ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2025.3.1エスワン5クール11日目のこと 弥生3月スタート 朝湯の後は朝食、ウトウトタイムでのんびり帰京 帰宅後はダラダラウトウト・・・やっぱり旅が好き、けれど疲れる

2025-03-01 23:17:45 | 

 昨夜、ブログアップ後、2回目の入浴へ。最初は入口のスリッパの数が多く混んでいて、どうしよう出直そうかと思っているうちにどんどん人が減り、3人になったのでお風呂へ。滑って転倒したら洒落にならないので、情けないほどへっぴり腰のお婆さんのようによちよちと歩く。それでもお風呂に浸かると気持ち良く、すっかり温まって夫と合流して部屋に戻った。


 夫のうがいのタイムキーパーは殆ど意識朦朧で、眠っているのか起きているのか。部屋が乾燥しているので加湿器を届けてもらったが、もうその頃には意識不明でころりと眠った。
 今朝夫が5時前にお手洗いに起きて起こされてしまったが、しつこく二度寝。土曜仕様のアラームが鳴って、朝ドラの復習を視て、迷った末に、朝風呂に行ってみることに。幸い殆どガラガラで夫も珍しく3回の温泉入浴。さっと入って出るつもりが、結局上から下までしっかり洗って結構な長湯になってしまった。

 部屋に戻って着替えをしてゆっくり朝食会場である最上階のレストランへ移動。窓から富士山が真正面に見える席に座り、右手には雪を被った八ヶ岳が連なっている。稜線もくっきりととても美しい。
 朝から色々な和洋中のおかずが並び、デザートもたっぷり。眼は卑しいけれど今日もぐっと我慢して少な目に気持ち悪くないくらいで留める。一方、夫は食欲旺盛であれもこれも食していた。けれど、味覚異常で甘いものがわからないらしい。甘いもの大好きなのにちょっと可哀想だ。
 でも今は不思議とこれまでのような孤独感がない。夫が味覚異常ってこんなもんなんだ、と身をもってわかってくれているからかもしれない。

 部屋に戻るとまた眠くてたまらない。チェックアウトまでは2時間ほどあるので、少しベッドで横に鳴らせてもらった。夫は近くに見てみたいお寺があるのでお散歩に行ってくるとのこと。雲一つないいいお天気で暖かい。今日は東京より3度も最高気温が上がるらしい。どうぞいってらっしゃいと言ってウトウトするが、結局眠れず、夫が帰ってくる。
 写真を送ってもらったが、深紅ののぼりが青空に映える。お寺からも富士山を拝めたようだ。

 夫が戻って最終的にパッキングを終えて、チェックアウトの少し前に階下に降りる。ホテルのショップで少しお土産を買い、帰りのバスの時間をチェックして緩々とホテルを出る。息子と母のおかげで命の洗濯の2日間を過ごさせてもらった。
 夫は今回、本場のほうとうを食べたいと言っており、駅前の老舗に目を付けていた。信玄公の銅像とツーショット。
 まだお腹一杯だし、とても入らないので、駅前周辺を散策することにした。全く何も調べていかなかったのだけれど、駅前広場でマルシェの真っ最中。一日限りのイベントだそう。皆、ワインやおつまみ片手に楽しそう。びっくりするほど暖かく、紅白のしだれ梅が満開になっている。
 夫はジャケットの下に重ねていたニットを脱いでもまだ暑いと言っているし、私もダウンジャケットを片手に持ち、ニットのアンサンブルで歩いていてもぽかぽかだ。日差しが強く、これは日焼けで色素沈着してしまうかも、日傘を持ってくればよかったかしらと思うほど。

 ちょうど体験コーナーではアロマクラフトづくり等をしていて覗いてみる。ハンドマッサージが15分でワンコインというので少し並んでお願いする。すっきりとさっぱりとどちらの香りが良いですか、と問われ朝風呂でぼーっとしているのでスッキリで、とお願いしたらドテラのアロマタッチオイルでマッサージが始まった。
 ペパーミントやラベンダー、グレープフルーツ等好きな香りのブレンドだった。マッサージは残念なことに10分ほどだったし、もう少し強くてもいいかなという優しいものだった。夫は待っていると言いつつ片手にはワイングラス。赤い顔をしてご機嫌だった。

 駅前の時の鐘やこじゃれた飲食街を冷やかしながら、ほうとうのお店へ。
とても1食は食べ切れない。みすみす残すのも申し訳ない、ということで夫は豚肉ほうとう、私はハーフの小豆ほうとうをオーダーしてシェアすることに。夫に小さいお椀に豚肉ほうとうをいれてもらい、それでもうお腹はパンパン。小豆ほうとうは、ぜんざいの中にほうとうが入っているスイーツ感覚だ。夫は子供の頃に、“いとこ煮”というこれと似たものを食べていたらしい。ゆっくり食事+デザートを楽しみ、さて、帰りの特急かいじまで1時間を切る。 
預けていたコインロッカーから荷物をピックアップして、駅ビルで息子や母たちにお土産を買う。信玄餅シリーズはどれだけあるのだろうというほど多種多彩だ。とりあえず気になるものは全部籠に入れて買い求めた。
 夫は最後までスイーツが気になったようで信玄餅ソフトクリーム信玄餅,信玄棒が乗っているスイーツをゲットしていた。お腹一杯なのでちょっとだけ味見。

予定通りの特急は来た時と同じ号車で同じ席番号。とはいえ、外の景色を楽しむわけでもなく、座った途端に意識不明なほどウトウト。信じられないほどぼーっとしており、ホテルの部屋でもあれこれ置いた場所をころっと忘れるし、記憶力が自慢だった私は一体どこへ、というほど情けないことである。

 1時間ちょっとの乗車でJRの乗換駅に到着。スムーズに在来線に乗り換えて帰宅したのは早かった。駅を降りると風があって、現地より寒い感じだった。それにしてもつい先日までの寒さを考えれば嘘のようだ。


 帰宅後はあれこれ片付けて、夕食はレンチン。何もしない、ということに決めてお腹が空くまでウトウトゴロゴロ。夫は冷凍ラーメン、私はレンチン焼きそばにして夕食は終了。
母にMeet通話。今日は画像が出ない。ビデオのボタンが押せないのでずっと電話のようだった。
明日は従姉がまた様子を見に立ち寄ってくれるとのこと。ずっと行けていないので、有難いことである。

明日は午後から息子が来訪するという。午前中はゆっくり疲れを取りたい。こんな夫婦2人の気ままなのんびり旅でここまで疲れてしまうとは、あと2週間後に迫ったトルコ旅行は大丈夫かしら、と不安になる。
とにかく今日は早く眠り、これからに備えよう。


コメント
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