今、時代は大転換期にある。
リーマンショックに端を発した国際金融不安、ギリシャの財政破たんによるEU経済崩壊の危機、
アメリカ国力低下が招く中東動乱や中国の台頭などこれまでの国際秩序の崩壊など、
現在、世界で起こっている政治や経済等の様々な現状は、まさに激動期と呼ぶにふさわしい。
そんな中で、我が日本も昨年の「3・11」で、未曽有の自然被害が東北地方を襲い、
近代日本の高度科学文明と産業技術をけん引する象徴的存在であった
原子力発電所の安全神話崩壊を目の当たりにした。
まさに我が祖国も第二次大戦以来の国難期に見舞われている。
私たちが生きる‘今’は、間違いなく将来、世界史上に
記録されるであろう大きな時代の転換期にあることは間違いがない。
転換期には、これまで慣習化されていたシステムや制度の多くが瓦解され、
新たな秩序構築による制度や仕組みが改革がなされてきたことは
歴史が語りかけてくるところだ。
我が祖国、そして我々日本人もこの新たな国際秩序が模索されようとする現在に
生きねばならない。
果たして、どのような思考構築により、どのような選択と挑戦をしていかねばならないのか?
まさに国民ひとりひとりの‘生き方’が問われる時代に突入していると実感する。
国の進むべきに道については、多くの識者が諸子百家よろしく様々な視点に立ち、
真剣で熱のこもった議論が闘わされている昨今にあって、私という個人は、
また私の所属する企業はどのように生きていくのか?否、生きていかねばならないのか?
時代を読み、先を見据えた迅速で具体的な思考に基づき、戦略を練る必要性が
あることは論を待たないだろう。
「保津川下りとは何か?」「経営を支える‘力’と‘魅力’とは何か?」
その本質をもう一度しっかりと掘り起し企業価値としての視点での
「保津川下り」を検証し、従事する者の自覚が求められる。
これまで保津川の川舟は、幾多の時代変革の大波に晒されながらも、
406年という長きにわたり、転覆することなく生き抜いてきた川舟だ。
その根底にある潜在力とは何だったのか?そこを明確化し、我々船士が再認識すること
そして、その力となるものの再構築を図り、これからの時代における
「保津川下りの企業価値」を創造していきたい。
その一つの方法を、まず歴史に求めたい。
保津川下りの元一日である「角倉了以・素庵親子」の発想とセンス、
またそれを生み出した精神を訪ね、学ぶことだ。
創業の原点を辿ることから始め、時代背景下での存在価値を明確化したい。
そして、その価値創造に活かされた先人の知恵に学ぶことで、
現在の企業戦略の立案から実践行動につなげ、総合的な企業力に厚みを
加え、己の誇りとして価値と魅力を広く世界に問いかけていきたいと思う。
この研究と事業を進めていくことこそ、私の「角倉プロジェクト」なのである。
リーマンショックに端を発した国際金融不安、ギリシャの財政破たんによるEU経済崩壊の危機、
アメリカ国力低下が招く中東動乱や中国の台頭などこれまでの国際秩序の崩壊など、
現在、世界で起こっている政治や経済等の様々な現状は、まさに激動期と呼ぶにふさわしい。
そんな中で、我が日本も昨年の「3・11」で、未曽有の自然被害が東北地方を襲い、
近代日本の高度科学文明と産業技術をけん引する象徴的存在であった
原子力発電所の安全神話崩壊を目の当たりにした。
まさに我が祖国も第二次大戦以来の国難期に見舞われている。
私たちが生きる‘今’は、間違いなく将来、世界史上に
記録されるであろう大きな時代の転換期にあることは間違いがない。
転換期には、これまで慣習化されていたシステムや制度の多くが瓦解され、
新たな秩序構築による制度や仕組みが改革がなされてきたことは
歴史が語りかけてくるところだ。
我が祖国、そして我々日本人もこの新たな国際秩序が模索されようとする現在に
生きねばならない。
果たして、どのような思考構築により、どのような選択と挑戦をしていかねばならないのか?
まさに国民ひとりひとりの‘生き方’が問われる時代に突入していると実感する。
国の進むべきに道については、多くの識者が諸子百家よろしく様々な視点に立ち、
真剣で熱のこもった議論が闘わされている昨今にあって、私という個人は、
また私の所属する企業はどのように生きていくのか?否、生きていかねばならないのか?
時代を読み、先を見据えた迅速で具体的な思考に基づき、戦略を練る必要性が
あることは論を待たないだろう。
「保津川下りとは何か?」「経営を支える‘力’と‘魅力’とは何か?」
その本質をもう一度しっかりと掘り起し企業価値としての視点での
「保津川下り」を検証し、従事する者の自覚が求められる。
これまで保津川の川舟は、幾多の時代変革の大波に晒されながらも、
406年という長きにわたり、転覆することなく生き抜いてきた川舟だ。
その根底にある潜在力とは何だったのか?そこを明確化し、我々船士が再認識すること
そして、その力となるものの再構築を図り、これからの時代における
「保津川下りの企業価値」を創造していきたい。
その一つの方法を、まず歴史に求めたい。
保津川下りの元一日である「角倉了以・素庵親子」の発想とセンス、
またそれを生み出した精神を訪ね、学ぶことだ。
創業の原点を辿ることから始め、時代背景下での存在価値を明確化したい。
そして、その価値創造に活かされた先人の知恵に学ぶことで、
現在の企業戦略の立案から実践行動につなげ、総合的な企業力に厚みを
加え、己の誇りとして価値と魅力を広く世界に問いかけていきたいと思う。
この研究と事業を進めていくことこそ、私の「角倉プロジェクト」なのである。