清流といわれる保津川には、今も源氏ホタルが
生息している場所「蛍ヶ淵」があります。
蛍ヶ淵は、前回紹介した昔の船着場「下浜」の少し下流部で、
保津川本流と、山から流れ落ちる谷川が合流する箇所から
約200~300m下流間をそう呼びます。
川が真っ直ぐ緩やかに流れる蛍ヶ淵は、川沿いに
蛍の幼虫が繭(まゆ)をつくれるネコヤナギも木が
多くはえており、生息するのに適した自然環境に
なっているようです。
保津川に生息する源氏ホタルは、幼虫の時期を水のなかで過ごし、
やがて水辺から上陸し、ネコヤナギの枝や土中に繭(まゆ)を
つくります。
その後約1か月間さなぎとなり羽化し、成虫になります。
但し、今の自然環境ではホタルの成虫に羽化できるのは
ほんのわずかといわれて、たいへん貴重な生き物となりつつあるのです。
保津川で毎年、この源氏ホタルが見られるのは、5月下旬から6月初旬頃で
平均気温が高い年などは少し早く飛び始めるようです。
ホタルの飛んでいる時刻は、夕日が沈む午後7時半頃から9時までなので
残念ながら船からは見ることは叶いませんが、時間帯を合わせて
蛍ヶ淵に観察に行くと、川の流れる音しか聞こえない真っ暗闇の中に
眩いばかりの黄緑色の光を放った源氏ホタルの出会えます。
調べたところによると、ホタルが光を出すのは異性の気を惹く
為のものといわれオスの方が強く光るそうです。
ホタルの世界もオスが強く自己をアピールしないと
メス様には選んで頂けないのですね。
なんだか急にホタルくんが身近に感じられます。
また、このホタルの光には驚くべき現象がみられるそうです。
ふつうは物質が光を出す場合、熱を持ち温度が高くなるのですが、
ホタルの場合は光っているところをさわっても熱を感しないそうです。
温度が低い状態で発光する冷光という光だそうです。
熱が出ないということは、それだけエネルギー効率が、
非常に高いということです。
少しのエネルギーで光をつくることが出来る現象です。
このホタルの光を電力に活かせたら、地球環境問題は
劇的に解決されるのでは・・・などという夢のような
研究も進められているとか?いないとか?
しかし、一つだけ確かな事は、この夏の夜を
幻想的に演出するホタルの光は、汚染されていない
綺麗な水辺を守らなくては、消えて無くなるということです。
保津川でも年々、ホタルの生息数は減ってきているのです・・・
生息している場所「蛍ヶ淵」があります。
蛍ヶ淵は、前回紹介した昔の船着場「下浜」の少し下流部で、
保津川本流と、山から流れ落ちる谷川が合流する箇所から
約200~300m下流間をそう呼びます。
川が真っ直ぐ緩やかに流れる蛍ヶ淵は、川沿いに
蛍の幼虫が繭(まゆ)をつくれるネコヤナギも木が
多くはえており、生息するのに適した自然環境に
なっているようです。
保津川に生息する源氏ホタルは、幼虫の時期を水のなかで過ごし、
やがて水辺から上陸し、ネコヤナギの枝や土中に繭(まゆ)を
つくります。
その後約1か月間さなぎとなり羽化し、成虫になります。
但し、今の自然環境ではホタルの成虫に羽化できるのは
ほんのわずかといわれて、たいへん貴重な生き物となりつつあるのです。
保津川で毎年、この源氏ホタルが見られるのは、5月下旬から6月初旬頃で
平均気温が高い年などは少し早く飛び始めるようです。
ホタルの飛んでいる時刻は、夕日が沈む午後7時半頃から9時までなので
残念ながら船からは見ることは叶いませんが、時間帯を合わせて
蛍ヶ淵に観察に行くと、川の流れる音しか聞こえない真っ暗闇の中に
眩いばかりの黄緑色の光を放った源氏ホタルの出会えます。
調べたところによると、ホタルが光を出すのは異性の気を惹く
為のものといわれオスの方が強く光るそうです。
ホタルの世界もオスが強く自己をアピールしないと
メス様には選んで頂けないのですね。
なんだか急にホタルくんが身近に感じられます。
また、このホタルの光には驚くべき現象がみられるそうです。
ふつうは物質が光を出す場合、熱を持ち温度が高くなるのですが、
ホタルの場合は光っているところをさわっても熱を感しないそうです。
温度が低い状態で発光する冷光という光だそうです。
熱が出ないということは、それだけエネルギー効率が、
非常に高いということです。
少しのエネルギーで光をつくることが出来る現象です。
このホタルの光を電力に活かせたら、地球環境問題は
劇的に解決されるのでは・・・などという夢のような
研究も進められているとか?いないとか?
しかし、一つだけ確かな事は、この夏の夜を
幻想的に演出するホタルの光は、汚染されていない
綺麗な水辺を守らなくては、消えて無くなるということです。
保津川でも年々、ホタルの生息数は減ってきているのです・・・