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京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

御利益 其の弐

2014-06-14 | インポート

●梅宮大社「跨げ石」

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平安時代、檀林皇后は、皇子に恵まれなかったが、

この社の古くから伝えられる石を跨いで祈願したところ、

すぐに子宝(伝明天皇)を授かったとの事です。

その後、この石は子授けの「跨げ石」と呼ばれているそうです。

実際に跨ぐ事が出来るのは、夫婦そろって子授けの御祈祷を受けた方のみだそうです。

●三室戸寺「狛兎と宝勝牛」

西国三十三所観音霊場 第十番札所です。

五千坪に及ぶ大庭園は、紫陽花(今が見頃、ライトアップもあります)や、

ツツジの名所で、「花の寺」とも呼ばれています。

 本堂の前には、御影石製の巨大な「狛兎」が安置されています。

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この狛兎が抱いている大玉の中には、卵型の小さな石が入っており、

その石を立たせることができれば、願いが叶うと云われています。

そして、対面には、「狛牛(宝勝牛)」と名付けられた大きな牛の石像があり、

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大きく開いた口の中には石の玉があり、これを撫でると勝運が付くと言われています。

他に、ヘビの「宇賀神像」もいます。

●野宮神社「お亀石」

かつては、伊勢神宮の野宮社があったとされ、

源氏物語の「賢木」の巻の舞台、境内の「黒木の鳥居」「小柴垣」が、

平安の雅をそのまま今に伝える風情のある神社です。

現在は縁結び、子宝安産の神として知られています。

境内には、亀の形をしていることから「お亀石」と呼ばれている石があり、

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お詣りした後で祈りを込めて撫でると、願いが叶うと言われています。

●京都 恵美須神社「鳥居のえべっさんと福箕(ふくみの)」

毎年1月8日~1月12日の十日ゑびす大祭(初ゑびす)では、

商売繁盛を願う人で賑わう恵比寿神社。

神社の第二鳥居の額束には、えべっさんの顔がついた福箕が掛けられていて、

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そこにお賽銭を投げいれる事が出来れば、願いが叶うと言われています。

(十日ゑびす中は、下に行列ができるので、投げられないように布がかけられています)。

京都には、車折神社の「祈念神石」、月読神社の「月延石」等、、、

まだまだパワースポットの「石」がありますよ。<京都 好き男>