昨夜も、今朝の早起きに備えて入浴して休むつもりだったが、夫の就寝前のうがいのタイムキーパ―を待っていたらまたしても日付が変わりそうに。それでもベッドに入ると、咳込むこともなく、安心して横になれるのだから有難いことだ。最近では瞑想CDも要らないくらいすぐに眠りに落ちている。
平日仕様のスマホアラームが鳴り、何とか起きる。リビングに行くと夫はもう食事中。洗面や身支度を終えて夫を送り出す。今日は洗濯もお休み。BSと地デジの朝ドラを2回視ながら朝食。食後は食洗器等片付けモノをしてからリビングで毛布にくるまってドラマの録画をウトウトしながら視る。
MSコンチンを飲み、またウトウトしているうちに出かける準備をしなければ、という時間に。急いでまとめたごみを捨てに出る。
昼食は抜きなのでお茶だけ飲んで予定の時間に出かける。前回のCTは息子の結婚式を終えた10月末だった。ドセタキセルを7月までで終了しフェスゴを3か月続けた結果、両肺と縦郭リンパ節の腫瘍増悪という結果になった。
頑張ってドセタキセルを7クール迄延長して投与したものの、3か月しか持たなかったということでかなり凹んだ。それから主治医と今後のことを相談し、新しくエスワンを飲み、これが効けば続け、効かなくなったり辛くなったりしたら積極的治療は一旦終了ということに決めた。
体調は悪化する一方で、咳込んで眠れぬ夜が続いた。このままだったらあとどのくらい生きられるのか、と本気で思った。体調不良の中、包括支援センターや緩和ケア病棟やらに出かけたのは正直しんどかった。その後MSコンチンを処方されてからは嘘のように咳と喘鳴が消え、11月末からスタートしたエスワンが地味に効いてくれているようで小康状態を保っている。今回はその評価測定のための撮影だ。
それを考えると、今はモルヒネのおかげで思いのほか元気でいられる。もちろん息切れやふらつきはあれど、作業療法士さんや看護師さんの訪問も始まり、若い方とテンポよくお話することが良い刺激となり、爪センターお薦めのウオーキングシューズで毎週のお散歩も快適だ。
日中は暖かいというが、しっかり厚着をして家を出て、予定した電車に乗る。
車内のお供は信長直子さんの「ぼけますから、よろしくお願いします。おかえりお母さん」(新潮文庫)。
テレビでも放映され、ドキュメンタリー映画も拝見し、毎回本も読ませて頂いているが、コロナ禍お母様が旅立たれてからも一人暮らしを続けておられるお父様は無事104歳のお誕生日を迎えられたというのだから本当に凄い。一人娘として愛情一杯に育てられた信長さんのご両親に対する優しさと愛情の深さにいつもながら同じ一人娘としての我が身を振り返って下を向きつつ胸を突かれながら読み進む。
予約時間の15分前に病院に入るように指示されており、その5分ほど前に到着した。自動受付機をすんなり通って、まずは採血の受付をしてピンクの受付番号表を手にするも、いつも採血室に向かう2時間以上前なのでまだ何人かの方が待っている。
これはダメだ、とエスカレーターで2階の放射線受付に上がる。こちらは空いており、待合椅子にはどなたもおられない。すぐに受付して頂けた。保険証、受付票、IDカードを出し、CT準備室の前で待つように言われ、そのまま移動する。
準備室前には数人いらしたが、予約時間15分前に名前を呼ばれ、準備室でルート確保。ロッカーに荷物を入れて造影剤注入のためのルート確保の針刺しだ。
初めましての若い看護師Kさんが担当。今日も検査対応で、ブラトップと無地のニット、パンツはファスナー付きだけれど、検査の時にずらすだけでOKだから着替えは不要。いつものように右腕を差し出して、名前と生年月日を言い、紙テープで、とお願いする。
造影剤用の針は採血の針より太いから大抵痛むが、今日はぐっと入る時以外はあまり痛まなかった。中廊下に出て10分ほど待つ(これで予約時間ぴったり)と名前を呼ばれた。靴を履いたまま、服を着たままCT装置に寝っ転がる。
ベッドに寝て顎をやや上げ加減にして、両手万歳の姿勢になったらもうお任せ。静かに目を瞑って呼吸を整える。1回目は造影剤なしで、次に造影剤を入れて2回撮影するが、始まってしまえば10分もかからない。
ドクターがいらして「造影剤が入ると身体が熱くなります。が、それ以外のことがあったらすぐに教えてください。」といつもの注意をされる。注入が始まると薬液の匂いが鼻を突く。
幸いなことに、長く造影剤検査をしているがこれまで1度もアレルギー反応が出たことはない。あっという間に造影剤が身体中を駆け巡り、体の芯がカーッっと熱くなるのはいつも通りの反応だ。「ご気分悪くないですか。」と訊かれ、「はい、大丈夫です。」と応答。前回は咳込んで頷くことしかできなかったのを思い出す。
「息を吸って。止めて下さい・・・。」を繰り返して終了。「看護師が針を抜きますから、そのままでお待ちください。」と言われ、看護師さんが現れる。腕をバンテージテープでぐるぐる巻いて固定して針を抜いてくださったが、それほど痛まず。「バンテージテープは15分くらいしたら自分で外してくださいね。」とのこと。
ロッカーから荷物を出すと、その場で止血確認のため待機することなく解放される。2階の放射線受付に戻ってファイルを戻し、今度は受付票バーコードをスキャンしてレントゲン受付番号を取る。中廊下に入ると殆ど待たずに名前を呼ばれる。着替えは不要なので、すぐに検査室に入り、前からと横からの2枚撮影をして無事終了。
ようやく採血のため1階に降りる。さすがにもう自分の番号が出ているが、頂いた筈のピンクの番号票が行方不明。番号と受付票が行方不明なことを告げて再発行して頂く。荷物を持ちながらファイルを出したり入れたりするので小さな紙きれはよほど注意してどこかに入れておかないとダメである。
今回はマーカー測定も含むフル検査で、5本の採血。
今日は3人の技師さんがいらしたが、若い男性臨床検査技師のSさんから「どうぞ」と呼んで頂く。既に右手には止血テープが貼ってある。CTと採血が同日ということはあまりないので、2度近い部分を針刺しされた。刺す時ぐいっと奥に入る感じでちょっと痛んだ。抜く時は問題なく終了。
お礼を言って採血室を後にし、止血をしながら腫瘍内科受付を通して、総合会計窓口へ。15分ほど待って自動支払い機にIDカードを通す。15,000円弱をカード払い。病院滞在時間は1時間弱。
流石にお腹ペコペコ。空腹のまま駅まで歩く元気がなく、途中の珈琲店に入る。大抵はそれほど混んでおらず、一人で4人テーブルを使わせて頂くのだが、今日は混雑していて「カウンターではいかがでしょうか?」と言われるも、荷物もあるし、出来れば・・・と唯一空いていた2人席にして頂く。
レモンティーとホットドッグ・ポテトのセットを完食出来た。朝もしっかり食べたのにやけにお腹が空いている。スインプロイクの効果は続いていて、出がけに硬い排便があったので、今日も飲むのをやめておく。
出張先直帰だから早めに帰宅出来るという夫に連絡して、本を読みながら時間調整出来るので最寄り駅で合流することに。読書の続きをして、1章だけ残して読み終え、お店を出た。
帰りの電車に乗ると、なんと空席がなく、立つことに。ずっとだったら辛いな、と思ったが2つ先の駅で無事席が確保出来て、読書の続きをして無事読み終えた。
乗換駅で夫から詳細な到着時間が届き、ウインドウショッピングのつもりが、旅行用に軽くて機能的なショルダーバッグを見つけたので購入した。準備を続けて気持ちを上げていきたい。
無事夫と合流して、ウオーキングシューズを買いにアウトレットモールへ。私が昨日見たのはサイズは夫の25.5cmだったが、これはメンズではなくレディスもので履いてみたら幅がきつく、グレーで26cmのメンズ・ワイド幅があったのでそれを購入した。これで旅行の歩きは2人とも万全だ。
早めに夕食を摂ることにしてイタリアンへ。まだ遅いランチを食べて3時間も経っていないのにあれこれ注文したら食べ切れず。ワインを飲んだ夫もイマイチ美味しくなかったようだ。会計を済ませ、帰途へ。
帰宅してから母にMeet通話。デイサービスは昼食を頂いてから早めに引き上げて、クリニックに行ったそう。診察が始まる30分前に行ったけれど風邪ひきさんでかなり混んでいたそう。コロナでもインフルでもなく、ただの風邪とのことで、鼻水止め、痰切剤等3つか4つの薬を出して頂き、それを整理していたら訳が分からなくなってお盆に移していたとかで、今日もなかなか出なかったが、とりあえず大丈夫そうでほっとした。
その後は夫とダラダラと録画したドラマを視てMSコンチンを飲み、今に至っている。
明日は治療前泊。前日検査である採血レントゲンが今日済んでしまったので、ただ前泊するだけとなってしまい、なんだか申し訳ない感じだ。
平日仕様のスマホアラームが鳴り、何とか起きる。リビングに行くと夫はもう食事中。洗面や身支度を終えて夫を送り出す。今日は洗濯もお休み。BSと地デジの朝ドラを2回視ながら朝食。食後は食洗器等片付けモノをしてからリビングで毛布にくるまってドラマの録画をウトウトしながら視る。
MSコンチンを飲み、またウトウトしているうちに出かける準備をしなければ、という時間に。急いでまとめたごみを捨てに出る。
昼食は抜きなのでお茶だけ飲んで予定の時間に出かける。前回のCTは息子の結婚式を終えた10月末だった。ドセタキセルを7月までで終了しフェスゴを3か月続けた結果、両肺と縦郭リンパ節の腫瘍増悪という結果になった。
頑張ってドセタキセルを7クール迄延長して投与したものの、3か月しか持たなかったということでかなり凹んだ。それから主治医と今後のことを相談し、新しくエスワンを飲み、これが効けば続け、効かなくなったり辛くなったりしたら積極的治療は一旦終了ということに決めた。
体調は悪化する一方で、咳込んで眠れぬ夜が続いた。このままだったらあとどのくらい生きられるのか、と本気で思った。体調不良の中、包括支援センターや緩和ケア病棟やらに出かけたのは正直しんどかった。その後MSコンチンを処方されてからは嘘のように咳と喘鳴が消え、11月末からスタートしたエスワンが地味に効いてくれているようで小康状態を保っている。今回はその評価測定のための撮影だ。
それを考えると、今はモルヒネのおかげで思いのほか元気でいられる。もちろん息切れやふらつきはあれど、作業療法士さんや看護師さんの訪問も始まり、若い方とテンポよくお話することが良い刺激となり、爪センターお薦めのウオーキングシューズで毎週のお散歩も快適だ。
日中は暖かいというが、しっかり厚着をして家を出て、予定した電車に乗る。
車内のお供は信長直子さんの「ぼけますから、よろしくお願いします。おかえりお母さん」(新潮文庫)。
テレビでも放映され、ドキュメンタリー映画も拝見し、毎回本も読ませて頂いているが、コロナ禍お母様が旅立たれてからも一人暮らしを続けておられるお父様は無事104歳のお誕生日を迎えられたというのだから本当に凄い。一人娘として愛情一杯に育てられた信長さんのご両親に対する優しさと愛情の深さにいつもながら同じ一人娘としての我が身を振り返って下を向きつつ胸を突かれながら読み進む。
予約時間の15分前に病院に入るように指示されており、その5分ほど前に到着した。自動受付機をすんなり通って、まずは採血の受付をしてピンクの受付番号表を手にするも、いつも採血室に向かう2時間以上前なのでまだ何人かの方が待っている。
これはダメだ、とエスカレーターで2階の放射線受付に上がる。こちらは空いており、待合椅子にはどなたもおられない。すぐに受付して頂けた。保険証、受付票、IDカードを出し、CT準備室の前で待つように言われ、そのまま移動する。
準備室前には数人いらしたが、予約時間15分前に名前を呼ばれ、準備室でルート確保。ロッカーに荷物を入れて造影剤注入のためのルート確保の針刺しだ。
初めましての若い看護師Kさんが担当。今日も検査対応で、ブラトップと無地のニット、パンツはファスナー付きだけれど、検査の時にずらすだけでOKだから着替えは不要。いつものように右腕を差し出して、名前と生年月日を言い、紙テープで、とお願いする。
造影剤用の針は採血の針より太いから大抵痛むが、今日はぐっと入る時以外はあまり痛まなかった。中廊下に出て10分ほど待つ(これで予約時間ぴったり)と名前を呼ばれた。靴を履いたまま、服を着たままCT装置に寝っ転がる。
ベッドに寝て顎をやや上げ加減にして、両手万歳の姿勢になったらもうお任せ。静かに目を瞑って呼吸を整える。1回目は造影剤なしで、次に造影剤を入れて2回撮影するが、始まってしまえば10分もかからない。
ドクターがいらして「造影剤が入ると身体が熱くなります。が、それ以外のことがあったらすぐに教えてください。」といつもの注意をされる。注入が始まると薬液の匂いが鼻を突く。
幸いなことに、長く造影剤検査をしているがこれまで1度もアレルギー反応が出たことはない。あっという間に造影剤が身体中を駆け巡り、体の芯がカーッっと熱くなるのはいつも通りの反応だ。「ご気分悪くないですか。」と訊かれ、「はい、大丈夫です。」と応答。前回は咳込んで頷くことしかできなかったのを思い出す。
「息を吸って。止めて下さい・・・。」を繰り返して終了。「看護師が針を抜きますから、そのままでお待ちください。」と言われ、看護師さんが現れる。腕をバンテージテープでぐるぐる巻いて固定して針を抜いてくださったが、それほど痛まず。「バンテージテープは15分くらいしたら自分で外してくださいね。」とのこと。
ロッカーから荷物を出すと、その場で止血確認のため待機することなく解放される。2階の放射線受付に戻ってファイルを戻し、今度は受付票バーコードをスキャンしてレントゲン受付番号を取る。中廊下に入ると殆ど待たずに名前を呼ばれる。着替えは不要なので、すぐに検査室に入り、前からと横からの2枚撮影をして無事終了。
ようやく採血のため1階に降りる。さすがにもう自分の番号が出ているが、頂いた筈のピンクの番号票が行方不明。番号と受付票が行方不明なことを告げて再発行して頂く。荷物を持ちながらファイルを出したり入れたりするので小さな紙きれはよほど注意してどこかに入れておかないとダメである。
今回はマーカー測定も含むフル検査で、5本の採血。
今日は3人の技師さんがいらしたが、若い男性臨床検査技師のSさんから「どうぞ」と呼んで頂く。既に右手には止血テープが貼ってある。CTと採血が同日ということはあまりないので、2度近い部分を針刺しされた。刺す時ぐいっと奥に入る感じでちょっと痛んだ。抜く時は問題なく終了。
お礼を言って採血室を後にし、止血をしながら腫瘍内科受付を通して、総合会計窓口へ。15分ほど待って自動支払い機にIDカードを通す。15,000円弱をカード払い。病院滞在時間は1時間弱。
流石にお腹ペコペコ。空腹のまま駅まで歩く元気がなく、途中の珈琲店に入る。大抵はそれほど混んでおらず、一人で4人テーブルを使わせて頂くのだが、今日は混雑していて「カウンターではいかがでしょうか?」と言われるも、荷物もあるし、出来れば・・・と唯一空いていた2人席にして頂く。
レモンティーとホットドッグ・ポテトのセットを完食出来た。朝もしっかり食べたのにやけにお腹が空いている。スインプロイクの効果は続いていて、出がけに硬い排便があったので、今日も飲むのをやめておく。
出張先直帰だから早めに帰宅出来るという夫に連絡して、本を読みながら時間調整出来るので最寄り駅で合流することに。読書の続きをして、1章だけ残して読み終え、お店を出た。
帰りの電車に乗ると、なんと空席がなく、立つことに。ずっとだったら辛いな、と思ったが2つ先の駅で無事席が確保出来て、読書の続きをして無事読み終えた。
乗換駅で夫から詳細な到着時間が届き、ウインドウショッピングのつもりが、旅行用に軽くて機能的なショルダーバッグを見つけたので購入した。準備を続けて気持ちを上げていきたい。
無事夫と合流して、ウオーキングシューズを買いにアウトレットモールへ。私が昨日見たのはサイズは夫の25.5cmだったが、これはメンズではなくレディスもので履いてみたら幅がきつく、グレーで26cmのメンズ・ワイド幅があったのでそれを購入した。これで旅行の歩きは2人とも万全だ。
早めに夕食を摂ることにしてイタリアンへ。まだ遅いランチを食べて3時間も経っていないのにあれこれ注文したら食べ切れず。ワインを飲んだ夫もイマイチ美味しくなかったようだ。会計を済ませ、帰途へ。
帰宅してから母にMeet通話。デイサービスは昼食を頂いてから早めに引き上げて、クリニックに行ったそう。診察が始まる30分前に行ったけれど風邪ひきさんでかなり混んでいたそう。コロナでもインフルでもなく、ただの風邪とのことで、鼻水止め、痰切剤等3つか4つの薬を出して頂き、それを整理していたら訳が分からなくなってお盆に移していたとかで、今日もなかなか出なかったが、とりあえず大丈夫そうでほっとした。
その後は夫とダラダラと録画したドラマを視てMSコンチンを飲み、今に至っている。
明日は治療前泊。前日検査である採血レントゲンが今日済んでしまったので、ただ前泊するだけとなってしまい、なんだか申し訳ない感じだ。