栽培技術の向上を常に目指す。
無農薬の自然農法だから、
虫食いは仕方ない。
無肥料の自然農法だから、
小さいのは仕方ない。
自然農法だから、
・・・。
これって全部甘えだと思うんです。
店頭で見かける「有機野菜コーナー」や「地場産コーナー」が自体がもしかしたら甘えの温床になっているのかもしれません。
自然農法、有機栽培、慣行農法。
たとえどのような栽培法であっとしても、見た目が良く食べたら美味しくて笑顔がこぼれるような作物を作らないと本当はいけないのだと思います。
実際にこれをするには、
どんな農法であっても技術が必要です。
頭でっかちな理屈じゃない栽培のノウハウです。
マニュアルに書けないノウハウです。
今日は1日かけて近隣の特色あるお店を6件回って市場調査をしてきました。
そこで見た自然農法、有機農法、慣行農法の野菜は自己主張している“完璧"なもの、ただあるだけで個性のないもの、どう見ても栽培法に“甘え”ているものと様々でした。うちの野菜と比べた時、味と香りはわかりませんが見た目で勝ったと思えたものもありましたが、完全に負けてると思ったものもありました。
これって当然のことですが、
私はとても悔しかったです。
風呂に浸かりながら今日見てきたことを思いだし、これから何をしていかなければならないかを考えました。
そしてその答えが冒頭に書いた、
「栽培技術の向上を常に目指す」です。
今の時代、
安全安心なんてあたりまえです。
有機JASなどの認証を取得していても大したことのないものもそれなりにあります。もちろん素晴らしいものも沢山あります。でも認証を取っているから素晴らしいのではなく、技術が素晴らしいんです。費用をかけて認証を取ってそれを継続するために定期的に費用を払って審査を受けるなんて、零細農家のうちにはできません。その代わり今に満足せず、上を目指すことは出来るしそれをしないといけないと思います。
冷静にこのようなことを考えることが出来た今日はとても有意義な1日でした。