ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.1.1 丑の年始めは、実に我が家らしく(!?)始動!

2021-01-01 22:27:04 | 
 あけましておめでとうございます。
 おかげさまで、家族揃って無事に2021年を迎えることが出来ました。
 今年は私の年、辛丑の年。あと半年で三度目の成人式である還暦を迎えられそうです。丑年らしく、たとえ牛歩の歩みでも、ゆったりとたゆまず進化しながら、心して日々を丁寧に過ごしていきたいと思います。
 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 昨夕は、夜景が素晴らしい和食レストランへ。大晦日の窓際はほぼ満席。4人席は家族連れで埋まり、2人席はカップル専用席で半個室状態。デザートまで満足して皆で完食した。
 さすがに大晦日ということで、19時ラストオーダーの20時クローズ。早めに出てきて良かった。
 帰路は、ライトアップされた街路樹を愛でつつ、コンビニで年越しそばを調達してホテルに戻った。

 それぞれの部屋に戻って、年越しそばタイムまではだらだら。母とリアルタイムで紅白歌合戦を視る。知らないアーティストばかりである。夫はお酒が効いたのだろう、さっさとベッドで一寝入りして、先に入浴を済ませたとのこと。
 私達は、入浴してしまうとそのまま眠ってしまいそうだったので、頑張って紅白を観て、そろそろ終わる頃に2人の部屋に向かった。
 “行く年来る年”を視ながら、小さなカップの年越しそばを頂く。鴨出汁はカップ麺と馬鹿に出来ない美味しさである。日付が変わり、4人揃って「明けましておめでとうございます。今年もよろしく」と挨拶を終え、部屋に戻る。急いでお湯を張っておいた浴槽に身体を沈め、手足を伸ばす。ふう、極楽々々。
 母が出てくるのを待って眠りについたのは1時を廻っていた。

 明け方お手洗いに起きたら母の寝息か鼾もどきか、が聞こえた。程なくしていつもの時間にスマホの目覚ましが鳴ったので、母を起こさないように慌てて切る。その後また二度寝をしてしまい、初日の出を拝むことも出来ず。

 母曰く私も鼾をかいていた、とのこと。それは失礼しました。そんなわけで予定より大分朝寝坊をしてしまい、早く目覚めたという夫から電話がかかってくる。
 窓の外は雲一つない穏やかな青空が広がる穏やかな元日の朝である。

 今日のお出かけの打ち合わせで、近くのアウトレットモールに行った後、出来たら混雑を避けて夕方あたりに初詣に行ってみようかということになった。
 ゆっくりとホテルを出発。最寄り駅より一つ先のJRの駅まで800メートルほど。これなら母も歩けそうということで、いざ歩け歩け、と出発。JRと新交通システムを乗り継いで目的地へ。
 以前夫と2人で訪れたことがあるが、すっかり綺麗になってショップも増えてリニューアルグランドオープンのはがきが届いたのは今年の春だったか。コロナ禍でとても来られなかったけれど、気になっていた。

 何か目当てがあるわけではないけれど、ひとまず屋根のある1階からぶらぶらと歩く。まだ昼前なので人出もそれほどではないし、通路も広く、歩きやすい。
 5号サイズの母が着られそうな物を見つけるのがなかなか大変。細身で7号サイズくらいのアンサンブルがあったので試着してみると大丈夫そうだったので購入する。

 1時間ほど歩いて、そろそろお昼に、とフードコートに向かう。それぞれが好きな物をチョイス。私と母は普段はメニューにないお雑煮があったのでそれを頂く。お餅がちょっと硬かったけれど、なかなか美味だった。食後はカフェで一息ついて、息子が目星をつけていたショップへ行き、予定通り購入。母もバッグの福袋を1つ購入して、本日は終了。夫と私は特に戦利品もなく、モールを後にした。

 再び新交通システムに乗って、JRに乗り換え、初詣の目的地へ。西日が眩しい。既に日が傾き始めているので、参拝は滑り込みセーフかなと急いで降りた。
 ところが、ここでトラブル発生。忘れ物大王ジュニア、ここにあり、である。

 改札を出たところで、何やら彼がやけに身軽で、荷物をひとつも持っていないことに気づいて、夫と2人で顔を見合わせる。我が家にとっては鬼門の網棚の上である。せっかくゲットした2つの紙袋をしっかり置いてきたのだ。

 慌てて改札に戻り、息子が忘れ物の届け出に行く。最初は迷惑そうな対応だったらしいが、乗った電車の行き先、発車時刻、乗車した号車などを伝えたところ、途中駅での捜索依頼をかけてくれて、10分後にもう一度確認に来るようにと言われたという。

 その間、私達は立ちん坊のまま。とりあえず駅ナカカフェで、事態がどう転ぶか分かるまで待機ということに。息子がお茶をご馳走してくれる(というか私がそれを迫ったのだけれど・・・)。
 最悪終点まで行くように言われたら、夕食の予約時間もあり、今日中の回収は無理だ。
 神様や仏様に(勿論、心の中でだけど)祈った結果、途中駅の駅員さんが見つけてくれたとのこと。

 奇しくも数日前に息子が夫と見学に行った駅である。息子はそちらに向かい、その間、私達3人は初詣にお寺を目指す。既に日は落ちて暗くなり始めている。途中破魔矢を持った方に道を聞きながら10分弱歩くと、大きな看板が見えてくる。“祈・感染症終息”とある。暗い中、仁王門を潜って阿吽像を詣り、本堂を目指すが、残念ながら17時にクローズ。5分の遅刻であった。入り口で写真撮影だけして、再び駅まで戻り、ホームで息子が乗ってきた電車に合流出来た。
 それにしても不幸中の幸いとはこのことか。網棚に注意、を念押しする。新年早々実に我が家らしい事始めである。

 ホテルに戻って暫しお茶をして休息。今夜は1時間後にホテルのチャイナビストロでディナーである。2時間のフルコースとフリードリンクに舌鼓を打つ。前菜からデザートまでどれも趣向を凝らしたお洒落な中華に皆大満足。
 お腹一杯で部屋に戻ってきた。今日は息子の万歩計によると途中で電池切れでも1万2千歩とのこと。87歳の母が良くついてきたことだ。よく頑張りました。
 夫と息子はスパークリングワインやらワインやら、何種類ものお酒を堪能して、幸せな赤い顔の元日の夜である。
コメント
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