ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.1.14 エンハーツ9クール目 さらに減量5回目投与8日後のこと 31回目の結婚記念日

2021-01-14 20:28:14 | 日記

 昨夜は1週間ぶりに食後に紅茶を淹れ、お茶菓子を摘まむことが出来た。これも体調が上り調子になってきた証拠である。
 このところ、ドラマの録画等を見ている時間がやけに長い。コロナ禍の中、我ながら頭も目も腐りそうなほどドラマや映画ばかり視ている。こんなにテレビのお世話になっているのは生まれてこの方初めてではないか。一方、積んである本がなかなか読めないのが困ったものである。

 今日は31回目の結婚記念日だ。特に何かイベントがあるわけでもなく、淡々と職場と自宅を往復しただけの一日。夕食は夫の好みのものを用意した。
 夫は職場帰りに直行で歯科クリニックを予約しているという。帰宅するまでちょっと時間の余裕があったので、アウトレットモールに寄って、ニットを2枚買った。家で着ているカーディガンがかなりへたっているのが気になっていたのと、ちょっと洒落たセーターを見つけたので。

 これまで夫に何か贈る時、特に最近は、カードやメッセージ等は用意していなかったのだが、先日職場の後輩から(コロナ前に出かけたという)海外旅行のお土産です、と頂いたメッセージカードを使うことにした。
 くださった彼女は、海外に出かけるとレターセットやカードを買ってしまうのだという。私も同じで、既に一生使いきれないくらいストックがあるのに、見るとついつい買い込んでしまう悪い癖がある。

 唯一違う点は、私は死蔵品にしてしまっているのに、彼女は何かの記念日ごとにカードを書いて、ご夫君に送っているということ。家の中でカードが移動するだけですが、と仰っていたけれど、なるほど、それはよいアイディアだと私も真似してやってみることにした(あまり断捨離の助けにはならないけれど・・・)。

 今日は予報通りとても暖かい一日だった。昼はハーフのダウンコートの前を開けても全然寒くなく、日差しが溢れてポカポカ。明日はまたぐんと冷えるというけれど。

 31年前の結婚式は、アメリカ西海岸の教会だった。抜けるような青空が広がるいいお天気で、とても暖かかった。式とハネムーンが一緒で、式もツアー中の自由時間内だったから、添乗員さんやツアーの方たちからお祝いに、と素敵なブーケを頂いた。

 2つ持って行ったスーツケースのうちの一つは持ち込んだドレスで満杯。開けたらかなり皺になっていて、慌ててバスルームに吊ったのだった。ツアー中はちょっと厚手のジャケットを羽織っていたけれど、日中はそれも要らず、ニット一枚で歩けた記憶がある。

 式では、ああ、こんなに遠く離れて夫と2人なんだなあ、とちょっぴり心細く、それでもこれからちゃんと幸せになるぞ(幸せにしてもらう、ではない。)、と強く思ったものだった。
当時、成人の日は毎年1月15日と決まっていたから、翌日が休みだから、結婚記念日には寄り道をして帰りが遅くなっても大丈夫、なんて話していたのが懐かしい。

 子育てが一段落して、息子が家を巣立った25周年からは、毎年ご褒美と称して結婚記念日旅行を続けてきた(昨年の真珠婚式には息子も同行して家族3人旅だった。)。けれど、今年はコロナ禍、緊急事態宣言発出で残念ながら中止になった。

 安心して旅行を計画出来るのはいつのことだろう。海外旅行が出来るようになるまでちゃんと生き延びなくては、と図々しくも思う結婚31回目の記念日の夜である。

コメント
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