保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

仕事で終わる年の瀬

2006-12-31 00:01:56 | 船頭
いよいよ年の瀬も迫り、カウントダウンの足音が聞こえてきました。

私はっちんは、保津川下りが閉店した10日以降、
京都市内のある会社で日々奮闘しております。

今は‘400年’の委員長でもなく、船頭ブロガーはっちんでも
なく、ただの一兵卒として、早朝から夜遅くまでワーキングです。

京都への通勤列車にも慣れてきたところで、超多忙な仕事とは
裏腹に、日々新鮮な気分になれ、楽しく働いております。

明日の大晦日も大忙し。

今年は仕事で幕を閉じることになりそうです。

来年は違ったはっちんとなって、皆様の前に登場するかも・・・




クリスマスの楽しみ、恒例の「サンタ・コール」

2006-12-25 22:36:19 | 船頭
皆さん、メリークリスマス!

今年もこの日がやって来ましたね。

一年の中で願い事が叶う夢のようなイベント、クリスマス。

我が家では毎年、クリスマスの数日前に「サンタクロース」さんからの
テレホンコールがこども達にかかってくるのです。

うちの子は物心ついた時からこの「サンタ・コール」が
かかり、その電話でお願いした物が、必ず翌日には
枕下に置いてあるので、この「サンタコール」を
毎年楽しみにしているのです。

だから、息子などは高学年になった今でも、サンタさんの存在を
信じて疑ってはおりません。

「もしもし、サンタです~」とかかってくるサンタさんの声は
「少ししゃがれたおじいさんの声」だそうです。

また、どこで調べたのか?こども達の名前までよく知っているそうです。

そして必ず最初に「お父さん、お母さんの言うことをよく聞いていますか?」
と質問なさるそうです。

こども達が「はい!いい子にしてます!」(本当かな~??)と言うと、
「じゃぁ~プレゼントは何がいいですか?」と聞いてこられるそうです。

どうやら、今年も枕下に希望したプレゼントが届けられたようです。

サンタさんはいつの時代も子供たちのアイドルですね。

私の枕下にはサンタさんが来なくなって久しいですが、
今にして思うと、幼い日の楽しくわくわくした思い出こそが
最高のプレゼントとなり、この胸に残っているように感じます。

大人になっても夢とロマンを忘れずにいたいと強く思える。
それが私のクリスマスの様な気がします。

素晴らしい両親の愛情に包まれていたステキな時間。

やはり幾つになっても、心満たされるSpecial・day です。

*浜田省吾さんからクリスマスカードが届きました。
 私にとっては一番のプレゼントです!

休日のイブはゴスペルライブで!

2006-12-24 00:45:27 | ゴスペル&ミュージック
今年もクリスマス・イブがやって来ましたね。

今年は休日のイブです。
恋人や家族とゆっくり過ごすという人も多いのではないでしょうか?

そしてクリスマスイブの夜に聴きたい歌は、やはり「ゴスペル」です。

最近「ゴスペル」ネタが続いているのでこのブログの名前も
「ゴスペル・はっちん」に変更?と思われる方もいるのでは。

まあ~今は船頭の仕事は完全休業中なもので・・・

今年も琵琶湖畔にある浜大津アーカス・フェスティバルコートで
「ボイス・オブ・ピース(VOP)」のクリスマスライブがあります。

聖なるイブの夜に、神への感謝と愛を高らかに歌い上げる
迫力あるステージは、聴く者の魂を揺さぶり歓喜が湧き上がる
スピリチュアルなライブです。

実力派揃いのソロボーカルの迫力ある歌声と息の
合ったクワイアーの美しいコーラス。
一糸乱れぬリズムでステップを踏み歌うサウンドで
ステージと観客が一体なれるVOPのライブ。

このブログにもよくコメント下さる「大吉さん」「えみさん」も
VOPのメンバーで明日はお二人も登場されます。

また小学二年生の娘もVOPのメンバーとして参加します。

今年もいろいろな事が、私個人にもまた世界にも
起こりましたが、ゴスペルを聴いているとすべてを
神が洗い流してくれ、真の癒しをあたえて下さるように感じます。

世界の人が願う、共通の思いを音楽の調べに乗せ奏でる時、
世界は本当に一つになれる!と信じられる奇跡の夜。

琵琶湖の夜景を眺めながら、本格的なゴスペルに癒されるイブの夜もいいものです。

VOPのコンサートは
場所:浜大津アーカス2F フェスティバルコート(無料)
24日 18:00~&19:30~の2回公演です

「クリスマス・ゴスペルコンサート」がガレリア亀岡で開催

2006-12-19 23:15:48 | ゴスペル&ミュージック
「クリスマスといえばやはりゴスペルが聴きたい!」
という大のゴスペルファンである私にとって、うれしい
知らせが入って来ました。

地元・亀岡にある「ガレリア亀岡」で23日、
「クリスマスゴスペルコンサート」が開催されるそうです。

出演は関西を中心に活躍する実力派グループ「HEART&SOUL」。

そしてなんと!ステージには、亀岡市内で活躍するゴスペルサークル
‘AGUAS!!’や保津川下り春の開幕イベント」にも出演して下さった
‘Join&Joy’も参加されます。

ライブでは‘Join&Joy’とよさこいダンスグループ「子亀スパーク」の
こども達とのスペシャルコラボレーションで演出する「ジョイフル・ジョイフル」
もあるとのこと!とても楽しみです。
  
  
また、休憩時間には、亀岡牛等の地元特産品やレストランガレリアの
お食事券等があたるお楽しみ抽選会もありそうです。

楽しいクリスマス・イブイブになりそうな予感です。

これは家族揃って聴きに行くしかない!


■日時 12月23日(土・祝)
      午後6時50分~8時30分 (開場午後6時30分)

■会場 ガレリアかめおか 1階 コンベンションホール

■チケット 一  般 1,500円   中学生以下  1,000円
          
          ※全席自由席  ※就学前のお子様は無料  
          ※チケットはワンドリンク付です。
            ワンドリンク券で購入いただけるのは、
            ソフトドリンクのみです。
          ※当日券は500円増し。
           前売り券完売のときは、当日券の販売はいたしません。
■チケット販売  ガレリアかめおか総合事務所
           亀岡コンベンションビューロー

■お問い合わせ (財)生涯学習かめおか財団  0771-29-2700
           亀岡コンベンションビューロー  0771-22-0282

フグづくしの京懐石で「押忍!男組」忘年会

2006-12-17 22:32:34 | 素晴らしき仲間たち~
今年もあと半月を切り、巷では忘年会の季節到来ですね。
皆さんもあちらこちらの宴会で忙しくされているのでは?

私もその先陣となる「押忍!男組」の忘年会に出席してきました。

会場は「男組」の会員である西田浩二氏のお店「京懐石・門」。

今回は男組が結成されて最初の忘年会と、先日の皇太子ご夫妻が
京都御所に泊まられた時、料理人として接待されてた西田氏の御祝いも
兼ねた会となったので、いつものメンバーのほかに東京支部長と
ゲストとして映画「O奥」にも出演されている某女優さんも
女人禁制を破り出席されるなど、華やかで賑やかな宴となりました。

このブログ恒例の京懐石・門の料理紹介です。

フグ刺身の厚さに注目!こんなに歯ごたえ十分なフグ刺しは初めて!

これはなんだと思いますか? 富有柿の器に白子のグラタン風です。
ホワイトソースの様ななめらかさ。食べたことのない味で絶品でした。

これが表紙の写真で西田氏が料理実演しているフグの炭火焼です!
香ばしい匂いとゼラチン質のフグの身は、淡白と思われがちなフグを
裏切る調理にビックリです!フグにはこんな食べ方あったのですね。

ご飯物はなんと!特上ネタで握ったスシです!マグロのトロにうに・・・最高です!

最後は師匠譲りのデザートでシメです。豆乳の羊かんに紅芋の甘さがよく合う!

皆さん、大満足の「押忍!男組」忘年会。
美味しい料理と楽しいおしゃべりに時が経つのを忘れ、
気がつけば日付も変わっているほどでした。

私自身、今年は本当にいろいろありすぎて、大変な1年でしたが、
来年も男組のモットーである「夢とロマンに生きる」人生を
邁進していくことをメンバー一同と誓い合いお開きとなりました。

メンバーの皆さん、来年も宜しくお付き合いのほど、お願い申し上げます。
西田さん、遅くまでお邪魔してすいませんでした。

押忍!






17日(日)、高石市でVoice of Peace のゴスペルコンサート

2006-12-16 00:00:59 | ゴスペル&ミュージック
今年もいよいよカウントダウンが近づいてきました!

街の風景も紅葉から色とりどりのイルミネーションに変わり、
クリスマスムード一色になってきました。

このクリスマスといえば、やはりゴスペルが聴きたくなる季節です。

このブログでお馴染みのゴスペルグループ・Voice of Peace も
活動が忙しくなってきているようです。

17日には大阪府高石市の市民会館アプラホールで
ホールコンサート「Voice of Peace・Ⅹ'mas Night2006」
を開催されます。

毎年、京都のクリスマスシーズン到来を告げる
「京都駅ビルクリスマスツリー点灯式」など
関西地方のゴスペルシーンを熱く盛り上げているVoice of Peace 。

ゴスペルの魅力である人類愛に満ちた詩の世界を大勢のマスクワイアー
で力強く歌い上げるVoiceには、生きている歓喜、悲しみさえも癒してくれる
神の愛を感じる、まさに魂の叫びともいえる歌声です。

きらびやかなイルミネーションに照らされ、師走の慌しい日々のなか、
暫し日常を忘れ、ソウルフルなゴスペルの歌声に浸ってみては
いかがでしょうか!

★Voice of Peace・Ⅹ'mas Night2006
 2006年12月17日(日)
 出演:Voice of Peace&高石ゴスペルクワイヤーズ

場所:高石市市民会館アプラホール大ホール 全席自由
開場:17:30 開演18:00

前売:一般   ¥2,000 
   小中学生 ¥1,500 
当日:一般   ¥2,500 
   小中学生 ¥2,000      

旧近衛公の別荘で湯豆腐料理、料亭・松籟庵。

2006-12-14 21:22:27 | シリーズ・京都を食う!
渡月橋を上流に向うと左岸に亀山公園がある。

その山裾をさらに上流へ向かうと、桂川(保津川)にへり出す様に
ひっそり建つ「料亭・松籟庵(しょうらいあん)」が見えてくる。
喧騒を忘れさせてくれる静かな場所に、趣ある数奇屋造りで
建つこの料亭は、かって近衛文麿伯爵が別荘として建てたもので、
京都でも有数の名建築と云われるもの。

その近衛公の別荘跡で料亭をひらいているのが「松籟庵」なのだ。
女将は『小林芙蓉』という有名な書道家で「料亭」は「アトリエ」
としても使用されるそうだ。

松籟とは元々、海風が吹く音と木々の枝(松など)が揺れる音が
一体となった音の意味で、この地に別荘を建てた近衛公が、
嵐山の谷を吹き抜ける風の音とざわめく松の音が
渾然一体となって作りだす音風景を感じることが
出来る場所として「松籟庵」と名付けたと云われる。

料理は湯豆腐を中心とした京料理。
湯豆腐料理の本場嵐山・嵯峨野の中でも指折りの名店に数えられる。


全ての部屋が桂川の方を向いて建てられており、その窓から眺める
景色のどれもこれもが、昔から都人が愛で親しんだ風景だ。
いにしえの風流を楽しみながらお食事がいただけるのも、
平安の昔から貴族の別荘地であった嵐山ならではのこと。


山裾の川辺に建つ建物だけに、狭い渡り廊下や中二階への短い階段で
各部屋が結ばれているのが、なんとも懐かしさを感じさせてくれる。


いただいたメニューはもちろん「湯豆腐懐石・松籟」だ。
ごま豆腐に豆腐揚げのあんかけなど嵯峨豆腐尽くし料理のオンパレード。
湯葉のてんぷらなどが出てくるもの京料理ならでは。

そしてメインはやっぱりこれ!「湯豆腐」。
松籟庵自慢の昆布だしに、嵯峨豆腐で名高い「森嘉」の
極上豆腐でいただく湯豆腐はさすが絶品!
かつお節でとった特製醤油のつけタレが豆腐の本来の自然な
旨味を引き出し、深い味わいを醸し出します。
あまりの美味しさに豆腐のお替りをしたのは言うまでもない。

午後5時以降は完全予約制となっているが、お昼は、
フリーで来店できる。またメニューもこの湯豆腐懐石のほかに、
抹茶や趣向を凝らした創作羊かんなどもいただける甘味処としても
営業されており、嵐山散策の後に気軽に訪れるのもいだろう。

元貴族の別荘で、風光明媚な嵐山の景色を愛でながら優雅に食事とお茶をいただく。

そんな贅沢な空間が広がるのが「松籟庵」なのだ。


★料亭・松籟庵
 お料理
 湯豆腐懐石・松籟
 午後5時以降は完全予約制
 5000円コースと1000円コース
 お昼
 湯豆腐懐石 3800円~5000円

営業時間:午前11時~午後5時 5時以降は完全予約制
     定休日は水曜日
住所:616-8386 京都市右京区嵯峨亀ノ尾町官有地内
電話:075-861-0123
座席:40席(座敷席のみ) ■駐車場:なし
■交通アクセス:JR嵯峨嵐山駅から西へ。徒歩15分

京都・嵐山花灯路に行っていました。

2006-12-12 11:03:19 | シリーズ・京都を歩く
初冬の嵐山を「和」を基調とした灯りと花で魅力的に
演出する「京都嵐山花灯路2006」に行ってきました。

9日から始まったこの光と花のイベントは、
冬の風景に佇む嵐山界隈の路地を行灯で照らし
幻想的空間を創出するもので、今年で2年目を
迎える新しいイベントなのです。

今年も初日から大勢の観光客や地元の人で賑わい、
京都の新しい冬の風物詩して定着しそうな予感です。

昨夜は昼間の暖かさとはうって変わり、夕方から
急激に温度が低下、肌寒くなってきたのですが、
あたりが薄暗くなる5時頃には、行灯が整備されている
奥嵯峨の小道には歩けないほどの人の列が出来ていました。

二尊院近くの知り合いの家に車を止めさせてもらったので、
私は奥嵯峨路の最終点「小倉山二尊院」から花灯路の出発です。
本堂に釈迦と阿弥陀如来の二尊の像が安置されていることから
二尊院と呼ばれるこのお寺は平安時代に天台宗の寺として創建された
もので、保津川下りの生みの親・角倉了以翁の墓がある。

お隣りの「常寂光寺」です。もみじの美しさが嵐山一といわれるこのお寺
には、まだ紅葉が残っていました。
各寺院の門前には京都の伝統流派のいけばなも活けてあり、
冬の京情緒を一段と醸し出す演出がなされています。

冬紅葉がライトアップされ、路地を照らす灯りと相まって
季節感ある幻想的空間が演出されているのは見事です!

細くて複雑に入りこんだ奥嵯峨の路、訪れた人が迷わないようにと
道先案内も光りの灯篭が使われている心配りはうれしいです。

幻想的な「和」の灯りの中で、一箇所だけ近代的イルミネーションが
輝く「嵯峨野観光鉄道・トロッコ列車嵐山駅」。
異色な光を放つ空間ですが、以外に周囲のぼんやりした灯りに合う
から不思議です。期間中は駅構内は開放されており、
ホカホカで温かい「山栗」などが販売されているので
ベンチで疲れた足を休めるに最高です。

トロッコ嵐山駅を山手を上がるとすぐに「大河内山荘」があります。
往年の映画スター大河内伝次郎が30年の歳月と晩年の全財産を
かけて完成した云われる山荘で、敷地約2万平方メートルに
立派なお殿造りの大乗殿があり、庭からは眼下に保津川、
東には比叡山、大文字、仁和寺の塔が見える。

さらに「野々宮の竹林」路を、灯篭のぼんやりした「灯り」を
たよりにそぞろ歩き、渡月橋を目指します。

竹林のライトアップはけして派手な光ではなく、京都の伝統工芸の技術を
生かした京焼、清水焼、石、北山杉、竹などで作られた「和」の
光なのでやさしく、竹本来の自然な緑色を浮び上がらせています。

そして「嵐山・渡月橋」に到着。
青や紫などで映しだされた山のライトアップは壮大で圧巻!
日常的に慣れている山と同じ風景とは到底思えない変身ぶりに、
不思議な感動がこみ上げ、しばらく足を止め呆然と見入ってしまった。

もちろん、渡月橋の周辺は日中の様な人だかりで大混雑。
昨年から始まった「京都嵐山花灯路」は大ヒット企画に
なってようです!

さすがは天下の名勝・嵐山!お見事です!

今年最後の運航に思う400年目の保津川下り・・・

2006-12-11 11:48:12 | 船頭
昨日で今年最後の営業となった「保津川下り」

創業して400周年という記念の年を昨日、静かに終了した「保津川の川下り」

昨日の操船には、自分自身がこの「400年」にかけ取り組んだ
様々な出来事や人との出会いなどを思い浮べ下った。

前年度、遊船組合内で組織された委員会の長に任命されたあの日から・・・

昨年フランスから出てきて話題となった「110年前の保津川下りフイルム」
そのフイルムを来年、亀岡に貸し出して戴こうと、周囲の反対を押し切り
委員会メンバーと夜行バスで東京の近代国立美術館を訪れた暑い夏の日。

400年目の川を美しくしようと奉仕で清掃活動に
立ち上がってくれた若き船頭衆たち。
川を花盛りにしようと桜の植樹事業も立ち上げた。

市文化資料館・黒川館長の指導のもと、船頭たちの手作り制作で
完成したハイレベルな「保津川下り400年・記念展示会場」

一冬賭けて舞台設営と出演者交渉に当った「400年記念・川開イベント」
生憎の冷たい雨に見舞われたが、いやな顔一つせず最後まで演じて下さった
出演者とスタッフの皆さん。

市議会の西口議員の企画による「イギリス皇室への手紙」
地元保津のこども達の思いにイギリス皇室が応えて下さった。

亀岡市でも「保津川開削400周年」をすすめる実行委員会を設立して
いただき、官・学・民・産が一致協力した組織を結成、最終目標に
「保津川の文化的景観を世界遺産に!」という将来への大きな夢を
繋いで下さった。

大勢の市民が参加して下さった「保津川クリーン大作戦」

イスラエルとパレスチナのこども達と保津川に流す予定だった
「ピースリーフ&フレンドシップ・ささぶね流し」

丹波亀山城址のお堀に保津川の船を浮べライトアップした
「了以にであう夢開削・水の庵」

これからの「保津川」を担うこども達に、もっと深く
保津川の歴史・自然に触れてもらうために開かれた
「こどもシンポジウム2006」

400年に湧き上がる保津川に冷水を掛ける様に落ちてきたあの石。
進まぬ対策、低下する営業状況に組合始まって以来の危機的事態へ。
そして今だ来シーズンの運航形態のメドは立っていない。

しかし!

江戸時代初期から延々と受け継がれた伝統ある川下りの
姿を今もそのまま残している日本唯一の船「保津川下り」

今では数ある京都観光の中でも一種、異彩を放つ存在である
自然体感型・リアルネイチャーな観光業だ。

この節目の年に起った出来事。いい事も悪い事も全てを
受け入れ、その節から素晴らしい新芽が噴き出てくるそんな
「保津川下り」に成長できる機会にしなくてはならない。

自分自身にとってはこの「400年」の事業はまだまだ
不完全燃焼に終わった感が強い。「400年」はホンの
通過点に過ぎず、さらに新たな仕掛けをどんどん施し
保津川の魅力の再構築を図り、未来永劫伝えて
残してゆかねばならない使命がある。
そしていつの日か「世界遺産」に登録され、
日本の、いや!世界の宝として愛される存在にならねばないらない。

この寒い冬を耐え凌ぎ、温かくなる春には笑顔を取り戻せる様に・・・

いよいよ今日は保津川下りの最終日!

2006-12-10 08:47:19 | 船頭
今日10日は保津川下りの今年最後の運航日。

400周年という記念すべき年は、まさに試練の年になりました。

今年お越しいいただいたお客様、400年事業にお力添えを
いただいた実行委員の皆様、盛り上げていただいた亀岡市民の
皆様、とても感謝しております。本当にありがとうございました。

今年、起った様々の出来事、出会った人たちなどのことを
胸に思い浮べながら、今年最後の運航に向いたいと思います。

それでは、最後の川下りに行ってきます!

押忍!