インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

2009合宿報告 その17

2009年10月09日 | 歴史

徹底的にバッティング練習に取り組む塾生達。

手の皮が溶けて、骨が見えるようになるまで打てなどと言っておりますが。
実際にボールを投げているのは指導陣。
これはこれで、大変な作業だったり致します。


うわっ! 危ないっ!

ちょっと、コーチィ・・・
きちんと投げて下さいよぉ。
(言葉使いは丁寧だが、言ってる事は生意気なギンジ。)

やかましいっつうんだよ。
投げてるこっちの身にもなって見ろってんだ。
真ん中に投げてやってもスッカスカ空振りしやがって。 (-"- )


うりゃっ

懸命に身体が突っ込むのを堪えるリョウ。

このクラスを教えるのが最も大変なんです。
何しろ特定のコース(それも10cm四方程度)に特定のスピード(それも遅すぎず、決して速過ぎず)で投げてあげなくてはなりません。
スピードまで極端に制約を受けたストラックアウトみたいなもの?
これを投げ続けるのは、かなりの技術と体力が要求されます。

なのに、空振りなんてされて笑ってた日にゃ、指導陣じゃ無くても周って来いと言いたくなりますわね。


最近少し打てるようになって来たリョウタ。

フォローの使い方がなっていませんが、随分とボールを叩けるようになって来ました。
こうして塾生が打てるようになって来ると、指導陣は心から喜びます。
何しろ、今までは良い当たりを10球打たせるのに2万回くらい投げていますからね。
それが良い当たりを10球打たせるのに、300回投げれば良いと言う事になれば、それはそれは楽が出来ると言うものです。


こちらも散々手を焼いた塾生のローリー。

ここへ来て、ようやく野球を理解し始めました。
何しろ素晴らしい足を持っているのに、走り出すタイミング、走る方向共にわざとか?と思えるほど無駄にしていましたからね。
自分の特性も理解して、それを活かす為に練習に取り組むようになりましたよ。


チュートンのジャストミート。

顔の高さのボールですが、見事にバットの真芯で捉えていますよ。
こんな素晴らしい打撃はチュートンのお兄ちゃん達にも見られませんでした。
それにしても、高めのボールに手を出していると思うでしょ?
これは仕方が無いのです。
何しろチュートンのストライクゾーンなんて、携帯電話の大きさより狭いんですから。


しっかりとした回転軸で、見事なタイミングでボールを捉えるタンタン。

惜しいっ!
完璧なスイングで、完璧なタイミングなんだけど、高めのボールにバットを被し切れず、打球は敢え無くキャッチャーフライ。
まあ、プロ野球選手でもキャッチャーフライを打つからね。
今は打球をそれほど気にしなくて良いですよ。
これはフォローの使い方を覚えれば、すぐに解消できるから安心して今のまま打っててね。


合宿最後の練習も終りに近づき、みんなで給水。

塾生達が晴れ晴れとした顔をしていますね。
みんなこの合宿で何かを掴んでくれたかな?
何でも良いからひとつでも覚えていてくれると嬉しいんだけど。

森の中で白いワンピースを着た女の子に道を聞かれても答えちゃいけないとか・・・


卒部生達もお手伝い御苦労さまでした。

2年前までは塾生だったのに、プリも随分と無駄に大きくなったね。
さすがに卒部生としての貫禄が備わって来ました。


更には自衛隊。

自衛隊のお陰で、チュートンは元より合宿全般で随分と助けられました。
受験生でもある自衛隊は、合宿所に参考書を持ちこみ、夜は部屋で勉強していたんですよ。
文武両道と言うのは容易い事ですが、それを身を持って塾生に示してくれました。


練習の最後はみんなでボール探し。

グラウンドの茂みにボールが無いか全員で点検します。
こうして道具を大切に扱う癖を付けさせます。

そして何より・・・


重たい機材を担いで、いつも塾生達と行動を共にしてくれたディレクター。

本当に本当にお疲れ様でした。
撮影者は、その苦労が映像に収められる事はありません。
でも、こうしてみんなが後から写真を楽しめるのはディレクターを始めとする撮影隊の皆さんのお陰です。
塾生、父兄、指導陣に成り変って、改めて御礼申し上げます。