JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

中容量バッテリを製作する

2014-05-14 | JF4CAD技研

私は移動用の電源としてタブ付きニッケル水素を使ってバッテリを自作しています。

現在のところ、
(1)13.2V 11000mAH リニア動作用またはFT-817での長時間コンテスト用
(2)13.2V 2300mAH FT-817の電源供給専用
を持っており、FT-817に内蔵したバッテリと組み合わせながら
運用時間に合わせて最適な組み合わせで使用しています。

 
(1)と(2)を両方使えばSSBの30Wで約5時間使えますが、東京コンテストのように6時間のコンテストですと容量不足になり20Wに落として何とか、の状態です。また短時間でもリニアを動かすには(2)では動かないため(1)のバッテリが必要で、短時間の移動であっても意外と重くなります。

そこで(1)と(2)の中間容量でリニアを30Wにして1時間前後使用できたり、817の電源供給用として東京コンテストを十分に完走できるバッテリを作ることにしました。

 
(1)と(2)の中間容量のバッテリは単三より少し大きな4500mAHと単二の6000mAHがあります。単二ですとどうしてもサイズが大きくなるためスリム化の目的で4500mAHにしました。

4500_

秋月で販売しているGP社の450LAH(タブ付き)を11本買いました。通販ではまだ在庫が残っていたためラッキーでした。まずは2本ずつハンダ付けしておきます。

4500__2

2本のユニットをお互いにつなげ、残る1本はこのようにしておきます。1本分のスペース部分はヒューズケースの予定地です。

4500__3

これで完成です。意外とコンパクトにまとまりました。

 
4500mAHでHL-45Bの30Wがどれだけ動くか、です。実際にテストしてみることにしました。

今までの2300mAHのバッテリと同じくFT-817の電源供給専用にしてみます。これは先の大島移動で試してみました。楽に4時間持ってくれましてスペック通りの威力です。FT-817の内蔵バッテリとこのバッテリの併用で当初の目標だった東京コンテストの6時間QRVを達成できました。

4500__4
リニアの短時間稼働テストは5/1に泉大津市移動で行いました。手前のケース入りのバッテリは従来の2300mAHで、FT-817の電源供給用です。出力を30Wにしてリニアが電圧警告で停止するまで1時間25分QRVできました。

1時間25分は決して長いものではありませんが、今までのバッテリと比べたらとにかく軽くて楽です。2300mAH+4500mAHの2つのバッテリを持っていっても従来の11000mAHよりはまだ軽いです。あ、2300mAHでリニアが動くかやってみましたが、残り容量十分な状態でも電圧警告が出て動きませんでした。

 
フルパワーの45Wでは容量をすぐ使い果たすため実用的ではありませんが、30Wでならある程度のオペレート時間を確保できることが分かります。今後も使ってみたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする