ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.8.30 丑三つ時、Wの悲劇

2017-08-30 18:15:08 | 日記
 昨夜のこと。
 ようやくジェムザールの副作用である気持ち悪さが抜け、何を食べても美味しい幸せな期間に突入した筈だった。
 便秘も解消し、朝も昼食後も快便だったのだが、心なしか夕方からちょっとお腹が重い感じがしていた。

 それでも夕食もしっかり頂き、入浴。前の晩インテンシヴコースで興奮したせいか、寝つきが悪かったので今夜こそ、と早めにベッドに入ったのだが。
 入浴を境に急に気持ちが悪くなってきた。
 生唾が出てたまらない。それでも嘔吐するところまでは行っていない。さらに入浴後に腹痛。軟便が泥便になる。

 うーん、どうしたことか。ベッドの上で右を向いたり左を向いたり、マントラCDをBGMにヨガニードラをしてみたり。眠る努力をするが全然ダメ。
 結局1時間ほどして、トイレで1度目の嘔吐と水様便。それほどの量ではないが、3月に久しぶりに嘔吐した時のように眼に見えてスッキリ、とはならない。
 仕方なく、またベッドに戻る。

 それでも気持ち悪さは変わらず身の置きどころがない。隣室で眠る夫を起こすに偲びず、1時間ほど悶々と過ごす。
 脂汗が出て急に胃がせり上がって来た。これはまずいとベッドを飛び起きて廊下を走り、手で口を覆うが間に合わず。

 1回目より長い時間便器を抱えてかなりの量を吐いている間に、なんということか、お手洗いに座る閑なくその場で水様便の悲劇。ああ、脱力・・・。
 とにかく始末をしなくては、とへろへろの中、シャワーを浴びて汚れ物を手洗い。お手洗いの床、廊下にアルコール除菌スプレーをかけて四つん這いになって掃除。こんな時間に、とだんだん情けなくなってくる。
 さすがに真夜中に洗濯機を回す元気もなく、そのままお風呂場の洗面器に洗ったものを絞って入れ、再びベッドへ戻る。これで勘弁してもらえると思ったのだが、まだ気持ち悪い。

 ウトウト出来ないうちにまた1時間。せっかくパジャマもタオルも全て着替えたというのに、また、だ。

 同じことの繰り返しで、廊下で嘔吐しながらお手洗いへ駆け込む。今度は2度目よりもっと大量。うわー、こんなに、と見ながらやけに冷静な自分がいる。吐いて吐いて、最後は胃液まで出た模様。汗と涙と鼻水で顔はぐしゃぐしゃ。ぐったり。さすがに今度はお手洗いの方は間に合ったけれど、相変わらず見事な水様便。お腹はすっかりぺっちゃんこというか、もう消耗することしきり。

 再び這いつくばって廊下やお手洗いを掃除し、気付けば丑三つ時を過ぎている。
 それから3時間ほどなんとかうとうとしただろうか。

 朝が来た。

 夫はそんな私の悲惨な状況は露知らず。エー、全然知らなかった、とのたまう。そりゃそうですよ、起こしては申し訳ないと頑張ったんですから。

 いわく酷い嘔吐と下痢となれば先ずはノロウィルス感染が疑われるとの見立て。専門家の夫相手に喫食調査と相成った。24時間から36時間という潜伏期間を鑑みると、昨夜の夕食に原因はなさそう。月曜日の夜は一緒に同じものを食べているし、その日の昼にヨガスタジオの近くのカフェで頂いたサンドイッチが怪しいそうだ。とはいっても真偽のほどはわからない。

 なんとかこのまま落ち着いてくれればよいけれど、感染していたらまずいからと朝、私のものだけ全部洗濯機にかけて干して出た。夫のものを洗う前に洗濯機も除菌する予定である。吐き気はおさまっているのだが、胃が痙攣した後の重苦しさが残り、固形物は食べる元気がなく、水分補給のみに留める。お腹は空っぽの筈なのに、今朝も申し訳程度の水様便が3度。

 トホホ。そんなわけで投与後の体重減少が回復しないうちにまたしても1kgの減。このところ体組成計によるカラダ年齢は30~1歳で安定していたのだが、久しぶりに29歳を示した。何のことはない、水分が減っただけなのに。

 それにしてもフラフラのヨレヨレだ。急ぎの仕事を済ませて午後は大事を取ってお休みを頂いてしまった。
 ぞっとするのは、もし12時間症状が出るのが早かったり遅かったりしたら一体どんなことになっていたのか、ということ。職場でこんな醜態を演じることになったらもう立ち直れない・・・。なんとか早く復活したいものである。
コメント (7)
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