9月のマンドリン演奏会は盛況のうちに終えることができた。
台風・秋雨前線の合間に兵庫県と京都府の棚田巡りを行った。
「稲穂と彼岸花」をキーワードとした報告です。
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ここは京都府・宮津市・上世屋です。
「上世屋の棚田」です。
棚田と笹葺き民家が織りなす上世屋の里山景観です。
標高200mから350mの上世屋地区は、
山間部の緩傾斜地に集落と水田などの耕作地が広がり、
中世の城跡も残り、近世近代にかけて付近の中心集落でした。
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ここ上世屋でも1975年に1405枚あった棚田が、
2004年には311枚にまで減少しました。
棚田などの維持管理に労力を要する事は外部の助けが無いと維持が出来なくなり、最近ではNPOの「里山ネットワーク世屋」や「合力の会」などが活躍されています。
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日本の里100選に選ばれた上世屋集落は豊かな自然に恵まれ、
里山のもつ伝統的・文化的資源や景観が今尚まとまった形で残されています。
集落を含めた里山景観が京都府指定無形民俗文化財に選定されるなど、近年「かやぶきの里」として注目されていますが、住民の高齢化と過疎化が急速に進んでいます。