Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

クラシックコンサート: Alisa Weilerstein(チェリスト)

2012-02-03 12:12:19 | Concert
雪が少し積もり、屋外は氷点下の金曜日、アムステルダムのコンセルトヘバウで、チェロ奏者のAlisa Weilerstein(アリサ・ワイラースタイン)のコンサートがありました。。米国出身の新鋭チェリストです。ピアノはInon Barnatanでした。
風邪で咳がよく出て、少し熱もあったので、直前まで行くか行くまいかすごく迷いました。夫はとても楽しみにしていて行きたそうで、私自身も小ホールでチェロの音が堪能できるコンサートなので、行きたいという気持ちは強かったです。でも、客観的に考えれば行かないほうがよい体調でした。
夫が「家にいなきゃいけないよ」と言ってくれれば大人しく家にいたのでしょうが、「コンセルトヘバウのすぐそばの駐車場に車止めるから少し歩けばいいだけだよ」と、行くのを促す調子だったので、自分自身の好奇心に負けてしまって、出かけました。
小ホールは名前のように小さいので、だいたいどこからでも演奏者がとてもよく見えます。私たちの席は真ん中あたりの席で、やはりこの寒さや雪のための交通の問題でちらほらと空いている席があり、その関係もあり、座高の低い私からも演奏者はよく見えました。
しかし、最初の10分は来たことを後悔しました。咳をこらえるのに必死で、もうたいへんっていう状態。チェロを弾いている方を見ると、首が引き気味になって喉を刺激してしまうので、首を伸ばし気味に上のほうに視線を上げ、天井近くや有名な作曲家の名が刻まれた壁ばかり見ていました。そうすると、純粋にチェロのとてもエモーショナルな響きがよく聞こえました。
演目は、ベートーベンのピアノとチェロのためのソナタ、バーバーのピアノとチェロのためのソナタ、ストラヴィンスキーのピアノとチェロのためのイタリア組曲、ショパンのピアノとチェロのためのソナタと、チェロとピアノが堪能できるものでした。
なんとか最後まで聞くことはできましたが、咳のことがあって、まったく集中できず、あまり楽しめませんでした。やっぱり家に居たほうがよかったのかも。
小ホールのコンサートは、楽器の音が直に楽しめておすすめです。体調の良いときにまた行けるといいなあ。
そして、この後、体調は少しずつ悪化していきました。