来年3月に北陸新幹線の金沢-敦賀間が開業し、この区間の在来線は第三セクターに移管される予定です。このため福井でのやり残しをできる限りやってしまおうとしています。
今回は勝山(福井県勝山市)の御朱印巡りです。
いつも通り近江今津発の電車に乗ります。この電車は福井行きでしたが今年3月のダイヤ改正で敦賀行きに短縮され敦賀駅で同じホームにいる福井行きに接続しています。恐らく来年のダイヤ改正に事前対応したものでしょう。
これまでなら近江今津で席を確保すれば福井まで何の心配もなく行けたのですが、敦賀で乗り換えとなり敦賀で席を確保できないことになります。何とか補助席を確保できたのが幸いでしょうか。
福井駅に到着。勝山へはえちぜん鉄道で行くことができます。勝山への往復なら1日乗車券を買った方が安くなります。
勝山駅に到着。すぐに乗り継げるコミュニティバスがあります(南方面行き)。このバスは直接越前大仏までは行かないのですが、途中の昭和町3丁目で下車すると10分ほどで越前大仏に着くことができます。
越前大仏は清大寺が正式なお寺の名前です。大阪や京都でタクシー事業を行っている相互タクシーの創業者であった多田清が1987年に創建しています。
多田は勝山の庄屋に生まれましたが、子供の頃多田家が行っていた清酒の醸造が腐造で失敗し一家は逃げるように大阪に移住しています。運転免許を取ったことからタクシーの運転手となり頭角を現し、相互タクシーを関西有数のタクシー会社に育て上げます。
多田は勝山への思いもあり、当初はどの宗派にも属さず宗教法人格も取らない形で清大寺を創建しています。当初3千円の入山料を取っていましたが、拝観客は少なく門前町も寂れてしまいます。
1996年頃からは納税できなくなるなど苦境に立たされますが、2002年に臨済宗妙心寺派の寺院として宗教法人格を取得、妙心寺の末寺になったことでお隣石川県の「ユートピア加賀の郷」、淡路島の淡路大観音のような悲惨な末路にならずに済んだ形です。
このように巨大な大仏殿がそびえ立っています。
大仏もこの大きさです。高さ17mと巨大です。
五重塔は4階までエレベーターがあるので簡単に登れます。
大仏殿と勝山城です。勝山城も多田清が建てたもので、多田は勝山市の名誉市民となったそうです。
清大寺の御朱印です。
最悪の事態は避けられたとはいえ寂しいことに変わりはなく、今度どうなるのかと思います。
続きます。
今回は勝山(福井県勝山市)の御朱印巡りです。
いつも通り近江今津発の電車に乗ります。この電車は福井行きでしたが今年3月のダイヤ改正で敦賀行きに短縮され敦賀駅で同じホームにいる福井行きに接続しています。恐らく来年のダイヤ改正に事前対応したものでしょう。
これまでなら近江今津で席を確保すれば福井まで何の心配もなく行けたのですが、敦賀で乗り換えとなり敦賀で席を確保できないことになります。何とか補助席を確保できたのが幸いでしょうか。
福井駅に到着。勝山へはえちぜん鉄道で行くことができます。勝山への往復なら1日乗車券を買った方が安くなります。
勝山駅に到着。すぐに乗り継げるコミュニティバスがあります(南方面行き)。このバスは直接越前大仏までは行かないのですが、途中の昭和町3丁目で下車すると10分ほどで越前大仏に着くことができます。
越前大仏は清大寺が正式なお寺の名前です。大阪や京都でタクシー事業を行っている相互タクシーの創業者であった多田清が1987年に創建しています。
多田は勝山の庄屋に生まれましたが、子供の頃多田家が行っていた清酒の醸造が腐造で失敗し一家は逃げるように大阪に移住しています。運転免許を取ったことからタクシーの運転手となり頭角を現し、相互タクシーを関西有数のタクシー会社に育て上げます。
多田は勝山への思いもあり、当初はどの宗派にも属さず宗教法人格も取らない形で清大寺を創建しています。当初3千円の入山料を取っていましたが、拝観客は少なく門前町も寂れてしまいます。
1996年頃からは納税できなくなるなど苦境に立たされますが、2002年に臨済宗妙心寺派の寺院として宗教法人格を取得、妙心寺の末寺になったことでお隣石川県の「ユートピア加賀の郷」、淡路島の淡路大観音のような悲惨な末路にならずに済んだ形です。
このように巨大な大仏殿がそびえ立っています。
大仏もこの大きさです。高さ17mと巨大です。
五重塔は4階までエレベーターがあるので簡単に登れます。
大仏殿と勝山城です。勝山城も多田清が建てたもので、多田は勝山市の名誉市民となったそうです。
清大寺の御朱印です。
最悪の事態は避けられたとはいえ寂しいことに変わりはなく、今度どうなるのかと思います。
続きます。