恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

生殺与奪の判断

2006年07月12日 | 日記とか
本日をもって試験最終日。
昨日頑張って採点を全て終わらせたのですが、
今度は明日から始まる追試者リストをアップしなければなりません。
普通、追試者というのは定期試験の成績不良で、
それに伴って再試験を受けさせるというものですが、
この成績不良者のリストアップというのがなかなか判断の難しいところ。
だいたいどの教科でも平均点の半分に満たない生徒を呼び出して、
再テストを行うのが一般的になっていますが、
最終的な細かな判断はその教科担当者の判断に委ねられます。

どのクラスにも点数が伸びない生徒はいるものですが、
単純に平均点の半分で追試者を決めてしまっていいのかという、
ちょっとした葛藤のようなものもあるわけですよ。
けっこう頑張った痕跡はあるけど、ギリギリで基準に満たなかった生徒や、
全く勉強した後がないけれどもそれなりに記号で点数稼いでる、とか。
こうなってくると一律に点数だけでは決められないってわけで。

散々悩んだ挙句、明らかにこいつは勉強してねぇなっていう生徒には、
ある程度の幅はありますが、後日再試験の旨、通達いたしました。
呼び出された生徒にはそれをすんなり受け入れた生徒もいましたが、
中には納得いかず、追試基準となる点数を尋ねてきましたが、
それをすんなりと教えるわけにもいかず、今回の趣旨を説明して理解を得ました。
まさに生徒の生殺与奪を握っている仕事をしているんだなぁ、と、
いろいろと考えさせられた一日でした。

恐懼再拝。
コメント
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