恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

その微妙なバランス

2007年02月13日 | 所感とか
今始まったことじゃありませんが、良い授業ってなんだろうとしばしば考えます。
もちろん今の自分がやってるのはお世辞にも良い授業とはいえません。
一年近く教壇に立ってきて、授業が終わるたびに反省の繰り返し。
おそらく最後の最後まで満足の行く授業ってのを追い求めていくのでしょうが、
今の段階で頭を悩ませているのは授業の相互性。

自分の教えるべきことを相手の都合を考えずにつらつらと教えていく、
ってのは案外誰でもできることで、それをどう盛り上げるかが問題。
教室が騒がしかったり落ち着かない場合、一喝しさえすれば、
簡単に静粛な教室は出来上がりますが、私としては、
一時間黙りっぱなしの生徒を前に授業をやるってのは好むところではありません。
やっぱり何かこちらの言ったことに対しての反応がほしいこともあるし。
ただ、その盛り上がりとうるさくなって収拾がつかなくなる、
というのは紙一重の部分で、のさばらせすぎてしまうと、
今度はこちらの話に耳を傾けてもらえないという状況になるわけで。

時間とクラスによっては生徒がずっとひそひそ話を続けているか、
完全に授業を放棄して突っ伏しているか、ってなことも稀ではありません。
もちろんその責はみんなの関心を引き付けられない私にあるわけで、
そこでどうやって前に集中させるかというのがなかなか掴めません。
どこまで抑え付けてどこまで認めるのか。
そういう基準は自分の中にしっかりと定めていかねばなりません。
どうもその日のクラスの雰囲気や、自分の気分によって乱高下するのはいかんなぁ。

恐懼謹言。
コメント
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