JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄移動報告⑤

2010-05-30 | 移動運用結果報告

5/22(土) 那覇→伊江島→那覇(続き)

アンテナの設営が終わり10時10分からスタートです。空き周波数がなかなかないほど賑やか。わくわくしながら50.300MHzで第一声です。

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ちょっと長めにCQを出したあと、いきなり数局呼んでいただきました。皆さん59で非常に強いです。1~3エリア中心でハイピッチで呼ばれてゆきます。常に数局が呼んでくれ、やっている方も力が入ります。取れる順にどんどんQSOしてゆきます。いつも3エリアでお世話になっている方やTwitterやブログなどの情報を見てお探し頂いていた局もおられ、有り難い限りです。

最初の30分で45QSOと快調です。徐々に6や9などの局からのコールも来るようになりました。恐らく1~3のパイルに巻き込まれて聞こえてこなかった局なのでしょうが、皆さんとQSOでき有り難いです。

11時台になっても絶好調で、66QSO/hです。相変わらず1エリアから北九州までが開いている模様です。手が空いたときにクラスタをチェックすると沖縄各所からたくさんの局がQRVしているみたいです。他局はレンタカーでさすがに離島まで来る人間は少ないでしょうから土日は離島に逃げてますHi

 

12時回ってもまだコールがあります。そろそろ目の前の弁当が気になります。 Twitterで「飯食う暇無し」と書き込んでおきましたHi JN4VOX局からは「伊江村呼ばれるって言ったでしょ」とReが。その通りでしたね。

12時40分で50MHzのオープンが一段落したのでシルバン弁当で買った弁当でお昼にしましょう。このどっさり感が沖縄の弁当らしくて素敵です!! しかも500円。まだほんのり暖かいです。

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飯食って気合いを入れ直してから21MHz帯に出てみましょう。時刻は13時です。こっちは50MHzのようなパイルにはなりませんが、QRPの局2局と立て続けにQSOできました。1時間ほどで20局とQSOできて一段落です。

最後に18MHzにQRV。もうオープンが終わりかけであまり呼ばれません。15時での終了を宣言して続けます。他バンドでお世話になった方が多いですが、18の伊江村は少ないそうです。Condxも落ちましたので予定通り15時で終了です。

 

片づけをしてから16時の船までの間、島内を散歩してみましょう。

やんばる駅伝はまだやっているようです。暑いので走るのは大変だと思います。各町村の役場の車を使ってランナーに指示を出しており、東村・伊平屋村などアマチュア無線ではレアな町村の車が次々と通って行きました。ちなみに本部町が優勝、地元伊江村も4位と健闘したそうです。

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これはアーニー・パイルの碑。アーニー・パイルはピューリッツアー賞を受けたアメリカのジャーナリストで、沖縄戦の従軍記者でした。彼はこの地で銃撃され生涯を閉じています。まわりは激戦地だったとは思えないのどかさです。

このパイルを顕彰するため、戦後米軍に接収された東京宝塚劇場は「アーニー・パイル劇場」を名乗っていましたし、那覇の国際通りの名前は「アーニー・パイル国際劇場」という映画館が国際通りに面して存在したことに因むそうです。

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パイルの碑の隣にはお土産を売る雑貨屋さんがあります。琉球ガラスや焼き物の器をはじめ、ハンドメイドのスタンプなんかも売っていました。スタンプはQSLに押すのにいいですね。

 

帰りの船の時間が近くなりましたので港に引き上げましょう。伊江島のターミナルはやたら豪華で、おみやげ物屋さんも入っています。特産のピーナツや黒糖を使ったお土産がたくさん並んでいます。最近はイエソーダという島の水や塩などを使ったソーダを売っているようです。

伊江島16時発の船で本部に戻ります。このフェリーは短時間の航海にしては珍しく売店があり、ホットドッグなんかも売っています。デッキでタッチューを見ながら冷えたイエソーダを1本。

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瀬底大橋をくぐると本部港到着です。

お客に中学生が多いなぁと思ったら「うずまさ中学の皆さんはしばらく下船を待ってください」と声がします。うずまさ?しかも港で待っているのは桂中学校の生徒。あぁ、京都の太秦ですか。伊江島は修学旅行生を何人かずつ民泊(一般のお宅で食事や宿泊をしてもらう)で受け入れているそうです。島の暮らしを実体験してもらうという点では面白いですね。

帰りの那覇行きはマルエーフェリーです。港の事務所は閑散としていて、那覇までの切符を珍しそうに売ってくれました。乗船券にマルエーの旧社名「大島運輸」が入っていますからいかに売れない区間かってことでしょうね。下船客は多かったのですが、乗船客は私だけ。船は楽でいいのに皆さん使わないんですかね?

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帰りは「フェリーあけぼの」です。那覇まで2時間弱ですから横になって寝ておきます。まだ新しい船のようで、2等の大部屋はこんな風に1人ずつ頭が入るボックスになっています。客は少なく船室の好きなところで寝てくれということでした。パイルで頑張った体には有り難いです。

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ちなみにこのマルエーフェリー、昨年千葉英会話講師殺人事件の容疑者逮捕に協力したことで一躍有名になりましたが、その直後に座礁事故で船を失うという天国と地獄を味わった会社です。

船は残波岬を避けるように弧を描く航路で本島沖を進みます。揺れらしい揺れすらない快適な航海です。一眠りして牧港の火力発電所や豊見城のラジオ送信塔の光が見えたらまもなく那覇です。

定刻より10分ほど遅れて19時過ぎに那覇港に到着。旭橋からゆいレールに乗ってホテルに戻ります。

 
今夜は安里の名店「うりずん」です。うりずんはドゥル天をはじめとした料理もさることながら泡盛がいろいろ味わえます。私はビールが全然ダメなのでひたすら泡盛です。今夜も泡盛が旨いですよ~

 
本部まで往復フェリーは経済的ですし横になれて楽です。スケジュールがあえばこのパターンで本部町の瀬底島とか水納島とかも行ってみたいですね。

本日は18MHzで6局、21MHzで20局、50MHzで181局の計207局とQSOできました。ありがとうございました。

コメント
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