今年は沖縄旅行で行けなかった関ハムですが、来年は7月19・20日になるそうです。どうやら夏休み狙いのようです。
個人的には梅雨の時期とかハイバンドのオフシーズンの方が有り難いかな、と思います。ハイバンドのシーズンは運用に忙しいのです。
さて、日曜日に久々移動を再開したいです。雨が降らなければいいのですが。
4/15に開催された第19回羽曳野コンテストの結果が発表されました。
このコンテストは公式Webサイト等がなく、毎年の結果はJARL NEWS上で簡単に発表される程度です。これでは後年の参考にならないのでスコアを送ってもらうようお願いしておきましたが、これが届きました。スキャナで取り込んでおきました。来年以降参加される方の参考になるようアップしておきます。画像をクリックしていただきますと拡大されます。
(関係者の方、もし問題あればご連絡下さい)
おかげさまで50MHz部門で優勝させて頂きました!! ありがとうございます。
羽曳野コンテストは開催時間が短く、短期集中で戦えますのでコンテストに慣れていない方でも十分戦えるのではないかと思います。得点の高い羽曳野市の局と確実にQSOできる場所に移動すれば私のように5Wでも上位に食い込めるチャンスは十分にあります。春のうららかな気候の中で移動を楽しむのもいいものです。来年は50/144MHzのどちらでQRVするかまだ決めていませんが、短時間で楽しめますので参加したいと思っています。
当日QSO頂きました各局、改めてありがとうございました。
144/430MHz帯のアンテナを変更しました。
今までは第一電波のSG7900という1.5mクラスの144/430共用モービルホイップを使っていました。しかし、これは元々常置場所での運用のために買ったもので、常置場所でこれらのバンドにQRVできなくなっていました(ゲインを考えなければコメットのUHV-4というHF~430のモービルホイップで出ることができますが飛ばない)。従って、SG7900を常置場所に引き上げることにしました。
また、ここまで数ヶ月の移動運用の成績を見て430MHzでの運用が必要なのか疑問に思ってきました。3エリアではコンテスト時以外SSBでの運用はほとんど行われていません。1エリアでも伊豆大島での結果から日常的なSSBでの運用がほとんど行われていないことが分かりました(何エレの何パラとかでかいアンテナでの移動はあるようですが、50や144でよくある手軽な運用はほとんど行われていない)。FMでQRVされる方が多く、FMに絞れば使えるものの、バッテリの電流消費やQSOの効率が悪い(435.00MHzでCQを出し、QSYしてもらう)のでしばらくお休みしても実害は少ないと思われます。
従って、以前に考えたコメット製1.5mクラスの144/430ノンラジアルアンテナやアースの必要な24KGで無理に144/430MHz両方の運用を可能にするよりも144MHz専用のハイゲインアンテナを使った方が好成績を得られるのではないかとの結論に至りました。この考えでアンテナを調達してきましたので、7月より新アンテナを投入する予定です。
430MHzについては1/2λのノンラジアルホイップなどを持っているので完全にQRVできなくなる訳ではありませんが、430MHzは通常の移動運用の対象からはしばらく外すこととしました。バンドの状況が変わったり、手頃なアンテナを手に入れるなどすれば復活させたいと思っています。よろしくお願いします。
機材紹介の8回目はスキーバッグを利用したアンテナケースです。
・比較的安い
南大東島移動運用メモ
久米島に続き南大東島の運用メモです。
[南大東村]
南大東村は久米島同様沖縄本島南部と同じ島尻郡に属します。JCGで見ればそれほど珍しくはありません。しかし、IOTAやJIIA、JIAなど離島アワードでは沖縄本島とは別カウントとなります。元々人口が少なく観光客(もちろん移動運用)も少ないのでニーズはかなりあると思います。
石垣島や宮古島と違って観光客が少ないため南大東島の事情を紹介したガイドブックはほとんどなく、あっても2~3ページしか紹介されていません。もし何か調べたいことがあればご質問ください。分かる範囲でお答えします。
村役場・郵便局・農協をはじめ、商店・宿などは在所地区とその周辺に集中しています。それ以外の地区にはほとんど何もありません。
ちなみにすぐお隣の北大東島と南大東から約150km離れた沖大東島(ラサ島)は北大東村に属します。沖大東島は全島がラサ工業株式会社の私有地かつ米軍の射撃演習場になっており一般人の立ち入りが禁止されています[1]。ですから沖大東島からQRVした例は恐らくないと思います。
[1]このように一般人の立ち入りができない島は結構あり、伊豆諸島の鳥島、小笠原諸島の硫黄島、南硫黄島、南鳥島などが該当します。
[島内での運用]
島は幕(ハグ)と呼ばれる周縁部が盛り上がった構造をしています(お盆を思い浮かべて頂くと分かってもらえると思う)。在所など人の住む幕下からは海が見えないばかりか磯の香りすらしません。北海道の内陸にある村のような感じのする不思議な島です。
UHFでのダクト伝搬狙いなどを除けば幕上での運用は特に必要ないと思います。逆に幕上にはNTTの衛星電話中継所や風力発電機など運用の障害になる施設がありますから平地(幕下)での運用でいいと思います。幕下でも公園など随所に移動運用ができる場所があります。毎度の注意ですが沖縄は日差しが強く、熱中症や重度の日焼けになる危険がありますから、必ず公園にある東屋や車の中などで運用するようにしてください。
島内の中心である在所地区には144/430のGPが上がっている家が2軒ほど確認できました。これらのバンドをお使いの場合は一声かけておくのがいいと思います。
なお、沖縄本島の方も大東島は未交信という方が多いそうです。たまにでいいですがビームを本島に向けてあげるといいと思います。
[島へのアクセス]
JAL系のRACが那覇から日に2便を運航しています。発着時間から島の人は「午前便」「午後便」と呼んでいます。午前便は那覇-南大東の単純往復ですが午後便は北大東との三角運航で、曜日によって
①那覇→北大東→南大東→那覇
②那覇→南大東→北大東→那覇
のどちらかになります。
所要時間は午前便で1時間少々です。その割に運賃が高く、先得割引などの割引運賃でも結構な値段(私の時は先得のチケットレス割引で片道17,800円)です。運賃や三角運航のパターンなど詳しくは日本航空(0120-25-5971)に確認してください。
日帰りも無理ではありませんが、最大でも5時間しか滞在できないため、時間的にも経済的にも効率が良くありません。(過去にナインティナインの岡村さんが東京から日帰りで南大東ロケという強行スケジュールをやったそうです)
RAC便ですので無料手荷物の重量制限が10kgです。重い荷物は郵便局またはヤマト運輸で送るのがいいと思います。余談ですがこの路線はJALマイレージバンクの対象外でマイルが貯まりません。貯まったマイルを無料航空券に引き替えることもできません。ご注意ください。
他には那覇港から大東海運の「だいとう」という貨客船があり、一晩かけて南大東に着きます。運航スケジュールが直前にならないと決まらず使いにくいです。そのかわり安いので時間に余裕があり安く済ませたい方は検討してもいいかも知れません。問い合わせは大東海運(098-861-0515)まで。日本では珍しいカゴに吊されて上陸という体験ができます。
[島内でのアクセス]
空港から宿への送迎は宿の方がやってくれます(宿の予約時に午前便か午後便か言えばOK)。レンタカー、レンタサイクルもあります。あとは島の人の車に便乗するしかありません。
[宿泊施設]
グレードの高い順にホテル吉里・サザンクロス・民宿金城の3軒です。いずれも在所にあります。各宿とも予約・問い合わせは電話で。なお「飛行機(もしくは船)の予約ができてから宿の予約をお願いします」とのことです。あとは西港近くにバンガローとキャンプ場があります。在所まで食料を調達に行くのが大変ですが値段は格安です。
また、JTA商事(日本トランスオーシャン航空の子会社)や沖縄ツーリストが往復航空券+ホテル吉里宿泊がセットになった那覇発着のツアーをやっています。いずれも値段が安く、本土-那覇の航空券とこれらのツアーを組み合わせて使う手もあります。なお、この両社は他にもかなりマイナーな島のツアーもやっているので沖縄の離島に興味がある方は要チェックでしょう。
[島内の店]
在所地区にお店があります。Aコープ(農協)ほかお店が数軒あります。食料や生活物資の調達に問題はないと思います。写真はホテル吉里の目の前にあるケンチャンストアー。
どの宿も昼食が出ませんが、在所には「大東そば」をはじめ食事どころがありますし、商店でお弁当も売っています。夜も居酒屋が何軒かありますから食事には困らないと思います。娯楽も万全で、カラオケやビリヤード、パチスロの店までありました(苦笑)
金融機関は郵便局と農協のみです。工具等電設資材は与儀商店というお店で扱っています。
[注意点]
携帯電話はNTTドコモのみ使えます。auとソフトバンクは開通の予定無しだそうです。公衆電話は空港か在所の主要施設にしかないので注意してください。いずれも衛星経由なので通話にタイムラグが生じます。
テレビは小笠原向け衛星回線を利用しており、天気予報やローカルニュースは首都圏のものです(琉球放送や沖縄テレビではなくTBSやフジテレビが映ります)。天気予報が確認しにくいので注意してください。島の人に聞くか南大東の測候所に問い合わせると教えてくれます。
余談ですが沖縄県に系列局のない日本テレビとテレビ東京は小笠原では視聴できても大東島では視聴できないようになっているそうです。
新聞は那覇から空輸され、午前便が欠航しなければ昼前にその日の朝刊が商店に並びます。
ちなみに大東諸島にはハブはいないそうです。
[おみやげ]
ラム酒・大東ようかん・マグロのジャーキー・月桃茶・パパイヤの漬け物など。空港売店や在所の商店で手に入ります。
久米島移動運用メモ
私のへぼい移動運用記録を読まれ、「これなら俺が行ってやる!!」と思われた方がいるかも知れません。そんな方のために久米島での移動運用についてメモ書きをしてみました。
[久米島町]
久米島町は沖縄本島南部と同じ島尻郡に属します。島尻郡はかつて日本一人口の多い村だった豊見城村が単独で市に昇格するなどしたため以前よりエリアが減ってはいますが、人口3.6万人の南風原町や2.6万の八重瀬町が残っています。従ってJCGで見ればそれほど珍しくはありません。
しかし、久米島はJIIA、JIAなど離島アワードでは沖縄本島とは別カウントとなりますし、島の東端にある奥武島やオーハ島はJIIAでは久米島とは別カウントになるそうです。旧具志川村・仲里村が合併して久米島町になってからまだ5年ですので、久米島町としては未交信の方も多いのではないかと思います。
人口は1万人弱と市制を敷いている宮古島や石垣島よりも人口が少ないです。その一方、交通の便が良好で那覇からの日帰り運用も可能です。日帰りでも最大10時間余りの滞在時間が確保できますから滞在スケジュールが1日余ったときなどに最適だと思います。
[島内での運用]
随所に移動運用ができる場所があります。私が移動運用した空港脇の東屋ですと飛行機の出発ギリギリまで運用可能ですし、ふれあい公園はローバンドのダイポールもフルサイズで張れる広さです。
沖縄は日差しが強く、熱中症や重度の日焼けになる危険がありますから、必ず公園にある東屋や車の中などで運用するようにしてください。
奥武島やオーハ島にはリゾート施設がありますので許可が必要ではないかと思います。大きなアンテナは断られる可能性がありますから、事前に所有者に許可を求めておいた方が無難です。
[島へのアクセス]
JAL系のJTAまたはRACが那覇から日に数便を運航しています(所要30~35分)。朝の便で久米島に渡り、夕方の便で那覇に帰れば日帰りでの運用が可能です。RAC便は無料預かりの手荷物が10kgまでですのでワイヤーアンテナを使うか重い機材は別送した方がいいかも知れません。久米島では郵便局に加えヤマト運輸なども利用可能です。
那覇港からのフェリーもあります。値段は魅力的ですが便数が少なく時間がかかるので日帰り運用には向かないと思います(所要約4時間・1日2便)。問い合わせは久米商船まで。
[島内でのアクセス]
町営バス、タクシー、レンタカーがあります。町営バスは航空機の運航に接続して運転しており運賃が安いので上手く使うと便利です。町のホームページにダイヤが掲載されています。
[宿泊施設]
ホテル(リゾートホテルもあり)、民宿など。詳しくは観光協会に問い合わせてください。
[島内の店]
旧具志川村の大田付近など商店が集まった場所がいくつかあります。小規模な地元スーパーなどがあり、食料や飲料水など生活物資の調達に困ることはないと思います。付近には居酒屋や食事どころ(久米島そばが名物)があるため、食事も問題なしです。
[注意点]
ハブがいます(久米島固有の久米島ハブという種類もいるそうです)。草むらや草むら近くの石垣には十分注意してください。
[おみやげ]
泡盛・みそクッキー・パイン・あぶら味噌・黒糖など。空港売店で手に入ります。最近は久米島で取れるシモン芋を使った「ほたる饅頭」や海洋深層水を使った製品なども出ています。
機材紹介の7回目はアドカラーのログ帳です。
今はハムログなどの利用が主流で、ログ帳を使っている方は少ないそうです。でもログ帳とペン1本で記録できて軽いですし、移動先で電池を気にすることもありません。JCCやJCGを追いかけない私には高度な集計機能も不要です。でも昔のログを読み返せばちゃんと情報が取り出せます。
6月分のQSLを島根のビューロー宛発送しました。
5月の池田市五月山(ひょうたん島)、久米島、南大東島、6月の常置場所運用分等、全てのカードを発送し、現在発送残りはありません。各局ありがとうございました。
日曜日にお天気が不安定だったので沖縄移動分のQSLを全部書き上げました。南大東島の名物「大東ようかん」がお茶うけでした。