JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

伊是名島移動運用メモ

2016-06-21 | シャック便り
伊是名島移動運用メモ

[島尻郡伊是名村]
伊是名村は本島北部の沖にあり人口は約1,500人。有人島の伊是名島に加え無人島の具志川島などから構成されています。琉球王朝第二尚氏の始祖である尚円の出生地とされています。

1939年までは伊平屋村の一部とされていましたが、伊是名側から分村運動が起きて現在の形となりました。

伊是名村は国頭郡ではなく本島南部と同じ島尻郡になります。これは尚円の出生地として琉球王朝の直轄地であったことに由来しています。モズクの産地として有名なほか、サトウキビや米などの栽培が盛んです。

伊平屋と伊是名はお互いの仲が悪いことが沖縄では広く知られています。これには諸説あり伊平屋にルーツを持つ第一尚氏の系統を伊是名の第二尚氏が滅ぼしたから、という説や隣接した島同士での漁業権を巡る争いが理由、という説が有力なようです。


那覇からの交通の便が悪く観光客が少なかったのですが、近年修学旅行の民泊を始めているようです。まだまだ訪れる観光客は少ないものの美しい海やのんびりした島の雰囲気からゆっくり回るには良いところです。

主島の伊是名島は比較的平坦です。島の東側に仲田港があり、その周辺に仲田・諸見などの集落があります。このほか島内には伊是名・勢理客・内花などの集落が点在しています。

伊是名村にはアマチュア局はいないようです。


[島内での運用]
公園や宿などが運用に向いています。

毎度の注意ですが沖縄は日差しが強く、熱中症や重度の日焼けになる危険がありますから、必ず公園にある東屋や車の中などで運用するようにしてください。

那覇から遠いこともあり移動運用は少ないです。


[島へのアクセス]
本島北部の今帰仁村運天港から伊是名島の仲田港まで1日2往復のフェリーがあります。速力は19ノットで伊平屋のフェリー(18ノット)より速いことを自慢にしています。所要時間は55分。乗船券は往復で購入すると少しだけ安いようです。島外の人が入島する場合には乗船券購入時に環境協力税100円が別途徴収されます。

運天港へは名護から車で約20分かかります。那覇空港からはやんばる急行バスの便があり、フェリーに接続して運行していますので便利です。

島内には伊是名飛行場がありますが、現在定期・不定期とも航空路線はありません。アイラス航空のヘリチャーターは可能です。万一の際の脱出手段として覚えておくといいと思います。

このほか内花港からお隣の伊平屋村野甫島への渡船があります。こちらは前田渡船に電話予約が必要です。内花港までの移動手段と野甫島-伊平屋島間の移動手段を確保の上利用してください。


[島内でのアクセス]
バスはなくタクシーやレンタカー、レンタサイクルがあります。タクシーやレンタカーは台数が少なく予約がベターです。


[宿泊施設]
仲田地区を中心に宿があります。村のホームページにも紹介されています。


[島内の店]
各地区に商店があります。一番大きな商店は仲田地区のJAだそうです。また仲田地区には昼食を出す食堂やケーキ店などもあります。夜間に営業する飲食店は少ないのでご注意ください。


[注意点]
伊是名島にはハブはいないそうです。

[おみやげ]
島の泡盛「常盤」、黒糖、モズク製品など。

港のターミナルに「島ぬ売店」という特産品の売店がありますし、村役場近くにある
JAの直売所や集落の店でも扱っていることがあります。
コメント
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