JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

第56回 京の冬の旅に行ってきました②

2022-01-31 | 御朱印めぐり
「第56回 京の冬の旅」の続きです。

玄武神社から歩いて堀川通に出て、南に進むと大きな門があります。こちらが興聖寺です。

興聖寺は臨済宗興聖寺派の本山です。1603年に美濃の戦国武将・古田織部によって創建され「織部寺」の通称を持ちます。織部は信長・秀吉に仕え、関ヶ原では東軍であったため一万石の大名の大名となりました。一方で千利休の弟子となり茶人としても活躍、茶器や茶室、庭づくりなどに大きな影響を及ぼしました。

しかしながら大坂夏の陣で豊臣方に内通したとの嫌疑をかけられ切腹を命じられて生涯を終えています。漫画「へうげもの」の主人公です。この興聖寺は長らく座禅会くらいしか寺を開かず京の冬の旅では40年ぶりの公開です。なので私も初めてになります。

こちらが本堂です。本尊は釈迦如来で、脇には左に達磨大師、右に弥勒菩薩が祀られています。内部は撮影不可ですが、立派な龍の天井画もあります。

一方で方丈は撮影可です。

襖絵ならぬ「ふすま写真」です。写真家の杏橋幹彦さんが撮影したフィジーの海だそうです。禅寺としては非常に斬新です。天井画もきれいなのでぜひ鑑賞して見てください。

こちらは降りつくばい。式根島の「まいまいず井戸」のように渦巻型に掘り込んでいます。ここまで掘ったら地下水が出そうなのですが(汗)

こちらは茶室用のつくばい。織部灯籠との調和が見事です。茶室は撮影不可ですが、織部の作風を良く反映しています。

興聖寺の御朱印です。書き置きのみですが、2体セットですとフィジーの海をデザインした用紙に入れてくれます。気合い入ってます!!

なかなか拝観できないお寺でしたが、見所が多かったです。


そのまま堀川通を南に行き、上立売通を左にゆくと報恩寺の入口です。

途中には本法寺があります。本法寺も寅年に因んだ寺宝の公開をやっています。

こんな感じで迷いそうですがそのまま真っ直ぐ行き、突き当たりを右に進みましょう。

報恩寺は浄土宗の寺院です。創建は定かではありませんが、後柏原天皇が1501年に慶誉に命じて再興され、このときに浄土宗の寺院となったようです。その後秀吉が何度か訪れており(後述)、その時の経緯から「鳴虎」の通称を持つようになります。1623年には京に滞在していた福岡藩主の黒田長政が病のためこの報恩寺の客殿で亡くなっています。

建物内部は撮影禁止となっています。本尊は浄土宗なので阿弥陀如来像です。

報恩寺は何とも言っても「鳴虎図」です。中国の宮廷画家であった四明陶佾が描いたもので、後柏原天皇から下賜されたものです。秀吉が気に入り聚楽第に持ち帰ったものの夜通し虎が鳴くので眠ることができず寺に返したとの逸話があり、「鳴虎」とされます。通常は寅の年の正月三が日のみ公開なのですが、今年は「京の冬の旅」でも公開されます。ただし1/16までは本物、以降は複製が展示されることになっており、これもあって1/16に出かけました。

虎の毛並みのリアル感は見事です。

報恩寺の御朱印です。こちらも書き置きです。


報恩寺をあとにして堀川今出川までの途中にシュークリームの「オアフ」があります。

なぜに「オアフ」なのか分かりませんが、シュークリームと言えばオアフと言われるほど京都で知られています。お土産に購入。

バスに乗って河原町丸太町の微風台南でお昼です。

本格的な台湾屋台料理を出すお店で、いつも人気ですので空席があってラッキーと入店しました。今日は「排骨弁当」です。大きな豚肉の下にご飯や青菜炒めなどがあります。日本人向けに八角などを弱めにしています美味しいです。


今回はここまで。大光院に続きます。
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第56回 京の冬の旅に行ってきました①

2022-01-30 | 御朱印めぐり
毎年恒例の「第56回 京の冬の旅」を見てきました。

今年は「建築の美&茶人ゆかりの禅寺」をテーマに1/8(土)~3/18(金)までの予定です。

依然として新型コロナウイルスの感染が続いていますから、対象寺院が昨年の15ヵ所から12ヵ所に減らされており、昨年に引き続き事前予約も行われています。

今年の目玉は「今まで他も含め特別公開があったのか」と言われるほどレアな大徳寺大光院、40年ぶりの興聖寺、寅年に因んだ報恩寺あたりになります。大光院は1/17からの公開ですのでそれ以降に行けばいいのですが、オミクロン株の急激な拡大で「京の冬の旅」が中断もしくは途中打ち切りになる可能性が出てきましたので、1/16に大光院以外で回りたいところを先に回ってみることにしました。

今回は昨年も特別公開だったものの今ひとつだった大徳寺聚光院、西陣の興聖寺と報恩寺を回ってみます。大徳寺と西陣は徒歩圏内なので便利です。あとは周辺の寺社も回ってみたいと思います。


それでは大徳寺から。京都駅からですと地下鉄で北大路まで出て、あとは市バスで大徳寺前下車です。

大徳寺前の交差点に到着。

今日は女子駅伝があるので早めに切り上げましょう。

こちらの総門から入ると便利です。境内にはトイレがなく、この総門付近か消防署の出張所付近の公衆トイレしか利用できません。ご注意を。

大徳寺は応仁の乱で荒廃しましたが、その後千利休らの尽力で復興、戦国武将や江戸期の大名達の菩提寺となった塔頭が建ち並んでいます。このため大徳寺の塔頭は広い境内にたくさんあり、ここで大まかな場所を確認しておくといいです。常時公開されている塔頭、年数回公開されている塔頭から拝観謝絶の塔頭まで様々です。

大徳寺の宗務所のお隣が聚光院です。ちなみに大徳寺自身も年数回特別公開があるのみですが、御朱印は宗務所でいただけます(現在は書き置きのみ)。

昨年も訪れた聚光院に到着。

1566年に三好長慶の子・義継が長慶の菩提を弔うため創建した塔頭です。三好長慶は三好家の地盤である阿波や讃岐などの国力をバックに畿内を押さえ、室町幕府の将軍・足利義晴らを京から追放し「天下人」となった最初の人物です。しかしながら部下であった松永久秀の台頭に抗えず病もあって43歳でこの世を去っています。その後一族である三好三人衆や久秀が実権を巡って争うことになり、割って入ってきた織田信長が畿内を平定してゆくことになります。また聚光院は千利休の菩提寺ともなっています。このため2年連続での公開となったのでしょう。

重要文化財の方丈と、狩野永徳らによって描かれた方丈の障壁画(こちらは国宝)や茶室(重文)の公開で、昨年と変わっていません。障壁画は複製です。今年も門から中は写真撮影禁止だそうです。うわーっ塩対応。

しかも御朱印は書き置きで驚きの1体1,000円。大徳寺の塔頭は御朱印を頂けても書き置きというケースが多いのですが、これ1枚だけでこのお値段。拝観受付で案内に当たっている学生さんに受け渡しを頼んでいることもあり、言って悪いかも知れませんが「本当は公開したくないんだけどなぁ」という感じがしました。

ガイドや受付の学生さんに可愛い女の子が多かったのがせめてもの救いでした。


では早めに大徳寺を後にして興聖寺に向かいます。

道すがらに玄武神社があります。お参りしてゆきましょう。文徳天皇の皇子である惟喬親王(844-897)を祭神としています。惟喬親王は文徳天皇の長男として生まれたものの、藤原良房の孫に当たる四男の惟仁親王(のちの清和天皇)が皇太子となり皇位に就けませんでした。その後水無瀬や雲ヶ畑などで隠棲して生涯を終えています。

玄武神社は京の北を守るため惟喬親王をお祀りしており、春には「やすらい祭」が行われます。背景がマンションというのがいかにも今ですよね。

玄武神社の御朱印です。今月はこちらになるそうです。


興聖寺からは次回に続きます。御朱印情報はいつも通り最後にまとめてご紹介します。
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神戸市長田区(AJA 270104)移動運用報告

2022-01-29 | 移動運用結果報告
1/29(土)に神戸市長田区(AJA 270104)ひよどり山森林公園に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

今月始まったばかりの甲子園アワードの対象地巡りを続けています。神戸市は全区が対象地になっており、移動の比較的難しい中央・兵庫・長田の3区を回っており、今回は長田区にします。


2月は関東UHFコンテストに出ようと準備していたのですが、オミクロンの感染拡大が止まらずまん延防止どころか緊急事態宣言すら出かねない状況になっており大人しく諦めることにしました。

鎌倉の六国見山から出て、終わったら大船の観音食堂で魚でも食べるか・・・と思ったら先日観音食堂がお隣の亀屋万年堂の火事に巻き込まれ焼け落ちてしまいました(涙)

ということで当面3エリアで「ご近所移動」となります。バンドは7MHzのみです。


いつもの朝一番の新快速で三ノ宮へ。阪神の三宮駅で姫路方面行きの電車に乗り換えです。神戸市バスの4番は神戸駅・兵庫駅・高速長田(または地下鉄長田)駅から乗り換えることができますが、便利な高速長田で乗り換えています。神戸高速なら150円で長田まで行けますから経済的です。8時10分発の姫路行き普通なので山電の電車です。

ご覧の通りLED照明に関西で主流の大きなガラスを入れた扉、窓ガラスも今のデザインになっていますが昭和48年製。来年で50年を迎える大ベテランです。お金がないのか今流行のドア上の液晶パネルは設置されていませんが、これだけ手を入れているってことは半世紀を過ぎてもまだ現役で使うってことなのでしょうね。

高速長田で下車し4番に乗り換えです。急勾配とブラインドカーブが続く過酷な山道を進みます。市バス同士の行き違いも巧みです。ひばりが丘で下車し山に入ります。

いつもの場所に到着しアンテナを張ります。

ここからの7MHzは昨年11月に試しでやってみていますが、その際は沖縄狙いのため南方向にダイポールのビームを合わせました。今回は東西方向に変えて張っています。

9時20分にスタートです。7100から上が混んでおり、低い方でのスタートです。ビームが合っているのか1エリアのSが強力です。59+で聞こえます。合わせて近距離の3エリアも強力。一気にパイルになりました。

皆さんのSが強力でコールバックもやや分かりづらくはなっているもののエリア指定する程でもないのでこのまま進めます。有り難い話なのでどんどん進めます。長田区はハイバンドでは極めて珍しいのですが、7MHzでここまで呼ばれるとは驚きです。

1時間過ぎても呼ばれっぱなし。軽く60局をオーバーしています。10時30分を過ぎると4~6エリアも強力に入ってきて楽しくなります。


11時を回ってハードなパイルは解消されましたが、今度はファーストの局が多くなってきました。なかなか楽しいのですが困ったことが。今日は長田の駅前まで戻ってお昼にしようと考えていたため何も食糧を持ってきていません。熱いお茶を水筒に入れてきていますがお腹が空いてきました。

既に100局をオーバーしており、呼ばれなくなったら引き上げるつもりですがまだまだコールが続きます。とにかく呼んでくれる局とQSOしてゆきます。

ようやく12時過ぎでコールが止まりました。もうここが限界。終了を宣言し片付けます。


4番のバスで高速長田に戻りようやくお昼です。既に13時30分近いです。

紹興飯店のエビチリ定食です。これで880円。トロミをつけた中華スープが冷えた体には嬉しいです。神戸の町中華は実力が高いので大満足です。


本日は147局でした。我ながらよく頑張ったと思っていますが、これでも長田ができなかった局がいましたので、来月もう一度行きます。来週は京都コンテストですから大山崎からV/Uで出ます。よろしくお願いします。
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1/29 神戸市長田区移動

2022-01-28 | 移動運用予定
以下の日程で神戸市長田区(AJA 270104)に移動します。


日時:1/29(土) 9時30分頃~12時頃まで

場所:長田区内からQRVの予定です。

バンド:7MHz帯(SSB)

よろしくお願いします。
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1月分QSL発送しました(2回目)

2022-01-27 | QSL発送情報
1月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。
今月2回目となります。

・11/13の神戸市長田区移動の全て
・11/21の徳島県鳴門市移動の全て
・11/27~28の香川県移動の全て
・12/11の福岡県宗像市移動の全て
を発送しました。

しかしながら、
・12/12の福岡県福津市移動の全て
・12/25の岡山県備前市移動の全て
・1/2の兵庫県宝塚市移動の全て
・1/3の大阪府阪南市移動の全て
・1/10の神戸市中央区移動の全て
・1/15の神戸市兵庫区移動の全て
・1/22の福岡市西区移動の全て
は送りきれず未発送となっています。

順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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西国三十三ヵ所追試めぐり⑤

2022-01-26 | 御朱印めぐり
西国追試の最後はもちろん谷汲山華厳寺です。

華厳寺は現在・過去・未来の3種の御朱印があり、御詠歌も同じように3種あります。前回はそれに気付かず御朱印だけになりました。

今回も大垣駅から樽見鉄道で谷汲口を目指します。

谷汲口駅に到着。揖斐川町のコミュニティバスに乗り換えです。前回はワゴン車でしたが乗り切れずに積み残しが出ていましたが、マイクロバスに変えたみたいです。それでも席が埋まって出発です。

参道に着きました。道すがらにはお店が並んでいますが閉めているお店も多いです。そんな中に「三枡屋ういろ」がありますが、既に完売でした。ここは朝のうちに店を開いていつも9時頃には完売のようです。このため関西から公共交通機関を使った場合は買うことができません。残念。

小雪が舞うような寒さです。足下に気をつけ本堂に向かいます。

本堂にお参りに行きましょう。

こちらは満願堂です。

また雪が舞ってきました。寒いです。

お参りをして3種の御朱印と御詠歌を頂きました。

こちらが現在(本堂)の御朱印と御詠歌です。


こちらが過去(満願堂)の御朱印と御詠歌です。


こちらが未来(笈摺堂)の御朱印と御詠歌です。これで33ヵ所全ての御朱印と御詠歌を頂くことができました。


お参りを終えて大垣に戻りました。

お昼はこちらの朝日屋で。麺類や丼を出す食堂で名物は「酢なし中華(冷やしラーメン)」とエスプーマ状態の卵が乗った「カツ丼」です。

寒いので中華そばにしました。今はかえって珍しいあっさりしたラーメンでした。


これにて西国の御朱印と御詠歌のご紹介は一区切りです。後日難しかった札所などをまとめてご紹介します。
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西国三十三ヵ所追試めぐり④

2022-01-25 | 御朱印めぐり
西国の追試シリーズ、残るは24番の中山寺です。

阪急宝塚線の中山観音駅で下車すればすぐです。

中山寺はいいお天気です。

以前にご紹介済みですので詳細は省略しますが、お参りしやすいお寺になっています。

菊も飾られて賑やかです。

本堂まではエスカレーターにエレベーターもあります。

中山寺の御朱印と御詠歌です。これで追試が終わりました。


これだけでは惜しいので清荒神にも足を伸ばしてみましょう。

清荒神も清荒神駅下車になります。ホームには昔ながらの看板柱があります。

ところで阪急宝塚線は元は「箕面有馬電気軌道」という社名で有馬を目指していたとされていますが、実際は計画段階から宝塚止まりで有馬は単に大風呂敷を広げただけではなかったのかという説もあります。

石橋-宝塚間では江戸時代から栄えていた池田は絶対通るべきルートですが、池田から西側では中山寺・清荒神と古くから参詣客を集めていたお寺を結んでおり、参詣鉄道という位置付けで捉えることができます。ところがこのルートは起伏が大きく、今のJR宝塚線のように国道176号より南側(あるいは176号の路面上)は起伏が少ないので線路を敷設しやすいですし、平地も多いので住宅開発には向いてますよね。なのに敢えてこのルートを取っているのは当初から中山寺や清荒神の参詣客を狙っていたと考えられます。参詣鉄道だと考えると温泉開発を目論んだ宝塚を終点にしておけば事足りる訳で、有馬まで伸ばす気は元よりなかったと考えられます。しかも宝塚から先の有馬への具体的なルートをはっきり示した資料も残っていません。

清荒神からは商店街を歩いてゆきます。一本道なので迷うことはないです。

ずーっと参拝客目当ての店が続きます。

中国道の下をくぐって勾配が急になってくるとお店の並び方が変わってきます。ただお正月とかしか営業しない店もあるようで、営業している店の方が少ないです。

ようやく山門です。

清荒神は「清荒神清澄寺」が正式名の真言三宝宗のお寺です。宇多天皇の勅願により896年に創建されたお寺です。現在地で伽藍が整備されたのは19世紀半ばで、本尊は大日如来です。合わせて三宝荒神社があり、お寺の中に神社が存在する形です。一般的には荒神さんが有名なのでお寺なのか神社なのかよく分からない形になっています。

こちらが荒神さんを祀る拝殿です。

こちらが大日如来を祀る本堂です。

清荒神の御朱印は荒神さんとご本尊の両方頂けます。


清荒神の駅まで戻ると「コウペンちゃん号」でした。


これで追試は完了。あとはもう一度谷汲山華厳寺にお参りに行きましょう。
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1/22 福岡市西区[能古島]移動

2022-01-20 | 移動運用予定
以下の日程で福岡県から移動運用を行いますのでご案内します。
以下にて最終のご案内とさせていただきます。1/23(日)はQRVしません。

(1)福岡市西区[能古島]移動(AJA:400105 JIA:40-104)
 日時:1/22(土)11:00頃~12:45頃
 場所:能古島からQRVの予定です。
 バンド:7/21MHz帯(SSB)
   
 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

・荒天の場合は中止もしくは一部時間帯の運用を取りやめます。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
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大手航空2社が2022年夏ダイヤの概要を公開

2022-01-19 | シャック便り
大手航空2社が2022年夏ダイヤの概要を公開しましたのでいつも通りかいつまんでご紹介します。

[JAL]
新規就航路線はありませんが、北海道と沖縄のコミューター路線で大きな改変があります。北海道では好評の丘珠-奥尻線が今年も土日祝を中心に運航され、丘珠-利尻線も土日祝中心で2往復に増便されます。また函館空港での夜間駐機開始によりダイヤが大きく変わる予定です。

また沖縄では那覇-与論、那覇-与那国で「片道のみ増便」という珍しい増便が行われます。与那国を例に取ると那覇-与那国の単純往復が1往復で、那覇→与那国→石垣となる便が1便になります。加えて奄美では日本エアコミューターのATR42が4月に1機追加される予定で、これに対応したダイヤの改正が行われます。

一方で成田-伊丹、丘珠-三沢、奄美-喜界、さらに上記の片道のみ増便の影響で石垣→与那国などが減便されます。北海道・奄美・沖縄では土日祝の需要と平日の需要に応じてダイヤを切り替えるようです。


[全日空]
新規就航路線はなく、伊丹-松山、中部-仙台などが増便されます。中でも仙台-札幌は1往復から3往復に増便されます。

一方で関西発着の那覇や新千歳便が減便、さらにJTAに押されている那覇-石垣も1往復削減されます。この数年行われてきたアイベックスとの需給調整が今年は行われず、ピーチとの需給調整のみになっていることが特徴です。
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西国三十三ヵ所追試めぐり③

2022-01-18 | 御朱印めぐり
西国三十三ヵ所の追試めぐり、六波羅蜜寺から革堂に向かいましょう。

清水道に戻り、熊野神社前で丸太町通に入るバスがあったはず・・・と思ったら202番がそれでした。清水道でバスを待っていると100番のバスを待っているお客さんが複数いましたので運休していることを伝えました。現在市バスの観光系統(100番台)は運休していますので利用できません。

202番に乗って裁判所前で下車し寺町通りを少し歩くと革堂があります。

革堂は正式には「行願寺」なのですが、誰もその名前で呼ばず「革堂」で通じます。1004年に行円により創建された天台宗のお寺です。現在は西国霊場で唯一の尼寺です。

行円は元は猟師をしており、鹿を射たところお腹から子鹿が生まれてきたことから殺生を悟り仏門に入ったとされます。射た鹿の革を身につけていたことから彼の創建したお堂も「革堂」と呼ばれるようになりました。西陣郵便局の南に「革堂町」という町名が残っている通りこの付近にあったようですが、秀吉の命により荒神口付近に移転、さらに大火により今の場所に移転しています。

本堂は1815年の築です。本尊は千手観音です。

近年革堂は「猫の寺」として知られています。地域猫(誰かが飼っているのではない地域で見守る猫)の住処となっており、寺で売っている猫グッズの収益や募金をえさ代に充てているようです。

京都の中心部にある小さなお寺ですが、境内は静かですので猫にとっても居心地がいいようで巡拝客にも人気です。

革堂の御朱印と御詠歌です。徒歩で厳しい山登りとなる札所が多いのですがここは楽にお参りできます。


革堂から歩いて六角堂を目指します。

六角堂も「頂法寺」が正式な名前ですが「六角堂」と言わないと分からない程になっています。本堂が六角形をしていることが由来とされ、六角通もこの六角堂に面していることから名付けられています。ちなみに佐々木源氏の流れをくみ近江南部に勢力を張った六角氏は六角通に屋敷があったことに因むそうです。

六角堂は平安京の遷都前、聖徳太子が創建したとされる天台宗の古いお寺です。本尊は如意輪観音で、太子の念持仏であったとされますが、戦後に行われた発掘作業により飛鳥時代の遺構は出てこず、文献に初めて出てくるのが藤原道長の日記であることから、実際には10世紀頃に創建されたと考えられています。

京の中心にあることから何度も火災に遭っており、幕末の1864年に蛤御門の変により起きた「どんどん焼け」にも巻き込まれて焼失しています。このため本堂は1877年に再建されたものです。

華道の池坊の当主が六角堂の住職を兼ねる慣わしとなっています。これは池坊の僧侶が本尊にお供えした花の生け方が評判となったことが起源とされます。

六角堂の御朱印と御詠歌です。


ここまで一日で回り切りました。京都市内では清水寺や醍醐寺も札所ですからこれらも回ることは可能かも知れませんね。残るは中山寺ですので次回ご紹介します。
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