6/29(日)に大阪府泉南郡田尻町(JCG 25002)に移動運用に行ってきましたのでご報告します。
ハイバンドや50MHzの移動シーズンです。溜まっている未発行のQSLを土曜に少し処理しましたので出かけてみましょう。先週の西之表に続き今回は泉南郡田尻町に初挑戦です。
田尻町は泉佐野市と泉南市に挟まれた小さな町で、人口は八千人ほど。タマネギの栽培と田尻漁港の水揚げが主な産業です。
町の面積の約2/3が沖合にある関西空港になります。関西空港は泉佐野市にあると思われている方が多いのですが、実際には泉佐野市・田尻町・泉南市にまたがっており、それぞれの境界線を沖に伸ばして分けられています。
関西空港からの税収もほぼこの面積比で配分されているらしく、田尻町は意外にも財政が良いそうです。平成の大合併でも泉佐野や泉南市から誘われたものの話を断って単独の町として生き残っています。
#泉佐野は熊取町にも合併を断られていますし・・・泉南の中心である泉佐野が周りをまとめ切れなかったようですね
田尻町の移動運用は「ぷちアワード」の対象になったことで7MHzなどでは一時たくさんありましたが、先日の泉北郡忠岡町同様にハイバンドや50では少ないです。
田尻町内には南海線が走っており、吉見ノ里駅があります。難波からは特急で泉佐野まで行き、そこから普通電車で2駅目が吉見ノ里です。
吉見ノ里駅に到着。田尻町唯一の駅ですがなんと無人駅です。忠岡だって(難波方面だけしか駅員がいないけど)有人駅なのに驚きです。忠岡と田尻はともに周りの市と合併しなかったこと、町が小さくて駅が1つしかないことなどよく似ています。
駅前の道は狭く、交通量の少ない静かなところのようです。歩いて海岸の方に行ってみましょう。漁港の脇を通り海に出ると公園があります。いい具合にアンテナを設営できそうなのでここで設営です。
先週の西之表で大雨の中QRVしましたので、今回の移動は機材を乾かす目的もあります。9時前に設営が終わり18MHzからスタートです。
今日はCondxがよいようで空き周波数が少ないです。ようやく見つけた周波数でCQを出すと早速コールが返ってきました。今日はほぼ全国開いているようです。特に6エリアの局が多く、「このバンドの田尻町ファーストです」との声が多いです。
スタート1時間で34局です。まずまずのペースです。いつもお世話になっている方に加えこれがファーストQSOという方も多いです。
10時20分で18MHzが呼ばれなくなりましたので50MHzと21MHzのアンテナに交換しました。twitterで周波数を公開し50MHzで再開です。
ざっと聞いてみたところEsが開いていない感じでしたのでしたがCQを出すと何と8エリアからコールがありました。オープンしているみたいです。当初10分だけと思っていましたが延長し呼ばれなくなるまでチャレンジです。
途中でお近くのOMさんが来られましたので話しつつとなります。先週の西之表でもQSOいただき、2週連続となります。で、いつも通り機材を見ていただくと・・・やっぱりびっくりされますHi バッテリで運用する局は珍しいですもんね。
どうやらEsがオープンしなくなったので21MHzにQSYします。11時10分頃から21MHzで再開しました。21は1エリア中心で開いており、まだまだ楽しめます。「今日は50/28/24/21/18と全部開いてますよ」と言われる1エリアの局もいてお祭り状態のようです。こういうCondxは楽しいですね。
バッテリはまだ残ってますが、そろそろお腹が減ってきました。今日はお弁当を持ってきていません。しかも目の前の浜辺ではバーベキューをしていていい匂いがします。「お腹空いたなぁ~」と思いつつ進め、結局呼ばれなくなったタイミングで終了としました。終了は12時40分でした。
片づけて公園向かいのラーメン屋でお昼です。
天風軒というラーメン屋さんで、泉佐野とここ田尻の2店あるようです。
お腹がすいているのでラーメンと餃子・ライスのセットです。ラーメンは豚骨こってりとのことで、天下一品みたいなドロっとしたスープでした。セットで税込み1,000円(1円玉が何枚かお釣りでした)。郊外のロードサイドにあるラーメン店らしいお値段ですよね・・・
ラーメン店の前からはりんくうタウンが見えています。帰りはりんくうタウン駅からにします。ここなら南海・JRのどちらか先に来た電車に乗れば帰れますから便利です。JRの関空快速が来ましたので大阪駅まで寝て帰れました。
本日は18MHzで47局、21MHzで41局、50MHzで13局の計101局でした。FBなCondxで楽しめました。皆様ありがとうございました。