卒業25周年を契機に参加し始め、一昨年まで皆勤してきた母校のOB・OG合唱団、ホームカミングデーのミニステージのこと。
昨年、迷った末に参加申し込みをした。1回だけ練習に出たものの、母の入院、手術、術後ケア等があり途中でリタイアを余儀なくされ、舞台に乗るところまで結びつかなかった。
今年も5月の末だったか、合唱団からご案内が来た。専任指揮者のY先生は本番の日程があわないため、OBのどなたかが指揮者をされるとのこと。いつも一緒に舞台に乗ってくれる現役の助っ人を今年は頼めないので、あまりに人数が集まらず演奏のレベルが保てないと判断すれば、団として参加見送りかもしれないという書きぶりだった。
さて、どうしたものかと悩みつつ、幹事の先輩にどんなご様子かを伺い、その返事をお待ちしているうちに父の入院、死去等が続き、すっかりそれどころではなくなっていた。
例年、6月下旬、梅雨の真っ只中に練習がスタートし、月に2回程度の練習スケジュール。そのため、今年はもう練習が始まっているとばかり思っていた。
ところが、昨日楽譜が3種類届き、練習日程を見ると、明日からスタートだとある。10月の本番までに8回の練習予定が書いてあった。音取り音源等も進化してPCからダウンロードできるようになっている。
早速YouTubeで検索し、楽譜を見ながらちょっと歌ってみた。どれもいい歌だ。モーツァルトが13歳の時の作品である「Te Deum laudamus KV141(66b)」、立原道造作詞、三宅悠太作曲「子守歌―立原道造の詩による小さなレクイエム-」、伊東恵司作詞、松下耕作曲 歌おうNIPPONプロジェクトのために作られた「ほらね、」。
最後の歌は、東日本大震災のあと、歌で日本をつなげよう、歌で被災地を応援しようと企画されたカワイ出版の「歌おうNIPPONプロジェクト」のために書き下ろされた作品。合唱を愛する伊東、松下の両先生方が心を込めて作ったこの作品は、震災の被災者はもとより、現代社会の中で傷ついた多くの人々の心を癒してきたという。このお二人の作品は、息子たちの合唱団でも取り上げている。いい歌だ。メロディも詩も元気が出る幸せな感じ。一部、詩を転載させて頂く。
「ほらね きっとね ひとりじゃない それでもかなしいひがあったら なみだがとまらないひがあったら ゆっくりそっとうたをうたおう おもいでつまったあのうたを うたは あなたのたいせつなともだち いつもそばにいるたいせつなともだちだから」
本当にそうだ。ほんのちょっとの間口ずさみながら、You Tubeでこの歌を歌っている方たちの幸せそうに歌う顔を見ながら、やっぱり歌って素晴らしい、と素直に思うのである。
とはいえ、冷静に考えれば、明日は今後の法事の日取りなどの打ち合わせで実家に行くことになっている。初回から練習には出られない。その次の回もその次の回も予定が入っている。3回ある9月の練習日だけは今のところかろうじて参加できそうだが、治療薬の変更を予定しているから、今のように元気に動き回れる保証もない。そして本番当日ももう一つの日程とバッティングしそう。
ということで、去年のようにいったん参加表明をしてまたリタイアでは申し訳ないので、今回は残念だけれど参加を見送ることにした。
それにしても、一昨年の舞台を初めて見に来てくれた両親が昨年、今年とこういう事態になっており、最初で最後、なんとも凄いタイミングで見に来てくれたのだな、と改めて思う。
現役時代から30年以上お世話になっているY先生は、今年の夏で85歳を迎えられる。先日亡くなった父と僅か3つ違いとは信じられないほど、お歳を感じさせないダンディな方だ。今年、団の専任指揮者就任50周年になるという。お誕生日とその記念パーティのお誘いも同封されていた。
せめてこちらだけには出席出来るといいな・・・、とカレンダーと睨めっこを始める私である。
昨年、迷った末に参加申し込みをした。1回だけ練習に出たものの、母の入院、手術、術後ケア等があり途中でリタイアを余儀なくされ、舞台に乗るところまで結びつかなかった。
今年も5月の末だったか、合唱団からご案内が来た。専任指揮者のY先生は本番の日程があわないため、OBのどなたかが指揮者をされるとのこと。いつも一緒に舞台に乗ってくれる現役の助っ人を今年は頼めないので、あまりに人数が集まらず演奏のレベルが保てないと判断すれば、団として参加見送りかもしれないという書きぶりだった。
さて、どうしたものかと悩みつつ、幹事の先輩にどんなご様子かを伺い、その返事をお待ちしているうちに父の入院、死去等が続き、すっかりそれどころではなくなっていた。
例年、6月下旬、梅雨の真っ只中に練習がスタートし、月に2回程度の練習スケジュール。そのため、今年はもう練習が始まっているとばかり思っていた。
ところが、昨日楽譜が3種類届き、練習日程を見ると、明日からスタートだとある。10月の本番までに8回の練習予定が書いてあった。音取り音源等も進化してPCからダウンロードできるようになっている。
早速YouTubeで検索し、楽譜を見ながらちょっと歌ってみた。どれもいい歌だ。モーツァルトが13歳の時の作品である「Te Deum laudamus KV141(66b)」、立原道造作詞、三宅悠太作曲「子守歌―立原道造の詩による小さなレクイエム-」、伊東恵司作詞、松下耕作曲 歌おうNIPPONプロジェクトのために作られた「ほらね、」。
最後の歌は、東日本大震災のあと、歌で日本をつなげよう、歌で被災地を応援しようと企画されたカワイ出版の「歌おうNIPPONプロジェクト」のために書き下ろされた作品。合唱を愛する伊東、松下の両先生方が心を込めて作ったこの作品は、震災の被災者はもとより、現代社会の中で傷ついた多くの人々の心を癒してきたという。このお二人の作品は、息子たちの合唱団でも取り上げている。いい歌だ。メロディも詩も元気が出る幸せな感じ。一部、詩を転載させて頂く。
「ほらね きっとね ひとりじゃない それでもかなしいひがあったら なみだがとまらないひがあったら ゆっくりそっとうたをうたおう おもいでつまったあのうたを うたは あなたのたいせつなともだち いつもそばにいるたいせつなともだちだから」
本当にそうだ。ほんのちょっとの間口ずさみながら、You Tubeでこの歌を歌っている方たちの幸せそうに歌う顔を見ながら、やっぱり歌って素晴らしい、と素直に思うのである。
とはいえ、冷静に考えれば、明日は今後の法事の日取りなどの打ち合わせで実家に行くことになっている。初回から練習には出られない。その次の回もその次の回も予定が入っている。3回ある9月の練習日だけは今のところかろうじて参加できそうだが、治療薬の変更を予定しているから、今のように元気に動き回れる保証もない。そして本番当日ももう一つの日程とバッティングしそう。
ということで、去年のようにいったん参加表明をしてまたリタイアでは申し訳ないので、今回は残念だけれど参加を見送ることにした。
それにしても、一昨年の舞台を初めて見に来てくれた両親が昨年、今年とこういう事態になっており、最初で最後、なんとも凄いタイミングで見に来てくれたのだな、と改めて思う。
現役時代から30年以上お世話になっているY先生は、今年の夏で85歳を迎えられる。先日亡くなった父と僅か3つ違いとは信じられないほど、お歳を感じさせないダンディな方だ。今年、団の専任指揮者就任50周年になるという。お誕生日とその記念パーティのお誘いも同封されていた。
せめてこちらだけには出席出来るといいな・・・、とカレンダーと睨めっこを始める私である。