インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

2013血と汗と涙の合宿 その6

2013年10月01日 | 歴史

さて、いよいよその時がやって参りました。

血と汗と涙の合宿は、間違いなく野球チームの合宿の筈なのですが。
なぜか夜に行われる肝試しがメインだと思っている塾生が多いようです。


太陽が木の間に沈んで2分後。

周囲は真っ暗になりますよ。
都会と違って、日が沈むと本当に真っ暗なんです。

 
塾生達も準備を整えて玄関に集まって来ました。

でも顔には全く笑顔がありません。

 
玄関先に集合する塾生達。

話は自ずと懐中電灯の明るさの事に。

 
浮かれポンチの顔からも笑いが消えました。

みんな態度にこそ出しませんが、内心は相当切羽詰っている様子。

 
何しろ、宿舎の前の景色がこの状態。

まだ合宿所の門を出たばかりでこれなんです。
で・・・
30メートルほど歩くと、森の入り口。

 
こんな感じ。

まだ明るい内に紹介した肝試しのコースと見比べて下さい。
点々と光っているのは、コースを示す蝋燭の灯り。
これだけで充分に怖いですね。

 
昼間見た場所と違う・・・

トップはケンタロウ。
しかも一人。
こりゃ、バンジージャンプの方がマシかもね。

 
ケンタロウが出発♪

20メートルも進むと、すぐにケンタロウは見えなくなります。
かろうじて懐中電灯の灯りで、どの辺にいるのか判るくらい?

 
続いてソウシとチビダイのコンビ。

とりあえず後ろが詰まらないように、ビビリそうも無いチームから出発させます。
去年は各チームの間隔を5分ほど開けたのに、最後は8人で帰って来た奴らがいましたからね。

 
出発~♪

この手のアトラクションは、本当に強い奴と全く駄目な奴に別れますね。
幸いにしてソウシはチビダイのお守りが出来そうです。

 
他の塾生達も、だんだんと他人事では無くなって来ました。

こんなに子供達が大勢いるのに、誰もはしゃがないって凄く奇妙な光景ですね。
それでは森の中へ探検に行ってみましょう。


薄暗い懐中電灯を1本持って、トボトボと進む塾生達。

江戸時代の人達は、蝋燭の灯りだけでこうして山道を歩いたんですねぇ。
って、今はそんな事はどうでも良いってか?


虫の声と、自分達の足音だけが妙に響き渡ります。

でも、それ以外の音が聞こえたりしたら、とっても嫌だなぁ・・・


何か動いたっ!

ねえっ! ねえっ! 何かいるよ。

実は隠れている指導陣やお母さん達も、とっても怖いのです。
因みに指導陣の中で、この手に最もビビリーなのが服部コーチ、次いでひろみちお兄さん。
服部コーチに至っては、未だに脅かし役になった事がありません。
一説によると、肝試しに参加したく無いから合宿を全て参加しないとか。
嘘か本当か、来年の合宿で服部コーチの動向に注目しましょう。


さあ、何人かの塾生が宿舎に戻って来ました。

今年は白いワンピースの女の子に会わなかった?


と、無茶苦茶不機嫌そうなナナ。

なんだ?
どうした?


こいつが手を振り払って、一人で走って逃げたんです。

しかも1本しか無い懐中電灯を持って。

げっ!
そりゃ酷い。

と、全員の非難が集中していた、その時・・・


ほげぇ~っ おぇ~っ びぇ~っ

物凄い号泣で戻って来る塾生が一人。


もう宿舎だよ・・・

ほげぇ~っ ぶぇ~っ うぎゃぁ~っ
既に他の塾生達の聞く耳すらありません。


びぇ~っ ふぇ~ん ほげぇ~っ

よしよし、こっちだよ。
優しく手を引いてエスコートするケムマキくん。
肝試しの最中、ずうっとこんな感じだったそうです。

ここまで派手に泣かれたら、ケムマキくんもお化けどころじゃ無いわね^^