「みぞゆう」(未曾有)
「ふしゅう」(踏襲)
自民党の麻生太郎は、首相時代にこういった発言を連発し、さんざん揶揄された。
首相がこうなら、大臣もやらかす。
かつて一万田尚登元蔵相は、「プラトン輸出」(プラント輸出)などと言った。
この手の発言は、党派を超えるらしい。
昭和27年、井上良二という社会党議員は、ある特別委員会で「いちいのむらいかん」と発言した。
このときの速記者はまだ駆け出しだったが、さすがプロで、前後の文脈から見事に何を言わんとしているかを察知した。
「市井の無頼漢」のことであった。
誰が言ったかは不明だが、「ほことん」(矛盾)、「ケザワヒガシ」(毛沢東)、「かたやまおりぐち」(片山哲)のごとき発言も国会で飛び交った。
議員だけではない。文書のプロであるはずの官僚も、この手の発言をする。
さる旧大蔵省の幹部は、国会で、「おいかよさん」と宣うた。追加予算のことである。
【参考】菊池正憲『速記者たちの国会秘録』(新潮新書、2010)
↓クリック、プリーズ。↓

「ふしゅう」(踏襲)
自民党の麻生太郎は、首相時代にこういった発言を連発し、さんざん揶揄された。
首相がこうなら、大臣もやらかす。
かつて一万田尚登元蔵相は、「プラトン輸出」(プラント輸出)などと言った。
この手の発言は、党派を超えるらしい。
昭和27年、井上良二という社会党議員は、ある特別委員会で「いちいのむらいかん」と発言した。
このときの速記者はまだ駆け出しだったが、さすがプロで、前後の文脈から見事に何を言わんとしているかを察知した。
「市井の無頼漢」のことであった。
誰が言ったかは不明だが、「ほことん」(矛盾)、「ケザワヒガシ」(毛沢東)、「かたやまおりぐち」(片山哲)のごとき発言も国会で飛び交った。
議員だけではない。文書のプロであるはずの官僚も、この手の発言をする。
さる旧大蔵省の幹部は、国会で、「おいかよさん」と宣うた。追加予算のことである。
【参考】菊池正憲『速記者たちの国会秘録』(新潮新書、2010)
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