保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

神戸南京町の名店「皇蘭の豚まん」、今年も保津川下り売店に登場!

2011-11-09 22:38:15 | シリーズ・京都を食う!
今日の保津峡の空模様は、昨日の爽やかな秋晴れから一変、
肌寒さを感じる冷たい風が吹く、晩秋の一日でした。

こんな日にお乗りいただくお客様の、身も心も温めてくれる
食べ物が今年も保津川下りの待合室売店に登場しました!

それは神戸南京町にある名店・皇蘭の「豚まん」です!

皇蘭の豚まんを販売するのは、遊船売店の出店として知られる「保津川茶屋」

今年もホカホカと暖かくなり、川下りの舟にご乗船して頂きたくて、
神戸南京町・中華街の本場「豚まん」を商品メニューに加えました。

楽天の「お取り寄せグルメ」でも常に上位にランキングされる皇蘭の「豚まん」。
食べてみるとその違いがよくわかります。

中の具に、鹿児島産の豚肉と淡路島で収穫された大玉の新鮮たまねぎを使用、
豚肉のジューシさとたまねぎの甘みが旨く絡み、引き出されている本格派豚まん!
また生地(皮)がフワフワなのに生地内部はもっちりしていて美味い!
聞けば、中国四千年の伝統を引き継いだ「たね生地発酵」をかたくなに守り、
出来上がった生地(皮)をひとつひとつ丁寧に「手作り」で包んで仕上げているそうです。
サイズも通常規格の豚まんと比べて一回り大きく、一つ食べるだけでも十分、
お腹が膨らむので、1時間50分の舟旅の空腹感も癒してくれるうれしい一品ですね。


中国四千年の伝統の技法で作られる皇蘭の「豚まん」を旅のお供に
ポカポカと体も心も温まって、晩秋の保津川下りを満喫していただきたく思います。

保津川乗船場にお越しなられた時は、是非、皇蘭の豚まんをご賞味下さいね。

★販売:保津川茶屋(売店横)
 神戸南京町「皇蘭の豚まん」 一個 300円

秘伝のタレと分厚い肉が自慢!嵯峨嵐山 「焼肉 李」さん。

2009-09-12 20:58:52 | シリーズ・京都を食う!
体力仕事である船頭のスタミナ源となる料理は‘焼肉’です。

家や屋外でする焼肉もいいですが、たまには贅沢にお店に行きたいもの。

そんな私のお気に入りの焼肉屋さんが嵯峨嵐山にある「焼肉 李」さんです。

焼肉屋さんらしくない?モダンな入口を入ると、年季の入った大きな鉄板があり
靴を脱いで上がる座敷はすべて掘りコタツ式で、昔の大家族のお茶の間を思い出さ
せる10名以上が座れるものから小グループ用のもの4つがあるアットホームな店内です。

李さんの他の店と違うこだわりは‘備長炭’の鉢を使用し肉を焼くということ!
炭火の遠赤外線効果によりじっくり柔らかく焼きあがるので、肉の旨みを逃がすことがなく、
炭火であぶられる先漬けのタレが香ばしく絡む肉質の味わいは絶品です。


そしてこの「先漬けのタレ」こそ李さんのこだわりなのです。
焼いたあとにタレにつけて食べる他の焼肉店と違い、先にタレを肉に漬け込み
そのまま、焼いていただきます。

このタレは朝鮮半島から日本へとやってきた李さんのお母様が作り出し、
食卓に出していた李さんの家庭の味だそうです。

醤油と味噌をベースに数品の原料を絶妙なバランスで配合し、
最後にすりおろしにんにくを加えた秘伝の「揉みタレ」とのこと。

肉は、李家に伝わるこの伝統の秘伝タレに一番あう厳選された上質の肉を使用されているとのこと。

カルビの中落ちや上タン、この分厚さをご覧下さい!
こんなぶっとい肉ですが、「誰もが食べられる焼肉店」をモットーに
リーズナブルな価格で提供してもらえるのは‘とても’ありがたいのです。

いつも常連のお客さんでいっぱいのお店なので、是非、予約をして訪れるのがいいでしょう。
アットホームな雰囲気にすぐに馴染むことができる、昔懐かしい焼肉屋さんです。

★焼肉 李 嵯峨本店
〒616-8367 京都市右京区嵯峨北堀町10
℡075-881-8530
営業時間:PM5:30~PM10:30
交通:京福電鉄嵐山本線鹿王院駅 徒歩5分
メニュー
上ロース1250円 上タン1050円 上カルビ950円 上カルビ中落ち900円
上ミノ900円 テッチャン680円 ユッケ800円 石焼ピビンパ800円

京都・北山に息子さん営業されている「焼肉 李 松ヶ崎店」もあります。

吉田山山頂 森の中の和みカフェ 茂庵。

2009-09-11 20:42:45 | シリーズ・京都を食う!
京都大学の隣、吉田山山頂に和みのカフェ・茂庵があります。

東山・銀閣寺側から吉田山へ向かうと、小さな山の入り口に「茂庵」の名札が
掛けてあります。

その入口から民家が並ぶ横をすり抜け、石階段の路地を登り、森の茂みが続く
山道を進むと、山頂に佇む二階建ての木造建築・茂庵が姿を現します。

大正時代の実業家・谷川茂次郎が茶の湯をたしなむ為に建てた茶荘だった茂庵は
「市中の山居」と呼ばれ「町中に居ながらして山中の風情を楽しむ・・・
日常の中に非日常の空間を取り込み、その空間と時間を楽しむ」
という茶の湯の言葉を庵であらわしたものです。

暖簾をくぐり、木の扉を開けると、靴の脱いで木の階段を上がり、二階のカフェ・スペースへ入室します。

二階フロアーすべてを利用したカフェスペースには、木組の窓側のカウンター席と
テーブル席が5セット、奥がキッチンになる一体型のフロアー。
店内の木組窓はすべて開かれ、秋を感じさせる涼やかな風がカフェを吹き抜けていく心地よさは、下界とは別世界の異空間にいる錯覚に陥りそうです。
カウンター越しの窓からは吉田山の木々が風に揺れ、その向こうに京都の街風景が広がる展望は圧巻です。
北山の左大文字山や舟形、愛宕山などの美しい京都の山並みを眺めながら、食事をする。
至福のひと時を感じます。

「ここからは4つの送り火が見えるのですよ」とマスター。
確かに東山の如意ヶ嶽の大文字が間近に見えます。あとひとつは嵯峨の鳥居形でしょうか?それとも妙法のどちらか?
尋ね損ねたのが少し心残りですが、店内の静寂が会話すらさえぎるのです。
声のトーンも少し下げ気味に、会話すらはばかれる静寂に包まれた店内・・・
この自然の中では会話はいらないのかもしれませんね。

メニューはコーヒーをはじめドリンク類も充実しており、ゆったりとした時間を楽しむことが出来ます。

食事類はランチと野菜やチキン、チーズを挟んだピタパンの2種類のみ。
ピタパンは4種類から2つを選び、野菜系のスープとピクルスのワンプレート式です。


おいしいコーヒーを飲みながら読書したい時、日常を忘れ、気分をニュートラルに戻したい時、是非、訪れてみたい、そんなカフェが茂庵なのです。


★市井の山居「茂庵」

〒606-8311 京都府京都市左京区吉田神楽岡町8 吉田山山頂
電話番号 075-761-2100
カフェ営業時間/11:30~18:00(17:00L.O)   ランチタイム/11:30~14:00
定休日/月曜日[祝日月曜営業、翌火曜休業]
コーヒー 530円 紅茶 580円 柚子ジュース 630円 オレンジジュース 630円
マンゴージュース 630円 りんごジュース 630円
グレープフルーツジュース 630円 柚子ソーダ 680円

ピタパンサンド スープ、豆のマリネ付     1260円
・かぼちゃとクリームチーズ
・チキンと桃のハニーマスタードソース
・トマト&モツァレラチーズ
・なすズッキーニ&ベーコン
 

キャリア日本一のシェフの店・洋食屋コロナ

2009-02-21 23:25:47 | シリーズ・京都を食う!
四条木屋町を下がった細い路地の裏通りに
創業から60年を越す老舗洋食屋・コロナ
があります。

京都の食通の間でこの店を知らないとモグリと
呼ばれる洋食屋の草分け的存在なのです。

昭和20年から時が止まったような懐かしい店構え、
使い古した年季を感じさせる木製のオープンキッチンの中
で腕を振るうのは94歳現役のおじいちゃんマスター。

おそらく現役シェフとしては日本一ではないでしょうか。

そしてこの店の看板メニューが‘玉子サンド’

卵4個を食パン2枚で挟むサンドイッチは超ボリューム満点!
卵焼きの厚さが挟む食パン2枚の倍はあるのです。

卵焼きは京都独特の甘みのある味付け、
いい意味で飾り気がなく素朴そのもの味。
マスター特製というマスタードと懐かしい
ウスターソースも主張しすぎず、
口当たりのいいアクセントになっています。

ふわふわした食感におじいちゃんマスターの
まごころが感じられ、心が温かくなるサンドです。

もう一つの名物メニューがポークカツレツ。
衣にも砂糖の甘みがあり、昔の日本人が好きだった
味だったのかな?と勝手に想像したりする味付け。
でもさくさく感がバッチリで、肉も柔らかくてジューシー。
特製ソースも昔懐かしい味。

その他、オムライスやカレーライスなどの
洋食屋の王道メニューが揃っています。

おそらくこの店の味は世界一の食通になった
今の日本人には好き嫌いがはっきり分かれる料理だと
思います。また、店内もサイズが全て小さく、清潔度も
はっきりいって一昔前の基準でしょう。
でも、引退することなく厨房に立つおじいちゃんマスター
のゆっくりながらも年季の感じる調理作業を眺めていると
なんとも神々しく見え
「ここは今のグルメの評価基準を超越した存在なのだ」
と強く感じます。

戦中、戦後そして高度成長という「食べること」
「食べられること」にみんなが幸せを感じられた
あの時代に、大衆庶民が愛した味を変わらず、
今に伝えているそんな洋食料理人の店、
それが「洋食屋・コロナ」の価値なのだと。

この玉子サンドがいつまで食べられるか、
わかりませんが、素朴な中に幸せが感じられた
あの時代を味わいに、訪れたいと思うのです。


☆「皆さんの店・コロナ」

京都市下京区西木屋町四条下ル
営業時間 17時30分~21時まで。
月・火休日。

玉子サンド   500円
ポークカツレツ 800円


贅沢なひととき、「楽々荘・チンギアーレ」でランチ。

2008-12-23 20:32:32 | シリーズ・京都を食う!
保津川下りの出発点である亀岡で、リッチに
おしゃれ気分で食事が楽しめる店として人気がある
のが保津川観光ホテル「楽々荘」です。

トロッコ列車の前身・旧山陰本線(京都~丹波間)を自らの
私財で開通させた貴族院議員・田中源太郎氏の生家跡にある
「楽々荘」は宿泊施設としてはもちろん、お食事処としても
京都のグルメ通に高い注目を集めています。

明治時代は迎賓館として使われていた煉瓦造りの洋館と
書院造りの古風ゆかし和館の前に広がる約650坪の
枯池泉回遊式庭園は七代目小川治兵衛の作という
和洋折衷建築の傑作。この最高のロケーションに
浸りながらいただける料理は和食とイタリアン。

今回私はっちんが訪れたのはイタリアンリストランテ
「チンギアーレ」のランチ。
京都・東山の有名イタリアン「イルギオットーネ」の
笹島シェフの下で修行した新進気鋭・赤木シェフが
腕を振るうお店。

せっかくなので「Pranzo」という3600円コースを
奮発していただくことに。


前菜は蝦夷鹿の生ハムとチーズにホタテのグリーンサラダ。


地元亀岡で採れた京野菜をふんだんに使ったトマトソースの
根菜パスタは、ほのかに漂う土の香りがとても印象的で
食欲を刺激します。
パスタに絡むごぼうやレンコンの歯ごたえが大地の恵みを
感じさせるおいしいパスタでした。


メイン料理は‘魚’or‘肉’の二種類が選べます。

私はもちろん迷うことなく‘肉’料理です!

今月は豚バラ肉のトマトソース煮込み。
濃厚なトマトソースがとろとろでやわらかい
バラ肉にしみ込み口の中でとろけます。

ちなみに魚料理はさっぱりしたドレッシングにからめた
鯛の焼き物でした。

ドルチェはレモンのシャーベットとバナナケーキ、プリン
の3種盛りで、スイーツ好きな人も満足の一品です。


素敵な庭を眺めながら、優雅にランチをいただく。
身も心も贅沢な気分に浸りたい方は一度訪れてみてはいかがでしょうか?

保津川の売店に神戸南京町「皇蘭の豚まん」が登場!

2008-11-25 22:48:20 | シリーズ・京都を食う!
今日の保津川は秋晴れのいい天気となりましたが、
時折、日が翳るとやはり晩秋ですね、肌寒さが
感じられるようです。

そんな、寒さを吹き飛ばす商品が保津川下りの乗船場に
登場しました!それは神戸南京町にある皇蘭の「豚まん」
にホクホク「焼き山栗」です。

遊船売店の出店として毎年出される「焼き山栗屋」が
今年はもっと暖かくなって船に乗っていただこうと、
本場・中華街の「豚まん」を引っさげて登場です。

楽天の「お取り寄せグルメ」でも上位にランキングされる
皇蘭の「豚まん」。食べてみるとその違いわかります。
中の具に鹿児島産の豚肉と淡路島で収穫された大玉の
新鮮たまねぎを使用、豚肉のジューシさとたまねぎの
甘みが十分に引き出した本格派のおいしい豚まんです。

また生地(皮)がふわふわなのにもっちりしていてうまい!
聞けば中国4000年の伝統を引き継いだ「たね生地発酵」を
かたくなに守り、出来上がった生地(皮)をひとつひとつ
丁寧に「手作り」で包んで仕上げているそうです。
サイズも通常規格の豚まんと比べて大きく一つ食べると
お腹が膨らむのもうれしいですね。

また、保津川下りの秋の定番人気商品である
「焼き山栗」も好評です。

山栗は鉄板でさっと焼き上げる調理法により栗の風味と甘さを
逃がすことなくホカホカのまま味わえます。
渋皮も片方の指で縦に押すと、ワンタッチで
剥け食べるのに手間が掛からないのがいいです。

栗を焼く鉄板の上で「ポン!」と勢いよく爆ぜる
実演販売も人気の秘密ですね。

健康本によると栗は、健康度の高い食材でビタミンA・B群・C、
カルシウム、カリウム、鉄分などビタミン・ミネラル成分を
バランスよく含んでおり、腎臓虚弱の改善、腰膝を丈夫にし
むくみを取るなど身体を温め血液の循環をよくし、お肌の調子
を整える効果があり、また、食物繊維も豊富に含まれ、
便秘を改善する作用や血糖値の上昇を抑え糖尿病を
予防する効果もあるなど中国でも古来より重要視されてきた
食材です。

また栗の渋皮に含まれるタンニンは、抗ガン物質
として近年注目されているらしく、かなり栄養素が
高い食材だそうです。

「豚まん」と「焼き山栗」を戴き、ポカポカと体を温めて
心まで温まる素敵な川下りができ、楽しさも倍増すること
でしょう。保津川乗船場にお越しなったれ是非、お試し下さいね。

★神戸南京町「皇蘭の豚まん」 一個 300円
 「焼き山栗」 一袋 600円~2000円


☆《明日26日の保津川下り予報》

明日の予約数 57隻(午前中に37隻)

待ち時間予想 1時間以上(的中率90%)

天気予報 曇りのち晴れ(川下り日和85度%)

川気温  最高13℃ 最低8℃
     午前、午後ともに船は‘防寒’対策の必要あり。
     特に午後からの船は防寒グッズをお忘れなく!
     雨具の用意もお願いします。
    (雨降りの場合は船に屋根があります)

『足湯&湯豆腐』でほっこり。「嵐楼閣かぐや姫」

2008-11-07 22:17:29 | シリーズ・京都を食う!
秋の嵐山で癒しのスポットして人気の「足湯」

この時期、美しい紅葉を散策して歩き疲れた足を
癒すのに最高の効果があります。

そんな「足湯」が楽しめる所が、嵐山・渡月橋河畔にある
温泉旅館の「嵐楼閣・かぐや姫」です。

観光客で賑わう渡月橋西の表通りから一筋入った
人通り静かな河畔に建つ旅館のお部屋からは、
渡月橋や嵐山の風景が一望できる贅沢なロケーションが
広がり、ちょっとした‘私だけの隠れ家’的な風情が漂います。

足湯には旅館のお風呂に使用する「天然温泉・嵐山温泉」の湯を
使用し、一度に約18人が入れるゆったりスペース、
そして夜8時まで開いているのもうれしい。

料理旅館でもある嵐楼閣・かぐや姫はお料理もオススメ。

今回は昼のランチをいただきに参上しました。

通されたのは保津川沿いの風景が見れるなんとも贅沢な個室。
プライベートが確保できるので、落ち着いた食事が楽しめます。

この時期、京都の定番料理は「湯豆腐」
きれいな水に昆布を浸したダシに有名な嵯峨野豆腐を使用、
もみじおろしとネギを加え特製のつけダレで戴きます。

湯豆腐の中にはちぎりと花生麩が華やかさを演出します。

変わり湯葉の山葵醤油豆腐など創作和料理も絶品!

足湯付きの嵐山のプチ散策を楽しみ、一足先の秋を堪能しました。

「立冬」に入り、肌寒さを感じる京都嵐山の旅。

保津川下りの後は、ポカポカの湯豆腐と足湯で
身も心も温まってみてはいかがでしょうか?

☆料理旅館 嵐楼閣
住所:京都市西京区嵐山中尾下町54-2
TEL:075-881-1193 /FAX:075-871-0500
アクセス情報:JR京都駅より市バス28番 
嵐山公園下車徒歩2分/JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅徒歩15分


嵐楼閣・かぐや姫HP

☆《明日の保津川下り予報》

明日の予約数 48隻(午前中に31隻)
待ち時間予想1時間前後(的中率80%)
天気予報 曇り時々雨(川下り日和度60%)

川気温  最高13℃ 最低10℃


京の和スィーツ、行列のできる店「祇園小石」

2008-05-22 23:59:49 | シリーズ・京都を食う!
京都を横断するメインストリート四条通り。
祇園界隈は八坂神社へと向かい商店街となっていますが、
その祇園石段下の商店街の北側の並びに
家傳京飴「祇園小石」があります。

過日、祇園ぶらり歩きを思いついたとき、一番に
行こうと決めていたのが、今京都で話題の和スィーツ。

京都人のみならず観光客の間でも‘京の和スィーツ’の
お店への注目は相当なもの。その道の一流店が軒を連ねる
のがこの祇園界隈なのです。

今回、選んだのは京都で最初にパフェ系の和スィーツを
考案した行列が出来る店といわれる「祇園小石」です。

この祇園石段下に店を構えること七十年という
老舗の飴屋「祇園小石」は砂糖を煮つめて飴菓子に
する製法で「京飴」という伝統ブランドを確立した
飴菓子屋さんですが、最近は秘伝の黒糖みつを使用
し「茶房こいし」という和スィーツカフェも店内に
併設して展開されています。

まだ、午前中という時間にもかかわらず、修学旅行の女子学生
や若い女性客で店内は満席状態でした。「行列ができる店」と
いう噂は本当ですね。

甘党のはっちんには目移りするメニューばかりでしたが
今回は「抹茶シフォンパフェ」と「黒糖のコーヒゼリー」

抹茶シフォンパフェは濃い抹茶のアイスクリームにあずきの
あんが掛けてあり、苦味のあるアイスに甘さのアクセントが
よく効いています。またアイスの下には抹茶シフォンケーキと
抹茶餅風ゼリーまで入った抹茶づくしの贅沢な一品です。
ケーキやゼリーの抹茶それぞれの味や食感が微妙に異なり、
一口ごとに楽しめる味に仕上げてあるのはさすがです!
「黒糖のコーヒーゼリー」もコーヒーの苦味を
黒蜜がさりげなく甘みをかもし出し、あと味も
楽しめる仕上げで完成度が高い一品です。

洋スィーツ大好きなはっちんでしたが、
『京の和スィーツ」のレベルの高さを
実感させられました。
まさに和スィーツ、恐るべしです!

もちろん、帰りには伝統の京飴もおみやげに
買って帰りました。

「昔風のど飴」を購入。『金柑』きんかん が
のどにいいらしいです。

伝統の技法でつくり上げた香ばしい風味を特徴とした
祇園小石の「京飴」ですが、祇園歳時記という
季節感を取り入れた月々限定の飴もつくる
など、新しい感性も取り入れています。

祇園に行かれたら、是非、訪れてみて下さい。

《祇園小石 》
住所   京都府京都市東山区祇園町北側286-2
電話   075-531-0331
営業時間 10:30~19:30(季節によって異なる)
定休日  不定休
座席   T50席
☆主なメニュー
 黒糖シフォンパフェ ---- 950円
  抹茶シフォンパフェ ---- 950円
  抹茶と和菓子のセット ---- 900円

タルトの美味しい店・キルフェボン・京都店

2008-05-01 23:33:46 | シリーズ・京都を食う!
GWの中休み、京都市内へタルトの美味しい店で
有名な「キルフェボン・京都店」へ行ってきました。

保津川を開削した角倉了以が開いた運河・高瀬川
沿いにあるお店は、カフェスタイルのオシャレな店内と
旬のフルーツを使ったカラフルで見た目美しいタルトが
ショーケースに約10種類ほど並べてあります。
平日の昼過ぎというのに店内は満席、外まで
行列ができるという大盛況!!
客層は殆どが女性、しかもOLさんや学生という
年代も若めで、ごっついおっさんの私はちょっと
場違いな感もありましたが、美味しいスィーツを
いただくのにそんなことは気にしてられません。

目をキラキラ輝かせながらショーケースのフルーツタルトたち
を品定めです。

今回は柑橘のタルトコーヒー風味のチョコレートタルトを注文しました。
季節の果物タルトを狙って行った割にはチョコレートタルトを
注文してしまうチョコ好きのはっちんです。

柑橘のタルトは日向夏・甘夏・ルビーグレープフルーツに
・オレンジ・金柑など春の旬の柑橘をたっぷりと使用し、
クリミーなカスタードクリームに、フルーツの酸味が
うまく絡みさっぱりとしたタルトでした。

コーヒー風味のチョコレートタルトも香ばしいコーヒーの
生クリームとチョコの甘さが相性バッチリで美味しい!


お店の名前である「キルフェボン」とは、フランス語で
「なんていい陽気なんだろう」という意味らしいですが、
見た目美しく、食べて美味しいここのタルトは
いただく人の気分まで「陽気にさせてくれる」そんな
お店でした。

キル フェ ボン京都
京都府京都市中京区木屋町通三条上ル恵比須橋角
TEL : 075-254-8580
営業時間 : 11:00~20:00(年中無休)
カフェスペース:11:00~20:00


京都ラーメンの常識を覆した店‘無鉄砲’

2008-01-26 23:55:30 | シリーズ・京都を食う!
私はっちんは自他ともに認めるラーメン好き。
そんな私が一度、訪れてみたい店がありました。
そのラーメン店の名前は、無鉄砲!

京都ラーメンの特集記事に必ず登場する店なので
名前を聞かれた方も多いのでは。

口の肥えた京都のラーメン通の間に、クチコミで広がり、
今や押しも押されぬ‘行列のできるラーメン店’に
挙げられる無鉄砲。

まず、ビックリするのがこの店の所在地です。

京都府の南端、奈良との県境に位置する
木津川市の山間部にあるのです。

どんな所かっていうと・・・ロードマップを頼りに
車を走らせていると、段々不安になってくるほど、
なんにもな~い場所といえばイメージがわくでしょうか?
そんなへんぴ(失礼!)な場所に関西でも噂のラーメン店
があるというのです。

これまで京都の人気ラーメン店といえば、一乗寺や北区など
学生下宿が多い京都市内に集中しているものと思われて
ましたが、そのラーメン人気店分布図を塗りかえるほどの
存在が無鉄砲なのです。

それでも開店30分前には店の前に行列が・・・・
その後も次々とお客さんが車で乗り付けて来ます。
まさに噂通りの人気店の様です。
車のナンバーを見ると京都だけでなく、奈良や大阪からも。

そこまでしても食べたいラーメン、それが無鉄砲ということです。

さあ、ラーメンですが、宮崎産の豚骨を強い火力で煮込んだ
濃厚スープで、まろやかなこってり系。ちじれ麺にも
よくからみ旨味を増します。
人気店でありながら、スープの濃度も‘超こってり’から
豚骨と魚貝系をあわせた‘Wスープ’‘あっさり醤油味’
まで、お客さんの細かい要望に応える心くばりもしてくれる。

写真は私が食べた‘超こってり’濃厚スープに背油を
ふりかけ、さらにとろみが増したスープはこってり好き
の私を唸らせるほどの完成度。
但し、胃腸の弱い方にはオススメできないので
こくのある醤油味ラーメンが無難かも。

店内も活気に溢れ、店員の応対も丁寧でよく教育が
行き渡っている感じで、よく人気店にある「食わせてやる」
といった横柄さは微塵も感じさせない。
行列で待つお客さんのために冷暖房完備の待合室まである。


聞けば、宮崎の人気ラーメン店「風来軒」の味にほれ込み
頼みこんで修行に入ったというご主人。
自宅にも厨房を作り、スープの研究に日々余念がない
ほどの熱血漢だそうです。
そんなご主人の心意気がラーメンの味にも、
店の雰囲気にも反映されているラーメン店。
それが‘無鉄砲’でした。

☆無鉄砲
住所 木津川市梅谷髯谷15-3
営業時間:11:00~15:00、18:00~23:00
定休日:月曜
主なメニュー
とんこつラーメン650円、とんこつチャーシューメン800円、
Wスープラーメン650円、醤油ラーメン650円、
、大盛り・替玉 各100円
TEL:0774-73-9060
交通アクセス
JR 奈良線・学研都市線・関西本線「木津」より車で約6分
京奈和自動車道「山田川」「木津」ICより各車で約10分