JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

【予告】11/8~12 沖縄県座間味島・池間島ほか移動

2019-10-30 | 移動運用予定
本年も沖縄に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
この日程は現時点での予告であり変更される場合があります。出発前に改めて最終のご案内をさせていただきます。

(1)宮古島市[池間島]移動(JCC:4714 JIA:47-104)
 日時:11/8(金)15:00~17:45頃
 場所:池間島からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(2)宮古島市[伊良部島]移動(JCC:4714 JIA:47-135)
 日時:11/9(土)09:30~11:30頃
 場所:伊良部島からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(3)島尻郡座間味村[座間味島]移動(JCG:47002 JIA:47-124)
 日時:11/10(日)10:30~15:30頃
 場所:座間味島からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(4)うるま市[浜比嘉島]移動(JCC:4713 JIA:47-115)
 日時:11/11(月)10:00~12:00頃
 場所:浜比嘉島からQRVの予定です。 
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(5)豊見城市[瀬長島]移動(JCC:4712 JIA:47-119)
 日時:11/12(火)09:00~11:00頃 
 場所:瀬長島からQRVの予定です。
 バンド:18/21MHz帯(SSB)


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 荷物の関係でCWの運用はありません。

・船や飛行機の欠航等により渡島できない場合や荒天の場合は中止もしくは
 スケジュールを変更することがあります。あらかじめご了承下さい。
 逆に時間ができた場合にはスケジュール外でQRVすることもあります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
 2016年12月よりIDを変更しておりますのでご注意ください。

・もしご連絡/ご要望等ございましたらこの記事の「コメント」でお願いします。
 ↓にある「コメント」をクリックして頂きますと書き込めるようになります。
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移動耳より情報

2019-10-29 | シャック便り
[日本エアコミューターで11月に欠航が発生]
日本エアコミューターは受領予定だったATRの納期遅れのため11月に欠航便が発生することを明らかにしました。

欠航便が生じるのは11/5~26までの間で、鹿児島-種子島・屋久島線になります。別便への振り替えを案内していますのでご利用予定の方はご注意ください。


[三洋汽船の「しおじ」が就航]
三洋汽船の飛島・六島航路の新造船「しおじ」が10/16から就航しました。

これに伴い「ニューおおとり」が引退しました。


[両備フェリーの「おりんぴあ どりーむ」が航路離脱]
新岡山港-小豆島土庄間の両備フェリー「おりんぴあ どりーむ」が機関故障のため離脱、向島ドックへ入渠した模様です。代船として瀬戸内観光汽船の「第三ひなせ丸」が入っています。同船については僅かの期間に3回もドック入りしており、復帰時期も示されていないことから重故障の可能性があります。

また両備フェリーでは系列の国際フェリー所属の「第三十二こくさい丸」がこれまた後部ランプ故障で離脱しており、瀬戸内観光汽船所有の代船が大活躍しています。


[ジェイ・キャスが富山-関空への就航計画を発表]
地方創生型LCCとして就航準備中のジェイ・キャスが最初の路線として富山-関西空港間の路線を計画していることを明らかにしました。2021年秋の就航を目指しているとのことです。

ジェイ・キャスによると76人乗りまたは86人乗りの小型プロペラ機を使用しまずは関西空港線を開業、次に中部空港と仙台空港への乗り入れを計画しているとのこと。富山-関西・中部は各4往復、仙台は2往復を想定しており30億円程度の資金を集める必要があり、うち10億円程度を富山県の企業から集めたいとしているようです。

富山は北陸新幹線の開業により関西との直通列車がなくなり、金沢で乗り換えを強いられています。また名古屋へは高山本線の特急「ひだ」がありますが単線で線形も悪く4時間ほどかかっています。目の付け所としては悪くなさそうですが、プロペラ機の使用を計画したLCCはリンク・エア奄美・エアリージョナルジャパンとことごとく就航できず失敗に終わっています。これだけの資金を本当に集められるのかも疑問です。
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浄土宗京都教区特別大公開2019に行ってきました②

2019-10-28 | 御朱印めぐり
浄土宗京都教区が毎年秋に開催している特別大公開の続きです。


護念寺を後にしましょう。千本今出川から地下鉄今出川、さらに地下鉄で東山駅に行けば金剛寺です。今日は10時からの拝観受付予定でしたが、寺務が入り13時からに変更されています。

ちなみにカラフルな「八坂庚申堂」の正式な名前も「金剛寺」でして、どっちも東山区なのでややこしいです。

こちらの金剛寺は三条通沿いにありますがこのように目立ちません。多くの方が通り過ぎているはずでしょうが気が付きにくいと思います。

お寺の前に着いたら近くで大きなかけ声が。

粟田神社の神幸祭みたいです。

金剛寺に戻りましょう。

奈良時代に行基が東岩倉に創建した阿弥陀堂が由来とされます。応仁の乱で焼け、頭の部分だけが残された阿弥陀如来像を粟田の地に移し、その後1602年に岌然上人が浄土宗のお寺として再興、その際に阿弥陀様の胸の部分が作られて現在の形となっています。

現在のご住職は30年あまり旅行会社で勤務ののち知恩院で得度され、今はお寺カフェなど様々な活動をされているようです。

本堂内は撮影自由、ご本尊以外はブログ等にアップしても構いません、とのこと。

こちらでは拝観者がある程度集まると木魚念仏を体験できます。5分程度の短いものですので時間に余裕がなくても体験できると思います。

金剛寺の御朱印です。


今日はここまで。すぐに自宅に戻りライブに向かいましょう。阿弥陀様の御利益かモール(ライブを盛り上げるための金色のテープ)がいい具合に降ってきてゲットできました。


今回は小さなお寺を回りましたが、それぞれのお寺で全く違う歴史を持っており、本尊の阿弥陀如来(浄土宗では必ず阿弥陀様です)もそれぞれ来歴が大きく違って興味深かったです。京都のお寺は太平洋戦争の戦災を免れたものの、応仁の乱や大規模な火災などを乗り越えて今に至っています。それぞれのお寺の歴史を直接ご住職から聞くことができるのも魅力です。

ただ小さな檀那寺には公開の負担が大きいのか公開日を減らしているところが増えてきており、期間中の1日のみ(しかも平日)に絞っているケースも増えてきました。

解決のため例えば知恩院で修行している若手の修行僧を支援に派遣することができればいいのかな、と思います。修行僧の多くは地方にある浄土宗寺院のお子さんで将来お寺を継ぐために修行に来られていますから、地方と京都のお寺同士の縁をつなぐ機会にもなるのではないでしょうか。

「京の冬の旅」よりも面白いイベントですので、今後も安定して続けることのできる方法を考えていただければと思います。


最後に御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
清涼院 3種を受付で授与(うち1種は書き置きのみ)。
護念寺 3種を本堂で授与。
金剛寺 1種を受付で授与。書き置きのみ。
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浄土宗京都教区特別大公開2019に行ってきました①

2019-10-26 | 御朱印めぐり
浄土宗京都教区が毎年秋に開催している特別大公開に今年も行ってきました。

京都府内には600を超える浄土宗のお寺があります。総本山の知恩院や古本市で知られる百万遍知恩寺(今年正式な寺号を百万遍知恩寺に変えたそうです)、「くろ谷さん」の通り名でおなじみの金戒光明寺など大本山クラスのお寺ならば常時門が開かれ拝観ができますが、町中や郊外に点在する小さな檀那寺(檀家を持っているお寺)は霊場になっているお寺を除けば入りづらい雰囲気があります。

これらの小さなお寺も含め公開されるのがこの特別大公開の魅力です。

全89寺院が参加し会期は10/1~27ですが、各お寺の事情に合わせて公開日は1日のみでも構わないことになっています。このため特別大公開のサイトにある公開寺院の紹介ページでは日にちを指定するとその日に公開されるお寺が分かる便利な機能があります。

当日(10/14)は18の寺院が公開されます。夕方から大阪でライブを見に行く予定があり、午後の早い時間で切り上げないといけませんからまだ訪れたことのない清涼院(丹波橋)・金剛寺(地下鉄東山)・護念寺(千本今出川)の3つのお寺を回ることにします。

金剛寺は10時から拝観開始の予定でしたが、寺務がありこの日のみ13時からに変更されています。特別大公開のサイトで案内されていましたので急きょ予定を組み替え、清涼院→護念寺→金剛寺の順で回ることにしました。


それでは京阪電車の京橋駅からスタート。丹波橋まで向かいます。

先発の淀行き急行だと丹波橋の手前で終点となるので後続の特急になります。京阪は長らく15分ごとのダイヤで特急・急行・普通各1本が京都まで乗り入れていましたが(他に準急と普通が途中まで)、並行するJRや阪急が中間駅への停車を始めたこともあって枚方市や丹波橋などにも停車するようになりました。おかげで特急の混雑が激しく、京橋からでは座れない電車が多いです。

案の定立ったまま丹波橋到着です。近鉄線との乗換駅で、降りる客が少ないのですがちゃんと出口はあります。清涼院に向かいましょう。

東口から出てまっすぐ歩くと国道24号です。ここを左に曲がり、釣具店のタックルベリーがある交差点を右に曲がって坂を上ってゆきます。

駒札が見えると清涼院です。

元々福寿観音像がある小さなお堂があった地で、この観音様に徳川家康の側室お亀の方が安産祈願をしたところ五郎太丸を出産、喜んだ家康が阿弥陀如来を作らせたことが始まりとされます。一時は黄檗宗のお寺となったものの幕末の安永年間に浄土宗のお寺に戻り現在に至ります。五郎太丸は尾張徳川家初代徳川義直で、清洲から名古屋に城を移し現在の名古屋市の礎を築いています。お亀の方の肖像画や五郎太丸の像が残されています。

寺門がないものの境内はなかなか落ち着いた佇まいです。


現在は尼寺となっており「寺カフェ」として拝観料+ぜんざいのお接待で500円です。ご本尊の前で一緒に尼さんとお念仏を唱えてから庭や宝物を鑑賞できます。

こちらが「寺カフェ」のおぜんざい。丹波大納言を使っているそうで、上品な味に仕上がっています。下手な洛中の観光客向けの茶店よりもおいしいです。毎年おぜんざい目当てに訪れるリピーターもいるそうです。

庭は西山(ふもとが大原野)を借景としています。よく手入れされており、心地いいお寺でした。

清涼院の御朱印です。こちらはご本尊の御朱印。

お亀の方があしらわれた福寿観音の御朱印です。


丹波橋から京阪で出町柳まで、ここから市バスの201番か203番に乗って千本今出川で下車すればバス停の前に護念寺の山門があります。

保元の乱で戦死した源為義の菩提を弔うため息子の護念慈応が1158年に創建したお寺です。鎌倉から室町時代には臨済宗の尼寺となり
「京都尼寺五山」の一つであったそうですが、応仁の乱などで衰退し一時は廃寺となります。その後慶長年間に浄土宗のお寺として再興され現在に至ります。

護念寺では本堂や延命地蔵に加え、幕末頃の版木などを展示しています。

現在の本堂は1920年に完成、明治末期の知恩院の伽藍整備で余った部材を譲り受けて建てられています。良質なケヤキが使われており、間もなく100年になりますが傷みがないそうです。この際に寺門を市電が走っていた今出川通側に作ったとのこと。

手が空いていたご住職と話をしましたが、護念寺の過去について分かっているのは江戸期以降で、それ以前はほとんど分からないとのこと。人生が人それぞれ違うようにお寺の歴史もまたお寺毎に異なるそうです。

護念寺の御朱印です。ご本尊の御朱印になります。

こちらは延命地蔵と普賢菩薩の御朱印です。


前半はここまで。後半に続きます。御朱印情報は②の最後にまとめます。
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10月分QSL発送しました

2019-10-24 | QSL発送情報
10月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。
・10/4の岡山県玉野市石島移動の全て
・10/5~6の愛媛県松山市移動の全て
・10/13の大阪府八尾市移動の約半分
を発送しました。


しかしながら
・10/13の大阪府八尾市移動の残り半分
は送りきれず未発送となっています。


順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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京都・大原野御朱印巡り③

2019-10-22 | 御朱印めぐり
京都・大原野の御朱印巡りの続きです。

花の寺・勝持寺の山門近くにこのような札が。お隣にある願徳寺の案内です。

進んでゆくと案内が出てきます。願徳寺の門に到着。

願徳寺は679年に持統天皇により創建された天台宗のお寺です。元は今の向日市寺戸(向日市役所近く)にあった大きなお寺でした。ところが応仁の乱と信長の兵火で焼けてしまい、江戸時代に一部が再興されたものの寺勢は衰える一方で、ついに戦後の1962年には寺戸から本尊などの仏像を勝持寺に移すことになります。さらに本堂と庫裏を1973年に現在地に移転、1996年に勝持寺に移していた本尊などを戻して現在の形に至りました。ちなみに寺戸の敷地は住宅地となっています。

自称「京都で一番小さな拝観寺院」だそうで、門には「凜とした観音様が千二百年皆様の願いごとを待っておられます」とあります。門は閉ざされていますが、左手の木戸にインターホンがあり拝観の旨を伝えると木戸から入るようにとのことでした。

拝観は本堂のみです。

もちろん本堂からはこのように風景が広がっているのを見ることはできます。

戦乱や荒廃の中でも守り通した本尊の如意輪観世音菩薩半跏像は平安前期の作とされ、国宝に指定されています。大原野では唯一の国宝です。唐の様式であるため渡来仏または渡来人の作であろうと推定されています。脇には平安後期作の薬師瑠璃光如来が控えています。こちらも重要文化財に指定されています。

ともに美しい姿で、お参りする価値のあるお寺だと思います。

願徳寺の御朱印です。


山を下って大原野神社の前まで出てきました。こちらに名物の「草餅 こばやし」があります。

もちろん買っておきました。


大原野での締めは正法寺です。入り口は大原野神社の鳥居のすぐ近くです。

754年に鑑真の弟子・智威大徳 が隠居の地として庵を結んだことが始まりで、弘法大師がこの寺で聖観音を彫ったと言われています。

こちらも応仁の乱で焼失、江戸時代初期に再興されています。勝持寺が「花の寺」であるのに対し石庭が見事な正法寺は「石の寺」とも呼ばれます。

醍醐山などを借景にしたスケールの大きな庭です。これは見る価値があります。

正法寺の御朱印です。

南春日町のバス停に戻りましょう。

お腹が空いたのでさっきの草餅を。

甘すぎずおいしかったです。

向日町行きの阪急バスが到着。


東向日で下車しお昼にしましょう。駅近くのお店は日曜定休が多いみたいです。確かあったよね・・・と目立たない東向日駅の東口前に行ってみたらありました。

ラーメンの「麺処 楠」です。鶏ガラベースの塩ラーメンや手作りのシュウマイが名物です。ラーメン屋のサイドメニューと言えば餃子が定番ですがシュウマイは珍しいですよね。5種類あり、そのうち激辛を除く4種盛りのセットがありますからこちらを頼んでみました。

まずは塩ラーメンが到着。チャーシューが赤いのが特徴で、低温でじっくり熱を加えたものだそうです。塩ラーメンにありがちなくどさがなくあっさりして美味しかったです。

食べ終わった頃にシュウマイが到着。ここのシュウマイは手作りで、注文を受けて蒸し上げるため10~15分かかるようです。

うまいわこれ。スーパーで売っている1パック100円前後のものは植物性タンパク質で水増ししたような美味しくないものですが、お肉やエビなどが詰まった極上です。醤油と辛子だけで酢醤油がないのが惜しいところですが食べる価値ありです。


目の前の東向日駅から2つ先の長岡天神へ。長岡京市の中心です。約500m東にはJRの長岡京駅がありますが1995年まで長らく「神足」の駅名で知ってないと何と読むのか・どこにあるのか分からない駅でした(「こうたり」でした)。

駅名の通り近くには長岡天満宮があります。

祭神である菅原道真は在原業平たちとこの地で詩歌を楽しんでいたそうで、太宰府に左遷される折に自作の木像を置いたことが始まりとされています。江戸時代の寛永年間には八条が池が築造され風情を増したことで人気を得ましたが次第に荒廃、明治期になって宮司の中小路宗城により社殿整備が行われて復興し、さらに新京阪線(現在の阪急京都線)が開業した際に長岡天神駅が設けられ近郷からの参拝者が集まるようになりました。

戦後新京阪線は阪急の傘下となり、阪急沿線の服部天神や中山寺(宝塚線)、門戸厄神(今津線)などと並んで阪急沿線の寺社として初詣の案内などで紹介されています。

こちらはタケノコを食べさせる料亭。いいお値段と聞いたことがあります。

昨年の台風で鳥居を吹き飛ばされ現在は修復を検討中のようです。

この拝殿の奥には本殿があるのですが、なんと平安神宮の初代本殿を移築したものだそうです。

長岡天満宮の御朱印です。


再び長岡天神駅に戻ります。暑くて体力の限界ですので引き上げましょう。大山崎で下車、エトルタで食パンを買ってJR山崎駅から引き上げです。


大原野は紅葉の見頃が最もオススメです。今回ご紹介した寺社もさらに美しさを増していると思います。ただ大原野を巡る際にはご注意頂きたい点がありますのでご紹介します。
・道路が非常に狭くカーブも深いです。「こんなところを」と言いたくなるような狭い道にも路線バスが走っています。できれば洛西バスターミナルなどからバスの利用を。
・バスと出くわしたときはバスの運転手の指示に従ってください。彼らは大原野の道を知っていますので指示に従うべきです。
・善峯寺~十輪寺~灰方は道幅が狭いので徒歩での移動をオススメしません。会話しながら横2列とか3列に広がって歩くことは事故に巻き込まれる危険があり絶対に行わないでください。
・西迎寺は拝観料を取っていない普通のお寺です。お昼ご飯時の御朱印の依頼は控えましょう。
・大原野は飲食店が非常に少ないです。食事は大原野神社の境内にある茶店「大原乃茶屋」くらいです。またお茶を飲めるのも大原乃茶屋や「草餅 こばやし」、願徳寺くらいです(願徳寺は抹茶を出せるようですが事前に電話確認がベター)。朝から出かけてお昼は洛西ニュータウンや東向日で取る方法もあります。


最後に御朱印情報を(御朱印料は特記ない限り300円)。
十輪寺   直書き1種のほか季節限定の書き置き多数あり(書き置きは御朱印料が異なる場合あり)。拝観受付で授与。
西迎寺   1種を庫裏で授与。
大原野神社 2種を社務所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
勝持寺   1種を拝観受付で授与。
願徳寺   1種を拝観受付で授与。
正法寺   2種を拝観受付で授与。
長岡天満宮 2種を社務所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
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京都・大原野御朱印巡り②

2019-10-21 | 御朱印めぐり
8月に少しだけ回った京都・大原野の御朱印巡りの続きです。8月の結果につきましてはこちらをご覧ください。

大原野は向日市の西に広がる盆地で、京都市西京区に属しています。古くから京への食糧供給を担ってきた農村で、現在はその一部で洛西ニュータウンが開発されていますが、依然として京都市とは思えない静かな農村風景が広がっています。

今回は暑さで回れなかった十輪寺、さらに南春日町付近に点在する寺社を回ってみます。


大原野は鉄道がないのでJRなら向日町駅や桂川駅、阪急なら洛西口や東向日駅からバスになります。このほか本数が少ないものの京都市内からもバスがあります。

十輪寺へのバスは阪急バスの65番。善峯寺行きになります。JR向日町発ですが阪急東向日駅を経由しますのでどちらからでもアクセスできます。

このバスは土日は1時間に1本、始発は向日町発8時35分です。今日は多くの利用客があるようです。東向日駅のバス乗り場は敷地が狭いため降車場で下車客を扱ったらお客を乗せたまま一旦阪急バスの車庫に入庫します。

車庫内で方向転換し乗り場まで戻ると乗車客を取り扱い大原野を目指します。


小塩で下車。

この辺は道が狭い上にカーブが深く添乗員が乗り込んで対向車を確認しながらとなります。このように通過予定時間を案内しています。

小塩バス停の目の前が十輪寺です。天台宗のお寺です。

創建は分かっていませんが、850年に文徳天皇の染殿皇后が世継ぎの誕生を祈願しており、その頃にはあったと考えられています。藤原北家の菩提寺となりましたが応仁の乱で焼失、本堂は1750年に再建されています。

本堂は御神輿のような屋根を持つ珍しいものです。ご本尊は最澄作と伝わる地蔵菩薩像です。

さすがの藤原北家も江戸時代になると暮らしてゆくのが精一杯の禄しか与えられなくなり庭も小さなものになっています。

またこのお寺は歌人として知られる在原業平が晩年に隠居したところで、業平が塩作りに使ったという塩竃が伝えられています。

これが宮城県塩竃市の名前の由来である「塩竃」でして、海水を煮詰める鍋である「塩釜」とは違うことが分かります。宮城県の移動運用で何度も触れていますが現在は正式な「塩竃市」よりも「塩釜」が幅広く使われています。

ちなみに海水は大阪から取り寄せていたとのこと。庶民ではあり得ない贅沢ですね。近くには業平の墓も残されています。

十輪寺の御朱印です。この他書き置きのみになりますがイラスト御朱印が多数あります。


約30分でさっきのバスが折り返してきますのでバス停で待っておきましょう。

次の灰方で下車します。添乗員さんもここで下車し次の善峯寺行きまで一休憩です。

灰方から南春日町までのバスに乗り換えればいいのですがこちらも1時間に1本。とても待ってられないので歩いてゆきましょう。20分ほどで南春日町のバス停です。

大原野神社や周囲の寺院へのアクセスとなるところで、阪急バスのほか京都市バス、京阪京都交通のバスもやってきますが本数は阪急バスが最も多いようです。


T字路この道標から左に行きましょう。すぐに西迎寺の碑が現れます。

ここを上ると青紅葉が迎えてくれます。紅葉の時期はきれいでしょうね。

1576年にニ尊院の明阿上人が開いた西山浄土宗のお寺です。ここにあった野田城の長沢市政が灰方の小野氏に攻められ敗死、市政の菩提を弔うためにお寺が開かれたと言われています。

本堂は1989年に建てられたもので手入れが行き届きまだきれいです。

御朱印をお願いしたら快く引き受けていただき、さらに本堂に上げて頂きました。二尊院と同じく阿弥陀如来と釈迦如来を本尊としています。

西迎寺の御朱印です。観光寺院ではなく小さなお寺ですが心地のいいお寺でした。


さらに歩くと大原野神社です。

784年に桓武天皇の后・藤原乙牟漏により創建されています。

藤原氏の氏神である奈良の春日大社を分霊し、長岡京における春日大社として造営されます。その後平安京に遷都しますが大原野神社はこの地に残り現在に至っています。

本殿は春日大社と同じ造りで江戸期に整備されたものだと言われています。

もちろん鹿が神の使いなのは奈良と同じです。社務所にも鹿があしらわれています。

大原野神社の御朱印です。

大原野神社は道すがらにあった樫本神社も管理していますのであわせて御朱印を頂けます。



大原野神社の参道にこのような札が。注意して見ていないと分かりませんがここから勝持寺へ行けるようです。

せっかくなのでこのルートで。勝持寺に出ることになります。

このショートカットを使わないと結構大回りになりますがこの山門をくぐることができます。

勝持寺に到着。

勝持寺は679年に役行者が創建した天台宗のお寺です。9世紀には仁明天皇の命で50近い塔頭が整備されましたが応仁の乱で全て焼失しています。のちに再建され現在に至っています。

また1140年に西行法師が出家した寺で、西行ゆかりの桜が残ることから「花の寺」の別名を持っています。

ご覧の通り本堂が古くなっていることから、本尊など仏像は隣にある鉄筋コンクリート造りの瑠璃光殿に安置されています。

本尊は鎌倉時代作の薬師如来像で国の重要文化財に指定されています。薬師如来を守る日光・月光菩薩像などが安置されていました。

勝持寺の御朱印です。


長くなりましたので今回はここまで。続きます。御朱印情報は③でご紹介します。
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移動耳より情報

2019-10-19 | シャック便り
[快速エアポートが増発と特別快速を設定]
新千歳空港-札幌間を結んでいるJR北海道の快速エアポートが来年春から増発されることになりました。現在は15分ごとで1時間4本ですがこれを12分ごとの1時間5本に増発します。

また早朝深夜に「特別快速」が設定されます。途中の停車駅は南千歳と新札幌のみとなり4分速くなります。

快速エアポートは現在6両(うち1両は指定席)で運転していますが外国人旅行客の増加もあって混雑が常態化しており、新千歳空港の発車時点で座席が埋まっていることもあります。加えて恵庭や北広島から札幌に向かう乗客が乗ってくるため混雑に対する苦情が絶えなくなっています。地下駅の新千歳空港駅のホームを伸ばすには多額の費用がかかることから運転間隔を詰めることにした模様です。


[伊吹島航路の新造が決定]
香川県観音寺市の伊吹島に向かう「ニューいぶき」が老朽化したため新しい船が建造されることになりました。

120t・定員610名で瀬戸内クラフトで建造されることになりました。2020年2月頃に引き渡される見込みです。


[マリンライナーとかしきが引退へ]
沖縄県渡嘉敷村の村営高速船「マリンライナーとかしき」が11/20(水)の航海をもって引退することになりました。「マリンライナーとかしき」は2000年に大阪の三保造船所で建造された123t・航海速力34.0ノットの高速船です。この数年は老朽化により船体亀裂や機関故障を起こしており新造が待たれていました。

新しい高速船はツネイシで建造中で、12/15(日)より就航予定です。


[ジェットスターが下地島発着便を減便]
LCCのジェットスターは10/27から下地島-成田・関空線について減便を実施し、12/1からは関空線を運休することになりました。

下地島空港は宮古島の西にある下地島にあり、伊良部島を介して宮古島とは架橋されているため自由に行き来できます。今年3月に整備の上で再開港しましたが、知名度の低さや二次交通の弱さから敬遠され利用が伸び悩んでいました。

宮古空港自体まだ発着枠に余裕があり、果たして必要だったのか疑問が残ります。
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混迷する中島汽船の発着港問題

2019-10-17 | シャック便り
私もよく移動運用で利用している愛媛県松山市の中島汽船が本土側の発着港を変更したいと提案したことに対し、中島汽船側と地元住民との意見が折り合わず混迷を深めています。

まずは本土側の地図から関係する港の位置関係をご紹介します。

「松山港」という港はなく、北から「松山観光港」「高浜港」「三津浜港」という3つの港があります(港湾管理上はこれら3つの港を含む松山市近辺にある小規模な港をまとめて「松山港」と言うそうです)。

現在のところ、
松山観光港 中島汽船の発着はないが親会社石崎汽船の広島行き、小倉行き(夜行のみ)が発着
高浜港 中島汽船のフェリー・高速船ともに発着。ただしフェリー含め人の乗降のみ取り扱い
三津浜港 中島汽船のフェリーが発着。車両・人とも取り扱い
となっています。

松山観光港へは松山市内からリムジンバスまたは伊予鉄高浜駅から連絡の100円バスに乗車、高浜港は高浜駅目の前、三津浜港は三津駅から相当な距離があります。松山市内中心部から公共交通機関を利用するならば高浜港が便利です。


長らくこの形態でしたが、今年6月に中島汽船から「今後の航路存続のため」として以下の提案がありました。
・三津浜発着を廃止し松山観光港発着にする。
・高浜港の発着は維持する。
先にご説明の通り松山観光港には石崎汽船が発着しますから、発券や綱取り(岸壁での係船索の付け外しやタラップの付け外し)の人員を統合でき、会社の言う「今後の航路存続」という大義名分とも合致します。

しかしこれに反発したのが三津浜地区の住民で、「三津浜から中島にある高校に通学している生徒が通学できなくなる」として強い反対の意思を伝えました。中島の島民からも松山市内まで遠くなることを理由に反対意見が出て会社は再検討を約束させられます。


9月に再検討の結果が伝えられたのですが、これが驚くべき内容でした。愛媛新聞社のソースはこちら
・三津浜港発着は全て維持する。
・東線(中島大浦港行き)のフェリーのうち中島行きは1便目を除き高浜港から松山観光港に発着港を変更する。
・西線(中島神浦経由神和行き)のフェリーは神和行き1便目と本土行き2便目を高浜港から松山観光港に変更する。
・これらを織り込んだ新ダイヤを2020年7月より実施したい。

つまり影響がないと思われていた高浜発着が減らされることになります。しかも今回は「瀬戸内ルートの観光誘客」を目的としており、当初の「航路存続」という大義名分がどこかに行ってしまっています。

もちろん中島の住民からは「電車連絡が便利な高浜発着を減らすことに反対」との意見が出たそうです。ただ今回会社側は再検討の約束をせず、年内には取締役会で決議したいとしておりこの案で押し切る可能性が出てきました。


要は「松山観光港に寄港させたい 理由はどうでもいい」ということなのでしょう。当初の「航路存続」が目的であればまだ説得力がありましたが、「誘客が目的」と言われると「生活航路なのにそれは違うんじゃないのか」ということになりますよね。

本当に誘客を目的とするのなら石崎汽船が瀬戸内海汽船と共同運航している松山観光港-呉-広島の高速船「スーパージェット」のうち石崎担当分を中島大浦港に寄港させた方がお客にとってもダイレクトに中島に行けて便利ですよね。そういった社会実験をやればいいだけの話になってしまいます。説明に訪れた中島汽船の幹部の言葉は歯切れが悪かったようで、石崎汽船や中島汽船の親会社である伊予鉄から話を押しつけられている可能性もあります(結構にワンマンな社長だと聞きます)。


いずれにせよこの件については年をまたぐことはなさそうです。もし現在案のままで確定となりますと伊丹からの始発の飛行機を使っても西線のフェリーには乗り継げなくなります。来年7月以降は特に釣島・二神島・津和地島・怒和島への移動運用から撤退するしかなくなります。未交信の島へのリクエストがありましたらお早めに当局までお願いします。最後のチャンスとして来年春に検討します。
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京都市山科区で非公開文化財特別公開が開催

2019-10-15 | 御朱印めぐり
この秋に京都市山科区の5寺院で非公開文化財の特別公開があります。詳細はこちら


山科区役所とNPO法人おこしやす“やましな”協議会が主催する催しで、オーバーツーリズムが叫ばれる京都市内中心部に対し山一つ隔てた山科区への観光客が伸びておらず、観光客を分散させることで市内中心部の混雑緩和を図る目的もあります。

対象となるのは安祥寺・勧修寺・本圀寺・随心院・毘沙門堂で、11/16(土)~12/1(日)の16日間開催されます。


このうち勧修寺・随心院・毘沙門堂は観光寺院として常時公開されていますが、本圀寺は日蓮宗の大本山でお参りは自由であるものの観光色は薄く、安祥寺に至っては今年5月に開催された京都古文化研究会の特別公開までは拝観謝絶の非公開寺院でした。

注目はやはり安祥寺で、5月に引き続き木造十一面観音立像が公開されます。

5月の特別公開では拝観客が多く好評でしたのでまだの方はぜひこの機会にどうぞ。

また本圀寺は重要文化財の経蔵を公開します。観光目的で行かれる方はほとんどいないお寺ですので貴重な機会です。


いずれの寺院も御朱印(本圀寺は御首題)が頂けるはずです。京都市観光協会が毎年この時期開催している特別公開はどうやら昨年とほぼ同じ(というか一昨年ともほぼ同じ)ようですのでリピーターの方には狙い目かと思います。


またもう一つ山を越した大津市の三井寺ではJR西日本の「ちょこっと関西歴史たび 不死鳥の寺 三井寺」が開催されています。国宝・智証大師坐像の特別公開をはじめ限定御朱印4種が頂けます。

山科だけで物足りないという方はぜひ三井寺にも足を伸ばしてみてください。
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