●梅宮大社「跨げ石」
平安時代、檀林皇后は、皇子に恵まれなかったが、
この社の古くから伝えられる石を跨いで祈願したところ、
すぐに子宝(伝明天皇)を授かったとの事です。
その後、この石は子授けの「跨げ石」と呼ばれているそうです。
実際に跨ぐ事が出来るのは、夫婦そろって子授けの御祈祷を受けた方のみだそうです。
●三室戸寺「狛兎と宝勝牛」
西国三十三所観音霊場 第十番札所です。
五千坪に及ぶ大庭園は、紫陽花(今が見頃、ライトアップもあります)や、
ツツジの名所で、「花の寺」とも呼ばれています。
本堂の前には、御影石製の巨大な「狛兎」が安置されています。
この狛兎が抱いている大玉の中には、卵型の小さな石が入っており、
その石を立たせることができれば、願いが叶うと云われています。
そして、対面には、「狛牛(宝勝牛)」と名付けられた大きな牛の石像があり、
大きく開いた口の中には石の玉があり、これを撫でると勝運が付くと言われています。
他に、ヘビの「宇賀神像」もいます。
●野宮神社「お亀石」
かつては、伊勢神宮の野宮社があったとされ、
源氏物語の「賢木」の巻の舞台、境内の「黒木の鳥居」「小柴垣」が、
平安の雅をそのまま今に伝える風情のある神社です。
現在は縁結び、子宝安産の神として知られています。
境内には、亀の形をしていることから「お亀石」と呼ばれている石があり、
お詣りした後で祈りを込めて撫でると、願いが叶うと言われています。
●京都 恵美須神社「鳥居のえべっさんと福箕(ふくみの)」
毎年1月8日~1月12日の十日ゑびす大祭(初ゑびす)では、
商売繁盛を願う人で賑わう恵比寿神社。
神社の第二鳥居の額束には、えべっさんの顔がついた福箕が掛けられていて、
そこにお賽銭を投げいれる事が出来れば、願いが叶うと言われています。
(十日ゑびす中は、下に行列ができるので、投げられないように布がかけられています)。
京都には、車折神社の「祈念神石」、月読神社の「月延石」等、、、
まだまだパワースポットの「石」がありますよ。<京都 好き男>