保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

色づく山々、‘いのち’息づく保津川の秋。

2008-10-31 21:33:02 | 船頭
明日からいよいよ11月です。

保津川が一番盛り上がる季節がやってきます。

山も徐々に薄紅色に移りかわってきてます。

マスコミ発表では、今年の京都の紅葉の見ごろは
例年より少し遅れるという予想が出されていますが、
保津川渓谷の紅葉はいい感じで色づいてきてます。


保津川では今日の朝、秋恒例の濃霧に包まれました。

朝晩と日中の寒暖の差が大きくなってきた証拠。

この冷え込み具合が強くなればなるほど、山の紅葉は進みます。

今のところでは保津川の紅葉の見頃は、11月中旬から
下旬をピークに12月上旬にかけてと見ています。

山にいろんな色がつき始め、移り変わる表情を見るなら
今がオススメです。

‘いのち’ある自然が息づいているひと時を感じられるのも今!

明日からの3連休、是非、保津川下りへお越し下さい。

☆《明日の保津川下り情報》

明日の予約数 52隻(午前中に33隻)
待ち時間予想30~60分(的中率50%)
天気予報 曇りのち晴れ(川下り日和度70%
川気温  最高19℃ 最低10℃


保津川下りの『流派』にみる伝統文化の可能性。

2008-10-30 19:51:36 | 船頭の目・・・雑感・雑記
古来日本には同じ分野を極めるにも‘流派’という
技術の創造と伝承方法が存在します。

剣道や空手道など武道はもちろんのこと茶道や華道に至るまで
およそ‘道’と呼ばれる日本人の精神文化的な側面には、
必ず独自の技術継承過程で流派を生み受け継がれています。

約400年という歴史を有する川下り業である
私達の「保津川下り」でも‘流派’なるものが生まれ、
今もなお存在しています。

川船を流すことが出来ない自然の要害・保津川を
角倉了以が開削して通航できるようにしたのが
慶長11年(1606)のこと。
当時筏師はいたものの、川船を流す技術を有する船頭という人種は
保津川には存在していませんでした。
そこで了以は瀬戸内海「村上水軍」の流れをくむ船乗りたちを
京都嵯峨に呼び寄せ、保津川での操船技術を開発させたのが
保津川下りの操船技術の始まりです。

生み出された操船技術は、川沿いの集落である保津や山本
または上流地域に住む村人に教えられ、ほぼ変わることなく
今に伝えられています。

今私がいる保津川遊船企業組合もその地域性を残しながら
「4つの支部」に分担され運営されています。

しかし、実はこの「4つの支部」に操船技術に関する『流派』なるものが
存在し微妙に異なる技術が伝承されていることはあまり知られていません。

たとえば私が所属する3支部と2支部とでは船を流れに乗せていく
「瀬(流れがある所)の取り方が違うし、山本支部とは流す型は
ほぼ同じですが、舳先から棹を差し降りてくる時の「歩幅」が
異なります。私達は4~5歩で降りてくるのですが、山本支部は
7歩半という小股で降りてくるのが基本です。
「小股の方が船を長く蹴ることになり進み具合がいい」と
いうのが山本支部の主張。それに反し私達3支部は
「力強く勢いを付けて降りてくる方が進み具合はいい」
と譲りません。
自らの主張を絶対として譲らず後世に継承していく。
まさにこれこそ「流派」なるものの定義にほかなりません。

また3支部は「抜き棹」という舳先で止まって間髪入れず
棹を差す型を多用しますが、2支部は止まらず「下り棹」と
いう常に走りながら差す方法を多用します。
底岩が並ぶ狭い場所では下り棹は船への抵抗が
掛かり過ぎるというのが我々の主張ですが、後者は「棹の角度次第」
とこれまた正反対を主張するというわけです。

また、それぞれが使用する棹にも違いがあります。
1支部の持つ棹は長くて太いのに比べ、2支部の持つ棹は
それより一回りは細いものを使用します。
船の進路を決める舵を巻く緒も同様で、山本支部は極端に狭いし、
2支部は遊びがたくさんある広巻きです。

同じ川の同じ箇所を通る保津川下りでも、
これだけ操船技術に違いが存在するのです!

それぞれの主張には「なるほど理に適っている」と思われるところ
も多く発見でき、学ぶべきところも多いのですが、やはり、
最初に指導を受けた支部技術が基本となるのも事実。

また各自ともに自らの流派の正当性は譲れないところとも思います。

この流派なるものがどうして創始されてきたのか、詳しい背景
については明確には不明ですが、私は、それぞれの地域性や
歴史的な要因が大きく影響しているのではないかと考えています。

山本、3支部は純粋に船屋として創始されたのに比べ、
2支部は筏師転職組や今の航路に入っていない流れが異なる上流から
船を流した地域出身の者が中心となって創られた支部、
1支部は荷船としての重量の効率性や採算性、または
船の操船速度を重視したのか?
強い力を棹に掛けても折れず、更に他の支部の棹では
深くて届かない川底にも差せる利点のある長い棹を
使用していたのではないかと見ています。

これはあくまでも私の自説であり、裏づけも含めもっと深く
検証していく必要がありますが、今後の「保津川下り研究」に
面白い視点を与えてくれる分野だと思い、
今後のライフワークにしたいとも考えているところです。

私の自説はともかく、保津川下りに「流派」」と
いうものが存在しているのは事実。

「流派」という異なる操船技術を生み出しながら、
川の職人技として伝承されてきた「保津川船頭の操船技術」。

古来日本の伝統文化と呼ばれるものの、成り立ちと継承過程で
例外なく創始されてきた「流派」。

これを日本の伝統文化の一面を表すものと定義するなら
「保津川下り及び船頭」もまたまぎれもない日本の伝統文化と
呼ぶに値する存在であろうと確信する次第であります。

ますます、技術の研鑚に精進していかねばと、
意を強くするはっちんなのであります。


亀岡祭のお囃子を聞きながら。

2008-10-24 19:16:09 | 船頭
今夜は亀岡の秋を雅やかに彩る「亀岡祭」の宵山です。

昨日より降り続いた雨も上がり、亀岡には市内外から大勢の人がお越しになっています。

私はっちんは残念ながら今夜は知人に会う約束があり、祭へ向かう人波に逆らい今から電車で京都に行くところ。

駅で電車を待つ間も賑やかな祭のお囃子が聞こえてきます。
こんな日に京都へ行く私に、ひんしゅくの目で見る家族の視線を背に家を出る。
今夜は父親抜きで宵山に出かけるそうです。


「そういえば最近、何かと忙しく家族揃って出かけてないな~」と気がつく悪い父親の私。

遠くから聞こえてくるお囃子の調べが、今夜はやけに胸を締めつける感じがします…

あの「関西京都今村組」が「亀岡よさこい祭り」に出演!

2008-10-23 21:35:34 | 京都情報
今週の土曜日(25日)、社会福祉法人・亀岡福祉会
30周年記念事業として亀岡運動公園広場で開催される
「亀岡よさこい祭り」~明日への扉 みんなの力で~
に、炎のよさこいチーム「関西京都今村組」がゲストで登場します!

関西京都今村組はテレビ・雑誌などで日本の教育について
痛烈な批判を繰り広げていた元小学校教師今村克彦氏が
立ち上げた「よさこいグループ」で、学校からはみ出した
行き場のない子供達に「踊り」を通じて「生きる実感と歓び」
を伝え、若者に熱烈に支持されている日本で最も有名なチームです。

当日は亀岡で大活躍のよさこい連「亀へん&子亀スパーク」
と保津川の川開きにも出演下さった「よさこい健美連」 
に「紫踊屋」の演舞が行われ、フィナーレでは
ゲストの「関西京都今村組」も加わり
「日本一の300人で南中ソーランの総踊り」に挑戦します。

亀岡史上最大級の「よさこい祭り」。

開催時間は10:30~14:00。

入場無料です。お時間のある方は10:30から先陣を
切って登場する「亀へん」さんの演舞からご覧下さい。

また、模擬店(たこ焼き・カレー・うどん・作業所さんの
焼きたてパンなど)も出されるのでお昼ご飯の心配もなし。

魂のよさこい・関西京都今村組や乱舞上等!亀へんと
一緒に、よさこい総踊りに参加して日本一の記録に
チャレンジしてみてはいかがでしょう。

関西京都今村組HP

秋の山歩き、マムシにご注意!

2008-10-22 23:41:22 | 船頭
実りの秋です。保津峡谷の山々にもマッタケなど
きのこ類が実りの時を迎え、山登りハイカーなども
きのこ採取を楽しまれていることでしょう。

しかし! この時期、最も恐ろしい「危険生物」が
山には生息していることを忘れてはいけません!

そう、その危険生物こそ毒蛇マムシです。

噛まれると命の危険もあるといわれる毒蛇だけに
この時期のきのこ採種や山歩きではもっとも注意が必要です。

先日も船頭仲間のひとりがイノシシ猟の下見に
入山していた時に、偶然マムシに遭遇したのです。
イノシシ猟で山を知る彼は、マムシの対処法もよく
知っていて、折れた小枝の股で首を抑え捕獲したのですが
なかなか素人には真似のできない芸当です。

素早くペットボトルに入れ、遊船の乗船場まで
持って帰ってくれました。

間近で見る機会などない、マムシの登場に
お客さんたちは大盛り上がり!
特に子供達は「きもちわるい~」「恐そう~」
などと口々に話ながら、目を黒々させて
ペットボトルに入ったマムシを観察していました。

そして、捕獲した船頭から「マムシはな、落ち葉の堆積した斜面や
茂った薮、倒木の裏や立木の洞、石の陰などに潜んでいる。」
「陽当たりの良いところでも、日向ぼっこをしているから注意や。」
「脅かしたり危害を加えさえしなければ、おとなしい。」
などとマムシのいる場所や生態についてのレクチャーを
受けていました。

自然の中には人間にとって危険な場所、生きものが
生息していることを、マムシを直に見ることにより
リアルに学び感じてもらえたことでしょう。


保津峡でも毎年マムシの被害の話を聞きます。
特に秋のマッタケやキノコシーズンが危ないのです。
人間の側にその気がなくても、マムシとしては人間との遭遇は
脅威、うかつにマムシに触ったり踏んずけると必ず噛まれます。

もしマムシに噛まれた時は爪を押し当て3分程度血液とともに
毒を絞り出して沢の流水で洗い流すこと。この時、口で毒を
吸い出してはいけません。口の中に毒が入り歯茎の傷から
体内に侵入すると危険だからです
また、早く病院へ行こうと焦り走ると血圧があがり
毒の回りが早くなるので注意してください。

さてさて、このマムシ、その後どうなったか?

数日、水が少し入ったペットボトルの中で飼われ、
糞などを出し切らせ、消化作用が止まったら
酒を入れたビンに移し、マムシ酒にされるそうです。

また時には、腹を割いてから天日に干し、串刺しにして
カラカラに乾燥させ、すり鉢ですりつぶし、これをゴマ塩に
混ぜて‘ふりかけ’にしたりするそうです。
これは漢方薬にもなり虚弱疲労に絶大な効果があるそうです。

ここまで聞いていると、なとも憐れなりマムシの末路。
実は秋の山の中で最も恐い「危険生物」は・・・???
そう‘人間’なのかもしれませんね・・・。

京都の秋、‘まつり’も最高潮へ!

2008-10-21 15:40:04 | 京都情報
実りと収穫の秋です。京都では五穀豊穣を
神様に祈る「お祭り」が各所で行われます。

昨日は地元亀岡で「保津の火祭り」が勇壮に
行われ、23日からは亀岡最大の祭り「亀岡祭」
が25日まで行われます。

「秋祭り」の本場・京都市内でも明日22日には
平安神宮のまつり「時代祭」と左京区で「鞍馬の火祭」
が行われ、京の秋祭りも最高潮へむかいます。

時代祭は、春の葵祭、夏の祇園祭と並び京都の三大祭
のひとつに数えられるものの、その歴史は比較的新しく
明治28年に平安遷都千百年を記念して市民の祭として
始められたもので、一大時代絵巻の行列が、秋の
都大路を雅やかに彩ります。

京都市民全てが氏子にあたる平安神宮のまつりですから
市民にはとても愛着のある祭として人気があるほか、
日本の歴史を辿る祭として外国人観光客も大勢見物に
訪れられます。

約2キロに及ぶ行列は各時代の服飾変遷絵巻が見どころ!

そして、その日の夜には勇壮な「鞍馬の火祭り」

鞍馬の火祭りは、940(天慶3)年、世の中の平安を願って、
朱雀天皇が御所に祭っていた由岐明神を京の北方の鞍馬に
遷宮し、北の鎮めとしたことに始まります。
遷宮の際に松明、神道具などを携えた行列に、感激した鞍馬の
住民が由岐明神の霊験と儀式を後生に残そうと伝え、守ってきた
祭りなのです。
長さ3.5メートル、重さ70kgの手作りの松明(たいまつ)を
成人男性が1~3人で持ち「サイレヤ、サイリョウ」のかけ声と
共に鞍馬の集落を練り歩きます。

クライマックスは鞍馬寺山門に百数十本もの松明が集結し、
燃え盛る炎がひしめき、合図とともに注連が切られると、
大松明が石段に殺到して焼き捨てられていくのです。

一晩のうちに、総数300本以上のお松明を神事の間に
燃やし尽くしてしまうそうです。

鞍馬一帯の街道は狭く、駐車場がないので、
叡山電鉄を使用されるほうが賢明だと思われます。

☆「時代祭」
京都御所 (12:00) 出発
烏丸丸太町 (12:25)
烏丸御池 (12:45)
河原町御池 (13:20)
京阪三条 (13:40)
三条神宮道 (14:10)
平安神宮 (14:30) 到着 です。


☆「鞍馬の火祭り」
祭り開始はPM6時ごろです。
PM8時頃、松明に点火します。
PM9時頃にもなると300本近い松明が
鞍馬寺山門前の石段に集合します。

祭りは神輿が御旅所に安置される
午前12時頃まで続きます。

交通は京阪「出町柳駅」から
叡山電車に乗り換え「鞍馬駅」で下車。

「桜井よしこ」さんの講演会が京都ホテルオオクラで開催。

2008-10-20 10:19:05 | 船頭の目・・・雑感・雑記
一昨日、京都ホテル・オークラでジャーナリスト
桜井よしこさんの「今こそ国益を問え」と題した
の講演会が開かれ、昨年に続きはっちんも
聴講してきました。

柔和で上品な語り口から、問題の核心部を
鋭く付く評論と解説で定評のある桜井さん。
ジャーナリストとしての独自の行動力と豊富な情報網
から分析される具体的な提言には説得力があり、
日本言論界には珍しい、国家戦略としての正論を
述べられる論客です。

講演では六ヶ国会議を完全勝利でおさめた北朝鮮問題から
中国とアメリカの「ステークホルダー」関係の強化、
中国とロシアで設立した「上海協力機構」へのアジア諸国
の参加動向などを分析しながら、変化する国際政治の中で
今の日本が置かれている危険な現状を指摘された。

特に衝撃的だったのは「中国とアメリカの軍事力は
ほぼ互角に戦えるレベルにまで達してきた」という
分析の上から、その軍拡の目的は中国共産党が国家第一目標
に掲げている「第一列島奪還計画」にあるという指摘です。

ここで詳しく述べるスペースがないのが残念ですが、
もしこの分析結果が正しければ、近い将来、日本にも
大きな危機がおとづれる可能性が高い。

日本は世界一といわれる技術力と経済力をを有するものの、
外交や安全保障のことになると極めてナイーブな発想をする
国民性を持つことも世界各国の知るところとなっているようです。

米中、またロシアなどの厳しいかけひきに挟まれ、
カネと技術をカツアゲもどきにむしり取られるだけ
の国として生きるか、それとも国益をきちんと分析し
主張する国として、その延長線上で、真の世界の幸福に
貢献し、新たな世界の生き方を提言できる国になるのか、
それは私達、国民ひとりひとりの意志にかかっている
と桜井さんは訴えられました。

複雑極まりない国際関係をこの講演会だけで
把握することは、もちろん無理なことでしょう。
しかし、無関心でいて問題ではないはず。

平和を愛する国民のひとりとして、今後もしっかりと
動向から目を離さず勉強していきたいと思った次第です。

斎宮行列「御禊の儀」に遭遇。

2008-10-19 21:40:33 | 船頭
平安時代、天皇の即位するごとに伊勢神宮に遣わされた
斎宮(斎王)の行列「斎王群行」を今に再現する「斎宮行列」
が今日、大堰川を含む嵐山一帯で行われました。

私にとって嵐山・大堰川で行われる平安王朝絵巻
を再現するお祭りを保津川の船で見物していくのは
楽しみのひとつ。

なんといってもあの煌びやかな装束を身にまとった
斎宮や女官の方の優雅さはいいですね~

今日は斎宮行列のフィナーレにあたる
「御禊の儀」に遭遇しました。

御禊の儀は、斎宮が伊勢神宮に向かう前に大堰川の
水で身の穢れを清め、その穢れを人形の紙に託し
川へ流したという行事。

その儀が終わると、船舞台の上で
「雅楽の奉納」が行われていました。

心が透き通るようなやさしく優雅が雅楽の音色にあわせて
煌びやかな装束を身にまとった舞人が独特の振りをつけ舞います。

日に2回も川を下って疲れた私の身体を
やわらかい音色が癒してくれるように感じました。

和の音楽・雅楽はやっぱりいいですね~
1300年前から我が国で受け継がれてきた
伝統の日本音楽は、DNAに染み渡るのでしょうか?

いつもいい加減に‘笛’を吹いていた私ですが、
これから「本格派の雅楽をマスター」と決意を
新たにするはっちんなのです。

あんぽらさん、ご指導の程よろしくお願いします~。





保津川に霧が・・・秋の装いをはじまる渓谷。

2008-10-18 23:48:40 | 船頭
10月も中旬に入り、保津川の秋も日増しに
その深まりを感じさせてくれます。

今朝は気温が一気に冷え込み、保津川に霧が掛かりました。

保津川の霧は秋の風物詩にもなっており、11月に入り
朝と昼の寒暖の差がさらに激しくなると、霧は益々深くなり
川一面を覆い幻想的な空間をつくりだしてきます。

また、霧の出る日は日中の天候にも恵まれます。

週間天気予報では、これから一週間、秋晴れの
よい天候になるとのことですから、絶好の川下り
日和が続くということですね。

朝は幻想的な霧、日中は空気が澄む爽快感あふれる
川下りをお楽しみいただけると思います。

今年のように寒暖の差が大きいと、渓谷の紅葉も
例年より少し早くなるかもしれませんね。
毎年渓谷でいち早く紅葉する「松籟庵」のもみじや
昔船頭が休憩するお茶屋があった「武士ヶ駒」のもみじ
も葉の先が赤みがかってきています。

秋の季節の装いが静かに保津峡におとづれ出す。
その息づかいを感じに保津川にお越しなってはいかがでしょう。

明日は日曜日、予約も約40艘ですから、
当日、どの時間帯にお越しなっても、
待つことなくスムーズに乗船していただける
と思いますので、是非、保津川下りにお越しください。

心よりお待ち申し上げております。

「深く、淡々と生きる・・・」青山繁晴さんのサイン会で。

2008-10-17 15:31:48 | 船頭の目・・・雑感・雑記
過日、ジャーナリストで国家安全保障の専門家でもある
青山繁晴さんが、新刊本のサイン会で京都の某書店に
お越しなると聞き、行ってきました。

青山さんは長年のジャーナリスト生活で培った独自の情報網を
元に、国防から政局に至るまで緻密で正確な現状分析で定評が
あり「FNNスーパニュースアンカー」や「たけしのTVタックル」
など数々のテレビやラジオで活躍されています。
複雑で冷酷な国際政治の狭間で犠牲なる人々の声なき声を代弁する
など祖国を想う愛国の情にも熱い方で、私はっちんがもっとも信頼し
期待しているジャーナリストのおひとりです。

そんな青山さんのサイン会とあって、少しでもお話が
できれば幸いと参上したのですが、行ってみると
サイン会は人、人、人、のお大盛況!
なんと150名以上いたのではないでしょうか?

私はっちんに順番が回ってきたのは、サイン会が
始まってから約2時間が経過したころです。

私は青山さんを前にして
「実は私、保津川下りの船頭をしています」と話し掛けると
かなり興味を示して下さり、
「僕も共同通信の京都支局の時、支局員全員で保津川下りを
したことがありますよ~」と仰ってくださり、それから
自分が前職、記者であったことや保津川の環境問題のことなど
いろんな話を多くの時間を割いて語って下さいました。
そして、私がいつも持ち歩いている「保津川案内パンフ」を
差し上げあげました。

保津川下りのファイルケースに亀岡観光協会とトロッコ列車、
NPOプロジェクト保津川そして保津川下りのパンフレット
が入れてあります。

「お忙しくで観光なんてするお暇はないかも知れませんが、
休暇で京都にお越しなる時は是非、保津川へお越しください」
となんか、最後は保津川の営業みたいなってしまいましたが、
青山さんは「是非寄らせて頂きます」と快く受け取って
下さいました。

ご一緒に写真を撮ったときに
「さすがに、凄くいい体をされてますね~」と仰ったので
「この体、国のため、平和のために役立たせていただきます!」
と私が力強く言うと、笑っておられました。

青山さんからは

「深く淡々と生きる」という言葉を戴きました。

青山繁晴さんは12月1日(月)に大阪市中央公会堂で
北朝鮮の拉致問題について講演をされます。
興味のある方は是非、ご参加ください。

参加された方の入場料が拉致被害活動の資金になります。
祖国に見捨てられ、アメリカに見放された拉致被害者。
ただ一度きりの人生を拉致という非人道的な犯罪で
奪われた方々のため、我々に何が出来るのか?
お互いに考える機会になれば幸いです。

☆「青山繁晴氏が語る拉致問題」講演会

・ 日時:平成20年12月1日(月)午後6時30分開場、午後7時開演
・ ところ:大阪市中央公会堂大集会室(地図)
 (地下鉄御堂筋線、京阪「淀屋橋」①号出口徒歩5分)
・ 講師:青山繁晴さん、横田早紀江さん、有本嘉代子さん
・ 入場料:前売り一般1,000円(当日券1,200円)、大学生・高校生500円
  〔入場券前売りは9月15日から:電子チケットぴあ受付
                            TEL 0570-02-9999〕
  〔Pコード:614-286 http://pia.jp/ チケットぴあ店頭、ファミリー  
   マート、サークルKサンクスでお求めになれます。〕
・ 主催:大阪ブルーリボンの会
・ 後援:大阪府、大阪市、㈱産経新聞社
・ お問い合わせ先:大阪ブルーリボンの会事務局 TEL06-6203-6230