恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

適材適所の指導

2006年07月26日 | 日記とか
鉄道会社に就職したいという生徒がいるんです。
そういう生徒への対応っていうのは大体が担任もしくは進路指導主任がするのですが、
この職種の特殊性に鑑み、どういうわけか私に今後の対応が一任されました。
いや、私とて鉄道会社で働いたことがあるわけでもないし、
ましてや進路指導というその人の将来に関わるような重要な仕事を、
たいして指導方法もわからないまま任されるというのは正直なところ驚きですが、
微力であってもこういう時のために積んできた知識だと思い、快諾しました。

で、その生徒と面談して話を進めていくと、
その志望動機が女子には珍しく、前々から運転士になりたかったんだそうな。
こういうのに興味があるのって大体は男子に多いものなんですが、
やはりそういった夢というのは少なからず女子でも抱くものなんですね。
しっかりと自分自身の自己分析と職業研究の出来ている生徒で、
私がウンチクをひけらかすまでもなくある程度のことは調べていたようで、
その意識の高さに感服いたしました。
当然ながら鉄道会社に就職したところでいきなり花形の運転手になれるわけではなく、
駅業務などの基礎的な部署での下積みを経て車掌や運転士へとなるわけで、
そういった部分も踏まえて色々とお話をさせていただきました。

もちろん鉄道業界の専門家というわけではないので、
その言葉の重みがあったのかどうかはわかりませんが、
終始、熱心に話を聞き、意見をいう姿には頼もしさすら感じました。
こういう人が責任のある仕事に就けば必ずや会社は良くなっていくだろうなぁ。
ぜひ、この生徒には鉄道会社に入ってもらって活躍して欲しいと思います。
その夢の実現のために微力ながら手助けを出来る私の仕事も、
責任こそあれど、やりがいのある仕事なのだ、とも改めて認識しました。

恐懼再拝。
コメント
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