リリー・フランキー著『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を読了。何年か前に本屋大賞を受賞した作品で、ずっと読みたいと思っていました。この本で話題になるまで、リリー・フランキーという人のことを全く知りませんでした。いろんな人がこの本を絶賛して、リリー・フランキー氏自体もメディアでよく目にするようになり、なんかカッコつけた感じの人だなあと思っていました。
やっと文庫になって手に入れ読んだ感想は、泥臭い人だなあということでした。自伝的小説ということで、作者自身の体験を事実に基づいて書いているようです。私の兄の世代の人のようで、時代の雰囲気とか、私自身の思い出と少し重なる部分もあって、面白かったです。でも、東京に出てからの引越しと貧乏暮らしの記述は何か別の時代のことのようでした。母親とのつながりについて詳しく書かれているのですが、こんなに母親に愛されて、この作者は幸せな人だなあと思いました。こんな母親ばかりじゃないと思いますけれど。息子と母親の関係は、やはり娘と母親の関係とは違うんじゃないかなとクールに考えながら読みました。
「泣いてしまうから、電車の中では読むな」というようなキャッチフレーズがついていましたが、私は泣けませんでした。どうしてかなあ。
語り口が軽妙で、わかりやすい表現で、読み物としては楽しめました。
体調は変わらず。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
オランダは今週は氷点下です。現在-7℃。
やっと文庫になって手に入れ読んだ感想は、泥臭い人だなあということでした。自伝的小説ということで、作者自身の体験を事実に基づいて書いているようです。私の兄の世代の人のようで、時代の雰囲気とか、私自身の思い出と少し重なる部分もあって、面白かったです。でも、東京に出てからの引越しと貧乏暮らしの記述は何か別の時代のことのようでした。母親とのつながりについて詳しく書かれているのですが、こんなに母親に愛されて、この作者は幸せな人だなあと思いました。こんな母親ばかりじゃないと思いますけれど。息子と母親の関係は、やはり娘と母親の関係とは違うんじゃないかなとクールに考えながら読みました。
「泣いてしまうから、電車の中では読むな」というようなキャッチフレーズがついていましたが、私は泣けませんでした。どうしてかなあ。
語り口が軽妙で、わかりやすい表現で、読み物としては楽しめました。
体調は変わらず。
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