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こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

慈姑のほりかた

2006-01-29 21:29:34 | 農作業のこと

わが家では、未だに慈姑の収穫が続いています。
慈姑は、水を張った”池”のようになっている田んぼで栽培し、レンコンと同様にポンプで水圧をかけて掘り出すのが一般的になっていますが、


わが家の場合はちょっと違います。わが家が慈姑を栽培している田んぼは、春の田植えの時期に水が入り、8月のお盆過ぎには水が落ちてしまいます。要するに、お米を作るときと同じ環境で育っているわけです。そのあとは、粘土質の田んぼの土に包まれて、収穫の時期を待っています。田んぼの土って、乾燥する冬であっても、かなりの水分を含んでいますので、このような栽培の仕方をしても慈姑が乾燥してしまったり、育ちが悪くなることはありません。



このように育てられた慈姑は、エンピ(スコップみたいなものと思ってください)を使って、このように掘り出します。      
 
                         

田んぼの土をエンピで掘ると、このように慈姑が姿を現します。
これを1つずつ拾い集めます。
確かにポンプを使って水圧で収穫した方が楽かも知れませんが、寒い冬場に水につかっての作業は決して楽なものではありません。わが家のような栽培・収穫をしている農家はたぶん少ないと思います。でもこのやり方だと、スニーカーで作業が出来ます。また冬とはいえ、暖かい日には汗をかきます。時々エンピの先で慈姑を真っ二つに切ってしまうこともありますが、疲れたらその場に座ることも出来ますし、何より普通の畑のように歩くのが水の中と違って非常に楽です。

こんな方法で栽培・収穫した慈姑がきょうもお客さんの元へ。
ほ場(田んぼや畑のことです)の特性を見極めて作業をすれば、慈姑だってこんなに楽に栽培できるのです。

ちなみにきょう田んぼを掘ると、冬眠中のザリガニと元気なミミズがいっぱいいました。


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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
教えてください (FESTINA LENTE)
2009-07-23 22:17:39
今年初めて慈姑を植えたのです。
いきなり質問があります。
慈姑の種というか球根を保存する場合は、そのまま堀りあげずに、植える時期まで放っておけばいいのでしょうか。
返信する
それでもいいけど・・・ (いしがき)
2009-07-26 09:38:24
クワイを植えたんですね。
種はそのままでも翌年芽が出ますが、
一回ほりあげて保存するのが一般的です。

水分・湿気が多いとカビが生えたり腐ったりしますから、保管は大変ですよ。
返信する

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