[東海汽船の新しいジェット船は「大漁」に]
東海汽船のジェット船「夢」の置き換え用としてJR九州高速船から購入した船の名前が「大漁」に決まりました。同社のサイトに「大漁」の専用ページが開設されており、大漁旗のような威勢のいいカラーリングが公開されています。
現在神戸の川重JPSで東海汽船仕様に改装中で、来年2月引き渡し予定とのことです。
[新宮町営渡船が新船に交替]
福岡県糟屋郡新宮町の相島航路で活躍している「しんぐう」が完成し10/1に新しい船と交替しました。ダイヤの変更はありません。
新しい船も「しんぐう」で、常石造船で建造された双胴船です。2階に展望デッキが新設されるなど設備改善が進められました。
[北海道エアシステムがJALグループに復帰]
北海道の地域航空会社である北海道エアシステム(HAC)がJALグループに復帰しました。
同社は元々日本エアシステムや北海道が出資してできた地域航空会社で、日本エアシステムのJALとの経営統合でJALグループに入っていました。しかしながらJALの経営難から同社が保有する株式を道や地元企業に引き取ってもらい、グループから離脱していました。
グループ離脱後は札幌の丘珠空港を拠点に運航を続けてきましたが、資金がショートし倒産の危機に直面したこともあるなど自主経営が軌道に乗っているとは言い難い状態でした。
このたびJALの経営が回復したこともあり再びJALグループに戻ることになりました。これに伴いJALグループ離脱後に整備されたHAC独自の予約システムやポイントサービスなどは再びJALグループのものに戻される可能性があります。ご利用の方は同社のホームページなどで最新情報を確認の上でご利用ください。
[伊良部大橋を通る路線バスは共和バスに決定]
来年1月末に完成する宮古島-伊良部島間の伊良部大橋を経由する路線バスについて宮古島側の宮古協栄バスと八千代バス、伊良部島側の共和バスの3社が路線開設を希望していましたが、共和バスの単独乗り入れが決まりました。
共和バスの社長から直接聞いた話によると、この路線は恐らく赤字になるため市から赤字補助を受ける必要がありますが、補助を受ける条件として1社のみの単独運行であることが示されたようです。このため宮古島側の2社は赤字補助がなければ乗り入れは不可能だとして路線バスの伊良部島乗り入れ案を取り下げることを決めたものです。両社の主要な収入源となっている貸切バスやタクシーの伊良部島乗り入れは認められることから実を取ったと見られます。
共和バスは伊良部島西岸の佐和田車庫から東岸の佐良浜港までを結んでいますが、佐良浜港発着の定期航路が全廃されることもありルートの大幅な変更が予定されています。ご注意ください。