大根、まだまだあります。
でもね、出荷はかなり抑えています。
理由は単純。
今値崩れが起こっていて、悔しいですが無農薬無肥料の自然農法で時間を掛けて育てて来た大根たちが大きさと価格で慣行栽培の大根に勝てないんです。
自然農法だからといってべらぼうな値段をつけているわけではなく、周囲が大ディスカウントをしているので結果的に高くなってしまったって感じです。
こんな状況の中でも有り難いことに購入してくださる方が一定数いらっしゃいます。その方々のためにとある程度は適正価格で出荷を続けています。
畑で出番を待っている大根たちは、順次ゆっくり収穫して出荷や切り干し大根の原料としながら周囲の出荷が終息するのを待ちます。そうしているうちに気温が下がって来るので大根は甘味を増して今以上に美味しくなります。
どんどん採ってどんどん売りたい気持ちは痛いほどわかりますが、それをすることで品物がダブついて価格が下がると言う悪循環に巻き込まれたくないのでこんな対応をしています。
丁寧に育てた大根や他の作物を投げ売りすることはどうしてもしたくないのです。