JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

大手航空2社が大幅に安い航空券を販売

2023-02-28 | シャック便り
全日空が創立70周年を記念し国内全路線平日7,000円・土休日10,000円の「スーパーバリューセール」を出して注目を集めていましたが、JALも対抗し全路線6,600円の「スマイルキャンペーン」を出してきました。GWも最ピークは除外ながら一部期間は使えますし、かつて存在したバーゲン型運賃「バーゲンフェア」「超割」が10,000円でしたので、それよりかなり安い額です。

当然のことでしょうが、北海道や沖縄などの人気路線はすぐに完売でしょう。狙い目は普段割引率が低い路線(三沢・大館能代など)でしょう。またNYタイムズが「ことし行くべき52か所の旅行先」で2位に選んだ盛岡(花巻空港)なども面白そうです。


このように飛行機が安いのですが、足下で宿代が急騰しています。私はだいたい半年先に宿の予約を入れていますが、昨年秋頃(つまり今年春以降の宿泊日)から宿泊料金がコロナ前に戻っていたり、コロナ前よりもさらに高くなってきています。1万円でも泊まれない宿がかなり増え、通年同一料金が多い東横インなんかもしれっと値上げしています。宿泊需要が戻ってきたものの減らしたスタッフを増員できておらず稼働できる部屋数が減っていること、さらに賃上げが求められる中で従来の料金では採算が取れないためです。さらにコロナで閉館したホテルも少なくなく、福岡のようにコロナ前に起きていた宿不足が再燃しているところもあります。

飛行機は安いけど宿が高かったとなりかねませんのでご注意を。
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鎌倉二階堂&小町大路御朱印巡り④

2023-02-27 | 御朱印めぐり
鎌倉の二階堂と小町大路の御朱印巡りの続きです。

本覚寺の目の前に妙本寺の山門がありますが、後回しにして先に常栄寺にお参りします。

この案内看板が目印で、住宅地を少し進むと左手にあります。

常栄寺は1606年に日祐尼が創建しています。日祐は紀州徳川家の家臣である水野重良の娘です。元々この地は日蓮が鎌倉幕府に捕らえられ、処刑のため龍ノ口の刑場に引き回される際に尼僧がごまのぼた餅を捧げた伝承の残る地です(日蓮は処刑寸前で赦され佐渡配流となっている)。この縁で「ぼたもち寺」と呼ばれ、毎年9月12日にはぼた餅の接待があります。

常栄寺の御首題対応時間は11-12時と13-15時と短く、12時前でしたので常栄寺を先にした次第です。幸い先客がいましたので間に合いました。御首題帳をぱらぱらとご覧になって「御首題ですね」と書いて頂きました。

常栄寺の御首題です。両脇の文字が細かく書かれています。


締めは妙本寺です。こちらも日蓮宗の本山です。

1260年に比企能本が創建した寺院です。比企能本は北条により滅ぼされた比企能員の子で、助命され日蓮に帰依しています。この地は「比企谷」と呼ばれ、比企氏の本拠地でした。

日蓮宗は日蓮の死後に何人かの高弟に別れ、教義解釈の違いが生じます。その中で東国では日朗を祖とする比企谷門流、日向を祖とする身延門流、下総では日常を祖とする中山法華経寺系の中山門流が有力な地位を占めています。一方畿内や備前では日朗の弟である日像を祖とする四条門流が有力です。

妙本寺はこのうち比企谷門流の主要寺院です。比企谷門流には池上本門寺も属しており、妙本寺と池上本門寺は1941年まで貫首が2つのお寺を兼務し同格とされていたそうです(現在池上本門寺は大本山、妙本寺は本山)。ちなみに妙隆寺は中山門流、本覚寺は身延門流になるようです。

妙本寺の御首題です。

小町大路はさらに南に続きますが今回はここまで。鎌倉駅に戻りましょう。鎌倉はまだまだ奥が深いです。


今回の御朱印情報です(特記ないものは御朱印料300円)。
浄妙寺   拝観受付で1種を授与。
報国寺   拝観受付で1種を授与。
杉本寺   本堂内納経所で3種を授与。板東等の御朱印帳あり。
鎌倉宮   社務所で限定込み数種を授与。500円から。オリジナル御朱印帳あり。
覚園寺   5種を拝観受付で授与。オリジナル御朱印帳あり。
荏柄天神社 1種を授与所で授与。書き置きのみ500円。オリジナル御朱印帳あり。
法戒寺   5種を本堂内納経所で授与。500円。
妙隆寺   3種を寺務所で授与。
本覚寺   3種を授与所で授与。
常栄寺   2種を寺務所で授与。500円。受付時間が短いので注意。
妙本寺   2種を寺務所授与。御朱印料はお気持ちで。
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鎌倉二階堂&小町大路御朱印巡り③

2023-02-26 | 御朱印めぐり
鎌倉の二階堂と小町大路の御朱印巡り、小町大路に向かいます。

二階堂から金沢街道に出てしばらく歩くと金沢街道は左に曲がり、三叉路に出ます。バスはここを右折し鶴岡八幡宮前に向かいますが、直進する細い道が小町大路です。

鎌倉駅から鶴岡八幡宮に向かう近道として観光客向けのお店が並ぶ小町通りと紛らわしいのですが、小町大路は鎌倉幕府が整備した古道、小町通りは関東大震災後に整備された新しい道です。

この三叉路の左手にあるのが宝戒寺です。萩の寺として知られる天台宗の寺院です。

宝戒寺の敷地はかつて北条氏の屋敷があった場所で、北条最後の執権である高時は1333年に新田義貞に攻め込まれ、南東200mにあった東勝寺で自害、870名ほどの郎党も運命を共にし鎌倉幕府は滅亡しています。このように多くの犠牲者が出たことから後醍醐天皇は北条一族の供養のため円観慧鎮に宝戒寺を創建させています。

宝戒寺の御朱印です。


小町大路を海に向かって進みましょう。鎌倉時代には商店が並び人通りが多かったそうで、日蓮宗の宗祖・日蓮が辻説法を行ったのも小町大路だったとされます。そのような経緯から日蓮宗の寺院が多いのも小町大路の特徴です。このため以下ご紹介するお寺は全て日蓮宗のお寺になります。

宝戒寺から5分ほど歩くと妙隆寺があります。

1385年に千葉県(下総)の御家人だった千葉胤貞が自らの別邸に創建したお寺です。胤貞は熱心な法華経信者で、本領の下総にもいくつかのお寺を創建しています。胤貞は名前の通り千葉県に本拠を持っていましたが、鎌倉幕府の命で九州の肥前に土着、その間に叔父の貞胤に本拠を奪われています。成敗のため下総に向かう途中亡くなってしまい、子孫は下総の所領を回復できずそのまま肥前に残り、佐賀藩の家老として存続しています。のち京都に本法寺を創建する日親が2代目の住職として入っていたお寺です。

妙隆寺は鎌倉江の島七福神の寿老人になっています。もちろん七福神の集印でお参りする方が多いのですが、聞いてみたら御首題も書けますとのことで御首題をお願いしました。

妙隆寺の御首題です。「叡昌山」とありますが、この山号は日親がのちに京都に開く本法寺と同じ山号です。


こちらは「鎌倉 日蓮堂」です。

2021年には日蓮宗が建てたお堂で、辻説法を行っている日蓮像が納められています。新しい布教拠点として活用したいそうですが、今は像が置かれているだけで無人です。お寺という形ではない新しい施設なので、例えば土日だけでも輪番でお坊さんに入ってもらって信者の方の仏事相談に乗るとか御首題対応をしてもいいのではないかと思いました。


日蓮堂の先に本覚寺の大きな門が見えます。

本覚寺は日蓮宗の本山で、1436年に日出により創建されています。元々この地には日蓮が佐渡から戻った際に滞在した夷堂があり、初代の日出は天台宗のお堂であった夷堂を本覚寺に改宗しています。

本覚寺の2代目の住職は日朝で、のち身延山久遠寺の11代となり久遠寺の中興の祖とされています。以前お参りした身延の覚林坊も日朝ゆかりです。日朝の尽力で久遠寺にある日蓮の遺骨を分骨し「東身延」とも呼ばれます。当時は身延に行くことは難しく、東国から参詣者を集めたそうです。1974年に本山に昇格しています。

本堂は大正期のものです。

こちらの夷堂では鎌倉江の島七福神の恵比寿様を祀っています。

本覚寺でも御首題が書けますとのことでお願いしました。

本覚寺の御首題です。


長くなってきましたので今回はここまで。さらに続きます。
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鎌倉二階堂&小町大路御朱印巡り②

2023-02-25 | 御朱印めぐり
鎌倉の二階堂と小町大路の御朱印巡りの続き、杉本寺を後にして鎌倉宮に行ってみます。

杉本寺から10分ほど歩いて鎌倉宮です。1869年に創建され、後醍醐天皇の子で「大塔宮」と呼ばれる護良親王を祀っています。

護良親王は奈良の吉野で挙兵し、鎌倉幕府打倒に関与します。一時は征夷大将軍に任じられますが父の後醍醐天皇と対立、鎌倉に流されます。その後北条の残党が挙兵する中先代の乱が起きると北条方に担がれることを危惧した足利直義により殺害されています。護良親王を疎んじた後醍醐天皇は結果的に足利尊氏の軍事力に押されて建武の新政は終わることになります。

護良親王が幽閉された東光寺の跡地に創建されたのが鎌倉宮です。明治天皇は護良親王の功を高く讃え、自ら「鎌倉宮」と命名の上1873年には行幸し参拝しています。

鶴岡八幡宮ほどではないものの参拝者が多い神社ですからこのようにオリジナルのおみくじを出しているようです。

季節限定の御朱印もサンプルを出してアピールしています。

鎌倉宮の御朱印です。


鎌倉宮から山に向かって歩きましょう。二階堂は永福寺というお寺にかつて二階建てのお堂があったことが地名の由来で、一軒家に小さな看板を出した飲食店があったりするのが特徴です。

道の奥まったところに覚園寺があります。1218年に北条義時が薬師堂を建てたのが創建とされます。真言宗泉涌寺派のお寺です。

その後何度か焼け、とりわけ1830年に多くの建物を失っています。さらに1923年の関東大震災でも被害を受けて荒れ寺となっていましたが、この50年ほどで復興しています。

こちらの愛染堂までは無料ですが、奥の本堂は有料エリアとなります。有料エリアは撮影禁止になっています。

覚園寺の御朱印です。


覚園寺から鎌倉宮に戻り、バスの通る道を少し歩くと荏柄天神社があります。

1104年に雷雨とともに菅原道真の画が天から降ってきて村人がそれを祠に納めて祀ったことが創建とされます。関東では最古の天満宮とされます。鎌倉幕府の鬼門にあたるため、頼朝以下の鎌倉幕府に保護され、さらに江戸期には鶴岡八幡宮の改修の際に出た端材を利用する形で整備されています。

現在の本殿は1936年に完成しています。

荏柄天神社の御朱印です。


二階堂の御朱印巡りはここまで。小町大路に向かいましょう。続きます。
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鎌倉二階堂&小町大路御朱印巡り①

2023-02-24 | 御朱印めぐり
鎌倉に御朱印巡りに行ってきました。

首都圏の人気観光地である鎌倉は鎌倉幕府が置かれた古都で、その後の室町幕府でも鎌倉公方が置かれ東国支配の拠点となっていました。しかし、次第に将軍家と鎌倉公方とが対立するようになり、1439年に将軍足利義教が追討令を出して鎌倉公方の足利持氏が滅ぼされます。1447年に足利成氏に対し鎌倉公方の復活が許されるものの成氏は下総の古河(現在の茨城県古河市)に本拠を移したため鎌倉は衰退します。戦国時代に相模を支配したのは小田原の後北条氏(北条早雲の子孫)で、鎌倉は顧みられることなく、明治に保養地や別荘地となるまで長らく歴史が止まってしまいます。その後1889年に横須賀線が開通し東京から近い観光地として人気を得ることになります。

鎌倉は鶴岡八幡宮から鎌倉大仏、さらに江ノ電で江ノ島というのが黄金ルートですが、歴史ある古都ですから他にも見所がたくさんあります。黄金ルートから離れると観光客が少ないのでゆっくり見て回ることができます。

今回は鶴岡八幡宮の東に当たる「二階堂」と段葛の東に当たる「小町大路」の寺社巡りをしてきました。鎌倉をご存知でないとなかなか目を付けないエリアだと思います。


振り出しはJR鎌倉駅です。

二階堂方面へのバスは京急バスが運行しています。約10分毎に運転されています。このバスは段葛から八幡宮前を右折し金沢街道に入ります。横浜横須賀道路の朝比奈ICにつながっており、狭い割に交通量の多い道路です。

浄妙寺前のバス停で下車、山手に浄妙寺の山門が見えます。

山門の瓦には足利家の家紋が見えます。

浄妙寺は1188年に足利義兼により創建された臨済宗建長寺派の寺院です。義兼は室町幕府を開く尊氏の祖先にあたります。当初は真言宗の寺院でしたが、13世紀に禅寺となります。

尊氏の弟直義の墓があります。室町幕府の成立に貢献した直義はのち尊氏と対立し浄妙寺に幽閉され、ここで亡くなっています。

その後足利義満により鎌倉五山の五位とされています。戦火でたびたび焼け、現在の本堂は1756年に完成したものです。

このようにさりげなく足利家の家紋があしらわれています。

庭もじっくり見ておきたいです。

浄妙寺の御朱印です。


浄妙寺から少し歩いて橋を渡ると報国寺があります。

1334年に天岸慧広により創建された臨済宗建長寺派の寺院です。足利家や上杉家の菩提寺です。室町幕府は足利尊氏の四男・基氏の子孫が鎌倉公方を世襲し東国支配を行っていましたが、次第に京都と対立、4代目の足利持氏が勝手な行動を行うようになったため永享の乱で討伐され、子の義久が報国寺で自害しています。

後年復活が許されたものの古河公方となり、末裔の喜連川氏は江戸幕府から「客分」として扱われ参勤交代を免除される大名として存続し、現在まで代をつないでいます。足利将軍家は義昭の孫の代で絶えていますから恐るべしです。

この報国寺は「竹の寺」として知られます。本堂の参拝は無料ですが、竹の庭は有料です。御朱印帳を預けてゆっくり回ってみて下さい。

こちらは「やぐら」。鎌倉石をくりぬいて作られ、墓や祠が置かれるものを鎌倉では「やぐら」と呼んでいます。

このように竹が整えられています。別途料金が必要ですが、お茶を飲むこともできます。

報国寺の御朱印です。


さらに鎌倉駅方向に歩きましょう。

右手に杉本寺があります。734年に聖武天皇の妃である光明皇后の発願で行基が開いた天台宗のお寺です。鎌倉で最古のお寺とされます。

1189年にお寺が焼けていますが、このとき観音様が本堂から出て杉の木の下に逃れた言い伝えから杉本寺となったとされます。

杉本寺は苔の階段で有名です。鎌倉石で作られ、今はすり減って使えなくなった階段に苔が生えています。

新しい階段があるのでそちらで本堂に上がることができます。本堂は1678年の完成で、同じく古都の京都では見かけることのない茅葺きの本堂です。本尊は鎌倉期に作られた秘仏の十一面観音です。通常は前立本尊として頼朝が寄進した十一面観音像を拝むことができます。

また杉本寺は坂東三十三観音霊場第一番札所となっています。このため納経の列が長かったです。とりわけ私の前の女性があれこれ「これも欲しい」となり、お寺の方も戸惑いながら対応していました(結局笈摺など1.5万円ほどのお買い上げ)。おかげで並びはじめてから30分ほどかかりました。

杉本寺の御朱印です。鎌倉三十三観音霊場で頂くと300円ですが、板東で頂くと500円となります(霊場会の取り決めみたいです)。特に指定しない場合は鎌倉で300円となります。


長くなりますので今回はここまで。続きます。
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浜松市の区再編が2024年1月に実施決定

2023-02-23 | シャック便り
2/22の浜松市議会で区割りの再編が市の原案通り可決されました。これにより、2024年1月より現在の7区が3区になります。以前にご紹介した通りの内容で確定した形です。

天竜区はそのままで残り6区を2区に再編することになります。新しい区名は「中央区」「浜名区」「天竜区」になります。

AJAの浜松市については「6区が消滅し2区が新設」になるものと思われます。ただしJARLは「兵庫県篠山市の丹波篠山市への改名(市域の変更なし)」に際して新しいJCCコードを与える訳の分からない規程改正をやっていますので、天竜区についても注意が必要です。今言えることは「今年中に現在の7区を全てQSOしてしまうべき」ではないかと思います。

新しいアワードが次々出ていますが、浜松市の区がまだの方は十分ご注意下さい。

ちなみに
中区 電波塔、銘酒
北区 電波塔
浜北区 銘酒
天竜区 電波塔
です(駅無しは該当なし)。「新しいアワードを追っかけていたら浜松市の区も埋まる」という訳ではありませんのでご注意下さい。
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【予告】3/3~6鹿児島県奄美市・大和村ほか移動

2023-02-22 | 移動運用予定
以下の日程で鹿児島県の奄美大島から移動運用を行いますのでご案内します。
この予告は現時点での予定であり、変更することがあります。出発前に改めて最終のご案内を致しますのでよろしくお願いします。


(1)大島郡大和村[奄美大島]移動(JCG:46005)
 日時:3/3(金)15:00頃~16:00頃
 場所:大和村内からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(2)奄美市[奄美大島]移動(JCC:4623)
 日時:3/4(土)07:00頃~10:15頃
 場所:奄美市内からQRVの予定です。
 バンド:7/18MHz帯(SSB)

(3)垂水市移動(JCC:4615)
 日時:3/5(日)08:30頃~11:30頃
 場所:垂水市 垂水港からQRVの予定です。
 バンド:7/18MHz帯(SSB)
  
 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

・荒天の場合は中止もしくは一部時間帯の運用を取りやめます。

・時間の都合上瀬戸内町や宇検村などからのQRVは行いません。
 
・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
 2016年12月よりIDを変更しておりますのでご注意ください。
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「第57回 京の冬の旅」に行ってきました②

2023-02-21 | 御朱印めぐり
「第57回 京の冬の旅」の続き、同じく大徳寺の塔頭で特別公開の対象になっている芳春院も見に行きましょう。

加賀藩主前田利家の妻まつ(大河ドラマ「利家とまつ」のモデル)が1608年に創建したお寺で、前田家の菩提寺になっています。芳春院はまつの法号です。

その後1796年に焼失、明治期に荒廃しますが1875年に再興されています。以前から秋に公開されていますが、冬の旅では7年ぶりの公開だそうです。芳春院は毎年盆栽展もやっているのですが、盆栽展は別料金となります(冬の旅の入場券呈示で半額に割引)。

芳春院は本堂と庭園を公開しています。本堂では本尊の釈迦三尊像や芳春院の像、さらに画家の竹内浩一さんが描いたふすま絵を公開しています。芳春院の像は「利家とまつ」の放映を記念して制作されたものだそうです。まつ役の松嶋菜々子さんに何となく似ているとも言われています。襖絵は10年以上の歳月をかけ2016年に完成したものです。障壁画では珍しい狐を描いたものもあります。

また中根金作さんが設計した庭園も見事です。加えて楼閣建築として名作と讃えられる「呑湖閣」の外観を拝観できます。東には比叡山が見え、その先にある琵琶湖をイメージしています。

芳春院の御朱印です。


芳春院を出たところで11時過ぎ。珍しくこんな時間にこの界隈にいますので、千本北大路の洋食「おおさかや」に行ってみます。ハンバーグや海老フライといった洋食の定番がメニューに並びますが、冬の名物はカキフライ。ですが「とにかく時間がかかる」。下手すりゃ2時間かかるのです。なので何度も泣く泣くパスすることになりましたが、今回見たいお寺は見て回りましたし、開店前に着けますので行ってみましょう。

今回お願いしたのが「カキフライセット」です。カキフライとハンバーグの定食で、タルタルソースかポン酢が選べます。両方楽しみたい場合は+50円になります。作っているのがおっちゃんとおばちゃんの2人、若い女の子が配膳している小さな店で、席に通され注文を取りに来るのに20分以上、注文通してもらって料理が来るまでにさらに20分以上かかります。45分くらい待ってようやく到着。

待ったかいがありますよね。大きなカキフライで満足度が高いです。テーブルにソースもありますので、ソースでも頂けます。

お腹いっぱいです。これで1,400円です。おっちゃんに「美味しかったよ」と話しかけるとすごく喜んでくれました。

店の外はこの行列。お店を出るまでに75分ほどかかっていますが、これでも短い方です。2時間かかることを覚悟して並んで下さい。


バスで北野白梅町へ。エトルタでパンを買っておきます。「この前雪で大変でした 店の前の道が1週間くらい凍ってしまって」とのこと。おいしい食パンを買えました。


せっかくなので北野天満宮にもお参りしましょう。そういえば御朱印を頂いていませんでした。

菅原道真をご祭神として947年に創建された全国の天神社の総本宮です(総本宮は北野天満宮と太宰府天満宮の二宮になるそうです)。

元々この地にあった東向観音寺が造営し、観音寺が神宮寺となっています。

現在の本殿は1607年に豊臣秀頼が寄進したもので国宝に指定されています。

梅も咲き始めていました。

北野天満宮の御朱印です。


まだ時間に余裕がありますから少し足を伸ばして下鴨のフレンドフーズに行ってみます。こだわりの食材を全国から集めたスーパーで、東京で言えば紀ノ国屋や成城石井が近いかも知れません。

このフレンドフーズが2019年12月に突然閉店した錦小路の「井上」を店内で復活させているのです。井上さんは種々の事情で135年の歴史を持つお店を閉じたのですが、フレンドフーズの社長が「お客さん待ってるんでしょ」と井上さんの元店主を口説き、2020年にフレンドフーズの社員として店主と娘さんを雇う形で井上さんの味を復活させました。井上さんの法人は清算されず今も残されており、ゆくゆくはもう一度お店を持って欲しいとの想いがあるそうです。

ということで・・・ありました。帰宅して夕食で頂いたのですが、間違いなく井上さんの味です。よかった。本当によかったです。


昨年末に行ったので今回は見送りとした「壽聖院」はどうやら一部の襖絵をしまって展示物を置いているそうです。昨年末はお客さんが少なくじっくり襖絵を見ることができましたので、年末に行って正解だったと思います。

ネットでの拝観予約ですが、三玄院は優先入場できますから予約を入れることを強くオススメします。理性院・芳春院は予約チェックなしでした。


今回の御朱印情報です(特記ない限り御朱印料は300円)。
理性院   1種を拝観受付で授与。500円。書き置きのみ。
三玄院   1種を拝観受付で授与。書き置きのみ。
芳春院   1種を拝観受付で授与。書き置きのみ。
北野天満宮 10種を授与所で授与。直書きは1種のみ。500円。オリジナル御朱印帳あり。
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「第57回 京の冬の旅」に行ってきました①

2023-02-20 | 御朱印めぐり
毎年恒例の「第57回京の冬の旅」に行ってきました。

観光客の少なくなる冬場の京都で普段非公開の寺院を見せてもらえるイベントで今年も1/7(土)~3/19(日)まで行われます(一部公開期間の異なる寺院あり)。中には他の機会も含め初公開だったり、ほとんど公開されたことのない寺院が含まれる場合もあり、貴重なチャンスとして知られています。

今年は「秘められた京の美をたずねて」と題して15ヵ所の寺院が公開されています。目玉は公開されたという話を聞かない大徳寺の塔頭「三玄院」、今回初公開となる醍醐寺の塔頭「理性院」です。さらに12月に村林由貴さんの襖絵を先行で特別公開した妙心寺の塔頭「壽聖院」、浄土宗京都教区の寺院大公開で例年数時間のみ公開される「上徳寺」などが冬の旅初公開となっており注目です。

「壽聖院」と「上徳寺」は幸い昨年拝観するチャンスがありましたので「三玄院」と「理性院」をメインに予定を立てました。しかしながら三玄院は拝観休止日が多いため私の予定となかなか合わず理性院だけを別の日で回ることとしました。


それでは理性院から。

山科駅から醍醐まで地下鉄東西線で向かいます。お昼を食べていなかったので醍醐のアルプラザに入っている台湾料理の「鼎味閣」で。

魯肉飯にしました。結構本場に近い味です。スープにサラダ付きで720円でした。


アルプラザから徒歩10分弱で醍醐寺です。醍醐寺の山門を入ってすぐ左手が塔頭の三宝院で、こちらも京の冬の旅の公開寺院ですが、以前拝観していますので今回はパスです。

さらに進んだ仁王門の横に入ったところに理性院の入口があります。

普段看板がないから分からないですよね。

理性院は醍醐寺の塔頭であり真言宗醍醐寺派の別格本山です。

1115年に醍醐寺の賢覚が創建しています。本尊は太元師明王で、密教の明王であり鬼神とされます。80年に一度しか公開されない秘仏です。鎮護国家・外敵降伏・開運・厄除けに威力を示すとされ、軍の階級「元師」はこの太元師明王が語源とされています。毎年秋に公開があるのですが、ほとんど知られていないお寺です。

今回公開されている目玉が狩野探幽の障壁画です。「探幽の障壁画なんてあちこちあるでしょ?」と思いたくなりますが、こちらは18歳の時の作品です。探幽の10代の作品はほとんど残っていないそうで。障壁画として確認されているものは理性院が唯一だそうです。

撮影可だそうですので撮影できました。ほとんど公開されないためか良い状態で残されています。

また本堂では脇侍の不動明王像と毘沙門天像が公開されています。不動明王像は国の重要文化財に指定された平安後期の作だそうです。

理性院の御朱印です。


では日を改め大徳寺です。

三玄院からスタートです。

三玄院は1589年に浅野幸長・石田三成・森忠政の3人の武将が創建したお寺です。幸長と三成は五奉行、忠政は森蘭丸の弟で、美作の津山藩主となっています。3人のうち三成と忠政、さらに「へうげもの」で有名になった古田織部らの墓所になっています。

三玄院の門には通常「拝観謝絶」の札が掲げられ拝観できません。特別公開が行われたことすら聞いたことがなく、「京の冬の旅」で公開されたのは正直驚きです。

どうやら中に入れる人数を制限しているようで行列ができています。予約ありと予約なしの列があり、今回拝観予約を入れていたので優先で入れました。

内部は撮影禁止です。方丈と庭(昨雲庭)を拝観できます。通常禅寺の本堂は南向きで、お堂の南に庭があるのですが、こちらは東を向いています。大徳寺の法堂を借景にしているようです。

方丈の襖絵は江戸期の原在中が描いたもので1820年頃に描かれています。八方にらみの虎(どこから見ても虎が睨んで見える)が白眉です。

織部灯籠のある茶室は本堂廊下からの外観を見るのみとなります。お寺の中に入れる人数を制限しているため、かなり駆け足で拝観することになるのが惜しいですが、拝観できることが奇跡に近いお寺ですので行って損はないでしょう。

三玄院の御朱印です。


前半はここまで。後半に続きます。
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JR西日本が「西日本どこまで4DAYS」を発売

2023-02-19 | シャック便り
JR西日本がこの春限定で「西日本どこまで4DAYS」という切符を出すようです。

JR西日本と智頭急行線の在来線全線が連続する4日間乗り放題になるもので、在来線の特急に限り特急券を買うことで乗車が可能になります(自由席・指定席・グリーン車いずれも可:ただし一部列車は対象外)。青春18きっぷと違って料金を払えば在来線の特急に乗車できるのが大きなメリットです。

ネット予約専用で前日までの購入必須、お値段は9,800円だそうです。発売期間は2/20~3/17、利用期間は2/21~3/21です。連続する4日間ですので、1日休みを入れれば4連休になる2/23~26、3/18~21の利用が多いと思われます。

その他細かいルールがありますので、必ず公式サイトを確認の上でご購入下さい。


JR西日本はこの冬再び大阪発の「サイコロきっぷ」を出したものの、対象地が4ヵ所と少なく、そのうち出雲が特急「やくも」の指定席が土休日に満席になって取れなくなるという想定外のトラブルにより予定を繰り上げ売り止めとなりました。

今回は行き先を決めないことで乗客を分散させる目的もあると考えられますが、大阪発ですと金沢・城崎温泉・白浜にお客が集まると予想されます。特急券は早めに押さえる方がいいでしょう。

また今回智頭急行線が利用できるため「スーパーはくと」で鳥取や倉吉に行くこともできます。こちらは穴場になると考えられます。


なかなか面白い切符ですが「いかに特急を活用するか」が鍵になると思われます。往復とも特急を利用してしまうと意外とお値段がかさみます(もちろん大阪-金沢を往復するなら正規の料金より安いのですが)。片道のみ特急にするとか、本数が少ないや待ち時間がかかる区間のみ利用する手も考えられます。

いかに効果的に特急を使うかが使いこなしのコツになると思われます。
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