ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.1.9-10 エンハーツ9クール目 さらに減量5回目投与3-4日目のこと 動けない、食べられない、情けない

2021-01-10 22:04:23 | 日記
 土曜日。今日から三連休。いつも通りの時間に目覚ましが鳴り、暫くたって土曜日仕様のスマホのアラームが鳴っても起きられない。耳鳴りが酷い。鬱陶しい。火照りもある。天井がグルングルン廻っている。
 夫が、母の付き添いでエアコンの買い出しに出かけてくれる。その待ち合わせ時間に遅れてはまずい、とヨレヨレしながら起き出す。

 調子の悪い私に付き合って夜更かしをして、夫も疲れているのだろう。珍しくまだ寝ている。なんとか朝食の支度を終えて、夫を起こし、食事をしてもらって送り出す。
 私は全く食欲がない。味もわからない。時間をかけて口に入れられたものはキウイフルーツひとかけとブドウ1粒。ヤクルト半分で朝の薬を流し込んだだけ。

 昨朝でデカドロン4㎎とイメンド80㎎が終了して、今朝からはいつものタケプロン、ミヤ、コデインにカイトリル朝食後とエルカルチン2錠が毎食後に加わる。相変わらず大きくて飲みにくい。
 溜まっていた洗濯物が洗い上がり、ゆっくり干す。ベランダ一杯になった。いいお天気。それだけで力尽きる。

 母にはエアコン購入時の取説や最新の電気料金使用料のお知らせ等を準備するように言ったけれど、取説は何分古くて見つからなかったようだ。写メでも撮れる人なら何等問題がないことだが、実家にはデジカメすらない。平成どころか昭和で時間が止まっている。本当に不便である。
 無事合流したのかどうか、様子を知ろうと夫のLINEに送るもなかなか既読にならないし、2人の携帯に交代に電話をしても繋がらず、じりじりとリビングで横になって過ごす。

 待ち合わせの時間が経過して1時間ほどした頃、ようやく夫から電話があり、「今日は購入不可能。明後日実家に担当の方が来て、事前工事なしに取り付けができるかどうかを見積もって初めてモノが選べる。明後日、担当の方がもし早い時間に来てくれれば、その見積書を持って再び買いに来ても良いが、今日はこの後、ランチをしてから帰る。」とのことだった。
 私はその後うとうとうとうと。母から無事帰宅した報告の家電が鳴ったが、横になっていてなかなか出られず、折り返した。夫はその後20分ほどして帰宅した。

 洗濯物が冷たくなってしまうので夫に取り入れてもらう。ゆるゆると畳む。今日出来た家事はたったそれだけ。
 朝からほぼ何も食べられない。何も欲しくない。リビングで毛布にくるまって横になり、ドラマの録画を視ながら、気づけばまたうとうとうとうと眠っている。夕方薄暗くなってから起きて、カップのカレーうどんをなんとか食べてまた眠る。味の濃いものばかり。栄養のバランスとかそんなものは全く考慮のうちではない。

 次に目覚めたらまた4時間近く経っていた。夫は一人で食事を作って食べてくれたようだ。なんとなく匂いが残っている。申し訳ないけれど、どうしようもない。
 22時過ぎ。せめてゼリーだけでも食べて薬を飲もうか、と起き出す。フリーズドライの酸辣湯スープと小さな中華チマキだけお腹に入れることが出来た。

 朝から、正気の状態で一体何時間起きていたことやら。ドラマはウツラウツラしながら見る所為で、何回も巻き戻す始末。夫は日付が変わる前に疲れたから寝る、と先に寝室に行った。私はしつこく見直して、なんとかストーリーの帳尻をあわせ、入浴してベッドに入ったのは1時を回ってから。嗚呼、ひたすら酷い生活である。

 日曜日。目覚ましは普通になったけれど、完全に無視。殆ど水分も摂れていないから、明け方お手洗いに起きることもなし。昨日夫を起こした時間に、今朝は夫が起こしに来て、寝室のカーテンを開ける。それでも全然起き上がる元気がない。眠っている間だけは気持ち悪くないのだ。起きたらすぐに気持ち悪い。 
 当然食欲はない。その後、またうつらうつら眠って、目が覚めたらお昼を回っていた。嗚呼、なんということだろう。
 12時間以上ぶりにお手洗いに行ったら、お小水はまるで薄口醤油のような色だった。これはちょっと不味い、水分だけでも摂らないと、と起き出す。

 夫は、朝食を済ませていたけれど、既にブランチどころか13時を回っている。
 昨日母がお土産に買ってくれた、私たちが好きなベーカリーのパンがあるので、それを少し頂く。形は牛の顔で、その中にミルククリームと、乳牛の斑を模したのか黒豆が入った不思議なパンだった。あの小さなヤクルトが半分しか飲めない。みかんとりんごを2かけずつ。既に午後なのに、やっと朝の薬一式をお腹に入れた。
 金曜日から今朝まで、腸もろくに動けないようでお通じはなし。昨夕カップうどんを食べた後や、夕飯もどきをお腹に入れた時は腹痛で嫌な感じだったけれど。

 週末からメールチェックもろくに出来ず、お願いしていたメールが届いてもお礼の連絡もしておらず、申し訳ないことをしてしまった。
 この三連休、具合が悪いのは承知の上だけれど、それでも情けないほどの体たらく。明日が休みでなかったら、本当にしんどかった。本来なら出勤の月曜日、明日こそ外の空気も吸って、掃除もしなくては・・・。

 気持ち悪い状況でいくら歯磨きをしても、口の中が不味い膜で覆われている感じ。とにかく気分が冴えない。ささいなことでイライラする。一昨夜ポチっとして午後届いた文庫3冊のうち、1冊の帯が破れている。こんな些細なことにも「梱包が悪い!」と不愉快になる。
 3週間毎にやってくるこのやるせない生活は、エンハーツが効いてくれている限り続いていく。

 耳鳴り、火照り、怠さ、とにかく食欲はないから食べられない。飲めない。力が出ない。
 起きてから夕方まで、ダラダラと録画したドラマと映画を観て、殆ど動かず。夫に「夕食はどうする?」と訊かれ、「この前食べた富士宮焼きそばなら食べられるかも」と言ったら夫が作ってくれた。他に朝のうちに作ったという肉じゃがが食卓に並んだ。少し味が分かって嬉しかった。ちょっと頑張ってお風呂を洗い、フライパン等も洗った。
 今日は昼と夜の2回しか毎食後の疲労止めエルカルチンが飲めなかった。
 久しぶりに鏡を見たら、とんでもなく浮腫んでいて酷い顔。哀しい。

 三連休を見越して身体がダラッとしてしまうのか、動かなくて良い、予定がないということがわかると本当にダメ。金曜日午後から丸々2日半の籠城蟄居。リビングで不機嫌そうに横になるだけでは目障り以外の何物でもない。申し訳ないし、寝室のベッドにずっといた方が夫にはいいのではないかと思うのだけれど・・・。ため息しか出ない連休の中日である。
 
コメント
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