木曜日。早くも水無月、6月になった。
ジェムザール投与翌日である。当然のことながら体調は悪い。気持ち悪さとだるさ、熱っぽさのトリプルパンチ。鏡を見れば顔が腫れぼったい。朝食は何とか普段の半分弱だけ流し込む。それでも、都心までの出張もなく、終日自席で静かに仕事をすることが出来て有難かった。
今週は、母の入院で月曜日午前中、手術で火曜日、自分の治療で水曜日と2日半も休んだわけだから、当然メールの山を崩すところから始まる。
食欲はない。ランチタイムは薬を飲むためだけに、お茶をちびちび飲みながら、頑張って少しだけお腹に入れる。今回は、水曜日の昼から飲み始めたマグラックスが功を奏しているようで、お腹のモタモタ感が少し楽なようだ。
夫が仕事帰りに母の様子を見に病院に寄って、夕食は外で済ませてくるというので、こちらは仕事を終えた後、スーパーに寄り、ぶっかけうどんを調達して適当に済ませた。おかげさまで母は順調な模様。夕食もちゃんと食べていたとLINEで写真が送られてきた。夫が見舞に来てくれるとは思っていなかったようで、母はびっくりしたそうだ。
金曜日。投与翌々日。今日も夏日の予想だ。
今回は頑固な便秘にならずに済んでいる。気持ち悪さもそのせいか少し軽減しているようだ。とはいえ、熱っぽさ、食欲不振は相変わらず。昨朝に引き続き朝食は半分程度で留めておく。
午前中にボリュームのある打ち合わせが2時間。お昼はスープだけで済ませて、午後は時間休を取って母の病院へ様子見に。外は夏のように暑い。
電車とバスを乗り継いで、ドアツードアでたっぷり1時間半。日差しが強く、日傘をさしていてもバスを待っているとぐったりと顎が出る。
病室に入ると、母はちょうど目薬の時間で眼帯を外して横になっていた。5分ごとに3種類の目薬を看護師さんが差しに来てくれているという。退院したら自分で差すことになるのだが、どうも手先が心もとないので、看護師さんから点眼に便利なグッズを紹介され、売店に買い出しに。
朝の回診で、経過順調なので予定通り月曜日に退院だと言われたそうだ。月曜日の午前中に休暇を申請したのだが、迎えに来てみたら退院延期の空振りではちょっと、と思っていたのでほっとする。
食欲はないが、喉がカラカラ。カフェで2人分の珈琲を買って部屋に戻る。母は1週間ぶりの温かい珈琲で美味しいと喜んでいた。テレビも視られない、本も読めないで、基本うつ伏せ状態なのでさすがに退屈なよう。部屋は2つのベッドが空いており、今日入院されたというお隣の方と母だけ。静かである。
月曜日に一緒に入院した方が今日退院され、既に母が一番長くなったそう。他のベッドは1泊2日の短期入院で、2巡、3巡しているという。1時間ほどいて、看護師さんにご挨拶して病室を後にする。
再びバスと電車を乗り継ぎ、途中駅のスーパーでお寿司等を調達して帰宅した。往復4時間ちょっとのとんぼ返りは体調不完全の身には強行軍。
それでもタッチの差で夫より早く帰れたので、生協の食料品や洗濯物の取入れも済ませた。疲れてはいたものの、ドンペリドンのおかげで、夕食は昼までに比べて大分食べることが出来た。食後はさすがに草臥れ果ててビデオを見ながらウトウト。入浴後は早々に就寝。
土曜日。今日も良いお天気。日差しは強いが風が適度にあって爽やかな日だ。
ベッドの中で朝の連続テレビ小説。だるいし疲れているので、二度寝してしまおうかという誘惑に襲われた。とはいえ、団地の草取り作業だというので、夫に我が家の名代を任せ、のろのろ起きて朝食を用意して送り出した。
その後、軽く食事を摂って、また横になってしまおうかと迷った挙句、思い切ってヨガスタジオまで、Hさんの「癒しのクリスタルボール瞑想」のワークショップに出かけた。
座ったまま優しくストレッチをした後、クリスタルボールを聴きながら仰向けになって瞑想する60分の特別クラス。Hさんの優しい声のガイドと白、ピンク、グレーと色も形も大きさも異なる3つのクリスタルボールの音色と共鳴が素晴らしく体中を包み、深く癒され、リラックスすることが出来た。
除草作業を終え、シャワーを浴びてさっぱりした夫と合流して軽食を済ませ、夫の靴やジーンズ等の買い物を済ませ、帰宅した。まだ十分日が高く、洗濯機を廻した後、夕食の支度は夫にお任せしてダラダラと過ごす。
「これまで、投与後の土曜日はダウンしていて、午前中から出かけることはまずなかったのに、今回はこれまでより副作用が軽いように見えるけれど」と夫が言う。なるほど便秘が上手くコントロール出来ると気持ち悪さが少し楽になるように思う。もちろん食前のドンペリドンは欠かせないが、この位の気持ち悪さならなんとかやり過ごせるレベルだ。このまま上手くリズムが掴めるようになると良いのだけれど。
ジェムザール投与翌日である。当然のことながら体調は悪い。気持ち悪さとだるさ、熱っぽさのトリプルパンチ。鏡を見れば顔が腫れぼったい。朝食は何とか普段の半分弱だけ流し込む。それでも、都心までの出張もなく、終日自席で静かに仕事をすることが出来て有難かった。
今週は、母の入院で月曜日午前中、手術で火曜日、自分の治療で水曜日と2日半も休んだわけだから、当然メールの山を崩すところから始まる。
食欲はない。ランチタイムは薬を飲むためだけに、お茶をちびちび飲みながら、頑張って少しだけお腹に入れる。今回は、水曜日の昼から飲み始めたマグラックスが功を奏しているようで、お腹のモタモタ感が少し楽なようだ。
夫が仕事帰りに母の様子を見に病院に寄って、夕食は外で済ませてくるというので、こちらは仕事を終えた後、スーパーに寄り、ぶっかけうどんを調達して適当に済ませた。おかげさまで母は順調な模様。夕食もちゃんと食べていたとLINEで写真が送られてきた。夫が見舞に来てくれるとは思っていなかったようで、母はびっくりしたそうだ。
金曜日。投与翌々日。今日も夏日の予想だ。
今回は頑固な便秘にならずに済んでいる。気持ち悪さもそのせいか少し軽減しているようだ。とはいえ、熱っぽさ、食欲不振は相変わらず。昨朝に引き続き朝食は半分程度で留めておく。
午前中にボリュームのある打ち合わせが2時間。お昼はスープだけで済ませて、午後は時間休を取って母の病院へ様子見に。外は夏のように暑い。
電車とバスを乗り継いで、ドアツードアでたっぷり1時間半。日差しが強く、日傘をさしていてもバスを待っているとぐったりと顎が出る。
病室に入ると、母はちょうど目薬の時間で眼帯を外して横になっていた。5分ごとに3種類の目薬を看護師さんが差しに来てくれているという。退院したら自分で差すことになるのだが、どうも手先が心もとないので、看護師さんから点眼に便利なグッズを紹介され、売店に買い出しに。
朝の回診で、経過順調なので予定通り月曜日に退院だと言われたそうだ。月曜日の午前中に休暇を申請したのだが、迎えに来てみたら退院延期の空振りではちょっと、と思っていたのでほっとする。
食欲はないが、喉がカラカラ。カフェで2人分の珈琲を買って部屋に戻る。母は1週間ぶりの温かい珈琲で美味しいと喜んでいた。テレビも視られない、本も読めないで、基本うつ伏せ状態なのでさすがに退屈なよう。部屋は2つのベッドが空いており、今日入院されたというお隣の方と母だけ。静かである。
月曜日に一緒に入院した方が今日退院され、既に母が一番長くなったそう。他のベッドは1泊2日の短期入院で、2巡、3巡しているという。1時間ほどいて、看護師さんにご挨拶して病室を後にする。
再びバスと電車を乗り継ぎ、途中駅のスーパーでお寿司等を調達して帰宅した。往復4時間ちょっとのとんぼ返りは体調不完全の身には強行軍。
それでもタッチの差で夫より早く帰れたので、生協の食料品や洗濯物の取入れも済ませた。疲れてはいたものの、ドンペリドンのおかげで、夕食は昼までに比べて大分食べることが出来た。食後はさすがに草臥れ果ててビデオを見ながらウトウト。入浴後は早々に就寝。
土曜日。今日も良いお天気。日差しは強いが風が適度にあって爽やかな日だ。
ベッドの中で朝の連続テレビ小説。だるいし疲れているので、二度寝してしまおうかという誘惑に襲われた。とはいえ、団地の草取り作業だというので、夫に我が家の名代を任せ、のろのろ起きて朝食を用意して送り出した。
その後、軽く食事を摂って、また横になってしまおうかと迷った挙句、思い切ってヨガスタジオまで、Hさんの「癒しのクリスタルボール瞑想」のワークショップに出かけた。
座ったまま優しくストレッチをした後、クリスタルボールを聴きながら仰向けになって瞑想する60分の特別クラス。Hさんの優しい声のガイドと白、ピンク、グレーと色も形も大きさも異なる3つのクリスタルボールの音色と共鳴が素晴らしく体中を包み、深く癒され、リラックスすることが出来た。
除草作業を終え、シャワーを浴びてさっぱりした夫と合流して軽食を済ませ、夫の靴やジーンズ等の買い物を済ませ、帰宅した。まだ十分日が高く、洗濯機を廻した後、夕食の支度は夫にお任せしてダラダラと過ごす。
「これまで、投与後の土曜日はダウンしていて、午前中から出かけることはまずなかったのに、今回はこれまでより副作用が軽いように見えるけれど」と夫が言う。なるほど便秘が上手くコントロール出来ると気持ち悪さが少し楽になるように思う。もちろん食前のドンペリドンは欠かせないが、この位の気持ち悪さならなんとかやり過ごせるレベルだ。このまま上手くリズムが掴めるようになると良いのだけれど。