根付きのルッコラ。
いまうちで収穫しているルッコラは根を付けたまま袋に入れて出荷や販売をしています。
ほとんどの葉物野菜は根を切り落として流通していますが、これには根にある成長点が関係しています。
成長点では細胞が活発に分裂して新しい組織を作り野菜を大きく育ててくれる大事なところです。
しかし成長点は細胞分裂をするときにエネルギーを使うため野菜の鮮度が落ちる原因とされています。
ではどうしてうちは鮮度が落ちるとされる根を付けたままなのか?
答えは簡単です。根も食べて欲しいからです。
活発に細胞分裂を繰り返し細胞組織を作り出している根は、視点を変えるとエネルギーの塊みたいなところだと思います。
だからこれを食べないのは野菜から得られるエネルギーを捨てているように思うのです。
また有り難いことにうちのルッコラなどの葉物野菜は根があってもそんなに鮮度が落ちようには実感として感じません。
このような理由からあえて根付きで出しているんです。
本来野菜には捨てるところなんてないんです。
食べ方を知らないか手間が掛かるから食べないだけだと思います。
工夫次第で普段捨ててしまう根っこも十分活用できるはずです。
ある意味では私から消費者の方々への挑戦状かもしれません。
根っこの活用、挑戦してみませんか?