ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.2.23 一喜一憂していたら身が持ちません

2016-02-23 22:38:32 | 日記
  読売新聞の医療サイトyomiDrの勝俣先生のコラム最新号を見て、はっとした。
 再発患者を長くやっていても、この数字に一喜一憂する人は決して少なくない。
 もう9年近く前のことになるが、初発治療中、CA15-3が倍々に上昇し始めた時に当時の主治医がこれはおかしい、と色々な検査をしてくださり、結局、再発診断が確定した。
 けれど、以降8年間、再発治療を続けている私は今のところこうしたマーカーの細かい動きには一喜一憂しないことにしている。
 もちろん、腫瘍内科医である主治医がそういう考えをお持ちであるからだ。“まずは画像”がポイントで、マーカーが若干上がったとしても、早々簡単には増悪とはみなさない。

 前回まで3回連続でマーカーが上がったとき、おや、と思ったが、その後若干下がったので胸をなでおろしたのは事実だ。けれど、そんなに毎回一喜一憂していたら長い再発治療、身が持たない。
 倍々の上昇とか、グラフにした時に今までとは違った角度で上昇するというときはまだしも、誤差の範囲とみなせるような数値の上下をあまり気にしすぎるのは精神衛生上良くないことだ。
 10上がったといっても、10が20に上がる(倍になる)のと、100が120に上がる(2割の上昇)のは意味が異なる。

 病院によっては数種類のマーカーを測定して、あれもこれもと患者さんが心配するタネを作るところもあるようだけれど、勝俣先生の今回のコラムを読んで、これまでの私のマーカーとの向き合い方は決して間違っていないと意を強くした。

 私が月に1度測っていただいているのはCA15-3のみ。
 患者仲間にlはその外にもいろいろなマーカー値を測っている方がいるけれど、少なくとも私は今の状況でこれ以外のマーカーも測ってください、とは思わない(実際、今の病院では保険内で2種類以上のマーカーを測定することは禁じ手になっているらしい。)。
 ただでさえ様々な不安を抱えながら治療をしている時に、それほど心配する必要のないことで神経をすり減らすことは決して幸せなことではない。

 だから、私はこれからもなるべく心穏やかに日々を過ごしながら、出来る限り耳を澄まして自分の身体の声を聞きたい。そして、まずは自覚症状の悪化や画像上の明らかな増悪、そしてあまりに急激なマーカーの変化のときにだけ、すわ、治療変更かと身構えることにしたい、と思う。
 以下、最新号を転載させて頂く。

※    ※    ※(転載開始)

がん診療の誤解を解く 腫瘍内科医Dr.勝俣の視点  腫瘍マーカーのお話 (2016年2月22日)

 「腫瘍マーカーの値が増えたと言われて、ショックで眠れません」
 33歳のMさんは、卵巣がんで手術をした後、定期的に採血をして、「CA19-9」という腫瘍マーカーが先月から高くなったというのです。
 コンピューター断層撮影法(CT)や陽電子放射断層撮影(PET)検査も行いましたが、画像診断では、がんは映っておらず、再発とは診断できませんでした。しかし、主治医から、「腫瘍マーカーが異常高値を示すので、再発の可能性が高いから、抗がん剤を始めましょう」と言われたとのことです。
 このような患者さんは、時々私の外来にいらっしゃいます。
 腫瘍マーカーは、採血をすることによって測れるものですが、実際に、どのようなものがあり、どれくらい有効なのかを解説してみたいと思います。

腫瘍マーカーとは
 腫瘍マーカーとは、血液中の腫瘍に関連した物質を測ることによって、がんの診断や治療効果の判定に使おうとするものです。
 がんの組織標本を使って、組織の中の物質を測って、がんの診断に使うのも広い定義からしますと、腫瘍マーカーの一つであり、バイオマーカーなどと呼ばれますが、ここでは、血液の腫瘍マーカーについてお話ししたいと思います。

腫瘍マーカーの種類
 現在、使うことのできる腫瘍マーカーは、ざっと40種類以上あります。
 表に、比較的有用性が高い主な腫瘍マーカーを示します。
 腫瘍マーカーは、採取した血液を使って簡単に検査ができるのですが、がんの診断には、あくまでも補助的に用いられるものと考えてください。現時点では、腫瘍マーカーのみでがんと確実に診断できるものでなく、画像診断の補助という位置づけになります。
 腫瘍マーカーには限界があり、マーカーが高いからといって、それだけでがんとすぐに診断できるものではないということなのです。

 腫瘍マーカーがんの種類
 AFP    肝臓がん、胚細胞性腫瘍
 HCG    絨毛性腫瘍、胚細胞性腫瘍
 CA125   卵巣がん
 CA19-9  消化器がんなど
 CA15-3   乳がん、胃がん、肺がん、卵巣がんなど
 CEA    消化器がん、乳がんなど
 NSE    肺小細胞がん、神経内分泌腫瘍
 PSA    前立腺がん
 SCC    扁平上皮がん

腫瘍マーカーは、がんの早期発見に使える?
 血液検査のみで、がんの早期発見、早期治療ができれば、がんの治療もかなり進歩するのでしょうが、現段階でそのような腫瘍マーカーは存在しません。
 早期発見に使える腫瘍マーカーには、大腸がんの術後患者さんのCEAがあります。
 ステージ2または3の大腸がんの手術後、定期的に3か月ごとにCEAを測定することには、再発の早期発見につながり、生存率も向上したというエビデンス(科学的証拠)があり、国際的にも推奨されています(注1)。
 また、肝硬変の患者さんに、定期的にAFPを測ることは、肝臓がんの早期発見につながり、その後の病状の経過を改善する可能性があり、推奨されています(注2)。

一般検診に有用な腫瘍マーカーはない
 では、一般市民の検診に推奨できる腫瘍マーカーはあるでしょうか? 会社の検診は、人間ドックなどで、腫瘍マーカーの項目があります。定期検査として、やっているところはさすがに少ないと思いますが、オプションとして、CEAやCA19-9、PSAなどが選択できるようになっている場合があります。
 しかし、積極的に勧められる有効な腫瘍マーカー検診はない、というのが現状です。
 医学的に、がん検診の有効性を示すためには、単に診断率を向上させるだけではいけません。最終的に、がんの死亡率を減少させることができなければ、がん検診が有効であったとは言えないのです。
 腫瘍マーカー検診の問題点としては、陽性率が極端に低いこと、見逃し例(がんがあるのに、異常なしとしてしまうこと:偽陰性)、過剰診断例(がんがないのに、異常としてしまうこと:偽陽性)が多いということです。
 消化器がんでよく使われるCEAやCA19-9は、偽陰性や偽陽性が多く、そもそも一般検診に使うことのメリットは少ないと考えられていて、一般市民に対する検診の研究は現在まで行われていません。
 卵巣がんのCA125を検診に使おうという試みは、海外でいくつか行われました。
 もっとも大規模な研究は、米国で行われたPLCOと呼ばれる研究です。
 55~74歳の78,216人の一般女性を年に1度、CA125の採血と、経膣超音波検査を行う検診群と、検診を行わない非検診群とをランダムに振り分けて、長期の経過を比較しました。結果は、検診群の方が、卵巣がんと診断された人数はやや多かった(212人対176人)ものの、統計学的有意差(意味のある差)はありませんでした。
 また、卵巣がんによる死亡数は、検診群118人、非検診群100人と、検診群のほうが、逆にやや死亡数が多い結果となりました(統計学的有意差はなし)。検診群で、8.4%(3285人)に偽陽性がありました(注3)。
 このように、CA125の一般市民に対する検診は、早期発見に関しても、治療結果により死亡率を低下させることのメリットも見いだせなかったことになります。
 前立腺がんに対するPSA検診については、年に1度のPSA診を行うことによって死亡率をさせたという欧州の報告(注4)と、死亡率を減少させなかったという米国の報告(注5)とがあり、結果が異なっています。
 前立腺がんは、ゆっくりと進行するものが多く、また、治療にもよく反応するため、必ずしも早期発見・早期治療が、長期的な死亡率を減少させるという良い結果と結びつかないことを示しているものと思います。
 PSA検診は、過剰に診断され、過剰な治療も行われているという指摘もありますので、積極的に推奨できる検診とは言えないと思います。
 ちなみに、厚生労働省がん研究助成金「がん検診の適切な方法とその評価法の確立に関する研究」班では、PSA検診は推奨度I(証拠不十分)としています(注6)。

治療効果の判定に使える腫瘍マーカーは?
 腫瘍マーカーのもう一つの使い道として、抗がん剤などの治療効果の判定に使うという使い方があります。
 抗がん剤に効果があるかどうかは、一般的には、CTなどの画像診断などで判断されるのが原則です。
 腫瘍マーカーは、採血だけで簡単にわかるので、抗がん剤を投与している最中に、腫瘍マーカーが測られることが多いです。
 表に掲げたような腫瘍マーカーは、抗がん剤の治療中などにもよく使われるものです。ただし、これらの中で、画像診断の代わりに腫瘍マーカーのみで、効果判定をしてもよいと、ガイドラインなどでも推奨されているものは、以下のものに限られます。

 胚細胞性腫瘍のAFP
 胚細胞性腫瘍、絨毛性腫瘍のHCG
 卵巣がんのCA125
 前立腺がんのPSA

 この4つの腫瘍マーカー以外のものは、腫瘍マーカー単独での効果判定をすることができません。腫瘍マーカーが高くなった、低くなったのみで、効果があるかどうかはわからないということになります。
 腫瘍マーカーが高くなったけれど、画像診断では、がんが大きくなっていない(すなわち、偽陽性)ということはいくらでもあることなのです。
 上記の4つの腫瘍マーカー以外の腫瘍マーカーは、効果判定をする際には、あくまでも参考程度にして、画像診断でしっかりと確認をする、ということが大切です。
 4つの腫瘍マーカーの効果の判定基準も厳密にどれくらい高くなったら(低くなったら)、効果なし(効果あり)と判定するかは、それぞれ細かく決められています。
 大まかに言うと、治療前の値の2倍以上高くなったり、低くなったりしないと判定はできません。
 例えば、卵巣がんで、治療前の腫瘍マーカーのCA125値が、100であったものが、抗がん剤治療後に120になったとします。
 患者さんは、120になると、「20もマーカー値が増えた。どうしよう」などとつい考えてしまうものですが、この時点では効果判定ができません。効果ありとも、効果なしとも判定できないということになります。

腫瘍マーカーで一喜一憂しないこと
 このように腫瘍マーカーとは、採血で簡単に数字がわかってしまうので、患者さんにとってはわかりやすい検査とは言えますが、これまで述べてきたように、安易に数字だけを信じてしまわないようにしてほしいです。
 冒頭のMさんの例は、卵巣がんの術後で、CA19-9が上昇してきたということですが、画像診断ではがんの再発は認められませんでした。
 当院でも再検査をしましたが、卵巣がんで有用性の高いCA125は正常値であり、CA19-9が高いのは偽陽性と考えられます。抗がん剤はせず、経過観察としていますが、1年後の現在までCA19-9は高値を持続していますが、再発は認められていません。
 腫瘍マーカーは日常的によく使われることが多いのですが、有効な腫瘍マーカーは、多くはありません。もっと医学が進歩して、画像診断をしなくても、がんの診断ができるようになってほしいと思いますし、我々の夢でもあります。採血だけでがんを診断するという研究は、現在でも進められていますが、今後の研究に期待したいものです。
 現在の腫瘍マーカーは、有効性は限られています。検査の数字にとらわれないで、一喜一憂しないことが大切と思います。

参考文献
1.Locker GY, Hamilton S, Harris J, et al. ASCO 2006 update of recommendations for the use of tumor markers in gastrointestinal cancer. J Clin Oncol 2006;24:5313-27.
2.日本肝臓学会. 肝癌診療ガイドライン 2013年版.
3.Buys SS, Partridge E, Black A, et al. Effect of screening on ovarian cancer mortality: the Prostate, Lung, Colorectal and Ovarian (PLCO) Cancer Screening Randomized Controlled Trial. JAMA 2011;305:2295-303.
4.Schroder FH, Hugosson J, Roobol MJ, et al. Screening and prostate cancer mortality: results of the European Randomised Study of Screening for Prostate Cancer (ERSPC) at 13 years of follow-up. Lancet 2014;384:2027-35.
5.Andriole GL, Crawford ED, Grubb RL, 3rd, et al. Mortality results from a randomized prostate-cancer screening trial. N Engl J Med 2009;360:1310-9.
6.有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン. 2008.

※   ※   ※(転載終了)
 
 そういえば、何年か前に夫が職場の検診でPSAが異常高値になったことがあった。すわ、夫婦でがんか、と思ったけれど、結局、珈琲を飲むのを少し控えたらあっという間に正常値に戻ったということもある。ああ、そんなものなのか、と思った記憶がある。

 そして明日は治療日。マーカーも測る予定である。どうなることやら、だけれど、ヒーリングの勉強も続け、深呼吸の技も磨き、心も身体もそれなりに進化しているつもり。きっとそんな酷いことにはなっていないことを信じて、病院へ向かいたいと思う。
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2016.2.22 合宿終了、無事帰宅

2016-02-22 21:30:31 | ヨガ
 昨夜は少し読書をしてから就寝したので、ちょっと夜更かし。それでも5時間連続で眠ることが出来た。朝風呂に入る時間はなく、浴槽足湯。
 簡単に荷物をまとめて、朝のミニヨガの前に体重測定とウエスト・お腹周りの測定。参加人数が少ないとヒップ、左右の太ももも測定もあるというが、今回はなし。測定の効果はいかに?だったけれど、閉会時に先生からコメントがあるとのこと。測ってくださったセラピストから「体調はどうですか。」と問われ、「軽い頭痛がありますが・・・」と言ったところ、血液の流れが良くなった証拠だそうだ。

 昨朝と同様の関節体操中心のミニヨガの後、朝の深呼吸ダイエットのレッスンの後、朝食。
 最後のワークショップは一番参加したかった「漢方式9種類体質の自己診断と改善」。自分の体質を知り、根本的な体質改善を図りたい方にお勧めというが、8つの質問に五段階で答えるシートによる自己診断の結果、最も数値が高かったのは血淤体質で、続いて陽虚体質かつ隠虚体質という結果が出た。

 その他、“傾向あり”まで含めると、全く該当しなかったのはアレルギー体質とされる特稟体質のみ。改善はまず陽虚体質からということで、夜更かしを止め、身体を温め、緩やかな運動をすることが大切とのこと。アイスクリームは月に1回くらいにした方がいいですね、と言われがっくり。そして最終の6回目の深呼吸ダイエットレッスン。

 あっという間に終了の時間となり、最後に先生から各自シートが配られてコメントがあった。体重は1.2㎏減、ウエストは1.5cm減、下腹周り1.8cm減の結果。まあ、最初の測定は昼食後、今回は朝食前だから、当然の結果なのか。今回参加者の体重減MAXは2.7kg、平均1.3kg減、ウエストと下腹周りは最高5.5cmの減、それぞれ平均は2.3cm減、2.6cm減だったそうだ。
 人によって痩せ方のパターンはそれぞれだが、せめて明日の朝くらいまでは今回のような食事をしてほしい、というのがR先生の弁。

 ヨガマットを片付け、そのままダイニングルームに移動して最後の昼食。回復食ではないが、大分ボリュームのある一汁二菜で、胃が小さくなっているのを実感する。帰りの電車の時間に合わせて送迎車は2台分乗。荷物をまとめ、着替えたらもうドタバタで、ヨロヨロしながら3階の部屋から荷物を下ろしたら(エレベーターが使えなかった)、またしてもしんがりになってしまった。
 とりあえず定刻通り車が発車、最寄駅まで送って頂き、3日間実質48時間の深呼吸体質改善合宿が終了した。

 帰路は先生とセラピストのOさんもご一緒で、途中乗換駅まではAさんといろいろお喋り。この後にレッスンに行くとか仕事に行くとかいう方もいらしてもうびっくり。私はいつもいてくれる荷物持ちの夫がいなくて、一人でキャリーケースを持てあましながら、ヨタヨタとエレベーターを探してホームを歩き廻ったり・・・で、なんとか無事に帰宅することが出来た。

 荷物を整理して洗濯機を回したところで、出張から直帰だった夫が帰宅。薄味の食事を作ったら、夫は物足りなかった様子。一口一口お箸を置いて・・・はなかなか実践出来ず、食事中に電話があってなんだかワサワサ。結局リトリートから帰ってくると現実が待っているのである。

 そして明日からまたお仕事である。
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2016.2.21 合宿2日目、てんこ盛りのスケジュールはお天気に恵まれて

2016-02-22 21:27:06 | ヨガ
 昨夜はちょっと熱めの大きなお風呂でゆっくり手足を伸ばした。
 空腹で眠れないかと思ったけれど、思いのほかそうでもない。珍しく5時間半連続でよく眠り、一度寝直して、目覚ましが鳴るまで再び熟睡。浴槽足湯で汗をかいてからゆるゆると支度をし、スタジオへ移動。

 朝一番のミニヨガで首から足首まで、全身の関節を動かすこと20分ほど。続いて2回目の深呼吸ダイエットのクラス。仰向けで深呼吸をした後、捻りのポーズや骨盤体操等を交替に行っていく。深呼吸をしていると何度も寝てしまいそうになるほど心地よい。

 一晩中降り続いていた雨が嘘のように、今朝はとても良いお天気。最高気温も18度まで上がるという。スタジオにいても外の陽射しが明るく暖かく感じる。お天気に単純に反応する私は俄然テンションがアップしてくる。午後の自由時間には、お昼寝をしてもお風呂に浸かっても浜辺までお散歩に行ってもOk。何とも贅沢な時間である。
 
 2つのスケジュールをこなした後朝食。起きてから既に2時間半が経過。メニューはハトムギと小豆のシチューに生姜紅茶というシンプルなもの。食事の量が減っているので、意識してミネラル分を摂取するようにと沖縄産の塩が一緒に出され、紅茶やお水に入れて頂く。薄味だけれど、一口ずつよく噛んで、口の中が無くなるまで口に入れないというルールを守って頂くと、不思議なほど満腹感がある。普段は朝食に小一時間もかけられないから、これもまた合宿ならではの贅沢な時間だ。

 午前中のワークショップは「全身歪み大発見」。ペアワークで顔の歪みや弛みのチェックから始まって、足のむくみの原因究明等興味深い内容。1分で歪みが取れるという、R先生のデモンストレーションに目を見張り、歪み矯正体操を教えて頂いた。自由時間を挟み、3回目の深呼吸ダイエットのクラス。すっかり呼吸が深くなりウトウト。

 昼食も一汁二菜。少ない量でももくもくと噛んでいると、それだけであっという間に30分以上経ってしまう。 ちょっとお喋りをしていたら、一番最後になってしまった。小学校の給食で一人残って食べていた暗い記憶を思い出してしまう。とはいえ一口ずつ口に入れ、それが完全になくなるまでの間、箸を置いて咀嚼に専念するというのは暴、飲暴食を避けるにはいい習慣だろう。普段なかなかそんなに優雅なランチタイムは過ごせないというのがちょっと残念だけれど・・・。

 3つめのワークショップはたっぷり2時間。原因不明の不調がある方にお勧めという「経絡の滞りを摂れば楽に痩せて健康になれる!」に参加。経絡ツボは自己携帯式百薬の宝箱というが、東洋医学の知識が盛り沢山でかなり専門的。ちょっとオーバーフロー気味。経絡の滞りや経絡マッサージ、経絡体操等を教えて頂く。
 マッサージは表面の皮膚を優しく揺らすようにするのがコツで、凝ったところを強く揉むとますます経絡のつまりを悪化させると言われ、目から鱗。私はアイスクリームが大好きだけれど、甘くて内臓を冷やすものは身体に良いわけがないということも良く分かり、ちょっとしょんぼりする。

 午後の自由時間は、せっかくのいいお天気に一歩も外に出ずというのではもったいないし、かさばるスニーカーも持ってきたので、Aさん、Iさんと一緒に海辺までお散歩に出かけてリフレッシュ。やはり海はいい。
 外房だからか、波が結構荒いのにびっくりする。地平線を臨み、遠く左右に街も見え、地球の丸さを実感する。既に日は傾いてきているのに、サーファーたちが何度も波乗りをしていた。

 夕食前は深呼吸ダイエットクラスの4回目。仰向けで深呼吸をし、その後にポーズをとるという流れにも大分慣れてくる。
 そして夕食。昨日はびっくりポンに少ないと思った一汁二菜にも大分慣れ、ゆっくり味わって頂く。今回のメニューは味付けもしっかりしていて、満腹にはならなくてもしっかり食べた感じがあるね、と皆で言い合う。
 食後、体質改善に深呼吸がどれほど良いかという座学を聞いてから、中日最後のレッスンは経絡リンパヨガ。深呼吸の助けを借りて筋が気持ちよく伸ばせてとても心地よい。後はのんびり入浴してぐっすり眠るだけだ。

 今日もてんこ盛りの一日だった。新しいお友達も出来た。朝から晩まで目いっぱいのスケジュールにちょっと草臥れたけれど、こんな機会が得られたことに感謝、そして何より快く送り出してくれた夫に心から感謝である。
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2016.2.20 今日から深呼吸ダイエットヨガ&体質改善合宿参加

2016-02-22 21:22:12 | ヨガ
 先週ヒーリングの応用セミナーに参加したばかりだというのに、今日からヨガリトリートである。我ながらやりたい放題自由気ままにさせて頂いているなあと思う。
 治療薬が変更になって脱毛してしまえばこうした合宿にはなかなか参加しづらくなる。ということで、ダメモトで申し込んでいた。キャンセル待ち4番目ということだったので諦めていたところ、空きが出ました、と連絡があり、仕事も調整して参加できることになった。

 以前から気になっていた外房の海に近いビレッジでの合宿だ。講師は、数年前に地元のヨガスタジオに出張ワークショップにいらした時、一度お目にかかっていたR先生。あいにく初日は午後からお天気が崩れる予報だったけれど、座学のワークショップが多いし、野外でのヨガもないということで、ノープロブレム。

 荷物もあるし・・・、と乗り換えがしんどそうなところまで夫が見送ってくれた。とはいえ、自宅最寄駅から最寄駅まで2時間半以上かかる場所だ。途中の都県境の駅で別れ、夫はちょっと街歩きをしてお昼を食べて帰るということで、私はそのまま電車に乗っていった。

 定刻通りビレッジ最寄駅に到着。改札を出て正面には送迎車が待っていてくれた。7人乗りで今回は参加者が多いため4便出るという。第1便に乗り込むことが出来、いざ出発。多分某会社の保養所だったのだろうな、と思わせる白い建物。まずは入り口でスリッパに履き替えてチェックイン。料金をお支払いして部屋のキーを頂く。R先生が笑顔で迎えてくださる。
 ダイニングルームで、必要な書類に記入した後、オリエンテーション開始まで部屋で態勢を整える。持参したパンで簡単にランチを済ませ、着替えてからスタジオへ。テレビもないし、WiFiもLANもないのでPCは使えない。ブログは帰宅してからまとめてアップすることに。

 オリエンテーションの後は体重測定とウエスト、下腹部の採寸。私はダイエットというよりも体質改善を目的に参加したが、さて明後日の朝、効果はいかに、という感じだ。
 今回は、男性が1人で後は全て女性だ。3人以外は全てヨガスタジオの会員だという。この合宿はリピーターも多く(中にはほぼ毎月通ってくる強者もおられるそうで)人気だそうだ。スケジュール説明の後、オプションのワークショップや施術を申し込む。施術は経絡セラピーと全身歪み矯正だったが、セラピストが1名のため、受けられるのは限定9名で抽選。残念ながら外れてそれ以外のワークショップに出席することにした。

 地元のヨガスタジオでも深呼吸ダイエットヨガクラスにたまに参加することがあるが、R先生がこのクラスの創設者である。生活習慣を見直し、腹式呼吸法を集大成した生体健身呼吸法を用い、短期間で体質改善とダイエットが出来るという画期的な健康法で、10年間で数万人が体験しているそうだ。
 最初に呼吸法のレッスン。仰向けになってリラックスして深い呼吸を繰り返していると、あっという間に意識が飛んでしまうほど気持ち良い。

 すっかりリラックスした後は、「頭から足まで押し揉み健康法」のワークショップに参加。
 手軽に健康増進したい方にお勧めということで、目の疲労解消に役立つマッサージや即効で身体が柔らかくなる耳体操、内臓強化の舌体操、冷え解消に役立つグーパー体操、乳腺トラブルの予防と解消法(良性腫瘍ならしこりがあってももう手遅れ、ということはないそうだ)、ボケ防止の足体操、など全身にわたり手軽に活用出来るものを教えて頂いた。自分に合いそうなものを1,2つ決めて日々継続すると効果が出るとのこと。やはり何事も細く長くしぶとく、継続は力なり、である。

 インターバルの後は1回目の深呼吸ダイエットのクラスの後、お待ちかねの食事。食事の摂り方には2つのルールがある。1回で36(9×4)回は噛むこと、さらに噛み終わって口が空っぽになるまでお箸を置くことだそうだ。お隣の方たちで見張り合いましょうとのこと。主食はなく(!)、一汁二菜。普段の食事の半分程度かという量だが、噛んでいるうちにだんだん唾液が出てきて、満腹になってくる・・・というか噛み疲れてくる。

 結局、小一時間ほどかかって、食休みも殆ど出来ないまま、夜の座学のためスタジオへ。今回初参加の人は必須ということで、呼吸法がダイエットにどれほどの効果があるのかを聴く。そしてキャンドルを灯して、瞑想タイム。
 腰が痛むのは支える腹筋背筋が貧弱なためか、姿勢が悪いのか、歪んでいる所為か。これで本日のカリキュラムは無事終了。
 大浴場で温まったら、ベッドに入って再び深呼吸をしてから眠ると、寝付きも寝起きも良いとのこと。愉しみなことである。
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2016.2.19 この冬のお気に入り

2016-02-19 21:29:35 | 日記
 この冬のマイブームといえば、ガウチョパンツ。夫に言わせると「気がつけば、最近その格好ばっかりしているね」とのこと。あら、そうかしら。

 一昨年の冬あたりに登場して以来、ずっと気になっていたのだけれど、似合うかどうか、トップスとのバランスや、かばさん靴しか履けない私には足元のコーディネートも難しそうだし・・・と迷っていた。
 ところが、実際身に着けてみると、スカートよりも断然暖かいし、足捌きがよく、かといってパンツほどスポーティでもカジュアルでもなく、ぱっと見、スカートのように見えるので職場に着ていくにもとても重宝している。職場で作業をするのにちょっとばかりお行儀が悪くても全然ノープロブレム、である。

 すっかり気をよくして、着易かったものの色違いをセールでゲットすることに。結局、シーズン初めに手に入れた3点に加え年明けのセールで2点、今期5点も買ってしまった(じゃあ、もう履かないであろうスカートを5点処分すればいいんじゃないですか、という夫の冷たい視線を感じる。)。

 さて、そのガウチョパンツ。なんとも面白いネーミング゛だけれど、その由来は、ということでファッションサイトをちょっと調べてみた。

 ガウチョ・パンツ【gaucho pants】
 ガウチョ・パンツとは、南米の草原地帯(パンパス)の牧畜に従事しているカウボーイ(ガウチョ)が着ている裾が広がりゆったりとした七分丈のワイド系パンツ。ゆったりとして履きやすく、かつ動きやすい。元々はカジュアル感が強かったが、現在は薄手でしなやかなカットソーなども生地に使うため、レディースでは着用時にスカートにも見えてエレガントな傾向にある。ワイドパンツであるため相対的にウエストが細く見えやすく、足首の見せ方やシルエットでは美脚、美尻を想像させる優れたデザインが増えてきた。
 【種別】パンツ【エリア】南米:南米

 ということで、まさに私の受けている感じにピッタリ!である。アラフィフが牧童もないものだけれど、色もデザインも生地も豊富なので、冬だけでなく春以降もお世話になる気満々である。

 さて、ようやく週末。明日からはまたずっと愉しみにしていた予定が入っている。
 年が明けたら治療薬の変更は避けられないかも・・・と言われつつ、なんとか2月中旬まで粘ってきた。
 来週は通院日も控えている。お愉しみの予定をこなしたら、また免疫力アップして検査の結果も良いかもしれない。願わくば、このまま騙し騙しでも年度末までカドサイラ(T-DM1)の恩恵を被っていければ、と思う欲張りな私である。
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