機材紹介の2回目は50MHz用のHB9CVです。
私はどういう訳かこの2エレのHB9CVとは縁があり、学生時代の下宿のアンテナも移動専用も現在の常置場所もこのアンテナです。都合4本も買ったことになります(汗)昔買ったものはフレンド局に譲りましたから、今は2本所有しているはずです。ちなみに現在移動用で使っているのはコメットのCA-52HBです。昔はマルドルのHB9CVを使っていたはずですが…現在は作っていないようですね。
性能的にはGWで100km前後飛べば万歳、Eスポにも少し弱いアンテナです(5W運用時)。とはいえコンパクトでダイポールより飛びますし、コメット製のHB9CVは0.9kgと他社製より軽く担ぎ上げるのに便利です。4エレのCA-52HB4だともっと飛びますが、重量が倍以上になることと組み立ての時間が倍以上必要なためあえて2エレを使っています。遠征で飛行機とかに載せるには2エレの方が有利です。
ちなみにエレメントには色で印を付けてあり、放射側と反射側を間違えないようにしています。具体的にはこちら。これだけでも大分組み立て時間が節約できます。
今後はヘンテナ系のSkydoorとかを自作するのもいいかな、と思っています。経験的にヘンテナ系がEスポとかに強いのを知っていますので、どっかのタイミングで作ってみたいです。
機材紹介の1回目ということで、使用しているバッテリをご紹介します。
充電の方は16Vのスイッチング電源で特に電流管理をせず充電しています。これは、かなり使った電池を充電してもせいぜい2Aも流れないためです。2Aでもこの電池では約0.2Cですから、全然急速充電になりません。また、16Vに限りなく近くなると充電電流が一気に下がり、自然とトリクル充電に近い形になります。最終的には0.2A前後ですから、全然問題ない電流値です。
リチウムイオンだとこんなアバウトな充電は危険ですけど、ニッケル水素やシールドバッテリ、昔のニッカドなんかは経験的に0.1C前後の弱電流で充電するとそんなにシビアに管理しなくてもいい感じです。メモリー効果なんかも気にする人がいますが、この充電方法&継ぎ足し充電とか平気でやっても顕著なメモリー効果が出たことはありません。
1晩寝てる間にじっくり充電して次の昼にたっぷり運用できればいいのかな、という感じです。
今回はクロネコメール便を使ったQSLの発送です。メール便の詳細はリンク先を見て頂くとして、一般的にはこんなメリット・デメリットがあります。
[メリット]
・安い(80円から)
・受け取り印不要(ポストに投函)
・伝票番号で追跡が可能
・電話で集荷依頼が可能
[デメリット]
・配達日指定は不可
・到着まで数日かかる(4日前後かかることがある)
・厚さは2cmまで(それ以上は受け付けてもらえない)
「厚さ2cm?いったいQSL何枚送れるの?」と思うでしょうが意外や意外に送れます。厚さ2cmのQSLは約80枚です(実測)。これを角形2号や3号の封筒で送るとすれば4束まで送れますから、160円で軽く300枚は送ることができます。最低額の80円でも150枚以上いけます。これなら明らかに安いですね。さらに輪ゴムのかわりに紙テープ(船の出港時に投げるアレ)でまとめれば、さらに多くのQSLを送れそうです。いやはや、1枚当たりの送料が0.5円になりますね。
送るのに日にちがかかりますが、急ぐものでもないですし、それほど到着日がシビアでもないので余裕を見て送ればいいのではないでしょうか。ちなみに宅急便だと翌日配達ですが、どうやら島根のビューローは宅急便のような受け取り印の必要な荷物は数日分まとめて引き取っているようですので、急ぐ意味もないです(こういう点でもポスト投函になるメール便は有利かも)。
上手く使って送料を節約し、その分機材にお金をかけるのもいいでしょうね。
皆さんもQSO中でこんなことを言われた(言った)ことはありませんか?
「QSLは今月末ビューロー経由でお送りします」
確かによく聞きますよね。この言葉通りなら毎月月末~月初めには大量のQSLが島根のビューローに送られているんだろうな、という想像が付きます。QSLビューローの遅配がちょくちょく話題になっていますが、こんな風にピーク時に送っちゃうと遅配もありなん、と思ってしまいます。
ということで私は月の半ばに島根宛発送し、20日前後に到着するように送っています。これなら毎月のピーク前ですからスムースに処理してもらえるのではないかと思っています。
島根のビューローについて実際に目で見て確認された方は少ないようですし、私にもその運営体制がよく分かっていません。ピークをずらす効果についても結果論でしか推定できないのですが、やってみる価値はありそうです。皆さんも実験してみませんか?
2月分のQSLを島根のビューロー宛発送しました。
今月の乙訓郡移動等、全てのカードを発送し、現在発送残りはありません。
各局ありがとうございました。
世間では「飛ばない」と言われるハンディ機用のアンテナ。中には「5kmも飛ばないんじゃない?」とも言う方もいますが、実力のほどはどうなんでしょうか?実際に実験してみました。
実験に使ったアンテナは第一電波のRH-999。製品情報はこちらにあります。
全長50cmほどの50/144/430/1200MHz+広帯域受信のホイップです。重量55g。
50/144は1/4λ、430は1/2λノンラジアル、1200は5/8λ2段ノンラジアルのようです。
ハンディ機用のホイップとしては長めですが、ゲインを見る限り決して飛びそうにはありません。
ちなみに架設状況はこんな感じです。
こちらではJARLのQSLビューローへの発送状況についてご案内します。
ダイレクトやSASE発送分の処理については特に記しません。
[おおまかな発送パターン]
・原則月1回、月の中旬に島根のビューロー宛発送しています。
「○月○日の移動分まで発送しました」のような感じでご案内します。
・当局は島根への発送にクロネコメール便を使用しています。
通常は厚さを1cm以内になるよう束にまとめ、それを何束か封筒に入れて発送しています。
(これだと何と80円!! 安いですよね)
ちなみにこれで150枚ほどのカードが送れますからかなり経済的です。
・送りきれなかった分は翌月発送分に回しますが、溜まり具合によっては
メール便の限界(厚さ2cm×4束前後?)まで送ってみます。
それでも送りきれなかった場合は翌月発送にさせて頂きます。
天王山は十数年前によく機材を担ぎ上げた場所です。本当に久しぶりになります。
今回は第51回京都コンテストにあわせての移動です。メインは午前10時~12時の50MHz。
移動地は京都府南部の乙訓郡・八幡市・久世郡のどこかで迷ったのですが、
これはいずれも過去にこのバンドで運用したときに一度も呼ばれなかった場所なのです。
コンテストのマルチを稼ぐには避けて通れない場所に移動する、というのは一種の作戦です。
ちなみに持ってきた機材は以下の通りです。
Rig: FT-817ND バッテリーは単1型ニッケル水素9000mAHを11本で使用
ANT: 2エレHB9CV(50MHz) RH-999(144/430MHz) アンテン製4.5mHポール
8時半にJR山崎駅に到着、食料と飲物を調達して山頂へ。40分程度で着きました。
ところが久しぶりの移動運用であることに加え、寒さで指がうまく動かないので
設営に時間がかかり、QRVできるようになったのが9時40分過ぎでした。
試しで少し電波を出してすぐにコンテストのスタートということになりました。
頂上は風が吹いて寒く、手がかじかむわ寒さで上手く喋れないわで皆さんにはご迷惑を
おかけしました。申し訳ないです。
コンテストの方は当初快調に飛ばしましたが、11時を過ぎると急にペースダウン。
こっちがCQを出す方からコールする方になってみましたが、あんまりQRVしてないようです。
最後は数分残して終了と相成りました。52局(71点)×23マルチ=1,633点でした。
昨年も優勝された右京区の局長さんがQRVされてますし、その方の昨年のスコアにも
及んでいないので優勝はなさそうですね(汗) 2時間頑張ったのでログは提出する予定です。
昼飯の弁当(帆布のバッグに入れていたのに既に冷たくなってました)を食ってから今度は
144MHzにQRV。144/430はアンテナの実験でQRVです。
上に書いたようにアンテナはRH-999。第一電波のハンディ用アンテナです。
144MHzは1/4λ、430MHzは1/2λで全長は50cm。これを4.5mHのポールに取り付けてます。
「飛ばない」と陰口をたたかれるハンディ用のアンテナですが、これと5Wでどれだけ飛ぶのか
やってみてやろう、という実験なのです。
(結果の詳しい紹介はシャック便りにて予定)
その結果たるや意外や意外…144MHzでCQを出すと奈良の2m SSBコンテストがあるからなのか
次から次へとコールが。コールが途切れるまでやってみようとチャレンジしてみたら結局23局と
QSOできました。のんびりQSOできりゃいいかな、なんて思っていただけに驚きです。
ちなみに430MHzは2.15dBiの利得があるのですが2局できただけでした。
久しぶりの3エリアでの移動でしたが、お呼び頂いた方の中には「89年以来のQSOですね」と
おっしゃって頂いた方もありました。しばらくQRVしていなかったのにびっくりです。
それから1200MHz部門が京都コンテストの穴場とのお話も頂きましたので、来年参加を
するときはぜひ1200MHzのハンディ機を持ってゆこうかと思っています。
バッテリーはさすが9000mAH、コンテスト中の2時間ほとんどCQ出しっぱなし、
あとの2時間もどんどん呼ばれる状態なのに受信時約13V、送信時約12Vをキープし
まだまだ使えそうです。
今回は50MHzで53局、144MHzで25局、430MHzで2局でした。皆様ありがとうございました。