6月14日、多摩市で開催された第6回生ごみリサイクル交流集会に参加して
「楽しい生ごみ堆肥づくり 江戸川区で10 年継続!」
と題して発表しました。
当クラブは2004年から生ごみ堆肥作り講習会を継続して開催、参加者は1000名を超えました。
これまでの講習会は成人が対象でしたが、
幼稚園や保育園、小学校などにも働きかけ、子供たちに伝えて行くことが今後の課題です。
主催は「NPO法人 ごみ・環境ビジョン21」 後援は多摩市です。
多摩市は平成20年にごみを有料化していますが、
阿部裕行多摩市長からは「生ごみ入れません!袋」というユニークで大変興味深いお話がありました。
燃やすごみの40%を占める生ごみを少しでも減らすことを目的に、
生ごみを堆肥化するなどして出さない方に「生ごみ入れません!袋」を配布して、
生ごみ以外の燃やすごみを無料で出せる制度があるとのこと。
江戸川区にもそんな日が早く来てほしいものです。
埼玉県戸田市環境クリーン推進課とNPO戸田EMピープルネットが行っている、
「“生ごみは宝” で花いっぱいのまちづくり」も、
行政と市民の協力が実った事例として参加者から大きな共感を得た発表でした。
専用バケツ(19ℓ)に溜めた生ごみを持っていくと、花と交換してもらえる。
もちろん生ごみ堆肥で育てた季節の花です。
さらには生ごみ堆肥のペレット化も試行しています。
生ごみが花いっぱいのまちづくりに活かされている戸田市は、
都市型生ごみリサイクルの未来予想図を見せてくれる先進地です。
ほかにも先進的な活動をしている3団体の発表がありました。
*鎌倉のごみ減量を進める会 市民・事業者・市が協働
*羽村市 生ごみ堆肥化めぐみネット ダンボールコンポスト講座を開催
*国立市ごみ減量課清掃係 50リットルのプランターで「ミニ・キエーロ」を作製
多摩から周辺へ、生ごみを資源として活かそうという
行政と市民が連携した取り組みが広がっています (ikiiki)