Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Restaurant:De Nederlanden(Vreeland@オランダ)

2011-11-23 08:23:36 | Restaurant/Cafe
De Nederlanden」というレストランへ行ってきました。場所はアムステルダムとユトレヒトを結ぶ高速道路A2から少し脇にそれた村(Vreeland aan de Vecht)にあり、車がないと行けませんが、車でさっと行って、レストランの駐車場にとめて、食事をするというにはもってこいです。ホテルも兼ねているので、遠くから来る人には、一泊してディナーをするとよいでしょう。
どうしてこのレストランを選んだかというと、ミシュランスター(一つ星)を持っているからです。オランダは外食がいまいちおいしくない、コストパフォーマンスが悪いと文句をずっと言っていましたが、前回「Tante Koosje」という一つ星レストランへ行って、味の良さと、プレゼンテーションの良さに満足し、このレベルならコスト的にも納得がいくと思いました。そして、調べると、オランダにはそこそこの数のミシュランスター付きレストランがあることを知り、今後、少しずつ行ってみようと思いました。
レストラン内はゆったりとして雰囲気で、窓ぎわの丸テーブルに案内されました。このテーブルでは、夫とは隣同士に座る形で、店内が見渡せました。給仕の人はとても感じがよく、キッチンはオープンで、見通すことができました。
オランダメニューという4コースディナーを注文し、前菜とメインにあったワインをおまかせで注文しました。
パンとバター、オリーブオイル、塩のセットと、お通しのように自家製ポテトチップ、ピクルス、パリパリのスティックがテーブルに設置され、その後、アミューズが2回でました。一つ目は、ブラディマリーと名づけていましたが、トマトジュースの上にセロリのホイップがのったもので、とてもおいしかったです。二つ目は、ブラッドソーセージがはさまれたミニマカロンのようなものでした。
最初の前菜は、すずきの刺身にムール貝、カレーマヨネーズに小さな野菜たちで、見た目にもすごく美しく、味もとてもよかったです。もっちりとした刺身の食感に、ぱりぱりとした野菜の食感が口の中で混ざり、独特の食体験でした。
二つ目の前菜は、違う種類のスズキの切り身のソテーで、濃厚な鰻の燻製ソースがついていました。とてもおいしかったです。
メインは、オランダの沿岸にある島産の鴨とチェリーソース(写真)で、鴨はとても柔らかく、少しレバーの味がして、おいしかったです。
量はそれぞれ少なめですが、ここら辺で、私はもうお腹いっぱいでした。
さて、もうあまり注意を払っていなかったのですが、デザートは、リンゴのムース、何かのアイスクリームなどで、見た目もきれいで、おいしいですが、甘いものはそれほど得意でない私は食べるので精一杯。と思ったら、給仕の人がきて、「スフレです」と、もう一皿。若いコックさんが来て、熱いスフレの中に一さじアイスクリームを入れてくれます。このスフレ、最高のお味でした。口の中でとろける感じが、ほんと何とも言えないおいしさでした。
このあと、夫はエスプレッソ、私は紅茶を注文して、もう少し余韻を楽しみました。この際にも、プチデザートがついてきました。
水曜の夜だったので、ビジネスディーナーのような人たちも多かったです。席は7割くらい埋まっている状態でした。
お腹がとてもすいていたのも手伝っているかもしれませんが、Tante Koosjeよりも、こちらのほうがおいしかったように思います。また、シーズンが変わったら、行ってみたいです。
ちなみに、このオランダメニュー、実は案内が郵便で来ていて、お得プライスで50ユーロ弱でした。日本円で5千円くらい。そう考えると、かなりリーゾナブルです。
体調は良好です。