JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
神奈川中央交通の定期券
神奈中ネタもそろそろここでお開きにしたいと思います。
最終回は定期券です。
これは昭和60年代の通学定期券です。
(着停留所名は大学名がそのまま停留所名となっているため、大変お見苦しいのですが、敢えてモザイクを入れさせていただきました。)
同社は比較的早くから定期券の印発機発券を行っていました。
もう20年も経っているのでさすがに現在は様式が違っていると思われますが、当時のものは有効期限のみ赤色の券でした。
画像では薄くてよく見えないかもしれませんが、やはりお得意の神奈川中央交通地紋が印刷されています。
ここでも乗車券ヲタの血が騒ぎます。印発機発券ではない、手書きの定期券の有無が気にかかります。「こいつ馬鹿か」と思われる(?)のを覚悟で案内所の方に手書きの定期券の有無を伺ったところ、印発機が故障した際の非常用として補充式のものが常備されているとのことで、特別に1回だけ手書きの券で発券していただきました。
こちらも緑色の神奈川中央交通地紋入りです。
赤い横線と「学」の影文字が独特の、ヲタ的には興味をそそられる券です。
5月4日エントリーの拙ブログ「神奈川中央交通の補充片道乗車券」へ寄せられた(4-タ)さまのコメントで、補充券の停留所名ゴム印について、
> これは定期券などに使う大船駅バス停のゴム印だったのでしょうか。
というコメントがありましたが、この定期券に使用されているゴム印と前出の補充券を発券する際に使用されていたゴム印の大きさを比べてみました。
これらの停留所名ゴム印には特に大きさの規定はなさそうですが、ゴシック体のもの(「大船駅」と「○○○○大学」)は規格品なのか、大きさが同じように思われます。
一方、明朝体のものは営業所独自で作成されたものなのか、特に大きさは揃っていないようです。
こんな風に並べますと、だいたい同じ規格で作られたゴム印であることがわかりますでしょうか?