今年も「切り干し大根」作りのシーズンがやってきました。
空気が乾燥していて天気が安定しているこの時期は、「切り干し」作りには最適です。
まず、畑から大根を収穫。
今シーズンは、「おふくろ」「青首」「聖護院」の3種類の大根を使います。
大きく育ったものから、小ぶりなものまで一気に収穫します。
収穫して初めにするのは、
大根の葉を切り落とすこと。
こうすると、大根を水洗いするのが楽なんです。
亀の子だわしを使って、
土をきれいに洗い流します。きれいになったでしょ?
ここからが、切り干し大根作りの始まり。
食感と煮物にしたときに”ぼそぼそ”しないよう、ピーラーを使って皮をむきます。
うちの切り干し大根には、きめが細かくって煮物に使うと味がよくしみ込み煮くずれが少ない「おふくろ」、
甘みのある「聖護院」、今や大根の代名詞となった「青首」の3種類が混ざっています。
これは、煮物にしたときに味がしっかりとしみ込みとにかく美味しいから。
それぞれの大根の持ち味が重なり合って、より美味しい切り干し大根になっています。
またサラダとして使うときなんかも、シャキッとした食感のほか、
辛みの中に甘みがあるという何とも表現の難しい絶妙の味が出せます。