JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

奈良・岡寺&壺阪寺御朱印&風景印巡り①

2020-10-31 | 御朱印めぐり
近鉄の「おでかけ1dayきっぷ」を利用した御朱印巡り、今回は奈良県で残っている西国霊場の六番・壺阪寺と七番・岡寺を中心に回ってみます。当日は平日(金曜)なので風景印ももらいながら回ってみたいと思います。

この2つのお寺は近鉄南大阪線・吉野線の沿線にあります。あべのハルカスがある阿部野橋駅(=天王寺)がターミナルになりますが移動運用ですら使わないため南大阪線に乗ることがなく、私も過去に乗ったのは1回か2回という路線です。


朝のうち体調が良くなく予定していた電車に乗り遅れてしまいました。ひとまず阿部野橋に。

南大阪線は歴史的経緯から他の近鉄の主要線区と違いJRの在来線と同じレール幅です。このため足回りが違う独自の車両を使っています。通勤輸送の中心は準急で、橿原神宮前までの電車に加え途中の古市から河内長野に向かう系統があります。加えて吉野まで行く急行が30分ごとに運転されています。もちろん近鉄の特急網に組み込まれており、阿部野橋-吉野間で特急を運転しています。1時間に1~2本で、さくらライナーや青の交響曲といった看板列車の他はたった2両という短い特急です。

この自虐的なポスターって・・・

次の橿原神宮前方面への電車は特急のようです。「おでかけ1dayきっぷ」は特急券を買えば特急にも乗ることができます。特急券を買い、移動中の車内で予定を組み直します。吉野行きの特急はどこまで乗っても特急料金が520円なので壺阪山駅まで買っておき、組み直した予定で降りる芸当が可能です。乗車券は吉野まで有効ですしね。

この小さな2両の電車が吉野行き特急です。色は塗り替えられていますが恐らく最古参の電車のはずで「特急」のロゴが古めかしいですね。

近鉄は特急用の車両だけでも450両ほどあり、特定の路線だけに新車を集中投入することが難しいようです。このため各線区に少しずつしか新車を入れることができず、比較的シンプルな吉野系統でも世代の違う6種類の車両が使われています。さくらライナーと青の交響曲はダイヤが固定されていますが、それ以外は当たり外れがあることになります。もちろん看板列車なので手は入れていますがやっぱ古さを感じます。これでも空席だらけでほとんど乗っていません。


車内でどうするか予定を組み直します。壺阪山駅から壺阪寺までの次のバスは11時15分発。相当な待ち時間になりますので先に岡寺を回りましょう。岡寺の最寄りは橿原神宮前か飛鳥からバスです。この2駅の間に「岡寺」という駅がありますが、岡寺駅からはバスがないので岡寺駅で降りない方がいいです。バスの時刻表を見ると飛鳥駅の方が接続が良いようですから飛鳥駅で下車します。

飛鳥駅に到着。高市郡明日香村にあり、大手私鉄では唯一の「村」にある駅だそうです。なのに特急停車駅だったりします。バスの時間まで20分弱あるので近くの郵便局へ。

のどかな場所に明日香平田郵便局があります。

明日香平田郵便局の風景印です。甘樫丘と猿石だそうです。


飛鳥駅に戻りバスに乗ります。

明日香村のバスは奈良交通が運転しており、橿原神宮前駅東口-飛鳥寺-岡寺-石舞台-橘寺-高松塚-飛鳥駅と村内の観光スポットを回る形で運転しています。平日は1時間毎です。

川原で下車します。

巨大なお寺のあとに小さなお寺がポツンとあります。「川原寺」というお寺があったとされ、中世に廃寺になった跡地に弘福寺という小さなお寺ができています。礎石があるので川原寺がここにあったことは間違いないそうですが、文献資料が少なく現在も分からないことが多いようです。

跡地にある弘福寺は江戸期に創建された真言宗豊山派のお寺です。本堂と小さな大師堂があります。本尊は十一面観音で、脇を守る弘法大師作の持国天や多聞天なども含め平安期に作られたとされています。

弘福寺の御朱印です。川原寺の名前で書いています。


弘福寺の目の前に橘寺があります。

橘寺は聖徳太子の生誕所とされ「仏頭山上宮皇院菩提寺」が正式なお寺の名前だそうです。聖徳太子が開いたとされるものの何度か兵火や落雷などで焼け、特に1506年の焼き討ちで衰退、江戸時代には廃寺同然の状態になっていたようです。その後法相宗から天台宗に改宗、延暦寺などの助力で幕末の1864年に再興し伽藍が整えられました。

本堂を「太子堂」と呼んでおり、聖徳太子が本尊となっています。1515年の作とされており国の重要文化財に指定されています。

聖徳太子ゆかりのお寺ですので新西国の十番札所に指定されています。橘寺の新西国の御朱印です。


このまま岡寺の方向に歩くと明日香村の村役場などがある村の中心です。

5,600人ほどの人口しかなく小さな中心街です。これは「明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法」という非常に長い名前の法律により村のほぼ全域で非常に厳しい開発規制が敷かれており、駐車場を備えた郊外型の商店などが出店できなくなっているためです。もちろん後世に飛鳥の風景を残すことは大切なのですが、住民の生活環境が著しく制限され人口が減り続けるという皮肉なことになっています。

村役場近くに明日香郵便局があります。もちろん風景印があります。

明日香郵便局の風景印です。高松塚古墳の壁画と石舞台です。


さらに山に向かって進むと岡寺の入り口です。

ここからは西国でおなじみの山道です。やっぱりかよ、と思ってしまいます。きつい坂道を上がったところに岡寺があります。

岡寺は正式には「龍蓋寺」なのですが、道ばたの古い石柱を見れば古くから岡寺と呼ばれていたことが分かります。663年に法相宗の祖である義淵が創建、その後真言宗豊山派のお寺となっています。

本堂は1805年に完成したもので、本尊は如意輪観音像です。奈良時代に作られたとされ国の重要文化財に指定されています。常時公開されているのでお顔を拝むことができます。

三重塔のあるあたりからは飛鳥の村がよく見えます。ここが日本の政治の中枢であったとは思えないようなコンパクトなところです。


岡寺も江戸時代の復刻印での御朱印が頂けます(今年末まで)。

こちらは現在の西国の御朱印と御詠歌です。

こちらが復刻印です。


長くなりましたので今回はここまで。続きます。
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元四国フェリー「第八おりいぶ丸」が沈没

2020-10-30 | シャック便り
今年春に引退した元四国フェリー「第八おりいぶ丸」(SEATRAN FERRY 12)が新天地タイへの回航中に台湾海峡で荒天に巻き込まれ10/23に沈没しました。主機関が故障停止し高雄港への曳航を要請していたところへ台風17号による高波が押し寄せ浸水、高雄港から約30海里の地点で沈んだ模様です。乗員10名のうち5名は救助されましたが、残る5名は発見できていないようです。

高松を出航する際にはランプドアの溶接など対策を取ってはいましたが4m以上の高波をまともに受けてしまったようです。四国フェリーの乗組員さん達も悲報を聞き大きなショックを受けているそうです。

SEATRAN FERRYはタイのリゾート地であるサムイ島でフェリー航路を運航しており、四国汽船の先代「あさひ」も「SEATRAN FERRY 11」として活躍しています。なお「第八おりいぶ丸」と同時にタイに向かった元「第一しょうどしま丸(SEATRAN FERRY 14)」は無事タイに到着したようです(13はタイでは忌番のため使われないとのこと)。


今年お正月に引退の話を聞いて「第八おりいぶ丸」に乗船しており、さらに引退後に宇野港で係船されている姿も見ていました。私もまさかこのような悲劇が起きるとは思ってもいませんでした。第八おりいぶ丸最期の年の姿をもう一度ご紹介したいと思います。





売船待ちで宇野港にいたときの写真です。これが最後となりました。



行方不明となっている5名の早期発見をお祈りするとともに命がけで救助にあたった台湾当局の皆さんの勇気を称え、これまでの第八おりいぶ丸の活躍に感謝したいと思います。
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【予告】11/6~10 沖縄県小浜島・渡嘉敷島ほか移動

2020-10-25 | 移動運用予定
本年も沖縄に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
この日程は現時点での予告であり変更される場合があります。出発前に改めて最終のご案内をさせていただきます。


(1)八重山郡竹富町[西表島]移動(JCG:47005 JIA:47-144)
 日時:11/6(金)15:30~17:00頃
 場所:西表島大原港付近からQRVの予定です。
 バンド:7/18MHz帯(SSB)


(2)八重山郡竹富町[小浜島]移動(JCG:47005 JIA:47-141)
 日時:11/7(土)08:30~10:30頃
 場所:小浜島からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(3)島尻郡渡嘉敷村[渡嘉敷島]移動(JCG:47002 JIA:47-123)
 日時:11/8(日)12:00~16:00頃
 場所:渡嘉敷島 港の見える丘展望台からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(4)国頭郡金武町移動(JCG:47001)
 日時:11/9(月)09:00~12:00頃
 場所:金武町内からQRVの予定です。 
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(5)島尻郡与那原町移動(JCG:47002)
 日時:11/10(火)09:00~11:30頃 
 場所:与那原町内からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 荷物の関係でCWの運用はありません。

・船や飛行機の欠航等により渡島できない場合や荒天の場合は中止もしくは
 スケジュールを変更することがあります。あらかじめご了承下さい。
 逆に時間ができた場合にはスケジュール外でQRVすることもあります。

・3.5MHzにQRVする予定はありません。リクエストを頂きましても対応できません。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
 2016年12月よりIDを変更しておりますのでご注意ください。

・もしご連絡/ご要望等ございましたらこの記事の「コメント」でお願いします。
 ↓にある「コメント」をクリックして頂きますと書き込めるようになります。
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香川から帰ってきました

2020-10-24 | シャック便り
先ほど香川県から帰ってきました。

コロナのため前半休みを取っておらず「有休を取って下さい」ということで珍しく金土の2日間での移動でした。Condxはまずまずで楽しめました。レポートは告知を挟んで順次アップします。

画像は本島汽船の「ほんじま丸」にある伊藤若冲の「鶏図双幅」の複製です。本島の吉田邸に伝わっていたもので「なんでも鑑定団」に鑑定を依頼したところ真筆で1,500万円の鑑定額が付き、いきなり島の宝になってしまいました。ちなみに吉田家は本島汽船のオーナーだそうですから「ほんじま丸」に複製を掲げても問題はないですよね。
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10/23~24 香川県[直島][豊島]ほか移動

2020-10-21 | 移動運用予定
以下の日程で香川県の豊島などへ移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。


(1)香川郡直島町[直島]移動(JCG:36003 JIA:36-118)
 日時:10/23(金)10:00~11:45頃 
 場所:直島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(2)小豆郡土庄町[豊島]移動(JCG:36005 JIA:36-115)
 日時:10/23(金)13:00頃~14:45頃 
 場所:豊島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(3)坂出市[与島]移動(JCC:3603 JIA:36-108)
 日時:10/24(土)08:30~09:30頃 
 場所:与島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(4)丸亀市[本島]移動(JCC:3602 JIA:36-103)
 日時:10/24(土)12:45~13:45頃 
 場所:本島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 すべて担ぎ上げで電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・船の時間が決まっているため時間の変更や延長はできません。

・雨天の場合は中止もしくはスケジュールの変更があります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@jf4cad]です。
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移動耳より情報

2020-10-15 | シャック便り
[たどつ汽船が発足]
三洋汽船の多度津航路(多度津-高見島-佐柳島)が10/1より同社の100%子会社「たどつ汽船」に分離されました。ダイヤや運賃に変更はないとのことです。

三洋汽船では丸亀-広島-手島航路も「備讃フェリー」として分離しており、恐らくは補助金受給の関係で本体から分離させたものと思われます。


[三洋汽船がダイヤ改正]
笠岡諸島の定期船業者である三洋汽船が10/1よりダイヤを改正しました。

改正内容は以下の通りです。
・飛島航路の全便で高島への寄港を取りやめ。
・笠岡14時25分発の普通船は真鍋島の折り返しを高速船扱いに変更。

このため飛島航路と北木島真鍋島航路の乗り継ぎは神浦または笠岡になりますのでご注意ください。


[家島群島へのセット券を発売]
兵庫県姫路市沖の家島群島への観光振興を図るため、姫路駅前から姫路港までの神姫バスと各航路の乗船券をセットにしたチケットが発売されます。期間は10/16~12/31で往復2,000円です。各航路片道1,000円のため神姫バスの往復分が安くなることになります。

対象となるのは高速いえしま、高福ライナー、坊勢輝汽船の各航路で、姫路駅前の神姫バス案内所で発売されます。


[第一航空が沖縄離島路線を再開か]
かつて那覇-粟国線に就航していた第一航空が沖縄離島路線の再開に向けて準備を進めていることが明らかになりました。かつて同社が計画していた那覇-粟国、石垣-波照間、石垣-多良間への就航を検討している模様です。

同社は沖縄県より貸与されたDHC6-400型機で那覇-粟国に就航していましたが2015年8月に粟国空港で着陸失敗事故を起こし運休、その後パイロットの教育などで不備が見つかり2018年4月に撤退、沖縄県は代わりの運行会社を探していたものの見つかりませんでした。

昨年8月に第一航空の経営者が変わり、再度参入したい方向で検討を始めた模様です。
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宮城県移動は中止します

2020-10-14 | シャック便り
10/16(金)~18(日)で予定していました宮城県移動は中止します。


17(土)はどの予報先も雨としており無理、18(日)は午後の飛行機が欠航するため12時までには仙台を出る必要があってどの離島にも行けず無理して行っても意味がないため中止とします。

宮城県ではこの先朝の最低気温が1桁に下がる模様で、年内の再挑戦も難しく今年の宮城県移動は行わないこととしました。来年9月または10月で検討します。
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移動耳より情報

2020-10-13 | シャック便り
[内海フェリー「ブルーライン」が就航当日に事故で運休]
内海フェリーのフェリーである4代目「ブルーライン」が10/6に就航しましたが、高松港でホーサー(係船索)を外さずに出航、ホーサーが切断され近くにいた綱取りの係員に当たり重傷を負う事故が起きました。ブルーラインは当日運航打ち切りという最悪の初日となってしまいました。

内海フェリーは両備グループの傘下に入り来年3月には航路休止となることが決まっており、同社最後の新造船であっただけにこのような事故が起き残念です。両備グループ傘下の船会社ではこの数年事故が相次いでおり「両備の呪い」があるのかも知れませんね。


[四国フェリー「オリーブマリン」が就航]
四国フェリーがツネイシクラフトに発注していた高松-土庄間の高速船「オリーブマリン(64t・航海速力25ノット)」が就航しました。「スーパーマリン」と同型で性能も合わせてあります。

同社には2015年に同じツネイシクラフトで建造された先代「オリーブマリン(58t・航海速力26ノット)」が在籍しています。特に大きな故障もなく稼働していますが僅か5年で引退とは考えにくく、先代「オリーブマリン」が予備船の「マーレてしま」の置き換えに回るのではないかと考えられます。


[オリエンタルエアブリッジの中古機材は11月から就航か]
オリエンタルエアブリッジが自社機材の更新を目的にカナダで調達したDHC-8-200型機の中古機1機がようやく長崎に到着した模様です。今後必要な手続きや整備を行った上で11月より就航させる予定だとのことです。

この機材については新型コロナウイルスの影響でカナダからの回航ができない状態となっていました。このため当初予定していたマーシャル諸島経由からロシア経由に変更し日本までの回航に成功したようです。


[エアアジアジャパンが全便運休・撤退へ]
LCCのエアアジアジャパンが10/1から24まで全便を運休し、以後も運航せず日本から撤退すると発表しました。同社は9/12と13に1往復を運航したのみで今月も運休状態が続いているようです。
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10月分QSL発送しました

2020-10-12 | QSL発送情報
10月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。

・7/6の沖縄県中頭郡北中城村移動の残り全て
・7/18~19の福岡県移動の全て
・8/1~2の香川県移動の全て
・9/19の愛媛県八幡浜市大島移動の全て
を発送しました。

しかしながら
・9/20の愛媛県宇和島市戸島移動の全て
・9/21の愛媛県松山市中島移動の全て
・9/26の香川県坂出市移動の全て
・10/2~4の福岡移動の全て
・10/11の兵庫県宝塚市移動の全て
は送りきれず未発送となっています。

順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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兵庫県宝塚市(JCC 2715)移動運用報告

2020-10-11 | 移動運用結果報告
10/11(日)に兵庫県宝塚市(JCC 2715)行者山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

全市全郡コンテストの2日目です。コロナで浄土宗京都教区の特別公開がないので今年は10月に色々予定を詰めておりACAGでの遠征は行いません。参加局の少ないACAGですし、スズメバチのいない場所がいいので宝塚の行者山にしました。

バンドは50/144/430MHzです。


まずは阪急で逆瀬川に。

逆瀬川駅の看板が新しくなっているようです。デザインは変わってないようですね。阪急ってこういう看板とかのデザインはなかなか変えないですね(変えると乗客から文句が出るとも言われていますが)。

西口から光ガ丘北行きのバスに乗ります。本日は貸切状態。終点の光ガ丘北まで行けばあとは20分弱で行者山ですから便利です。台風はほとんど影響がなく山道も異状はありません。いつもの場所に到着です。

六甲はこのように悪天候みたいです。あとで六甲に上がっているOMさんに聞いたら霧がかかっているそうです。

アンテナを組んでゆきます。最近は7MHzのフルサイズダイポールを上げることが多いのでそれに比べると時間がかかります。あればシンプルで故障がなく便利ですが50MHzではゲイン不足ですもんね。

9時前に50MHzでスタートです。特に東方向はFBな場所なのですがバンド内に局が少ないので50.303MHzというあり得ない場所でCQを出してみます。それなり呼ばれるものの続かない感じです。呼ばれなくなったタイミングでVFOを回しても明らかにスカスカ。これではねぇと思います。

一応GWは伸びています。19や20あたりも5Wでできています。反対側の西方向は六甲が壁になるため思いっきり不利なんですが慎重にビームを回すと4の局が浮き上がってくる角度があります。どうやら六甲で回折しているのでしょう。3508とかの局ともQSOできています。すごく狭い角度みたいで再現が大変なのですが意外でした。

5エリアの局は徳島のみ。JA5RCT局も愛媛ではなく徳島から出ており他県の局が聞こえないのが残念です。


50MHzが手詰まりになったので144へ。少ないので全然伸びず、さらに430へと上げてみます。こっちは局がいるようでコンスタントに呼ばれます。大阪平野はほぼ全て見通しなので稼ぐには適した場所です。なぜか住之江区が何局もできるという不思議なパターンでした。

11時になり50MHzのGWがそろそろおしまいになる時間です。50で最後の2エリア狙いです。終わって144と430の往復となります。やはり144は少なく430がメインです。430なので近場メインですが時折2エリアが混じるなど面白いですね。

最後に50MHzのビームを奈良方向に向けて近場を稼いでみます。


12時30分過ぎでコールがぱたっと止まります。430MHzのFMに多くQRVしたためバッテリをいつもより消耗しており電圧が落ちてきています。あと1時間くらいでおしまいになりそうです。

今日は特に何も用事はないのですが各バンドとも閑散としていますのでここで終了とします。今から片付けると光ガ丘北13時20分発のバスに間に合いそうです。

帰りのバスにはうまく間に合いました。阪急で帰宅です。


本日は50MHzで53局、144MHzで11局、430MHzで56局の計120局でした。3エリアではこれが精一杯です。

全市全郡コンテストは1エリア以外では参加局の減少が著しく、特にV/Uの落ち込みは目を覆うばかりです。JARLコンテスト委員会は1エリア基準でコンテスト改革を考えているようですが、ぜひ地方での現状を知って欲しいです。どうしようもない状態に成り下がっているのに「日程変更だけで何とかなる」と思っているのはあまりにも情けないです。
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