保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

明日22日、亀岡市PTA連の研究大会を開催!フジテレビから松尾アナをお招きして。

2011-01-21 09:39:37 | PTA活動関連
今年度PTA活動の集大成ともいえる「亀岡市PTA研究大会」が22日、
亀岡市のガレリアかめおか・コンベンションホールで開催されます。

PTAでは毎年子どもの教育に関する研究テーマを決め、大会開いておりますが、
今年は子どもにつけさせたい「自己表現力とコミュニケーション力」について、
考えて参りたいと思います。


講師にフジテレビのアナウンサーをされている松尾紀子さんをお招きして、
会員の皆様とともに、表現力・コミニュケーション力に大切な心遣いや
具体的な技術のヒントやコツについてお話いただく予定です。

松尾さんは、民放最強といわれる女子アナ軍団を率いるアナウンス室の部長さん
でもある表現者のプロフェッショナル。
また、番組の教育企画で日本中のおもしろい教育現場や先進的に地域・PTAの
取り組みを取材・紹介されているジャーネリストでもあります。
自らは港区や近郊の小学校へ、局のアナウンサーを一日先生として派遣する
「ごくせん」ならぬ「あなせん」プログラムを立ち上げられた方。
そしてなにより、今、お二人のお子さんを育ててられる私達と同じ
子育て世代のお母さんでもあります。

私達と同じ目線、立場でお話をしていただける方だと思い、
講師をお願いいたしました。

講演後は、講師のお話を踏まえ、松尾さんはじめ、臨床心理士でスクールカウンセラーの
安本淳さん、絵本作家でこども表現力アップミュージカルを主宰されている榎麗子さん、
アメリカ人で亀岡市国際交流員のマーガレット・マンさんにご登場いただき、
多角的にいろんな角度から、表現力とコミニュケーション力の育成方法について
絞り込んでいくパネルディスカッションを、私がコディネーターを務め、行います。


大きく動こうとする世界、社会の中で、子どもの教育はまったなし!の
重要な国家的、いや世界的な課題であります。

わずか半日の限られた時間でどれだけテーマを掘り下げられるか?
わかりませんが、精一杯、務めさせていただきたいと思っています。


☆平成22年度 亀岡市PTA連絡協議会 研究大会

日時:平成23年1月22日(土曜日) 午後1時(13時)~4時30分(16時30分)
場所:ガレリアかめおか コンベンションホール
入場:無料

PTA会員さん 以外の一般市民参加も歓迎します!
興味のある方は、お気軽にお越し下さい。
皆様のお越しを心よりお待ち申しております。


亀岡市PTA連絡協議会  会長

豊田 知八


青山繁晴さんの講演会で考えたこと・・・

2011-01-18 23:11:29 | 船頭の目・・・雑感・雑記
国家安全保障の専門家で有名な青山繁晴・独立総合研究所所長の講演会が13日、
京都府福知山市のホテルで開催され、私も聴講して参りました。

亀岡市から車を飛ばして約1時間30分の福知山市。
向かったのは、遊船の同僚・森田孝義さんと弟で船頭の豊田覚司、そして私の3名。
いずれも、青山さんに厚い信頼を置き、祖国への熱い思いを抱く同志。

青山さんは共同通信社の記者から某シンクタンク研究員を経て、日本で初ともいえる
経済界の影響下にない独立したシンクタンクを主宰され、世界各国の中枢人脈とも
つながる独自の情報網を駆使して、国防から政局に至るまで緻密で正確なアナライザー
として活躍されている、私はっちんがもっとも信頼している方なのです。

講演会では第二次管内閣の実状や大きく方向転換を切る世界経済と日本の今後、
また拉致被害者情報でのショッキングな内容など、公共のメディアでは
けっして話せないきわどい話も多く聞かせていただきました。

でも、私が一番心に残ったのは第二次大戦の沖縄で若い命を落とした
女看護隊・白梅の塔のお話と硫黄島で戦った普通の市民だった英霊方のこと。

今なら中学生くらいの女の子たちが戦火で負傷した人々を懸命に看護し、
最後は恋も知らない若さで自らいのちを絶った悲劇。
未だ、冷たいコンクリートの滑走路の下に埋められて、帰れない遺骨。
僅か66年前だというのに、忘れられようとする記憶。
我々日本人が知り、後世に伝えていかねばならない
事実であり、強い痛みで胸が締め付けられました。


今年中には尖閣諸島に中国系の団体が大挙して上陸し、事実上の実行支配をする
ともいわれています。
そして、いずれ、沖縄をも支配下に入れるべく巧妙な作戦行動が取られることでしょう。

その時、私達、日本人はもう二度と沖縄や領土を見捨てるようなことがあってはならない。
涙を流しながら話す青山さんの心からの叫びに、大きくうなずくのでした。


経済と軍事力を背景に、ニューモデルの帝国主義を東アジアやアフリカ大陸で展開して
いる中国と、国の主人公は「国民」なのだという民主主義を貫く日本型の世界観の
どちらを世界は選択するのでしょうか?

しかし実状は、尖閣問題で経済界の圧力に屈した今の日本。

偽 iPadの部品を平気で某国に売り渡す日本。

お金至上主義が蔓延し、自分さえよければいい、勝てばいいという
経済回復のためなら何をしてもいいという、荒んだ思考に疑問を感じなく
なり、国民皆が汚染された日本。
初等、中等教育で最も教えなければならない社会的良心である
「お金より大事なものがある」ということすら教えず、
実学という名のもとに株や投資までを子どもに教えている日本。

美しい田園、山、川は切り取られていき、日本の誇るべき国柄と
精神・モラルがどんどん崩壊していっています。

お金至上主義の欲は、それを冷静沈着に見定め、巧みに操る者の手によって
簡単に利用され、取り返しの付かない方向へと導かれはしないか?
気が付いた時には、自由な発言や表現すら許されない、国家統制下の
暗黒の時代を生きなければいけないことになりやしないか?

子どもたちへ、自由で希望の持てる国を残していかねばならい。
そのために自分は何ができるのか?

様々なことを自問自答しながら、暗い夜の帳を眺めながら帰路に付いたのです。

嵐電開業100周年記念観光立国フォーラムに参加して。

2011-01-15 22:30:30 | 船頭
‘らんでん’の愛称で親しまれている京都の京福電鉄・嵐山線の
開業100周年を記念した観光立国フォーラム「どうする日本・京都の観光振興」
が13日、二条駅前の立命館大学朱雀キャンパスで開催され、私も参加してきました。

会場には京都の自治体をはじめ、関連企業者、学生など約400人が来場。
京都観光に思いのある識者や芸術家がパネリストとして壇上に登壇し
これからの京都観光についての方策等の議論を深めました。

一応、京都観光の一翼を担っていると自負している保津川下りとしても
聴講しなくてはならないフォーラムであると判断した私は、自主的な
個人参加として会場へ出向いた次第。
事実、遊船からはどなたも参加されていなかったのは少し残念ですが・・・

京都、二条に出現した強大な近代的学び舎である立命館大学朱雀キャンパス。
足を踏み入れるのは今回が始めて。まさに高級ホテルを思わせる贅沢な造りです。


それはさておき、フォーラムはまず中村良夫東京工業大学名誉教授が基調講演として
「観光立国に向けた都市・国土のあり方」と題して京都の自然、歴史、生活文化を
より魅力的に観光資源力として高め、世界に発信していく視点とアイデアを提案されました。
講演では「その時代ごとに、古き日本と先進的なアートがほどよい融合をはかり、
形成された歴史を感じさせる京都の潜在力が観光資源」とただ古い景観が残っている
だけでないところに京都の魅力があると強調した上で、
「観光以上に、人が住んで魅力があるまちを創造することが京都の質を高め、
地域振興から企業誘致という‘超観光都市’を生み出せる」と未来の京都像を提示されました。

続くパネルディスカッションではテレビCMでお馴染みの服飾評論家・市田ひろみさん
や陶造美術家の近藤高弘など7名が登壇し、さらに京都の魅力をより効果的に
演出する方策を討論されました。

討論では「京都人の生活文化に備わっている‘おもてなし’の心という細やかな
気配りこそ、世界に発信できる魅力である」との意見が出される一方
「京都は依然、地方の観光客にとって敷居の高さを感じさせるところがある、京都人自身が
まちの魅力を手渡しで伝える努力が必要だ」という異なった意見も出されました。

長い歴史と文化を有する日本有数の観光都市として生きてきた京都が、
新たなグローバル化の波の中、地域力を基盤として、さらにどのような
特異性や希少性を掘り起こし、ブランド力を高めていけるかが、
重要な視点となると感じました。

この日、京都市役所では溝畑宏・観光庁長官が来京し、同市と
外国人観光者増加を目指す共同プロジェクト「観光立国日本・京都拠点」
を開始する調印式が交わされました。

国家プロジェクトとして本格的に「観光立国」として産業化を推進する
動きは、京都はもちろんのこと、日本全国各地が総観光業化すると
いう‘大きな波’が押し寄せていることを示唆しています。

この大きな荒波にさらされるであろう観光業間の競争激化は
我々、保津川下りにとっても今後「生存を賭けた戦い」
に突入していくことを意味するということを
組合員一同がしっかり自覚する必要があります。

一切の甘えは許さず、時代の求めるものを読み取り、
自らも変わり、懸命に努力するという意識なしには
「生き残れないのだ」ということを片時も忘れてはならない。

保津川下りブランドをさらに磨き、確立することの
具体的方策を、至急に策定していこうという思いを
強く意識付けられた、刺激多き、フォーラムでした。




あけましておめでとうございます。

2011-01-13 01:23:21 | 船頭
何とか、間に合いました・・・

はっちん船頭ブログをご覧の皆様、遅ればせながら、

新年あけましておめでとうございます。

年末年始、多忙を極め、新年のご挨拶が遅くなってしましました。

昨年、保津川下りのオフィシャルホームページがリニューアルされ、
正式に「船頭ブログ」が設置されたことで、2004年から保津川下りの
情報を提供してきた「保津川下りの船頭さん」ブログも、公共的な役割を終え、
今後はこのブログで「はっちん」という船頭の個人史、
生きてきた記録
として綴っていきたいと思っているところです。

2011年、今年は内外事情ともに多事多難であり、まさに世界が大きく動く
時代の変動期に立っているということが実感できる年になることでしょう。

そんな時代を生きていく「ひとりの日本人として」
日頃考えていること、感じていることを表現していきたい。

本年もよろしくお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

保津川下り 船頭

豊田 知八

平成23年  元旦