保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

草の根国際会議が保津町で開催!

2011-02-26 09:23:17 | 京都大学
日本を含めアジアでの自然環境を重視した農村開発の可能性を探る
「文化と歴史そして生態を重視したもう一つの草の根の農村開発に関する国際会議」
が26、27日の二日間、亀岡市保津町「心凛愛荘」で開催されます。

会議には私の上司である安藤和雄京都大学・東南アジア研究所准教授が今日、
鈴木玲治同研究所助教が明日、講演並びに報告をされます。

時間のある方はお越しください。私は明日、出席予定です。

http://hozugawa.cocolog-nifty.com/blog/files/201022627.pdf←ここを見てね!

空手にお掃除・・・週末はイベントが目白押し!

2011-02-18 22:43:37 | 船頭
明日は午前中に亀岡市東部文化センターで、
主宰する「斯道会空手」の子どもたちに
よる「空手演武」を披露します。

今回は子どもたちがストーリーを考えた「空手寸劇」も
発表します。これは今年、市PTA協議会でテーマとした
子どもたちの自己表現力を引き出す狙いがあります。

はじめてのチャレンジで、どのような劇になるか・・・
でも、子どもたちは一生懸命頑張って稽古をしてきました。
恥ずかしさを超え、自分を解放しよう!

その午後からは斯道会空手の師範代である豊田覚司が、
市民協働シンポジウムでパネラーとして登壇します。
彼は亀岡市で設立した異文化交流団体「京・くろかる隊」
の代表者として、市内留学生と市民の交流事業を進めています。
私も演武会が終わり次第、駆けつけ参加したいと思います。

そして!明後日の朝、京都一長い川である「桂川」で府下一斉に
河川掃除を実施するイベント「桂川クリーン大作戦」が保津川の
大橋下などで開催されます。

嵐山や桂・長岡京など桂川流域に市民が集合し河川美化活動を
行う一年に一度のビックなお掃除イベントです。

ぜひ、お時間のある方はお近くの会でご参加ください!
当日参加、大歓迎です!

午後から亀岡市青少年育成協議会の「市民集会」に出席、夜は
亀岡市PTA連絡協議会の本部&理事会議を開かなくては
なりませんので、かなりタイトなスケジュールとなる一日ですが、
どちらも念を込めて取り組みたいです。


この週末は超多忙になる予想です。

雪見舟にテンションも上がる保津川下り。

2011-02-13 23:50:59 | 船頭
今日は朝から小雪が舞う寒い一日でした。

保津川乗船場から望む愛宕山にも頂上付近に雲がかかり、
雪しぐれの空模様です。

保津峡の山々は雪が被り、まるで薄い白い絹で覆われたような美しさでした。

こんな日の川下りは、雪見を景色を楽しみながら船内で「熱かん一杯!」
なんて、やるのもいいものです!

今日、大阪からお越しくださった男女若者グループ9人さんも、
雪見舟rにかなりテンションが上がり、船内は大盛り上がりでした。

寒い谷風が吹いていたのですが、前のホロを上げて、
わたしの説明を熱心に聴いて下さいました。
皆さん、ノリがとてもいいので、わたしもトークも冴える、冴える!
思いっきり膨らむわたしの話にも「ボケ」と「ツッコミ」をしっかり
入れて、盛り上げてくれるところなどは、さすが大阪人です。

盛り上げる立場のわたしたち船頭が、逆に盛り上げてもらいながら
お客さんとのコミニュケーションが深まっていく。
こんなところも保津川下りの楽しさなのかもしれませんね。

最近、何かと忙しく、なかなか舟を操船する機会が少なかった私でしたが、
今日は「やっぱり舟の仕事は楽しいな~」と心から感じられる
笑いの絶えない楽しい2時間の船旅でした。

明日も京都は雪が積もるような天気とか・・・

雪景色が一段と美しさを増す保津峡。

雪見舟、一度体験してみてくださいね。

冬の保津川舟、出航!はっちんもキャンプ・インです。

2011-02-09 22:53:46 | 船頭
今日は久しぶりに舟で出航です!

朝9時45分、ご予約をいただいていた千葉県の高校生の皆さん。
一気に4艘の船が同時に出航しました。

今日一日、京都観光をして、明日は大阪のユニバーサルスタジオへ
行かれるそうです。
時あたかも関西では、地方分権改革の実現を目指して関西広域連合が
昨年、設立されました。関西圏域を連携して、観光・文化振興をはじめ
産業振興、医療、環境保全など7つの分野について新たなアプローチを
模索する動きが活発化してくる中、我々も広域的な観光ルートの開発が
重要な企業戦略の核となることでしょう。
ユニバーサルスタジオとのルートも十分視野に入れていかないとね。


さて、冬の保津川下りはお座敷暖房船です。

お客さんの乗船スペースを透明のビニール屋根で囲い、
サイドはアクリルのスライド窓により、開閉自由。
船内は赤い絨毯を敷き絞め、お客様はそこにお座りいただくスタイル。
暖房というのは今ではお目にかかれない昭和の面影を残す年代モノの
石油ストーブが設置されています。

船床の樹脂板一枚の下はうねりをあげる保津川の激流です。
その川の流れや落差がじかにお尻に突き上げてくる感じがする
自然に最も近づける川下りスタイルがこの冬型の保津川下りの魅力とも
いえるでしょう。

2月に入ると少し寒さも和らいできたこともあり、ご予約の数が
徐々に増えてきました。

そろそろ、船頭・はっちんに戻り、川の暮らしを再開したいと思っています。


春の本格的観光シーズンに備え、体力、体調も整えていかないといけなし。

プロ野球も春のシーズン開幕を目指して、キャンプも盛り上がっていることだし、
わたしも、船頭家業のキャンプ・インと参りたいところです。

これからも船頭・はっちんに温かいご声援をお願いいたします。

山峡の寺、世界遺産・高山寺にて

2011-02-08 17:28:32 | シリーズ・京都を歩く
京都でも、紅葉の名所で名高い地・高雄。
そのいちばん山奥に「世界文化遺産のお寺・高山寺」はあります。

奈良時代(774年)に光仁天皇の勅願により創建された古刹で、
鎌倉時代に文覚の弟子の明恵上人により再興された山寺です。

失脚により怨霊となり都に災いをもたらしたといわれる菅原道真公の霊を
鎮めた法性房尊意僧正が11才より4年間修業した地であり、その法力を得たとされています。
いわれてみれば、確かに境内は、古い石垣で囲まれ、ヒノキやスギの巨木がそびえ立つ
自然と霊気のエネルギーが満ち満ちている感じがしました。



「世界文化遺産」には平成6年に登録を受けました。


僧の学問所であった「石水院」は国宝にも指定され、縁側から見下ろす山や渓谷の風景は自然美の極み。
眼下を流れる清滝川のせせらぎの音が心を和ませてくれます。

院内の縁側に腰かけて、目の前に広がる山、川、谷などありのままの自然を眺めると、
赤い絨毯と板の間だけの何もない簡素な石水院の空間に、冬の心地よい日光が差し込み、
心に暖かいものが伝わってきます。ほんものの贅沢さとはこういう感覚をいうのですね。


高山寺には日本最古の漫画といわれる「鳥獣人物戯画」が収められており、複製を拝観できます。

また、高山寺は、日本で初めて茶園を栽培した、茶の発祥地手としても有名です。
栄西禅師が宋から持ち帰った茶種を貰った明恵上人がこれを植え、茶園を栽培したと
もので、これを宇治に移し、京都の茶として有名な宇治茶の原型となったのです。
高山寺には今も宇治の篤志家により、茶園が維持管理されています。



本堂へ向かう山道で小さな祠があり、覗いてみると「仏さまの足跡」がありました。仏足石と呼ぶらしい。


広い山の傾斜をうまく利用した境内には、山の中そのままの巨木に覆われています。

山の自然と絶妙に調和した古刹・高山寺。

「これぞ日本の山寺」であり、世界に誇れる文化遺産、名刹であることは間違いないでしょう。


日本の歴史が動いた!光秀出陣の舞台・丹波亀山城。

2011-02-06 21:21:14 | シリーズ・京都を歩く
本日のNHK大河ドラマ「江」。

今日は戦国時代一番のターニングポイント「本能寺の変」。

明智光秀が主君・織田信長を討つべく、一万余の兵を率い出兵したのが
亀岡にある「丹波亀山城」です。
今日の放送でもお城のシーンが2~3シーンありました。


中国・備中の毛利軍に苦戦する羽柴秀吉を助ける命を受けた光秀でしたが、
その分岐地点となる「老ノ坂峠」に差し掛かった頃、突然、鞭を振り上げて
「敵は本能寺にあり!」と叫び、進路を都へ向けたのでした。

天下を目の前にして織田信長を撃たれ、時代は激変します。

さてさて、この本能寺の変が放送される番組では、信長vs光秀の関係や事件の背景を
どのように描いていくか?視聴者の楽しみの一つだと思います。
が、今回の「江」。
この二人の関係、あまりにもオーソドックスで期待はずれか・・・。
まあ、今回のドラマではこの本能寺の変もただの「前座」なので
致し方ないとは思いますが、光秀の地元民としては、もうすこし丁寧に描いてほしかったな・・・

ともあれ、日本の歴史、いや、世界の歴史(特にアジア地域)のすら大きく変えたと
いわれる「本能寺の変」の舞台の一つがこの亀岡にある「丹波亀山城」であったことは確か。

織田信長の命を受けて以来、人質として差し出した母親を失うなど、苦労をして平定した
光秀の丹波攻略。その拠点として1577年から1579年にかけて築城したのが丹波亀山城。
軍事的要塞の城ではなく、中世的な風情を残した城郭型の城で、治世を重んじる光秀らしい
平城の城として築城しました。

明智光秀亡き後、関が原の戦いに勝利した徳川家康配下の譜代大名の城となり、
大坂城の豊臣包囲網のため、徳川家康が号令した「天下普請」により
当代一の築城の名手藤堂高虎が1610年に大改修をし、近世城郭として
白亜で五層五階、日本初の層塔型天守を築きました。

丹波亀山城は、明治維新後に廃城となり姫路城にも匹敵するといわれる建築物であった
天守など建物が解体されたことは今となっては、とても残念です。

今もこの亀山城址を歩いていると、激動する歴史のうねりを密かに感じる
ことができる史跡です。

現在は宗教法人・大本 の聖地となっています。

天守台跡には、大本さんの事務所で許可を貰い、お祓いを
受けるとどなたでも見学することができます。


今夜、土曜ワイド劇場に原田龍二さんが出演されます!

2011-02-05 17:43:41 | 原田龍二さん
今夜9時(21時)からテレビ朝日系列で放送される
土曜ワイド劇場「京都・竜の寺密室殺人」に
原田龍二さんが出演されます。

土曜ワイドに龍二さんが出演するといえば、そう、山村美沙サスペンスで
人気の狩矢警部シリーズでの新聞記者・夏目利彦役です。

「京都に息づく伝統工芸を体験してみよう!」という企画ツアーに
参加した人気バッグメーカー「大前かばん」の社長夫婦。
おしどり夫婦で有名だった彼らを取り巻き、起こる殺人事件。

編集プロダクション『唐竹企画』の記者兼カメラマンとして「理想の夫婦」
の取材でこのツアーに同行した和美(藤谷美紀さん)は隠された夫婦関係の
なかで起こった殺人事件に巻き込まれていきます。

いつものように、事件の真相を探ろうとする和美をサポートするのが、
恋人でもある夏目記者なのです。

さあ、今回はどんな謎がひそんでいるのか?

和美と夏目君の活躍が楽しみです!

おなじみの京都の様々な名所もいっぱいでてきますよ!
是非、ご覧下さい。

日時:2月5日(土曜日)テレビ朝日系 午後9:00~10:50
 
土曜ワイド劇場 山村美沙サスペンス
「京都・竜の寺密室殺人事件~理想の夫婦の裏の顔!~
 愛人参加の紅葉ツアーで舞妓さんが殺された?」

出演:藤谷美紀、田村亮、原田龍二、山村紅葉など

俳優・酒井敏也さんが道場に遊びに来て下さいました!

2011-02-02 11:09:33 | 空手・格闘技
先週、私達の空手道場・斯道会に俳優の酒井敏也さんが遊びにきて下さいました。

酒井さんの道場訪問はこれで2度目となるのですが、今回の訪問は東映京都の俳優
加藤寛治さんと一緒での登場。

実は二人は故郷が同じで、学校も同窓なのです。

二人の登場は、道場生に事前通達をせず、完全にサプライズとしました。


ちょうど練習が終了したその時、酒井さんの突然の登場に、子どもたちも
一瞬、状況が把握できないようでしたが、そこはさすが、子供です。
ひとりが駆け寄るとみんなが一斉に後へと続き、酒井さんの周りは
子どもたちで埋め尽くされてしまいました。


無邪気にサインや写真をお願いする子どもたちに対し、酒井さんは
笑顔で快く引き受けられ、子どもたち一人ひとりに声を掛けて下さり
やさしく対応して下さいました。
また「ガキの使いSPの収録は大変でしたか?」や
「今度はどんなテレビに出演しますか?」
など様々に質問攻めに丁寧に答えて下さってました。

子どもたちも「うれしい!宝モノにする!」とサインを大切にカバンに
入れる子や「学校で友達に自慢する!」とニコニコ顔の子もいて、
本当に子どもたちに大人気の酒井さん。

「子どもたちは大好きです!」と語る酒井さん。
その気持ちが子どもたちにも伝わるのですね~

最後は残っていた道場生と保護者の皆様と一緒に記念写真です。

テレビで活躍する酒井さんとの生のふれあいは子どもたちにとって
生涯忘れる事のできない思い出となったことでしょう。


酒井さんは「水戸黄門」の収録の為、京都へお越しなっていました。
明日3日(木)に放送されるNHK総合の「祝女に出演されます。
友近さんなどとの掛け合いがあるようですよ。是非ご覧下さい。

放送日:2月3日(木曜日) 午後10:55分(22:55)
    NHK総合テレビ

保津川遊船、新社屋の定期総会を開催!

2011-02-01 16:40:04 | 船頭
本日1日(火)、保津川遊船企業組合の定期総会が真新しい乗船場で
開催されました。
 
今年で41回を数える定期総会。
会社法人でいうところの株主総会にあたり、年に一度、事業主である
船頭組合員が一同に出席し、事業運営等について協議する組合事業でも
最も重要な会議なのです。
しかも、今年は昨年末竣工した新社屋での開催となり、
保津川下り・405年間の歴史の中でも、記念すべき総会となりました。


午前9時から開かれた総会には、亀岡市長や地元選出の京都府会議員など
来賓の方々もお招きして、盛大に執り行われます。

総会で提出審議される項目は前年度の事業報告並びに
決算報告等9議案。

各議案について組合理事者から一通りの報告・説明が
なされた後、理事者側への質疑応答など活発な議論が繰り広げられます。


特に、昨年度は異常気象の影響を受け、営業休止となった日が
41日もあった上、長引く経済不況の影響から、インフルエンザで
京都観光が大きな打撃を受けた前年度をも下回るという
大変厳しい営業成績となりました。

一方、政府(観光庁)のインバウンド観光政策強化の追い風を
受け、海外旅行者、特にアジア圏からの観光客は119%増と
いう好調な伸びを示し、今後の営業戦略にとって、先行きに一抹の
明るい兆しを見つけることもできました。

今後は「日本の自然景観や地形を利用した和船川下り」を海外観光客に
アピールできるかが重要な鍵を握ることになるとおもわれます。

まだまだ、不況の出口は見えにくい中ですが、我々も観光産業を担う
一員としての自覚をしっかり持ち、地域は言うに及ばず、国の経済振興にまで
影響を与えられるように頑張っていかねばと気を引き締める総会となりました。

今年も、社会のニーズを読み取り、更なる技術とサービスの向上、
多彩な企画力の練り、魅力ある観光施設を目指していく所存です。


皆様の変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。


保津川遊船企業組合

豊田 知八