

【基調講演】
  ・上田 正昭さん(京都大学名誉教授)

【パネルディスカッション】
 ◎パネリスト
  ・井上 満郎さん
  (京都産業大学文化学部教授・京都歴史資料館館長)
  ・川嶋 將生さん(立命館大学教授)
  ・辻 ミチ子さん(元亀岡市史専門委員会専門委員)
  ・伊藤 之雄さん(京都大学教授)
  ・上田 正昭さん(京都大学名誉教授)
  ・「亀岡市史を読む会」会員

【コーディネーター】
  ・黒川 孝宏さん(亀岡市文化資料館館長) 

【開始日】
2008-01-26
【会場】
ガレリアかめおか(亀岡市余部町宝久保1-1)
【対象】
対象:特に制限無し(亀岡市民以外も歓迎) 定員:150名 
【料金等】
受講料:無料
【問合せ先】
(財)生涯学習かめおか財団
【問合せ電話番号】
0771-29-2700
【問合せFAX】
0771-25-5881

慈しみの微笑み弥勒菩薩像と太秦・広隆寺

2008-01-22 23:59:51 | シリーズ・京都を歩く
日本古代史の中で平安京の遷都実現に大きな役割を
果たした豪族・秦氏の氏寺が、太秦にある広隆寺です。

車の往来が多い三条通りと路面電車「らんでん」が
並行して走る雑多な街並みに建つ広隆寺。
正面玄関でもある南大門をくぐると、周辺の
慌しい街の喧騒は ウソの様に一変、眼前に緩やかな
時を経た杜が大きく広がるのも京都らしくていい。

日本書記によると広隆寺は、推古天皇11年(603)に
秦河勝(かわかつ)が聖徳太子から授かった仏像を
安置する為に建立した京都でも最古の寺院。
京都では古代から現在に至るまで聖徳太子ゆかりの寺
「太秦の太子堂」として親しまれ、厚い信仰をあつめています。

広隆寺といえば、謎の微笑を浮かべ物想いにふける
「弥勒菩薩像」があまりにも有名ですが、それだけでなく
飛鳥時代の仏像群が見られる京都唯一の寺でもあります。

不思議な微笑を浮かべる「弥勒菩薩像」(国宝第一号)
も聖徳太子 が推古11年に朝鮮(百済か?新羅?由来は不明確)
から献上され、河勝に授けた像と云われています。

像本体は飛鳥(天平)時代に造られたものとされ、細く
しなやかな体躯、右足を左足の膝にのせ、右手を頬に
添えて、思いをめぐらす様なほんの少し開いた目、
口元には微笑みを浮かべるその姿は、
未来において衆生の救済方法を思案していると
いわれ、多くの人々の心を魅了してきました。

以前、この像に心奪われた京都大学の学生が、頬ずりを
しようとして像の右手薬指を折った、という話を何かの本で
読んだ記憶がありますが、私が訪れた時も、鑑賞している
多くの人が像の前に座り込み、心で対話されている姿を
目にしました。

この弥勒菩薩像が安置されている霊宝殿には
四天王像や千手観音像など天平や平安時代の
仏像群が四方を囲み、身近に迫ってくる様な
迫力があります。
その目線は私達人間の心まで見透かす様で、
「実は鑑賞されているのは仏像ではなく、私達の方なのでは?」
と自分が仏に見定められる感覚に襲われる不思議な空間。

平安京が造営される前に建立された京都の歴史より
古い寺で、数ある都の戦乱にも消失することなく
現存している仏像たち。これこそ、まさに‘奇跡’。

釈迦入滅後、59億7000万年後にあらわれ
衆生を救うといわれる弥勒菩薩の光明を
感じずにはいられない広隆寺。

皆さんも四方を仏様に見守られながら、
慈しみの微笑みを浮かべる弥勒菩薩像と
向き合い、心眼を開いてみてはいかがでしょう。

雪ふる保津渓谷は白銀の静寂境・・・

2008-01-21 20:50:49 | 京都情報
冬の保津川には雪がよく似合う。

保津川下りの乗船場正面から望む‘牛松山’や‘愛宕山’
も今朝は、白銀の雪化粧で飾られ、モノクロの曇り空から
浮き出る様なみごとな立体感を演出しています。

乗船場からは四季折々の山の風景を見てきましたが、
山のダイナミックさと迫力を感じる、という点では
‘雪景色の山’に敵うものはありません。
峰の白銀が山の輪郭を浮き彫りにし、身近に迫ってくる
感じが、山と自分との距離感を麻痺させるからでしょう。

こんな厳寒の日の保津峡は、シーズン中のそれとは別世界。

一切の生命を拒絶するような厳しさ、物音ひとつ
許されないような静寂が渓谷内を包むのです。

時が止まった様な静寂の渓谷を、たった一艘、
舟が下っていくさまは、まさに桃源郷へむかう
‘浮舟’か・・・
確かなのは、今、この空間には私達船頭とお客さん
しか存在しないこと。

冬の保津川には雪がよく似合う。

雪はひとの心を清め、静かに琴線に触れる
不思議な力があるようです。

深い渓谷に降り積もる雪を愛でながら、この季節にしか
感じることができない‘保津峡の冬’を体験してみては
いかがでしょう。

*保津川下りの舟は一日4便、運航しています。
 午前10時便、午前11時30分便、
 午後1時便、午後2時30分便


亀岡の井戸から‘白い水’が!震災の日に思う・・・・

2008-01-17 17:46:52 | 船頭の目・・・雑感・雑記
また、あの日がやって来た。
6434人もの尊い命を奪った「阪神淡路大震災」
が起こった日が・・・
月日の流れは人の記憶も移ろい易くするものだが、
地震の恐怖とともにあの悲劇の記憶はけして風化
させてはならない!と思い起こさせる日にしたい。

時あたかも昨今、私の住む京都府亀岡市でも
大地震の前兆を予感させる不気味な現象が起こって
いることが、昨日の報道ニュース「VOICE」の
レポートで明らかになった。

本来、火山地帯でない亀岡で民家の井戸から、
硫黄が混ざった水が汲み上げられたというのだ。
その井戸水は卵の腐った様な硫黄水独特の臭いを発し、
表面には温泉成分が析出、沈殿したあとに出来る
「湯の花」の膜が張っていたという。
この井戸水を調査した東京大学地震研究所によると
「硫化水素ガスが混在している」明らかに異常現象との
見解を示した。
こんな現象は「150年井戸水を使用していて初めてのこと」
と話す住人の証言に、さらに不気味さが増す。

「VOICE」のレポートによると、この様な不気味な現象は
亀岡地域だけに留まらず、広く丹波地域全域で顕著に報告
されているという。

亀岡市に程近い大阪府猪名川市の民家では、井戸水の
温度が2002年から徐々に上昇しているというのだ。
この井戸は阪神淡路大震災の直後にも30~35℃まで
上昇し、白い色をした温泉の様な水が湧き出たそうだ。
同じ猪名川市の別の民家の井戸では、枯れていた古井戸
にまた水が溜まってきているという。これも震災前後の
現象に酷似している。

また、兵庫県有数のある温泉地でも2000年頃から
温泉水に色の変化が見られる様になり、配管の
整備の必要性がでる被害が出ていると聞く。

これらの異常現象は一体我々に何を訴えようとしているのか?

関西の大地震の前兆はこれら地下水の異常現象があらわれる
丹波山地の微震の動きと関連が深いといわれている。

近畿地域で地殻変動を調査している京都大学防災研究所では
2003年から丹波山地で地殻変動の圧力が2倍以上強くなって
いるにもかかわらず、小さな地震の起こる数が極端に減少
していることを報告している。
この様な現象は地震エネルギーが発散されず、地下に蓄積される
ことを示し、大きな活断層を揺り動かすエネルギーとなる
ことを表しているという。

これら2つの研究所が導き出す結論として
「今後、近畿を中心に大きな地震が起こる可能性
は極めて高く、危ない時期にきていると思っていい」
と警鐘を鳴らす。

私達はあの13年前の悲劇から、いったい何を
学び取らなければならないのか?
そのことを真剣に考える機会を‘あの日’が
与えてくれている気がしてならない。

今年最初の定例清掃会を実施!

2008-01-13 23:55:55 | プロジェクト・保津川
保津川の清流を守るため活動している
「NPO法人プロジェクト保津川」(坂本信雄・代表)
は今日、2008年の最初の定例清掃会を
午前8時から実施しました。

粉雪が舞う寒い朝にもかかわらず、保津川下り
乗船場対岸に設けられた清掃会受付には、
亀岡市内外から約50名もの参加者が来られ
ゴミ袋と火バサミを持ち、保津川河川敷や堤防沿いの
用水路などの3箇所の清掃を行ないました。

今年も佐川急便亀岡営業所の皆さんが社をあげて
参加して下さり、車などからのポイ捨てゴミが
多く投棄されている堤防沿いの用水路を中心に
清掃して下さいました。
この場所は交通量が多く、走行車から空き缶や
ペットボトルのポイ捨てが絶ず、ゴミの多い場所
なのですが、用水路という落差がある地形が、ゴミ
へのアクセスを困難にさせ、いつも回収にてこずる所。
元気で勇ましい方揃いの佐川急便さんが中心になって
清掃に当って下さり、本当に助かっています。
地域の環境保全に積極的に取り組んで下さる企業
の協力は、我々にとって本当に心強い限りです。

また、今回は嬉しいことがありました。
私が主宰する空手道場の生徒である森口達也君(小5年)と
弟の友貴君(小1年)がお父さんと一緒に清掃に参加して
くれました。
チームドラゴンキッズのメンバーとして大会選手としても
活躍してくれている森口達也くん。
「朝起きるのちょっと辛かったけど、清掃して河原が
綺麗になると気持ちよく感じた!」との彼の言葉に
武の面だけでなく、環境など社会への関心も深め、
心身ともに志の高い若者に育ってほしいという
私の思いが伝わっているのが感じられ嬉しく思います。

そして、今回の清掃会の目玉!「おぜんざいの振る舞い」は
時代劇などのロケ地にも使われる武家屋敷の料理店で
有名な地元「へき亭」さんの女将さん手づくり。

冬の寒さの中、清掃で疲れたからだに、まろやかな甘さの
おぜんざいが染み渡り、幸せ感がいっぱいの美味しさです。
「こんな美味しいおぜんざい初めて!」
と何度もお替りにいく子供達の姿も多く見られ
清掃の爽快感の中、甘くて美味しいおぜんざいに
舌鼓をうちながら、満面の笑みを浮かべていました。

私達、プロジェクト保津川は本当に多くの人達の
力に支えられ、ふるさとの川・保津川の為に活動
できるのだという事を実感できる定例清掃会。
地域の力を結集し、かけがえのないふるさとを光輝かす!
それは、同じ思いを持つ多くの人達の力により
なしえることが出来ることです。

地球環境の危機が叫ばれる今、
‘地球規模で考え、地域で行動する’という
環境問題解決の為の実践規範である
グローカルな精神のもの、これからも
保津川の環境保全活動が、地球環境活動へと
繋がることとの思いで、皆さん頑張りましょう!






今年もやります!プロ保津の定例清掃会!

2008-01-11 10:38:01 | プロジェクト・保津川
私はっちんも参加しているプロジェクト保津川の
定例清掃会が、あさって13日(日)に行なわれます。

清掃時間はAM8時~9時まで。

昨年から毎月第2日曜日を清掃の日として定め、
行なわれている保津川の定例清掃会ですが、
今回は今年最初の開催ということもあり、清掃終了後
にあたたかい‘おぜんざい’の振る舞いがあります。

清掃のあとの清々しい気分の中、甘くて美味しいおぜんざいに
舌鼓を打ちながら、保津川の環境や自然について語り合うの
もいいですね。

参加費は無料。(但し、事務局にてボランティア保険に加入あり)
服 装は長袖、長ズボンの動きやすい服装で、長靴などが
あれば、履かれた方がいいと思います。
持ち物は軍手、帽子などは各自ご持参ください。
ゴミ袋、火バサミなどの清掃に必要な道具は
事務局にて用意いたします。

また、今回はおぜんざいの振る舞いの際の食器(お椀とお箸)
につきましては、使い捨て抑制のエコの観点から
各自をご持参下さる様、お願い致します。

☆ご不明な点につきましては、事務局までお問合せください。
プロジェクト保津川事務局(担当:中野)
〒621-0005
京都府亀岡市保津町西馬場32
 Tel: 0771-22-1616
 Fax: 0771-25-2382
 E-mail: info@hozugawa.org