生ごみ堆肥づくりにはいろいろな方法がありますが、
中でもミミズに生ごみを食べさせて堆肥にする方法は
ちょっとマニアックな堆肥づくりかもしれません。
「頭も尻尾もわからないミミズは気持ちが悪くて嫌い」
という人も多いでしょうが、ミミズ糞は良質な完熟たい肥で、
花は色鮮やかに、野菜は安全でおいしく、無農薬の菜園づくりを助けてくれます。
どんな植物にも有効な液肥も採集できます。
春と秋には卵(3㎜ほど)を産み個体数も増えて、たくさんの生ごみを食べてくれます。
増えるといっても、容器のサイズに合わせて生息数は調整されますので、
あふれるほど増えることはありません。
生ごみを食べてくれるミミズは、シマミミズという種類です。
植え込みの中の落ち葉の下などに集まってくる体長4~8㎝ほど、小型で縞々があるミミズです。
雨上がりに道路わきで見かけるミミズは
完熟たい肥に集まってくるフトミミズという種類で、生ごみは食べません。
シマミミズの飼育方法は難しいことではありません。
多くの人が実践している、微生物の働きを利用した生ごみ堆肥づくりと違って、
生き物を飼育する楽しみもあり、
子供たちの環境教育に取り入れている学校もあります。
その飼育方法は次回ご紹介します。(ikiiki)