JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

豊島移動運用報告①

2015-10-31 | 移動運用結果報告
計画編
香川県の島からの移動運用、今回は小豆郡土庄町の豊島をメインにしてみます。


豊島は小豆島の西にあり人口は約1,000人。小豆島西部と同じ土庄町に属しています。農業と漁業を中心とした文字通り豊かな島でした。ところが史上最悪とも言われる大量の産業廃棄物が不法投棄された事件が明るみとなり、不名誉な形で全国的にその名が知られるようになりました。

不法投棄された廃棄物は隣の直島で処理され、現在は「環境の島」として再生を図っており、瀬戸内国際芸術祭の会場ともなっています。来年は瀬戸内国際芸術祭の開催年でお客さんが多いでしょうから今年中に行くこととしました。なぜか最近他局がQRVしておらず、4年ぶりになるようです。

近辺の島々では小豆島への移動運用が一番多く、次いで直島となります。アクセスがお手軽な順ですよね。逆の珍しい順は伏せておきますが、定期船のない島々であることは言わずもがなですHi


豊島へは豊島フェリーによる高松からの直航便のほか、小豆島豊島フェリーによる土庄-豊島-宇野の航路もあります。

ややこしいので豊島に関係する航路図を作ってみました。

今回は岡山から3エリアに戻るつもりなのでジャンボフェリーを利用し高松に行き、高松→土庄→豊島→宇野のルートで出かけてみたいと思います。

小豆島は「小豆島」または土庄港周辺の「前島」のいずれかでQRVできます。土庄港近くにいる方が船の乗り継ぎが便利ですし前島は2014年9月にQRVした際にフルサイズダイポールが不調で使えなかったため前島で再挑戦してみます。

高松06:25発→土庄07:25着(前島在島時間1時間15分)
土庄08:40発→豊島09:30着(豊島在島時間3時間)
豊島12:30発→宇野12:50着
前島の在島時間が短いのですが以前にQRVしていますからこれで行くことにしました。


バンドは7MHzのみです。2300mAHの補助バッテリを使ってみます。
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10/31 香川県土庄町[前島][豊島]移動

2015-10-29 | 移動運用予定
以下の日程で香川県の小豆島と豊島へ移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。


(1)小豆郡土庄町[前島]移動(JCG:36005 JIA:36-126)
 日時:10/31(土)07:45~08:15頃 
 場所:前島(土庄港周辺)からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(2)小豆郡土庄町[豊島]移動(JCG:36005 JIA:36-115)
 日時:10/31(土)10:00頃~11:45頃 
 場所:豊島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 すべて担ぎ上げで電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・船の時間が決まっているため時間の変更や延長はできません。

・雨天の場合は中止もしくはスケジュールの変更があります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@jf4cad]です。
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10月分QSL発送しました(2回目)

2015-10-28 | QSL発送情報
10月分のQSLをビューロー宛発送しました。今月2回目となります。

・10/3~4の福岡移動の全て
・10/10~11の香川県移動のうち与島と伊吹島移動の全て
を発送しました。


しかしながら、以下のQSLは送りきれず未発送となっています。
・10/10~11の香川県移動のうち三豊市、女木島移動の全て

順次作成し発送していますのでご理解頂きますようお願いします。
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移動耳より情報

2015-10-26 | シャック便り
[四国フェリーに新高速船が就航]
四国フェリーの高松-小豆島土庄間に新しく「オリーブマリン」が就航しました。常石で建造された58tの船で、定員は96名。通常速力は26ノットだそうです。客室は通路を2本にして前方座席を2列シート化し座りやすくしているほか、シートにコンセントも装備しているそうです。

ダイヤの変更はなく、従来「ひかり」が入っていたダイヤで運航しており高松-土庄間の所要時間は「ひかり」と同じく35分になっています。なおスーパーマリン(通常27ノット)の運航便についてもいつの間にか30分から35分に変更されており結果的に所要時間が統一されています。


[JR西日本が三江線の全線廃止を検討か]
広島県の三次駅と島根県の江津駅を結ぶ三江線についてJR西日本は全線廃止も含め検討を行っている模様です。

三江線は広島と山陰の連絡ルートとして1975年に全線開業したのですが、江の川沿いに曲がりくねったルートを取っていることから直線距離の約2倍もの路線となっており所要時間がかかりすぎるため定期の特急や急行は一度も運転されたことがなく山陽と山陰を結ぶルートとしての存在感が薄い路線でした。

近年は過疎化や高齢化が非常に進み沿線人口が希薄になったことから乗客はほとんどおらず大きな赤字を計上していました。

広島と山陰を結ぶ鉄道は可部線が延長に失敗し計画を断念(末端区間は廃止)、残る木次線も近年は冬季になると除雪をせずタクシー代行となっており、ことごとく機能していない状態です。芸備線の三次以東、福塩線の府中以北も乗客が非常に少なく木次線も含め廃止となる可能性があります。

2015年版の「データで見るJR西日本」という資料中に各線の利用状況を示す「平均通過人員(利用する乗客の1日1㎞あたりの人数で国鉄末期は4,000人が廃止ライン)」という数値が掲載されていますが、上記で上げた路線の数字は惨憺たるものです。例えば、
芸備線 東城-備後落合 8 ※恐らく全国のJRでも最下位クラス
三江線 三次-江津 50
福塩線 府中-塩町 201
木次線 備後落合-宍道 218

可部線の末端区間の廃止を巡り地元が頑なに抵抗したためJR西日本は広島地区での路線廃止に及び腰でしたが、その当時よりもさらに乗客が減っておりおそらく数年のうちには廃止話が出てくることでしょう。


[第一航空の粟国線再開は12月以降に]
8月に粟国空港で滑走路逸脱事故を起こし運休中の第一航空は那覇-粟国線の再開を12月以降で計画していることを明らかにしました。事故前の1日3往復は維持できず減便ダイヤでの再開となる見通しです。

事故の原因は着陸時に操縦士が車輪の方向確認を怠った人為的ミスとの疑いが濃くなっているようです。なお事故機のDHC-6-400型機については既に粟国空港で解体されフェリーで那覇に送られましたが今後修理されるかは未定とのことです。

粟国村では事故を受け当面の間、毎週木曜日の泊発粟国行きと毎週金曜日の粟国発泊行きの船を2便に増やしています。この関係で木曜・金曜日のダイヤが変更されていますのでご注意ください。


[ニューげんかいの売却先決まる]
「みどり丸」の就航に伴い引退する福岡市営渡船の「ニューげんかい」の売却先が横浜市の協栄マリンと決まりました。売却価格は予定価格600万円に対し税別3,000万円とのこと(状態は悪くないので予定価格は安すぎるように思いますが)。恐らく整備の上海外に売船となることでしょう。

なお「みどり丸」の就航日は市営渡船のサイト等には出ていませんが、11月となる模様です。
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モービルアンテナ流用のVDP基台は使えるか?

2015-10-25 | JF4CAD技研
岐阜の販売店CQオームさんで独自にプロデュースしたV型ダイポールの基台が話題になっているようです。商品サイトはこちら。市販のモービルアンテナをV型ダイポールのエレメントにしてしまおうという発想で、M-Jコネクタ付きの基台とバランがセットになっています。

お値段は12,800円で、他にバランを省いた基台のみのセットもあるようです(こちらは9,800円)。第一次ロットの50台は発売から4日で完売し、現在第二次ロットを販売中とのこと。同店では同業店への卸販売も受けるとのことでかなり張り切っているようですね。


これ使えるんですか?」という問い合わせがありましたので結論から先にお答えしたいと思います。
(1)同じ仕様のモービルホイップを2本持っているなら検討してもいいと思います。
(2)V型ダイポールを作るために基台+アンテナ2本を買うのはコスト的に見合いません。

モービルホイップとダイポールではたとえ短縮であっても性能差があり、はっきり言ってダイポールの方が飛びますし聞こえます。実際この夏JP6SRV 臼井OMと朝倉郡筑前町に移動した際にSRV局はモービルホイップ、私はダイポールでした。SRV局からは「モービルホイップでは聞こえない相手と59でQSOできている」と驚かれていました。互いのアンテナの給電点の高さに違いがある影響もありますが、それだけで「聞こえないvs59でQSOできる」の差は出てきません。やはりアンテナの差だと思います。

従って同じ仕様のモービルホイップが既に手元にあり、現時点で活用できていないのならこういう使い方もアリだと思います。


一方で最初からこの基台+アンテナ2本を買うことはお勧めできません。モービルホイップは元々車で使うことを前提としており長さは長いものでも2.5mくらいしかありません。つまりエレメント長2.5mの短縮V型ダイポールにしかならないのです。

これってRadixのRD-S106なんかと同じ長さであり性能も変わらないはずですよね?それでは7MHzのアンテナを作ることを前提にRD-S106+コイルセットを新規で買った場合とこの基台+アンテナ2本を買った場合でお値段を比較してみましょう。

RD-S106+7MHzコイル 13,800+4,200=18,000円(税別)
基台+HF-40CL×2 12,800+7,614×2=28,028円(税別)
ほぼ同じ性能で約1万円の差となり残念ながらコスト上見合わないことになります。


着想は面白く、一部の局が裏技的にやっていたことを誰でも実現できるようになったという点では意義があると思います。ただやっぱり高いかな、というのが正直な感想です。

私自身はバラン含めダイポールを自作しますからこういった金具は不要ですし、お値段ももっと安く作っています。アマチュア的にいろいろ考えて試行錯誤してみるのも面白いでしょうね。
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【予告】11/5~9 沖縄県粟国村ほか移動

2015-10-23 | 移動運用予定
本年も沖縄に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
この予告は現時点での予定であり、変更することがあります。出発前に改めて最終のご案内を致しますのでよろしくお願いします。


(1)中頭郡北中城村移動(JCG:47003)
 日時:11/5(木)13:30~15:30頃
 場所:北中城村内からQRVの予定です。
 バンド:18/21MHz帯(SSB)


(2)島尻郡粟国村[粟国島]移動(JCG:47002 JIA:47-127)
 日時:11/6(金)15:00~18:00頃 途中QRXあり
    11/7(土)09:00~13:00頃
 場所:粟国島からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)
※上記は金曜日の那覇出航が12:00の場合です。09:55に変更の場合は13:00頃スタートです。


(3)島尻郡久米島町[久米島]移動(JCC:47002 JIA:47-120)
 日時:11/8(日)09:00~13:00頃
 場所:久米島からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)

※11/9(月)も沖縄本島中南部からQRVします(場所未定)。


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 荷物の関係で電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・船や飛行機の欠航等により渡島できない場合や雨天の場合は中止もしくは
 スケジュールを変更することがあります。あらかじめご了承下さい。
 逆に時間ができた場合にはスケジュール外でQRVすることもあります。

・現地ではレンタカーではなくバスや船を使用します。
 時間の延長や変更、バンドの追加リクエストはお受け致しかねます。

・7MHzは朝夕のみです。電波伝搬上昼間は本土まで飛びませんので
 昼間に7MHzをリクエストされても応じかねます。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[jf4cad]です。

・もしご連絡/ご要望等ございましたらこの記事の「コメント」でお願いします。
 ↓にある「コメント」をクリックして頂きますと書き込めるようになります。
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第四の焼酎・黒糖焼酎とは?

2015-10-22 | グルメ
焼酎といえば芋・麦・米が有名です。ところが「黒糖焼酎」をご存じの方は非常に少ないようです。知られざる第四の焼酎である黒糖焼酎を取り上げてみたいと思います。


[黒糖焼酎とは]
奄美群島で造られている焼酎で、黒糖と米麹を原料としています。タイ米で米麹を作り黒糖を水に溶かして発酵させます。できあがったもろみは単式蒸留器により蒸留され、1年前後貯蔵されたのち出荷されます。中には長期貯蔵でまろやかに仕上げた銘柄もあります。

現在は鹿児島本土の芋焼酎と同じく白麹・黒麹、常圧蒸留・減圧蒸留が使い分けられ味のバリエーションが広がっています。

奄美大島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島の5島に蔵元があります。詳しくはこちらの酒造組合のホームページをご覧ください。


[黒糖焼酎は甘いの?]
蒸留酒ですので香りはあっても甘さはありません。黒糖だから甘いと誤解されているようで、この数年「糖分0.00%」と書かれたシールを瓶に貼ったりする蔵元も出てきています。


[黒糖焼酎の略史]
戦前奄美群島では沖縄から技術を移入し主に米を使用した泡盛が造られてきました。ところが終戦後に沖縄同様日本から施政権が切り離されアメリカに占領されてしまいます。

奄美に対してはアメリカの復興支援が十分に回らなかった上に主産品の黒糖は関税がかかるようになって本土に売れなくなり奄美の経済は破綻状態となってしまいます。主食の米すら満足に手に入らないため酒造りができなくなり、やむなく売れ残っていた黒糖を使って黒糖焼酎造りが始まりました。経済が疲弊した当時の奄美群島政府にとっては酒税が一番の収入になっていたようです。

経済支援が行われないまま放置された奄美の人たちは集落単位でのハンストや血判状の提出などを繰り返し、1953年12月25日に非暴力での本土復帰を勝ち取りました。黒糖は本来焼酎に使うことのできる原料ではないため復帰後に焼酎と認められない可能性がありましたが、歴史的事情を考慮し米麹を使うことを条件に特例で焼酎として認められることとなりました。苦境の中からやむなく始まった黒糖焼酎はこうして復帰後も引き続き造られ現在に至っています。


[奄美群島でしか造れない?]
黒糖焼酎は奄美群島でしか造ることができません。歴史でご紹介した通り本土復帰前に製法が確立していたため特例で奄美群島(大島税務署管内)でのみ焼酎としての醸造が認められています。

もし鹿児島本土や沖縄本島で同じ製法で造ったとしてもラム酒同様税率の高い「スピリッツ」となります。


[黒糖焼酎は泡盛だった?]
奄美群島では沖縄の泡盛の蔵元から技術が移入されたため米を使用した黒麹の泡盛が造られていた時代がありました。ところが米が安定して確保できなかったためソテツなど様々なデンプン類や黒糖を使用して作られることありました。これらも「泡盛」として売られるなど焼酎類全般を「泡盛」と呼んでいたようで、戦後に黒糖焼酎も「泡盛」として売られていました。一部の蔵元には「泡盛」と書かれた当時のラベルが残されています。

ところが米と黒麹を使わない「泡盛」に対して沖縄からクレームがあり泡盛という呼び方はされなくなりました。


[共同瓶詰会社]
奄美群島の蔵元は零細なところが多く、中には家族2人だけという蔵元もあります。当然ながら酒造りだけで手一杯で営業が困難です。このため国税当局の指導のもと島単位で共同瓶詰め会社を組織し、各社の原酒をブレンドして出荷する体制が作られました。蔵元は自社の銘柄を捨てるデメリットがある一方、酒造りに専念でき原酒を買い上げてもらうことで安定した収入を得ることができます。ブレンドによって酒質が安定する、島内での過当競争を防止できる、瓶詰め会社に営業担当を置くことで島外の拡販もできるといったメリットもあります。

現在は徳之島の奄美酒類と沖永良部島の沖永良部酒造が共同瓶詰め会社として活動しています。構成会社は以下の通りです。
奄美酒類:高岡醸造、中村酒造、天川酒造、亀澤酒造場、松永酒造場
沖永良部酒造:徳田酒造、竿田酒造、神崎産業、沖酒造

奄美大島にもかつて共同瓶詰め会社として奄美第一酒類がありましたが構成各社の意見が合わなくなり1989年に解散しています。

鹿児島県では芋焼酎の「さつま島美人」で知られる長島研醸(出水郡長島町)も共同瓶詰め会社です。


[飲み方]
芋焼酎や麦焼酎と同じくロック・水割り・お湯割りが一般的です。芋や麦に比べアルコールの刺激を感じやすい酒のようで、ロックや水割りにされるのでしたら焼酎もあらかじめ瓶ごと冷やした方がアルコールの刺激を抑えることができておいしく飲めると思います。

このほか度数の高いものは梅酒にしても面白いでしょう。もちろん氷砂糖ではなく黒糖や赤ザラメの方が合うでしょうね。奄美大島にしかわ酒造から「燦々梅酒」という黒糖焼酎の梅酒も発売されています。


[ラム酒との違い]
同じようにサトウキビを原料とした蒸留酒としてラム酒があります。黒糖焼酎とラム酒はよく似てはいますが主に以下の点で違いがあります。

・黒糖焼酎は麹を使用することが義務づけられている。ラム酒は麹を使用しなくてよい。
・黒糖焼酎は黒糖を使用することが義務づけられている。ラム酒は廃糖蜜(製糖の際に出る副産物)や精製糖を使っても構わない。
・黒糖焼酎は樽貯蔵も可能であるが色の濃さには上限があり、色の濃いダークラムのようなものは造ることができない。


違いがあるとはいえ黒糖焼酎の蔵元がラム酒を造ろうと思えば難しくはないとされています。実際に奄美酒類を構成している高岡醸造が「ルリカケス」の銘柄でラム酒を造っています。


[本土での販売]
比較的手に入りやすいのは「奄美」「朝日」「れんと」「里の曙」あたりでしょうか。これら一部の銘柄を除けば鹿児島県以外の本土で黒糖焼酎を扱っているケースは少ないのが現状です。中にはほとんどが島で消費され鹿児島市内でも出回りにくい銘柄もあります。

鹿児島市内中心部で比較的品揃えがよいのは以下の販売店です。

コセド酒店 天文館店(天文館)
焼酎維新館(鹿児島中央駅 アミュプラザ地下)
薩摩酒蔵(ドルフィンポート)

いずれも自分で選んで発送できますし、通販も対応してくれます(薩摩酒蔵は経営する山形屋百貨店のサイトで通販対応)。

鹿児島県以外ですとこの辺を探してみてはいかがでしょうか。
[東京]さつまいもの館(有楽町:鹿児島県の物産館)、吉池(御徒町)
[大阪]さつまいもの館 大阪店(本町 鹿児島銀行大阪ビル)
[福岡]薩摩焼酎蔵 匠(福岡市:渡辺通1丁目)
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与島移動運用メモ

2015-10-21 | シャック便り
与島メモ

[坂出市与島]
与島は塩飽諸島の1つで、香川県坂出市に属します。人口は100人弱です。

塩飽諸島は中世以降海上勢力である塩飽水軍が支配し、讃岐からは事実上独立した勢力でした。明治になり自治権は破棄され、現在は坂出市の一部となっています。

与島は良質の石材が取れるため古くから石材業が盛んでした。その後瀬戸大橋の橋脚と瀬戸中央自動車道のPAが置かれることになり、ほとんどの業者が土地を譲渡し廃業しました。瀬戸大橋の橋脚が置かれた3島の中で唯一一般車が降りることができるため瀬戸大橋開通直後には賑わいましたが、数年でしぼみ多くの観光施設が閉鎖されました。

跡地は一部が太陽光発電所になった以外は更地で放置されており、巨大な駐車場とともに使われないままとなっています。

属島として有人島の小与島、無人島で灯台の置かれている鍋島があります。小与島にはリゾートホテルができましたが、開業直後に閉鎖され現在はわずかの住民が住んでいるだけです。小与島への定期航路はなく渡船をチャーターするしかありません。


[島内での運用]
島内の駐車場などが候補になります。標高がないのでV/Uでは苦しいかも知れません。


[島へのアクセス]
瀬戸中央道に与島PAがありモービル運用も可能です。特に第二駐車場は誰も行かないのでこちらの方がよいでしょう。

与島PAには島の集落に通じる道路との間にゲートがあり普段は閉じられています。このゲートは専用カードで開くようになっており、カードを持っている島民や公務の車両、路線バスのみ通ることができます。一般車両は島に入れません。

このほかJR坂出駅前から琴参バスが1日6往復あります。バスは全便与島のフィッシャーマンズワーフで岡山側のJR児島駅行きの下電バスに連絡しており、岡山方面へも抜けられます。与島では乗り継ぎ割引がありますので詳しくは運転手に聞いて下さい。このほか平日の夜間に坂出から櫃石島まで直通するの琴参バスの便が1往復あります。


[島内でのアクセス]
路線バスは島内に9カ所の停留所があり、相互に利用可能です。タクシーやレンタカーはありません。


[宿泊施設]
民宿があるようです。


[島内の店]
与島PAに売店と軽食があるほか、集落にも商店があります。集落の商店は規模が小さく弁当等は扱っていません。金融機関として簡易郵便局があります。


[注意点]
石切場跡は急な崖になっていますので転落にご注意下さい。


[おみやげ]
与島PAで扱っています。ただし島の商品はないかも知れません。
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徳之島移動運用メモ

2015-10-20 | シャック便り
徳之島移動運用メモ

[徳之島]
徳之島は鹿児島県の奄美群島にある島で、やや南北に長い島です。大島郡徳之島町・伊仙町・天城町に分かれており、最大の集落は徳之島町の亀津になります。このほか伊仙町の伊仙、天城町の平土野が比較的大きな集落です。3町あわせて約2.6万人で、徳之島町の人口が一番多くなっています。

中心部には井之川岳という600m以上の山があり、海岸沿いに農地や集落が点在しています。主産業はサトウキビを中心とした農業、モズクなどの漁業、黒糖焼酎の醸造です。

長寿世界一となった泉重千代さん・本郷かまとさんが出たことから長寿の島と言われてきました(泉さん・本郷さんの長寿記録は疑問点があるとされ現在は公式記録から外されています)。現在は3町が出生率で日本のトップ3を占めており子宝の島となっています。闘牛の島としても知られ、現在でも年数回大会が開催されています。

アマミノクロウサギなど固有種が多く生息する自然豊かな島ですが沖縄に比べて交通の便が悪く観光客は多くありません。


[島内での運用]
公園などが候補になるでしょう。


[島へのアクセス]
日本エアコミューター(JAC)の路線があります。鹿児島行きが1日4往復、奄美行きが2往復です。プロペラ機で定員が少ないため早めの予約が無難です。

鹿児島-那覇間のマルエーフェリー・マリックスラインのフェリーが1日1往復寄港します。亀徳新港に入港しますが海況によっては北西の平土野港になる場合があります。船の就欠航・使用港については2時間前に決まりますので代理店に電話で確認してください。マルエーの代理店は西川運輸(0997-82-1517)、マリックスの代理店は名城回漕運輸(0997-82-1855)です。亀徳新港-平土野間は約30km離れておりタクシーですと約5千円、バスでも約千円かかります。

また奄美海運の鹿児島行きが平土野港から、阪神航路が亀徳新港から発着しますが運航日が限られていますのでご注意ください。


[島内でのアクセス]
徳之島総合陸運の路線バス(総合バス)があります。亀津-平土野-空港と亀津-伊仙-犬田布(一部は平土野まで延長運転)の路線がメインです。最も本数が多い亀津-空港線でも1日8往復と少ないため総合バスのwebサイトに掲載されている時刻表を確認の上ご利用ください(電話案内もあります)。

公式サイト上の路線図に記されていない停留所が多数あるほか、中心部(亀津・伊仙・平土野)以外ではフリー乗降ができるようです。希望の降車場所がある場合は乗車時に運転手に相談してみてください。

このほかタクシー、レンタカー、レンタバイクがあります。


[宿泊施設]
亀津市街を中心にホテルや民宿があります。亀津にあるグランドオーシャンリゾートとレクストン徳之島はどちらもリーズナブルながら本土並みの客室レベルですから無難だと思います。


[島内の店]
亀津・平土野・伊仙の各集落にはスーパー、飲食店がほぼ一通り揃っています。亀津にある大丸や秋丸スーパーは品揃えが豊富ですし20時以降も営業しており便利に使えます。24時間営業している店舗はコンビニのエブリワンが亀津や平土野にあり、レクストン徳之島にあるファミレスのジョイフルも24時間営業です。深夜でも食事に困らないと思います。


[注意点]
徳之島にはハブが多いとされていますのでご注意ください。

外洋に面しているため海水浴場では高波に襲われることもあります。波が高い日には絶対に海に出ないようにお願いします。波が穏やかな日でもリーフの外には絶対に出ないでください。


[おみやげ]
黒糖、黒糖焼酎など。市街の店や空港、亀徳港のターミナルで買えます。お勧めは徳之島高校の豚味噌で、島の食材を使って手作りしており味も評判です。

なお徳之島からは沖縄同様「イモ類(生のサツマイモ・紅芋など)」「柑橘類の苗」の持ち出しが禁止されています。加工されたイモ類や柑橘類の実は大丈夫です。
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沖永良部島移動運用メモ

2015-10-19 | シャック便り
沖永良部島移動運用メモ

[沖永良部島]
沖永良部島は鹿児島県の奄美群島にある島で、南側が丸いひしゃく型の島です。大島郡和泊町と知名町に分かれており、主要な集落は島の南東側にあります。最も大きな集落は和泊町の和泊で、知名町の知名集落も比較的大きいです。両町あわせて約1.3万人で、和泊町の方がやや人口が多いようです。

最高所でも240mと比較的平坦な島です。テッポウユリの一種であるエラブユリやフリージアの栽培が盛んで、花や球根は全国に向け出荷されています。このほかサトウキビの栽培も行われています。

沖永良部と与論島は沖縄本島に近いことから奄美大島など他の奄美群島よりも琉球文化の影響が色濃いとされています。

昇竜洞という規模の大きな洞窟やダイビングスポットはあるものの交通の便が悪いことや知名度が低いことで観光客は多くないようです。


[島内での運用]
公園などが候補になるでしょう。


[島へのアクセス]
日本エアコミューター(JAC)の路線があります。鹿児島行きが1日3往復、奄美または与論行きが隔日で1往復です。プロペラ機で定員が少ないため早めの予約が無難です。

鹿児島-那覇間のマルエーフェリー・マリックスラインのフェリーが1日1往復寄港します。和泊港に発着しますが、海況によっては北の伊延港になる場合があります。船の就欠航・使用港は2時間前に決まりますから島の代理店に電話で確認してください。マルエーの代理店は山田海陸航空(0997-92-1241)、マリックスの代理店は大坪運送店(0997-92-1126)です。

また奄美海運の鹿児島行きが知名港から、阪神航路が和泊港から発着しますが運航日が限られていますのでご確認の上でご利用ください。


[島内でのアクセス]
沖永良部バス企業団の路線バスがあります。空港-和泊-知名間の路線がメインで、島の北側に行くバスは非常に少ないためご注意ください。和泊-和泊港線のみフェリーの発着に合わせたオンデマンド運行となっており電話予約が必要です(伊延入港時は運休)。この路線以外はフリー乗降制となっており、和泊市街・知名市街以外はルート上の好きなところで乗降できます。詳しいことは運転手にご確認ください。伊延へは和泊・知名からバス(ガジマル線)があります。

このほかタクシー、レンタカー、レンタサイクルがあります。


[宿泊施設]
和泊市街を中心にホテルや民宿があります。いずれもやや古いものの中心集落にあるため便利だと思います。空港や港まで送迎してくれる宿もあります。

知名町はフローラルホテルという比較的大きなホテルのほか小規模の旅館があります。知名町内にはキャンプ場もあります。


[島内の店]
スーパー、飲食店はほぼ一通り揃っています。主要なお店は和泊または知名市街にあります。和泊のRICマートというコンビニは24時間営業しており、弁当やパンを店内で作っているので重宝します。


[注意点]
沖永良部島にはハブはいませんのでご安心ください。一方島で最も標高が高い大山には自衛隊のレーダー基地があり、付近ではノイズなどの影響がありますから特に知名町内でのQRVは注意が必要です。


[おみやげ]
黒糖、黒糖焼酎、味噌、パパイヤ漬、エラブユリの球根など。市街の店や空港、和泊港のターミナルで買えます。なお沖永良部島からは沖縄同様「イモ類(生のサツマイモ・紅芋など)」「柑橘類の苗」の持ち出しが禁止されています。加工されたイモ類や柑橘類の実は大丈夫です。
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