私の住む京都・亀岡では今も雨が降り続いています。
この雨、私達船頭にとってはまさに無情の雨、非情の雨になるか?
保津川では台風23号が通過した20日から運休を余儀なくされていますが、
あまりのも運休期間が長すぎる為「保津川はどうなっているのか?」とご心配される声を
全国の方々から多く頂くようになりました。
この掲示板ではあくまでも河川整備ということでお伝えしておりましたが、
この度いくつかのマスコミにより、その原因についての報道があったことで
もうご存知になられたことと思います。
ここまで長期の運航停止をせざるおえない原因は、洪水で流された巨岩が
運航水路に横たわっており、船の進路を妨げているからなのです。
巨岩が横たわっているのは「小鮎(こあゆ)の滝」と呼ばれる
落差が2mもある滝の手前に航路をふさぐ様に止まっています。
上から見ただけでもその大きさは容易に確認できるほどの岩で
高さ約5m、幅約3mで30~40tはあると思われます。
この岩、高い水位と濁りが取れない今の川の状況では
近づくことも困難で、かりに近づけたとしてもとても人力では如何ともし難く、
撤去方法について苦慮しておりました。
検討を重ねた結果、破砕薬作業で岩を溶化し割る方法が最良と判断し、
水位が下がることが予想される、来週から作業に入る予定をしておりますが、
この雨が降り続けば、さらに長引くことも考えられます。
何のとか早く作業に入り、1日も早い運航再開を期待してはいますが、
自然相手の事、これだけはどうしょうもないので祈るしかなさそうです。
400年の歴史がある保津川下りは、第二次大戦時の閉鎖や
大手企業からの独立の為、一年間の運航停止事件、
94年の大干ばつよる夏の40日運航停止など幾度となく困難に遭遇してきました。
しかしその都度、力強く立ちあがり伝統産業の灯を守りぬいてきました。
今回の台風被害も確かに歴史に残る受難ではありますが、
心を倒さず勇んで取り組んでいきたいと思っております。
そして秋の観光シーズンを迎えています。
一刻も早い運航再開を目指して頑張りますので
これからも保津川下りをご愛顧いただきます様、
よろしくお願いします。
この雨、私達船頭にとってはまさに無情の雨、非情の雨になるか?
保津川では台風23号が通過した20日から運休を余儀なくされていますが、
あまりのも運休期間が長すぎる為「保津川はどうなっているのか?」とご心配される声を
全国の方々から多く頂くようになりました。
この掲示板ではあくまでも河川整備ということでお伝えしておりましたが、
この度いくつかのマスコミにより、その原因についての報道があったことで
もうご存知になられたことと思います。
ここまで長期の運航停止をせざるおえない原因は、洪水で流された巨岩が
運航水路に横たわっており、船の進路を妨げているからなのです。
巨岩が横たわっているのは「小鮎(こあゆ)の滝」と呼ばれる
落差が2mもある滝の手前に航路をふさぐ様に止まっています。
上から見ただけでもその大きさは容易に確認できるほどの岩で
高さ約5m、幅約3mで30~40tはあると思われます。
この岩、高い水位と濁りが取れない今の川の状況では
近づくことも困難で、かりに近づけたとしてもとても人力では如何ともし難く、
撤去方法について苦慮しておりました。
検討を重ねた結果、破砕薬作業で岩を溶化し割る方法が最良と判断し、
水位が下がることが予想される、来週から作業に入る予定をしておりますが、
この雨が降り続けば、さらに長引くことも考えられます。
何のとか早く作業に入り、1日も早い運航再開を期待してはいますが、
自然相手の事、これだけはどうしょうもないので祈るしかなさそうです。
400年の歴史がある保津川下りは、第二次大戦時の閉鎖や
大手企業からの独立の為、一年間の運航停止事件、
94年の大干ばつよる夏の40日運航停止など幾度となく困難に遭遇してきました。
しかしその都度、力強く立ちあがり伝統産業の灯を守りぬいてきました。
今回の台風被害も確かに歴史に残る受難ではありますが、
心を倒さず勇んで取り組んでいきたいと思っております。
そして秋の観光シーズンを迎えています。
一刻も早い運航再開を目指して頑張りますので
これからも保津川下りをご愛顧いただきます様、
よろしくお願いします。